2020年02月17日

独り言


大型攻撃型空母とソーナー

う〜ん、大型の攻撃型空母に、一体何のためにソーナーを装備するのか、装備して何ができるのか、という肝心なことが抜けているような ・・・・

そして、これは DASH にも通じることですが、当時予定された AN/SQS-23 の実際の性能・能力を見てみれば、なぜ装備されなかったのかが判ると思います。

( ただ、実際のデータなどはいまだに海自からも含めてなかなか出てこないところがありますが )

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もちろん、AN/SQS-23 の基本はアクティブ・ソーナーですから、パッシブ・モードでの運用時でも無い限り、“停止、あるいは低速での航行が必要” などということはありません (^_^)

posted by 桜と錨 at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

『世界の艦船』 3月号増刊


もう書店の店頭には並んでいるかもしれません。

『世界の艦船』 の3月号増刊 (通巻920号) は 『傑作軍艦アーカイブ H 平賀デザインの巡洋艦』 です。

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今回は2つ担当させていただきました。

   『 「平賀デザインの巡洋艦」 のプロフィール @ 計画経緯 』
   『     同               B 兵装 』

両方とも私にとっては大変に難しいテーマでした。

と言いますのも、本号で採り上げた 「夕張」 「古鷹型」 「青葉型」 及び 「妙高型」 については、福井静夫氏や堀元美氏などの旧海軍技術士官畑の人達の手になるものが世に出されており、またこれらに基づく戦後の研究者によるものも様々な形で書かれておりますので、一般の方々の中にはこれらによってある程度の先入観を持たれている方も多いと考えられるからです。

しかしながら、私として最も言いたいのは、

“ちょっと待ってね、それらは何れも 「造船学的」 「技術者的」 視点からのものがほとんどで、肝心な 「使う側」、則ち 「用兵者」 からする視点のものが抜けているのでは ?”

ということです。

確かに、平賀デザインの巡洋艦は当時の造船工学としては斬新なアイデアを盛り込んだ素晴らしいものであり、その点については海外からも高く評価されました。

では、だからといって 「= 名艦」 なのでしょうか?

違います。 軍艦として優れているのは、人が乗り、人が扱って十二分にその能力が発揮できたもの、ということです。

つまり、いくら就役時のカタログ・スペックが優れ、いくら外観の見かけが良かったとしても、実際の運用において “人が使って” 使い物にならなければ意味がありませんし、そして就役後10年、20年と十分に使い続けられることも必要です。

それに加えて「軍艦」 が 「軍艦」 たる所以は、平戦時を問わず、本来の主目的以外の様々は任務でも役に立たなければなりません。

これがあって初めて 「名艦」 と言えるのです。

これを総合すれば、平賀譲氏は極めて優れた 「造船学者」 あるいは 「艦船設計者」 たる “学者” “技術者” であったと言えるでしょうが、決して優れた本来のあるべき姿の “造船官”であったとは評価できないのです。

そして、この平賀譲氏が旧海軍の軍艦デザインもたらした影響はその後も長く続き、「大和」 型における船体設計の “重大な欠陥” にまで繋がっているのです。

是非とも詳細について、当該号の拙稿をご覧いただければと思います。

posted by 桜と錨 at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2020年02月16日

『艦船対空砲装の研究』 公開


本家サイトの今週の更新は、ご来訪65万名達成感謝企画として、『史料展示室』 にて昭和18年に横須賀海軍砲術学校がその研究成果を纏めた 『艦船対空兵装の研究』 及び 『 同 (続) 』 を公開しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/tenji_main.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/49_Ships_AAW_Weps.html

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これをお読みいただけば、戦後になってこれまで主として元海軍技術士官達がものしたものや、それに基づくと思われる研究家などで言われてきたこととはかなり違っているとお気づきになられるでしょう。

要は、それまで連綿として育ててきた海軍戦力を無視して、東洋の小国に過ぎない日本として技術力も工業力も、そして国民性のレベルからも、最も不得意とする航空戦力をもって、単なる据えもの切りでしかなかった真珠湾攻撃、そして引き続きミッドウェー海戦に到るまでの実に中途半端な戦いで対米戦を始めてしまった、ということであり、まともな対空兵装どころか、真空管1本、パッキン1枚さえまともなものが作れなかった技術レベルでもって現場は戦いを続けなければならなかった、ということです。

その上で、自己の命をかけて戦う現場の用兵者はその “使えるもので全力を尽くす” という本分を実に誠実に守ったと言えるのではないでしょうか。

更に言うならば、いずれは海上主兵は航空機が戦艦に取って代わったであろうことは明らかですが、昭和16年12月はまだその時期ではありませんでしたし、それ以上に対米戦など絶対にやってはいけなかったのです。

貴重なデータと共に、じっくりとこの史料の言わんとすることをお楽しみいただければと思います。

なお、本史料の取り纏めは 「北村委員」 となっておりますが、今に残る旧海軍の他の史料などから、おそらく北村肇海軍少佐 (兵学校55期) ではと推測されるものの、確たるところは不明です。

posted by 桜と錨 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2020年02月15日

ヴァレンタイン・チョコ


今年も家内からなどから幾つかチョコをいただきました (義理も含め (^_^) )。 嬉しいことです。

その中で家内と共に一番受けたのがこれ。

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先日戸高一成氏の菊池寛賞受賞記念祝賀会におよばれした時に、会がお開きになって会場の出口で主催のスタッフの方から参加者に配られたものです。

その時は袋の中をチラリと見て 「あ〜、元テープからのサマリーを作ったのか 〜」 「でも、今では流石に我が家には再生する機械もないよな 〜」 と思ったのですが ・・・・

ところが、我が家に帰って袋の中を見た家内から 「お父〜さん、これチョコだよ」 と。

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う〜ん、戸高さん、なかなかやりますね (^_^)

posted by 桜と錨 at 11:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 気ままに

2020年02月13日

CMに釣られて


時期 (数量) 限定という謳い文句に釣られて家内と行ってみました。

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ここのメニューはどれも量が多いことで有名ですので、流石に小さいのを家内とシェアで (^_^)

甘いですが、なかなかでした。

そして珈琲大好き人間の私としては、お気に入りの 「ミカフェート」 直営店さんが閉店してしまいましたので、今は呉ではここ (もう一つの姉妹店の方ではなく) の 「たっぷりアメリカン」 なら (^_^;

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posted by 桜と錨 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2020年02月09日

本家サイト、ご来訪65万名!


一昨日、本家サイトのご来訪65万名を達成いたしました。 こんなマイナーなテーマを扱うサイトですが、皆様にご愛顧をいただいておりますことを感謝いたします。

感謝企画ですが、まだ公開されたことのない旧海軍史料をと考えておりましたが、2分冊で約100頁で、まだゴミ取りと整形が終わっておりません。

完了次第、本家サイトの来週の更新時にでも公開する予定ですので、暫くお待ち下さい。

お読みいただければ、おそらく少しは旧海軍史の見方が変わられる内容ではないかと思っております。

posted by 桜と錨 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2020年02月04日

戸高一成氏菊池寛賞受賞祝賀会


長くお付き合いのある大和ミュージアム館長の戸高一成氏が 『海軍反省会』 全11巻の出版によりこの度菊池寛賞を受賞されました。

関係者でこれをお祝いするための祝賀会が本夕行われ、私もお誘いをいただきましたので出席してきました。

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約100名少々の集まりですが、皆それぞれで戸高氏と関わりのある方々で、また私も顔見知りの人が結構おられ、和気あいあいとした楽しい2時間でした。

先生と呼ばれる政治家の後援会などがよくやる、名の知れた来賓と一般参加の頭数さえ沢山揃えれば、というようなものとは異なりますので、乾杯のあとの歓談の時間も中身の濃い話しが多く、大変に良い会だったと思います。

ご存じのとおり、この 『海軍反省会』 全巻は戸高氏が長い時間と手間暇をかけられて戦後残された録音テープから丹念に起こされたものですが、それにしても磁気テープがよく劣化していなかったものと感心するばかりです。

この 『海軍反省会』 は戦後に元中堅将校だった人達が集まって太平洋戦争における海軍の実際・実態の真実を残そうと開いたもので、多くの方が既に鬼籍に入られていますので貴重な証言集になっています。

ただ、ある意味では “次はあいつを呼んできて吊し上げてやろう” というところが無きにしもあらずでしたので、本歴史史料の内容の取扱は、これから研究者達によって慎重に吟味される必要があるものと考えます。

いずれにしましても、戸高氏によるこの全巻出版の業績はすばらしいもので、これを評価されて今回の受賞になったわけです。

おめでとうございます!

posted by 桜と錨 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2020年02月03日

節分


今日はもう節分。 でも人混みの苦手な私はこんな田舎でも神社へはちょっと (^_^;

せめてまあ時流にのって恵方巻きでも、と。

でも、コンビニやスーパーなどのものは高い割には美味しくありませんので、近くのお寿司屋さんに老夫婦二人用に2本頼んでおきました。

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カニやイクラ、トビコなどがたっぷり入っていて、これはこれで美味しかったですし、この歳になると夕食はこれ一本で十分です。

で、うっかり福豆を買うのを忘れていましたので、ビールを飲みながら枝豆を。 まあ、大豆には違いはありませんので (^_^)

posted by 桜と錨 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2020年02月02日

『 DASH 紹介』


FBの方で私のここでの記事のリンクに関連して DASH のことが出ましたので、これを機会に本家サイトの今週の更新として、その 『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーにおいて、かつて護衛艦 「みねぐも」 飛翔科が新着任幹部教育用として作成した 昭和49年の 『新着任幹部用教材 DASH紹介』 を公開 しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/10_DASH_Intro.html

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ご存じのとおり、DASH は海上自衛隊で全22機を導入、護衛艦の 「たかつき」 型4隻及び 「みねぐも」 型3隻に各2機が搭載され、また初期の米国留学教育を除き江田島大原に置かれた第11海上訓練指導隊 (平成14年廃止) において要員教育及び機体整備が行われました。

日本人の器用さもあってそれなりに活用されたのですが、本来の米海軍での運用停止及びそれに伴う米国メーカーの製造中止など事情から、昭和54年に運用が停止されました。

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( 昭和47年7月の 「なつぐも」 の搭載機 )
( 防大夏期定期訓練における4学年海上要員の乗艦実習において管理人撮影 )

現在では最後の1機が呉の 「海上自衛隊呉史料館」、通称 「てつのくじら館」 に展示されて一般公開されております。

しかしながら、DASH 関係の資料はどこにどれだけ残っているのか解りませんし、例えあったとしてもこれまでの状況からすれば海自からこれを公開することはまず無いでしょう。

今回公開する 「みねぐも」 飛翔科が作成した本概要資料は、これまで DASH について公開されたデータが少ないだけに貴重であり、本サイトにおいて公開する価値は十分あると思います。


なお、元海将の某OBなどは海自の22機も半数以上が事故などで失われたとしていますが、私は現役時代にその様な話しは聞いたことがありません。 是非ともその根拠を示す残る1機以外の21機の経歴総括データを知りたいものですね。

DASH は運用期間が短く、かつその同種後継装備が無かったこともあって、飛翔長・飛翔士を始めとして、特に初期の留学経験者には優秀な人材が揃っていたのですが、海自における DASH の運用停止以降の彼等の人事取扱においては、あまり恵まれなかった人も多かったと聞いています。

posted by 桜と錨 at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2020年02月01日

中国人のマスク爆買い


日本でも発症例が出始めた新型コロナウイルスによる肺炎ですが、在日、あるいは観光で来日したと思われる中国人によるマスクの爆買い (おそらく多くは転売目的) が始まったようですね。

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東京などの大都市やその近隣では既に言われていますが、私の住むこんな山の中の田舎でも彼等は出没しているようです。

今日の夕方、家内と一緒にスーパーへ夕食の食材などの買い物に出かけましたので、ついでに東京の娘達のところが無くなったら送ってやろうとコンビニなど覗きましたら、2・3日前までは普通に並んでいたマスクの棚はどこも全て空に。

ついでにドラッグストアにも回ってみましたら、ここも大きな3段棚のコーナーは見事に空っぽ。 日本語と中国語で 「申し訳ありません、品切れです。 メーカーからの補充もいつ入るか解りません。」 との大きな張り紙が。

店員さんに聞きましたら、昨日から今日の午前中にかけて彼等が次々にやってきて、あっという間に在庫の全てが無くなってしまったそうです。

家内が酷い花粉症持ちのため、我が家ではマスクは以前から簡単なものから本格的なものまで各種置いてありますので当面は十分なだけありますが、ちょっと娘達のところが心配なので、予備にと思っていたのですが ・・・・ まあ、本当にビックリです。

posted by 桜と錨 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに