2018年03月12日

国立 「喫茶室 ランプ」


週末に日本銃砲史学会での発表のために上京しましたが、日帰りというわけにはいきませんので格安のJALパックで2泊3日になりました。

とは言っても往路の金曜日には防研で調べ物をする時間には足りず、復路は日曜日ですのでここはお休み。

そこで、高校のクラスメートが昨年末に国立で喫茶店を開きましたので、一度どんなところなのか見に行ってみることにしました。

お店でコーヒーを飲みながら当時の悪仲間三人で待ち合わせて、その後はどこかで一杯ということで。

お店はJR国立駅南口を出て、駅前にある3本の通りの内の右手側を約500m程行ったところです。

ビルの1階にあり、なかなか広いですし、二階もあって踊り場のような作りで1階が見渡せるカウンター席になっています。

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店内の飾り付けもその名のとおりのランプをメインにした良い雰囲気で、ちょっとした気晴らしの憩いの場としてピッタリかと。

もう既にネット上でもいくつかのところで紹介されているようです。


ただし、お店自体の営業は娘さんに任せて、当の本人はスキーやギター三昧の悠々自適の生活を (^_^;

時々は奥さんも手伝っているようですが、娘さん、なかなか頑張っていました。

ご来訪の方々で、お近くの方がおられましたら是非一度覗いてみてください。 コーヒーや食べ物も美味しいですよ。


で、男三人はそのあと近くの居酒屋さんで一杯やったのですが、私が iPad に入れてある卒業アルバムや最近のクラス会での写真を見ながら思わぬ方向で盛り上がってしまいまして ・・・・

もう50年も前のことであれこれワイワイ。 当時の三人の好みがほとんど同じだったのはこの歳になって始めて知りまして、一緒に大いに笑ってしまいました。 大変に楽しい一時でした。

もちろんこの時の話の中身は、年末にまた予定しているクラス会では女性陣には絶対に話せないことで (^_^;

posted by 桜と錨 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

日本銃砲史学会の例会


週末は 「日本銃砲史学会」 からお誘いをいただきましたので3月例会での発表のために上京してきました。

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( 定例の例会会場の早稲田大学材料技術研究所、通称 「材研」 )

この学会はその名の通り、主として江戸期〜明治期の陸上での銃砲についての専門の方々が集まって研究活動をしているところです。

公式ホームページ : http://www.fhaj.jp/

従いまして海のことについてのことはあまり無いのですが、それでもかつて海軍の砲術界の重鎮であられた故黛治夫氏の論文などが会誌に掲載されたこともあります。

私とこの学会とは、4年前にこの黛氏の論文が学会創設50周年に当たり会誌に再掲載されることになり、私がその解題を書かせていただき、これに関連して日本海海戦劈頭での敵前大回頭と丁字戦法についての一文を載せていただいたことがご縁でした。

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また、併せてこの丁字戦法の実相についてお話しさせていただいたところです。

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今回は旧海軍における対空用の射撃指揮装置についてのリクエストがありましたので、上京して久々にお話させていただいた次第です。

とは言いましても、この射撃指揮装置の本当のミソのところは初めての方々にはちょっと難しい内容になりますので、今回はその最初の概要と簡単な米海軍との比較のことに絞らせていただきました。

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しかしながら参加された皆さん方には興味を持っていただけたようで、大変熱心にお聞きいただき、かつ時間をオーバーしての質疑応答となりまして、例会後の懇親会でも引き続いて皆さんとワイワイとなり、大変嬉しいことでした。

今回の機会をいただきました、事務局のメンバーの方々には改めてお礼申し上げる次第です。

posted by 桜と錨 at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2018年03月01日

松山土産


松山のお土産にも色々なものがあり、特産のミカンの製品の他に、お菓子ではタルトや団子なども有名です。

そんな中で、今回の出張で我が家へのお土産はこれでした。

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「やわらか空豆」 というもので、松山観光港でフェリー待ちの間に売店を覗いていて、陳列棚の隅に籠の中に入ってたのを見つけました。

例の秋山真之がいつも制服のポケットに入れてポリポリやっていたのと同じようなものかは判りませんが、油も塩も使っておらず、単に空豆を炒っただけのもののようで、これが意外に美味しいのです。

家内と一緒に、つい何粒か摘んではポリポリとやってしまいます。

クセになるというか食べ始めると止められなくなりますので、程々にしないとお腹がふくれてしまいます (^_^;

まあ、松山の特産品というわけでは無いのでしょうが、これはこれで。 もちろん他の方々へのお土産品として使うようなわけにはいきませんが ・・・・ (^_^)

posted by 桜と錨 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2018年02月27日

米海軍の遠征打撃部隊 (ESF)


『世界の艦船』 4月号の拙稿補足です。

同号の特集『現代の海戦』に掲載していただきました私の 『海戦の変容について 19世紀から今日まで』 で、紙幅の関係で省略せざるを得なかったものの一つが、米海軍の「遠征打撃部隊」(ESF、Expeditionary Strike Force) の考え方のイラストです。

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( 米海軍の公式資料から )

これは、従来の 「両用即応群」 (ARG、Amphibious Ready Group) を大幅に強化して 「遠征打撃群」(ESG、Expeditionary Strike Group) とし、これ単独でも、そして 「空母戦闘群」 (CVBG) の名称を改めた 「空母打撃群」 (CSG、Carrier Strike Group) と組み合わせた強力な遠征部隊としても、状況に合わせて柔軟に対応できるようにしたことを表すものです。

文章でご説明するよりこのイラストをご覧いただけば一目瞭然かと。

そしてこの ESF の運用法に切り替わった当時の ESG の標準的な戦力見積もりは次のとおりとされています。

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( 米海軍の公式資料から )

米海軍と海兵隊とは一つの Naval Forces あるいは単に Navy と呼ばれるものであるのは何故なのか、ということの本質の一旦である米海兵隊のモットーの一つ “Marine is Navy in sense” を端的に表していると言えるでしょう。


翻って、日本ではどうなのか。 間もなく陸上自衛隊に水陸機動団が編成されるようですが、単に陸兵に水陸両用車を与えて米海兵隊と一緒に訓練し、これを海自の輸送艦などで運べば海兵隊として運用できる、などと簡単に考えることは大きな誤りであることは理解していただかなければなりません。

あるいは大きな船体の 「いずも」 型護衛艦に F-35B を乗せるようにすれば空母代わりになる、なども同じことです。

そもそも “基本設計の段階で考慮されていた” などは本当でしょうか? 俄には信じられない話しです。

確かに 「いずも」 型は船体は大きくスペースだけは余裕がありますが、現状はヘリ空母としても強襲揚陸艦としても極めて中途半端な性能のものです。 災害派遣などの多目的用途の艦といえば聞こえは良いですが。

まさかこの現状での必要以上に大きなスペースのことを指しているわけではないですよね?

しかも、実際に格納庫を含めた艦内を見た限りでは、将来的な F-35B の搭載・運用に対する考慮は全く感じられませんでしたし、ましてや後からの改造・改修は莫大な費用がかかることを忘れてはならないでしょう。

「おおすみ」 型の二の舞、というか、とてつもないことになりそうですが ・・・・

( 当時 「おおすみ」 の基本設計審議の場であれほどしつこく声を大にして言ったにもかかわらず、防衛も技術も全く聞く耳を持ちませんでしたから )

posted by 桜と錨 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2018年02月26日

『世界の艦船』 4月号


海人社さんの 『世界の艦船』 4月号の特集は 『現代の海戦』 です。

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本文記事のメインは対空戦、対潜戦などの各種戦ごとに分けた 『現代の海戦 その実相を探る』 として編纂されております。

これに関連して、私も冒頭で次の項を担当させていただきました。

「海戦の変容をたどる 19世紀から今日まで」

今回の特集は上記のように各種戦ごととされておりますので、一般的な海戦史概観のようなものではなく、海戦についての戦術思想や技術的傾向などを中心として概説し、それぞれの記事に繋げる形にしてみました。

そしてこれによって太平洋戦争劈頭における真珠湾攻撃を始めとする旧海軍の戦略・作戦がいかに誤りであったかも述べさせていただきました。

間もなく書店に並ぶと思います。 見かけられたときには是非手にとってご覧下さい。

ただいつもどおり原稿は書きすぎてしまい、残念ながら紙幅の関係でかなり省略せざるを得ませんでしたので、この部分についてはいつものように機会をみてこのブログで補足して行きたいと思います。

posted by 桜と錨 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年02月25日

松山 萬翠荘


FBF である大之木氏に倣って、私も松山の 「坂の上の雲ミュージアム」 に隣接する 「萬翠荘」 の写真を ・・・・ っと思ったのですが、カメラも腕も、そして何よりセンスが (^_^)

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(「坂の上の雲ミュージアム」 の4階より )

大変に綺麗な建物で、しかも松山城のある岡の中腹の林の中にポツンと。 庭園など周りの広い敷地も併せて、雰囲気も素敵なところです。

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ここはご存じのとおり、久松 (松平) 定謨伯爵の別荘として大正11年にフランス・ルネッサンス様式で建てられ、現在では国の指定重要文化財となっています。

定謨公のことは、NHKのドラマ 『坂の上の雲』 の中でも公がフランスのサン・シール陸軍士官学校に留学する際に秋山好古がその補導役となるシーンが出てきますので、私としても関連のところとして感慨深いものがあります。

昨日のお昼にちょっと行って外側からだけ覗いてみました。 肝心な建物は、玄関前の植木などによって普通では正面からの写真が撮れませんので、両サイドから。

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建物内部もすばらしいと聞いており、また敷地内の片隅にある建物が 「漱石珈琲店 愛松亭」 となっていましたが ・・・・ これらは今回は断念。


それにしても下手くそなショットで、とても大之木氏には敵いません。 せめて雰囲気だけでも (^_^;

posted by 桜と錨 at 18:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 気ままに

明治40年代の弾丸について


本家サイトの今週の更新として、先週から公開を始めました 『桜と錨の海軍砲戦術史』 に 明治40年代の弾丸についての頁を追加 し、併せて先週分についてもレイアウトや内容などを多少修正しました。


当時の大〜中口径砲の弾丸についての旧海軍用兵者の考え方を概説したものですが、特に日露海戦における戦訓は当時の諸外国海軍にも大きな影響を与えたことが判り、その後の戦艦やその艦載砲の発達に併せて、弾丸についての考え方の変化にも興味を持っていただけるのでは無いかと思います。

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posted by 桜と錨 at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2018年02月24日

観光抜きの松山1泊2日


昨日の早朝家を出まして、今日の20時過ぎに戻りの1泊2日で松山へ行ってきました。前回の打ち合わせの時は日帰りでしたが、今回は2日間の全くの観光無しで (^_^;

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( 松山観光港の朝 )

坂の上の雲ミュージアムは19日から休館にして現在展示入れ替え中で、来週火曜日の27日から1年間の第12回企画展を開催します。

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この第12回は題して 「明治青年 秋山真之」  真之の生涯を今に残る様々な資料を中心にして紹介しようというものです。

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( 公式ポスターより )


で、私もちょっとお手伝いを。

残念ながら、細部については27日の公開初日まではオープンになりませんので、どの様なものかは後日と言うことにさせていただきますが、ちょっと面白いものを展示することになっています (^_^)

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(夜の音戸の瀬戸通狭)

posted by 桜と錨 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2018年02月18日

『桜と錨の海軍砲戦術史』 開設!


本家サイトの今週の更新を兼ねて、『砲術講堂』 中の 『旧海軍の砲術』 で 『桜と錨の海軍砲戦術史』 の連載を始めました。


内容は戦後になっての元造船・造兵技術者の手になるものや、研究者の人達がものしたものではなく、あくまでも今に残る旧海軍史料に基づきながら “当時の用兵者がどのように考えてきたか” という視点のものです。

これは今までほとんど語られたことは無いものですし、技術者や研究者によって広められたものとは幾分、というかかなり異なったものです。

しかしながら、この視点での理解がないと本当の意味での旧海軍史は語れないと思っています。 何しろ実際に旧海軍を作り上げ、運用し、戦ってきたのは彼らなのですから。

連載は、明治40年代に旧海軍において 「砲戦術」 という言葉が生まれてから、太平洋戦争における 『砲戦教範』 改訂草案の策定、そして終戦間際の電探射撃要領作成に至るまでになります。

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これから時間を見て少しずつ続けていきたいと思いますが、何しろ大変に永い期間のものですし、また少々専門的な事項にわたりますので、連載が最終的にいつまでかかるのか、どの様な形になるのかはまだ判りません。

しかしながら、戦後の鉄砲屋の末席に身を置き、砲術を中心とした旧海軍史をライフワークとしてきたものとして、これは是非とも書き残しておかなければならいものと思っています。

どうぞ気長にご愛顧いただけましたら嬉しいです。

posted by 桜と錨 at 13:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2018年02月16日

『世界の艦船』 3月号増刊


海人社さんから見本誌が届きました。 『世界の艦船』 の3月号増刊 (通巻第876号) は 『傑作軍艦アーカイブ D 戦艦 「金剛」 型』 です。

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本文記事の中で、私も次の項を担当させていただきました。

    「 金剛型のメカニズム A 兵装 」

シリーズの他の号と同様に 「金剛」 型4隻の兵装とその変遷の概要ですが、今回はそれに加えて、「金剛」 型を主とした旧海軍の戦艦の砲戦能力についても簡単に触れております。

もちろん、当初用意しておりました図表などで、紙幅の関係で入りきれず省略したものもかなりありますので、これらについてはまたいつか機会をみて本ブログでもご紹介して行きたいと考えております。


そして何よりも嬉しいのは、本家サイトの 「懐かしの艦影」 でも公開しております 「霧島」 の公式建造記録アルバムの中のほとんど全ての写真 をアート頁17頁にわたり、かつ残りを本文記事中で使っていただけたことです。


本家サイトではネット事情により各拡大写真には一人歩き防止の透かしロゴを入れておりますが、今回の増刊号のアート頁では私の保存用データにより元の各写真が大変綺麗な印刷となって再現されております。

本公式アルバムをこうして出版物として公開し、後世に残せることは、ディジタル化保存を進めてきた者としてその甲斐があったと思っています。

「世界の艦船」 の編集部さんにはこの度の機会をいただきましたことを厚くお礼申し上げる次第です。

間もなく書店に並ぶと思います。 見かけられたときには是非手にとってご覧下さい。

posted by 桜と錨 at 22:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 海軍のこと