2019年08月25日

SG 『射撃指揮装置T型 概要』


本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーにて 『射撃指揮装置T型SG集』 を開設し、まずその第1段として 昭和56年版の 『射撃指揮装置T型 概要』 を公開しました。

GFCS_Type1_SG_cover_m.jpg

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/08_GFCS_Type1_SG.html

ご承知のとおり、海上自衛隊における初の国産射撃指揮装置として長年使われてきたT型ですが、平成29年の 「くらま」 の退役をもって全艦艇から姿を消しました。

海自の悪いクセというか、自分の業務にしか目が行きませんので、現用で無くなったものに関する資料についてはスペースを占領するだけの邪魔なものでしかなく、しかも全く保存に関心を払わいませんので、このためいつの間にか関連する資料なども棄てて無くなってしまいます。

このT型に関する資料も、今ではどこにどれだけ残っているのか判りません。 このT型が装備される前の Mk−56 などは、既に海自には一切残っていないことが確認できていますので (^_^;

(最近になってやっと歴史保存の規則類もできましたが、海幕は規則類さえ作れば後は現場が良きに取り計らえで、付随する事項の措置は全く知らん顔の “単なるお役所” ですから、現場には保存の場所も無ければそのための管理要員もおりません。 したがって当の担当者個人にとっては余計な業務を押し付けられたにすぎません。 これでまともな歴史保存などできるわけがありません。)

もちろん破棄する前にそれらが海自から公開されるなどはありません。

当サイトで公開する意義はまさにここにあると思っています。

もし関心を持っていただける方々がおられますならば、今後この詳細についてのSGも順次公開していきたいと思っています。

なお、申し上げるまでもなく、公開するSG集は秘密文書どころか当時の 「取扱注意」 文書にも 「部内限り」 文書にも指定されたものではありませんし、かつ秘密に関する内容は一切含まれておりません。

しかも、当の装備品そのものが既に海自に存在しませんので。


posted by 桜と錨 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2019年08月22日

マルタ・コイン

Mixiの方でマイミクさんからマルタのユーロ・コインの話しが出ましたので、ついでにこちらでそのマルタ・コインのご紹介を。

これですね。

Malta_Euro_Coin_01_s.jpg

ユーロ・コインは表面は参加各国共通ですが、裏面はそれぞれの国ごとのデザインで、マルタの1ユーロと2ユーロは 「マルタ十字」 ですね。

ただ、発行数が少ないこと有り、また欧州からの観光客にも人気のデザインですので、マルタ国内でもなかなかお目にかかりません。

私も昔 「坂の上の雲」 のロケでの4週間の滞在中に、釣り銭の中から見つけた時に残してみましたが、数枚ずつのみでした。

それに面白いことに、50〜1セント・コインの裏はマルタ十字では無いんですよね。


う〜ん、でもこうして思い返すとマルタは本当に良いところでしたね。 もう一度行ってみたいところと聞かれれば、マルタはその筆頭でしょうね。

当時のマルタ滞在中のことは、本ブログの 「マルタあれこれ」 で連載しておりますので、是非。



posted by 桜と錨 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2019年08月21日

『世界の艦船』 9月号増刊


『世界の艦船』 の最新刊は9月号増刊 (通巻908号) は 『傑作軍艦アーカイブ G 』 で、『米空母 「ヨークタウン」 級』 です。

SoW_No908_cover_s.jpg

そしていつもどおり、私も 『 メカニズム A 兵 装 』 を担当させていただきました。

更に今回は、これに加えて編集部さんからのご依頼により、次のものも書かせていただきました。

  『 エンタープライズも装備 / VT信管の開発と運用 』

VT信管についてはその名称は有名なものの、案外その実態については知られていないものの一つではないでしょうか?

ただ残念なことに、元の原稿では米海軍のVT信管について第2次大戦直後までの各タイプの写真やデータ、そして基本的な原理などについて図解でその詳細を用意したのですが、残念ながら紙幅の関係で省略せざるを得ませんでした。

これらの取り残し分については、機会を見て本ブログ又は本家サイトの方でご紹介して行きたいと思っています。

ただし、今回の記事の中で、VT信管各タイプの受信感度パターンの一覧図は初出のものと思います。 これを示したものはネットや出版物でも海外のものを含め他に見たことがありませんので。

ちょっと手書きで見難いものですが、米海軍ではVT信管ごとに弾片効果が最大となるようにこの受信感度パターンの試行錯誤を行ってきたことがお判りいただけるでしょう。

また、VT信管も最初の頃の作動の信頼性が低かったことと、まだ部隊配付数が限られていたこともあって、対空射撃においては時限信管との併用であり、かつ当初はその比率は10発に1発程度の使用であったことにも注目していただきたい点であると思います。

対空射撃において、5インチ及び3インチ砲が100%VT信管付となったのは、大戦後、それも暫くしてからのことなのです。

もう書店の店頭には並んでいると思います。 見かけられましたら、是非手にとってご覧ください。

posted by 桜と錨 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年08月18日

新造艦船弾火薬庫艤装規程


独り言にて、艦船における注水装置と散水装置のことを呟きましたが、やはり艦船の弾火薬庫についてお話ししないとなかなかお判りいただけないことかと思います。

ただこのところバタバタしておりますので、これについては後日手の空いた時に機会を見てとさせていただき、取り敢えず艦船の弾火薬庫はどの様な構造で、どの様な装置が備え付けられているかをご理解いただくこととしました。

つきましては、本家サイトの今週の更新として、『海軍法規類集』 コーナーにて大正9年内令13号により制定 (同10年改訂) された 『新造艦船弾火薬庫艤装規程』 の追加公開しました。

Dankayakuko_Gisou_p1_s.jpg

  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/IJN_houki_main.html
  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/PDF/T090120_Dankayakuko_Gisou.pdf

この規程は、終戦時まで変更はなされておりません。 また、現在の海上自衛隊の艦船では、基本的にこれと同じものが昭和29年に 『海上自衛隊の使用する艦船における火薬類の貯蔵に関する総理府令』 で定められており、現在では同府令は 『陸上自衛隊及び海上自衛隊の使用する船舶における火薬類の貯蔵に関する省令』 となっていますが、艦船の弾火薬庫の艤装については旧海軍とほぼ同じ内容となっています。

つまり、現在に至るも、非常時における注水装置による弾火薬庫の漲水と併せ、平時、戦闘時を問わず、弾火薬庫における弾火薬の保管、維持管理上重要なものとして散水装置 (スプリンクラー) も装備されているのです。

何も、弾火薬庫 (及びその周囲) において何か有った時に 何でもかんでも直ちに注水するわけではなく、それはあくまでも最後の手段 としてであって、状況により、あるいは段階的な手段として散水装置による方法が取られます。

それに、弾火薬を一度海水に漬けてしまうと、全てを陸揚げして真水による拭き取りと乾燥、そしてその後に全弾の検査が必要になります。

posted by 桜と錨 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2019年08月16日

独り言


艦艇のスプリンクラー

某所において艦艇のスプリンクラーについて質問が挙がっていましたが、それに対する回答で次のようなものがありましたので、少々補足を。

スプリンクラーって、そんなに役立ちますか。火薬庫に引火しそうでしたら緊急注水でしょうし、・・・・ (中略) ・・・・ 艦艇の場合は、爆発物はある、可燃性液体もある、だったらスプリンクラーよりも、各所にある消火栓からの注水のほうが主になる


帆船から鋼船の近代艦船になった明治期以降、艦艇の 「砲火薬庫」( 「黒色火薬庫」 を含む) には戦闘被害時などでの引火・誘爆防止のために庫内を海水で充たすため(15分以内に庫内を満水とする能力)の 注水装置に加え、併せて 庫内冷却のため のスプリンクラーが装備されることとなっていました。

ただし、当時は 「散水装置(スプリンクラー)」 とは言わずに 「撒水装置(Water Shower)」 と呼んでおりましたが。

Water_Shower_01_s.JPG
( 昭和初期の艦艇の例 )


この撒水装置は艦艇において火薬庫内温度上昇時に庫内を冷却することが主目的ですが、入渠時に弾火薬類を卸さないで行う場合には、この散水装置を陸上側の消火栓に繋いで使用することとなっておりました。


もちろん現在の海上自衛隊の艦艇でも、この散水装置は弾火薬庫やミサイル弾庫等に同様の目的で装備されていることは申し上げるまでもありません。

ただし、旧海軍のように入渠時に弾火薬を搭載したままということは規則上あり得ませんが (^_^;


(8月18日追記) :

追加の回答がついたようですが ・・・・


現在の軍艦では、スプリンクラー等は、消火だけでなく他の用途も考えて設置されている

何を言いたいのかよく判りません。 まさかCBR戦用の水幕装置であるスプリンクラーは消火用を兼ねたものとでも言いたいのでしょうか? (^_^;

復役直後のアイオワ級戦艦の砲塔内の爆発事故時に、世界の艦船に掲載された写真では、ホースで消火しているようです。但し、砲塔内は映っていません。

これも、だから何だと言いたいのか全く判りません。

艦船の消火栓からの消火ホースの先端にはどのようなものが付けられ、どのように使われるのかご存じないようですね。

まさか、消防署の消防車が火災になった建物等を消火するのと同じと思っておられるのでしょうか? (^_^;



posted by 桜と錨 at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年08月14日

台風10号来襲


今のところの予報では、明日15時頃まさに直上通過の予定。

Typhoon-10_Weather_Forecast_R01081418_m.JPG
( ウェザー・ニュースの18時現在の予察図より )

既に明日は一帯の鉄道、バスが全て運休となっており、公共施設などの多くも休館が決まっています。

ただ中心が通りますので、逆に今のところ雨・風共にそれ程でも無いようですが ・・・・

念のため、先ほど家内と一緒に近くのスーパーへ行って籠城準備をしました。

広域の停電になると場合によっては復旧まで1〜3日かかることがありますので、そうなると我が家も含めて団地内の多くはオール電化ですから、電気が止まるとお湯も沸かせません。

なにしろ山の中の田舎ですので (^_^;

(15日追記) :
13時現在で台風10号の中心は直ぐそこまで来ていますが、これまでのところ雨も風もほとんど無し。


(15日追記2) :
15時過ぎに真上を通過していきましたが、幸いというか、ちょっと拍子抜けで、風は時々数m/秒程度、雨も精々数ミリ/時程度の強さです。 あとは夜半までの吹き返しがどうなるか?


Typhoon-10_Weather_Forecast_R01081515_m.JPG
( ウェザー・ニュースの15時現在での予察図より )

(16日追記) :
この度の台風10号により被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。

当地は10号が真上を通過することになりましたが、幸いにして来襲前も後も我が家一帯は特に何事もなく朝を迎えました。 却って、台風周囲の広範囲の地域の方が雨、風共に酷かったようですね。

今回の10号の特性だったのか、当地の地形的なものだったのか、結局、風は時々数m/秒が吹く程度、雨も強い時で数ミリ/時程度の降りでした。

これから籠城準備で貯め込んだものを少しずつ消化です (^_^)


posted by 桜と錨 at 19:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 気ままに

F.T.ジェーン著 『ロシア帝国海軍』 邦訳版


現在まで続く有名な海軍年鑑の一つである 『Jane's Fighting Ships』 の創始者 F.T.Jane がものした名著の一つ、 1899年の 『The Imperial Russian Navy』 の邦訳版が、この度 HN 八坂八郎氏によって出されました。

Yasaka_Jane_IRN_cover_01_m.jpg

HN 八坂氏は本ブログでも何度かご紹介しているとおり、「三笠」 の研究では第一人者の一人と言っても差し支えないでしょう。

そして、氏はその 「三笠」 研究のための基礎知識として、関連する当時の文献を幅広く読まれてきており、そのうちの幾つかは既に邦訳版を出されていることもご紹介してきたとおりです。

今回もこれまでどおりの丁寧な邦訳とともに多数の適切な注釈付きであり、しかも図版や写真も大変に綺麗なものとなっています。

とはいっても、原著そのものが約700ページもある大作ですので、邦訳も一挙にとは行かず、今回は全体の約1/4の第1〜第9章までを第1巻として纏められました。 続編が待たれるところです。


なお、著者のジェーン氏はこのロシア海軍に続き、日露戦争開戦時の1904年に日本海軍についての同様な解説書である 『The Imperial Japanese Navy』 を出版しており、このロシア海軍本とともに日露戦争当時の両国海軍についての研究のための貴重な文献となっています。

この両書の原文については、既に本家サイトにて公開しているところです。


そして日本海軍本の方については既に HN 八坂氏によって素晴らしい邦訳版が出ており、こちらも本ブログにてご紹介させていただいております。


Yasaka_Jane_IJN_cover_02_s.jpg

今回の 「ロシア帝国海軍」 についても、原書と邦訳版を併せてお読みいただくと、興味も一段と深まるのではないでしょうか。

HN 八坂氏の邦訳版を入手希望の方がおられましたら、直接下記の氏のサイトの当該記事からコメント欄にてコンタクトをとってみて下さい。


posted by 桜と錨 at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年08月12日

墓参り


お盆ですが、どうも台風10号が直撃しそうな様子に。

で、早めにお墓参りに。

hakamairi_R010812_01.JPG

家内の方のお墓はちょっとした高台にありますが、今日も大変な暑さで、フーフー言いながらお参りしてきました (^_^;

そして、こちらでは色鮮やかな盆灯籠を沢山飾るのが風習になっていますが、どうもお盆中日の14〜15日付近が危なそうなので、念のために用心して親族が既に飾ってあったものも一緒に引き揚げました。 街中ですので、致し方ないかと。

posted by 桜と錨 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2019年08月11日

『戦前の各国海軍旗章等』


本家サイトの今週の更新として、先ほど 『懐かしの艦影』 コーナーにてかつてイタリア海軍省が発行した 『Almanacco Navale』 の1941年版 (一部38年及び39年版) に掲載されたものを公開しました。


Cover_Almanacco_Navale_m.jpg

この軍艦旗や各種指揮官旗及び階級章等のイラスト集は、本家サイト開設初期に、定期更新に併せてトップページで各国ごとに連載してご紹介したものですが、その後そのままになっておりましたので、今回改めて元の原紙に多少手を入れた (コントラスト調整など) ものを纏めて公開するものです。

戦前の各国海軍の旗章類をイラストとはいえカラーで示したものはなかなかありませんので、古き良き時代の雰囲気を味わっていただければと思います。

中には大変珍しい国の海軍のものもありますので、その意味では私の本家サイトにて掲載する意義は十分にあると考えます。

Albania_1939_m.JPG

posted by 桜と錨 at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年08月10日

お出かけ 補


私のブログですから、やはりこれが無いと (^_^)

ご存じのとおり箱崎周辺はオフィス・ビルが建ち並ぶビジネス街ですので、お昼時のランチやお弁当屋さんはそれなりにあるのですが、夕方以降となるとちょっと淋しいところです。

それに連日20時〜21時でしたので、それから一旦宿に戻って出るとなると、なかなか良いところが見つかりません (^_^;


FBF さんの記事に誘われて “そうか、都心でも生牡蠣か” っと思って入ってみました。 真夏に牡蠣を生で出すのは、専門店か余程自信のあるところが多いからです。

3種のお任せをお願いしましたが ・・・・ う〜ん、決して不味いわけではありませんが、ネットの口コミにあるようには ・・・・ まあ、都心ではこれでも致し方が無いのかと。

Odekake_R010806-09_01.JPG

もちろん品川などの繁華街へ出て FBF さんのようにそれなりのお店に行けば別なんでしょうが、この場所では (^_^;


他には、宿のフロントで “人形町駅近くまで歩けばそれなりにお店がありますよ” とのことで行ってみたのですが ・・・・ 確かに勤め帰りに一杯やっているサラリーマンさん達のグループなどで賑わっておりましたが ・・・・

22時近くでも外から見えるテーブル席はお客さんでほぼ満席の、とある海鮮系の居酒屋に入ってみましたところ ・・・・ テーブル席から離れた片隅の、他には誰もいないカウンター席に案内されましたので、まあ取り敢えず飲み物とつまみを幾つか注文しました ・・・・ が、お刺身も揚げ物、焼き物も全て “何これ!” と言うものばかり。 しかも芋焼酎の水割りは薄くて芋の味も香りも無し。

都心のサラリーマンさん達はこんなところで満足しているのかと。 しかも、厨房の中は見えませんでしたが、従業員さん達は全て東南アジア系の人。

宿に帰ってネットを見てみましたら “美味しくてCPも良い” などとの高評価がズラリ、の所でした (^_^;


夜に比べるとやはり場所柄からか、お昼時は宿の周辺でも面白いところがありました。

近くのラーメン屋さんの 「野菜ラーメン」

Odekake_R010806-09_02.JPG

このお店のウリの一つでもあり、なかなか面白い味で、これはこれで美味しかったです。

もう一つは、何故かお蕎麦屋さんの 「カツ丼」

ランチ・タイムは肝心なお蕎麦よりはこれの方が人気だそうで、お客さんはほとんどがこれを注文していました。

Odekake_R010806-09_03.JPG

オーソドックスといえばオーソドックスで、私的にはなかなか美味しかったと思います。 やはりお昼時のウリにするだけのことはあるかと。


そして、時間調整で近くの小さな喫茶店でコーヒーを。

Odekake_R010806-09_04.jpg

一つ一つキチンとドリップしてくれます。 そして、テーブル席からはお店の片隅にあるガラス越しの部屋に本格的な焙煎機が見えます。

ちょっと酸味があるスラウェシ産のものを注文しましたが、なかなか美味しかったです。

posted by 桜と錨 at 14:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 気ままに