2017年07月12日

お詫びランチへ


今日は家内も一日特に用事はありませんでしたので、一昨日の電飾コード接断のお詫びのためにランチへお誘いを (^_^;

お邪魔したのは、熊野町にある 「筆の里工房」 内にあるレストラン 「ビストロ・シン」 さんです。

ランチタイムと午後5時までのティータイムだけの営業。 ランチは割と有名だそうで広島などからも奥さん連が訪れるとのこと。 今日は平日だからなのか、季節柄なのか、先客は1組のみでした。

広めの室内にテーブルもゆったりと配置されており、また窓側の景色もなかなかです。

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メインが選べるランチメニューで、家内とそれぞれ好きなパスタをチョイスして、少しずつシェアを。

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私のロブスター・ソースがなかなかで、パンの追加をお願いしてこのソースをつけて食べたのはここだけの話です (^_^;

面白いのは、前菜もデザートも一人一人異なる内容だったこと。 でもなぜかどちらとも家内の方が量が多かったような ・・・・ まあ、お詫びランチですから。

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期待以上に美味しく、かつ雰囲気も良かったですね。 思わぬ新発見。 来月夏休みで孫娘が遊びに来たら 「筆の里工房」 の展示のお勉強も兼ねて遊びに来ても良いかも。


「筆の里工房」 についてはこの後別記事でご紹介します。

posted by 桜と錨 at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年07月11日

あっちゃ〜、やっちゃった!


梅雨とはいえ我が家の方はあまり降りませんで、ここ数日ドンヨリとした曇り空が続いています。

で、放りっぱなしでジャングルと化した我が家の庭を少しは何とかしなければ、と思いまして (家内にお尻を叩かれて、の方が正しいですが)、取り敢えずボウボウになった草刈りから始めたところです。

そして昨夕はちょっと飽きてきましたので、庭木の剪定を。 と言ってもただバサバサ虎刈りにするだけなのですが ・・・・

ところが気を付けていたつもりが、古木に架けてある家内お気に入りの電飾ライトのコードを高枝切り鋏でスパッとやってしまいました。 それも3カ所も。

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もちろん例によって家内に烈火のごとく “だから気を付けてと言ったじゃない、△×!?●※ ・・・・・” と (^_^;

今日はホームセンターへ行って絶縁用のビニテープを買ってきまして、早速工作開始。 う〜ん、プラモデルなら得意なんですが ・・・・

見かけは悪いですが、防水のために何重にもガッチリと。

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先ほど無事点灯を確認しました。 まあ、これで勘弁してくださいな、奥様 m(_ _)m

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でもあと残り2カ所。 今度はもっと細いやつです。 これは明日にしましょう (^_^)


posted by 桜と錨 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年07月10日

発射門数と命中率 ・ 続 2


前回説明しましたように、現実には毎回毎回の射撃で命中率は変わってきます。

例え同一の発砲諸元で射撃をしようとも、様々な要因による誤差のため1弾ごと弾道が微妙に異なってくる、即ち散布するからです。

このため、砲弾を目標に命中させるのは極めて難しいことになります。 これについては本家サイトに簡単に纏めてありますのでご参照ください。

「射撃理論解説 超入門編」 :

これは1門で撃とうと多数門で一斉に撃とうとも同じことです。

そして、なぜそうなるのか、その原因は何なのか、の詳細については、次のところで解説しております。

「射弾の散布」 :

この個々の弾道の異なり方はそれ程極端には大きくありませんので、明治期の砲戦距離のように5〜6千m以内でしたら、各砲ごとの砲側直接照準射撃でも照準さえ正しければ何とかなる程度です。 しかしながらこれが1万mを超え、2万とか3万mになりますと、そうはいきません。

したがって、1門ずつでそれぞれの砲弾が目標に命中することを期待するのではなく、複数門を同一の射撃計算値に基づいて発砲し、その弾着の散布の中から命中弾が出ることを期待することになります。

そのためにはまず発射する複数門について、照準と測距、測的 (彼我の運動の解析) 及び射撃計算を1つにする必要があります。 これが方位盤であり、測距儀、測的盤、射撃盤で、それぞれが発達して一つの射撃指揮装置となっていきます。

これに基づく射撃計算の理論については本家サイトの次のところで解説しておりますが、これはあくまで砲弾を目標に命中させるために元となる基本の弾道計算とも言えます。

「射撃理論 初級編」 :

即ち、複数門による射撃はこれに基づいて行われるわけですが、上で申し上げたように現実の各種の微少な誤差により、この値からずれる、即ち散布を生じます。

1門の連続弾でも、複数門の斉射でも、砲弾は絶対に1点には弾着しないからです。


とすると、次に必要となるのはこの散布の仕方を把握することになります。 これが 散布界 です。

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そして艦砲射撃においては、その散布界の中心、即ち 射心 を目標位置の中心 標心 と一致させるように修正 して、散布界の中に目標を包み込むようにする ( 夾叉 と言います) ことにより、その中から命中弾が出ることを期待する しかありません。

もちろん目標たる敵艦は点ではなく、幅、長さ、高さがありますので、射撃訓練においてはそれに応じた 「有効帯」 「有効幅」 の中に入った弾着数をもって命中率を算定することになります。


実際には毎回毎回の射撃のみならず、1回の射撃でも毎斉射毎斉射で散布界の大きさや散布の状況は異なりますので、同一艦あるいは同砲種での射撃データにより 平均散布界 を求めることから始まります。

米海軍や英・独海軍においてはその艦あるいは砲種としての性能データとしては、せいぜいがこの平均散布界の算出止まりであり、後は実際に撃ったその場で射心の位置を弾着観測により求めて、これにより射弾の修正を行うことでした。

したがって米・英・独海軍の艦砲射撃における 「射法」 はこれが基礎です。

しかしながら平均散布界とはいっても、当然ながらその散布界の中に斉射弾が均等に弾着するわけではありません。

例えば次の図は散布界は全て同じですが、それぞれその中の斉射弾の散布の仕方は異なります。

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そこで旧海軍ではこれを更に進めて 公算、即ち統計と確率の応用による方法 による 公誤 (公算誤差) を採り入れ、その一つとして散布界の中でどの様に斉射弾が弾着するのかを数値で表すことにしました。 これが 戦闘公誤 、即ち 平均散布界の中で射心から射弾の半数が弾着する範囲 を示す方法です。

詳しくは次の記事を参照してください。

「戦闘公誤」 :

この戦闘公誤によって艦に装備されている同一砲種 (主砲、副砲など) の性能と砲機調整などの状況を把握すると共に、これを基準として適正な射法を構築したのです。

もちろん、各艦、艦型、同一砲種搭載艦などについて、平均散布界、戦闘公誤を出し、これらから門数による関連性をも求めており、これらも全て射法の中で考慮されています。

そしてこの公算による射撃データの分析の中で重要なものの一つが 初弾偏倚公誤 です。 これは照準、測距、測的を始めとして、ありとあらゆる誤差の結果として、最初の斉射弾の射心が実際の弾着時の標心からどれだけずれる (=初弾偏倚量) 可能性があるかを過去のデータから公誤で求めたものです。

この初弾偏倚公誤の値によって、具体的などの射法を適用するかの重要な判断基準の一つになります。

初照尺とそれによる初弾偏倚公誤については、旧海軍の実際を次のところで解説しております。

「初照尺の精度」 :

これによって試射の要領が決められることになりますが、この 「試射」 「本射」 についてはこの後で。

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前 : 「発射門数と命中率 ・ 続」

次 : 「発射門数と命中率 ・ 続 3」

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2017年07月09日

小論 「加藤友三郎と海軍兵学校」


昨年発足した 「加藤友三郎元帥研究会」 に私も賛同人の一人として加えていただいているところです。

そして同会では最近は時局研究会を開いたり、また facebook の他にHPも開設し、少しずつですが動き始めております。

同会HP : https://katotomosaburo.jimdo.com/
同会facebookページ : https://www.facebook.com/tomosaburo.kato/

私も折角ですからこれを機会に青年将校時代の “鉄砲屋” 友三郎について少し纏めてみたいと思っているところです。

この時代の友三郎については、彼の伝記などでもほとんど触れられたことがありませんので、私の旧海軍の砲術研究の中の明治期に関するものを利用して行くことで考えています。

そこでその本題にかかる前には、やはり友三郎の兵学校 (当初は兵学寮) 入校から海軍少尉に任官して兵学校砲術教授心得になるまでを押さえておくことが必要ですので、この度手始めとしてちょっと纏めてみました。 題して、

「(加藤友三郎と海軍 その1) 加藤友三郎と海軍兵学校」

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A4で僅か10ページのものですが、それでも今まで語られたことのない内容も含んでおります。 というより、これまで兵学校時代の友三郎について書かれたことがありませんので。

一応大先輩の平間洋一氏や、加藤健太郎氏、そして会を主催される大之木小兵衛氏にも既に目を通していただきましたが、概ね好意的な評価をいただいております (^_^)

つきましては、いずれはこれも何らかの形で公表したいと思っておりますが、まだ研究会では会誌を出すところまでいっておりませんし、「水交」 や 「東郷」 などと言ったところとは今のところお付き合いがありませんので ・・・・ ちょっと思案中です (^_^;

そして次の本命の 「友三郎と砲術」 はちょっと長くなりそうですので、完成はいつになりますか。

ただ明治初期から日清戦争のころまでの旧海軍の砲術については黛氏の著作や 「海軍砲術史」 (同刊行会編) でもほとんど触れられておりませんので、その意味においては珍しい内容になるかと思っています。

posted by 桜と錨 at 22:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2017年07月08日

友と待ち合わせ


昨日のことになりますが、昔からお付き合いのある友が大和ミュージアムの図面調査で週末にかけて来呉するということで待ち合わせを。

家内と一緒にちょっと早めに家を出まして、お気に入りのコーヒーショップで時間調整。

ここのコーヒーは今のところ呉で一番と思っていますので、いつも安心して楽しめます。

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で、広島空港から直接バスでJR呉駅まで来られましたので、取り敢えずは軽く昼食を摂ってから一緒に大和ミュージアムで開催中の 「大和」 の潜水調査結果についての企画展へ。

私はここの友の会会員ですのでいつでも入館できますが、こういう企画展の時には招待券を何枚か送ってくれます。 これを使わなければ勿体ないということで (^_^;

ご存じの通り、今回の企画展は昨年5月に呉市が実施した潜水調査の結果を順次公開して行くものの一つで、新たに主砲塔測距儀や150糎探照燈などの写真が展示されています。

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( 企画展公式パンフレットより )


なのですが ・・・・ う〜ん、一般来観者には目新しく、かつ珍しいところもあり、いわゆる “客寄せ” としてはそれなりの効果があるのかもしれませんが ・・・・

おそらくこの企画展も大和ミュージアムの運営の外部委託を受けている大阪の 「トータルメディア」 さんが手がけているのでしょう、いつもどおり手堅く、確かに一般来観者向けとしては良く出来ていると言えるでしょう。

しかしながら公開された内容そのものとしては、ちょっと知識のある人達にとって “えっ、潜水調査から1年以上も経ってまだこんな段階なの?” と思われるのではないでしょうか。

奇しくも昨年は同じくシブヤン海に沈む 「武蔵」 が発見されて、その時の潜水調査のすばらしい映像がポール・アレン氏のチームによって撮影されました。

そしてこれを分析したものがNHKを初めとする様々なメディアで数多く公開されています。 しかも映像は非常に鮮明かつ当を得たカメラ・アングルが盛り沢山でした。

それに比べるこちらの 「大和」 の企画展の方はちょっと時期的にも内容的にも見劣りがすると言われても仕方ないような ・・・・

それに、水深1千mを超えるところに沈む 「武蔵」 と350m程度の 「大和」 では海流や海水の濁りなどの条件が違うでしょうが、それにしても ・・・・ 現場で 「大和」 に知識のある人が細かく撮影を指導していればと思わずにはいられないところが。

それともそういうポイントはもちろん撮ってあるので、これからも “チョットずつ小出しに” していくという方針なのでしょうか ・・・・ ?


ついでですので、今回の企画展での 大きな誤りの一つ を。

展示されている中の写真の説明の一つに 第1主砲塔バーベットの施条 とあり、あたかもこれがバーベットに取り付けられているものであるかのような記述 になっています。

下図のとおりバーベット (厚鋼板) は装甲板で砲塔の砲室より下の旋回部を囲むようにしたもので、これの内側には付属物は何も装着されていません。 砲塔旋回用の 「歯轍」 (一般用語では 「歯弧」 ) はバーベットの内側から離れた位置にある 「円形支基」 の内側に取り付けられており、バーベットとは何の関係もありません。

つまり、言い換えれば当該写真は 主砲塔のバーベットではない ということです。

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( 管理人保有の教科書複製より )

しかも 施条 というのは砲身内に刻まれた ライフル のことですから、この砲塔旋回用の 歯轍 (歯弧) とは全くの別物 の名称です。

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( 「海軍辞典」 より )

さらにご丁寧にもこれに しじょう とふりがなが振られていますが、海軍では せじょう と読みます。 まさか 「施錠」 を 「しじょう」 と言う人はいないと思いますが、それと同じです。

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( 海軍省 「海軍用語 砲術の部」 より )

潜水調査の前回の成果展示でも 「右舷」 「左舷」 をわざわざ 「うげん」 「さげん」 とふりがなが振られていましたので、学芸課にその誤りを伝えたところです。

これでは砲塔の構造について理解していないのではと言われても仕方ないでしょうし、ましてや用語やそのふりがなに至っては “そんな基礎的なことさえ知らない人がやってるの?” と言われかねず、こんなことで潜水調査の成果全体そのものの鼎の軽重を問われることにもなりかねません。

もう少し事前の慎重なダブルチェックが必要かと、大和ミュージアムさん (^_^;

さて、我が友は今日は目的の史料が見つかるといいですが。

posted by 桜と錨 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年07月06日

発射門数と命中率 ・ 続


まずは極々初歩的なことから。

「命中率」 というのは発射弾数に対する命中弾数の割合です。 この定義は変わりようがありません。 命中率の “概念” も何も入る余地はありません。

そして発射門数と命中率の関係は、先にも書きましたとおり、何の前提条件もなく ただただ単純な問題として 採り上げるならば、ある命中率の砲種について、門数が1門であろうと2門であろうと、あるいは100門であろうと 命中率は変わらない ことはお判りいただけるかと。

つまり、門数が増えると 「発射弾数」 が増え、それに比例して 「命中弾数」 が増えるだけのことで 「命中率」 が変わる訳ではありません。

例えば、命中率5%とされる砲なら、1門で100発撃って5発の命中弾、100門なら10000発撃って500発の命中弾、いずれも命中率5%です。

某所での質問の発端となったという架空の例え話の

大和一隻とアイオワ級二隻が戦闘すればどちらが有利か、

その中の回答に、アイオワ級側の門数が大和の二倍だからといって、命中する確率も二倍にはならず、云々

などに対しては本来この回答で十分です。

ただし、です。

発射門数が変わると目標に対する 単位時間当たりの命中弾数、つまり 命中速度 が変わります。 これはまた射撃時間が変わっても変わります。

( 命中速度は艦砲射撃においては重要な要素の一つですが、先の某所の中では出てこなかったものの一つです。)

上の例では100発を5分間で発射するなら、1門での命中速度は1発/分ですが、100門の命中速度は100発/分です。

また、1門で100発を5分間で発射したものを2分半で発射するなら (発射速度を倍にするなら)、命中速度は1発/分から倍の2発/分になります。

この理屈は、まさに 太平洋戦争後半に米海軍が採用した砲戦術 です。 日本海軍に対して命中率の低さを、発射門数 (隻数) の多さと発射速度の高さを利用したもので、「命中速度」 を極度に発揮しようというものです。

もちろんこれには大量の “無駄弾” が伴うことは言うまでもありません。 命中率は度外視なのですから。 優れた砲塔動力と物量 (砲弾、艦艇数) を誇る米海軍だからこそ採用できた戦術ですが、裏返せば “止むに止まれず” という発想でもあります。

これに対して、持たざる国の日本海軍では、貧弱な科学・工業力と平時における訓練からしてそのような贅沢な発想は生まれるわけもなく、また命中速度の重要性は理解しつつも “やりたくとも出来なかった” と言うのが実情です。

ここまでは、難しい数式や理論などは必要ありませんので初心者の方々でも十分にご理解いただけると思います。


さて、ここからです。 もう一歩話を進めると、ここでテーマとなっている 「命中率」 という問題です。

上のようにごく単純化した話ならともかく、現実にはどの砲種であれ常に一定の 「命中率」 が得られるということはあり得ないことです。

特に艦載砲の場合には、その砲固有の性能 (特に射表上の 「単砲公誤」 と言われるもの、米海軍では 「平均散布界」 )に加え、艦艇の砲装・艤装・砲齢、気象海象、薬温・薬質、射撃の方法・整備の良否等々、その時その時の状態、状況、条件などによって同一の砲でも命中率は変わってきます。

早い話が、撃つ度に命中率は変わってくる、ということです。

ではその一定しない命中率というものを艦砲射撃においてどのように解決していくかというと、それが 射法 になります。

もちろん、この射法の基礎になるのが射撃関係員の日頃からの綿密な砲機調整であり、教育訓練であることは申し上げるまでもありません。

これについての詳細はこの後で。

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前 : 「発射門数と命中率」

次 : 「発射門数と命中率 ・ 続 2」

posted by 桜と錨 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

生しらす丼


今日は市内に出て市役所へ。 何の用事かというと、どうも市民税の計算額が腑に落ちないので確認をしにです。

行ってびっくりというか、窓口で確認して4〜5万円多すぎることに担当者も初めて気がついて、その旨教えてくれました。

不動産売買がありましたので、税務署で確定申告をしたにもかかわらずその時にも、そして市民税算定の市役所にしても、それぞれの担当者がすぐに気がつくはずのものがチェックされておりませんでした。 当該事項についてはもちろん別にデータに記録されているにもかかわらず、です。

もしそのままにしていたら ・・・・ でも、こういうことまで一市民が一々確認しなければならないんですかねえ。 足りないときは1円でも督促が来るんですが。

既に第1期分は支払い済みですので、第2期以降の分を再計算し直したもので改めて納付書を作って発行してくれるとのこと。


で、折角市内まで出ましたので、最近出来たというお店へ。 生シラスがウリのところで、その名も海鮮炭焼酒場 「し〜らす」 さん。

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夕方からのメニューは色々あるようですが、昼の部は基本的にこの生シラス丼のみです。

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6月中でしたらオープン記念で半額だったのですが、なにしろ外に行列ができる程でしたので、今日改めて。

桶にご飯、そして升一杯の生シラスです。 ご飯の上にお匙でシラスをかけながら食べますが、海産物は大好きな私でも流石にこれだけの量のシラスは食べきれません。 一生懸命がんばっても1/3程は残してしまいました。

いくら生シラス盛り放題が謳い文句だとは言え、若い人達でもちょっとこれは多すぎるのでは ・・・・ ご飯は少なめですので、後半はひたすら生シラスだけを食べているような (^_^;

posted by 桜と錨 at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年07月03日

発射門数と命中率


ネットにあったことですが、

門数が倍化しても、命中率は倍では無く √(増えた門数+門数)÷√(門数) だと聞いたのですが

という質問です。

確かにこの質問には、回答者のレスにもあったように発射門数と命中率についてその前提のことが全く欠落しているというのはその通りですが ・・・・

しかしながら単にこの問題だけなら射撃理論云々以前の高校の数物でも習ったことで十分です。

また、回答者のレスも全くの的外れというか何というか (^_^;

  交互打方の採用により、修正が早く、正確になるため、命中率は向上 ?
  公算射撃 (散布界の選定等) ?
  6から9 (10?) 門が、命中率が良好 ?
  12門艦は交互打ち方を、8、9門艦は一斉射撃を主用 ?

そもそも

命中率とは、どの様な概念でしょうか。

って、命中率の概念? あるのは “定義” で、それも専門用語ですらないごく普通の用語ですけどねえ。


さてご来訪の皆さんならどの様にお答えになるでしょうか?

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次 : 「発射門数と命中率 ・ 続」


posted by 桜と錨 at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し

2017年07月02日

NHK 『坂の上の雲』 制作参画の思い出


7月に入りましたね。 早いもので、今年ももう半分過ぎてしまいました。

以前本ブログでNHKのドラマスペシャル 『坂の上の雲』 に海軍関係で制作のお手伝いをした時のことを連載いたしました。

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元々の番組では1話90分として全13話を3年に分けて放送しましたが、これを平成26年になって1話を45分の2つに編集し直して全26回としたものをBSで再放送しました。

この時に、NHK松山放送局が毎週次の回の内容紹介をHPのコーナーで掲載しましたので、私もこれにコラボする形で番宣も兼ねてブログ記事にしたものです。

ブログでは古くなるとだんだん後ろに流れて行ってしまって判りにくくなりますし、また私自身の思い出のためにも (日記などをつける習慣がありませんので (^_^; ) これを今回本家サイトに纏め直したものです。


まだ修正されていないところが残っているでしょうが、後で手を入れることとして取り敢えず公開することにしました。

写真もブログ記事の時よりは多少サイズを大きくしたり新たに追加したものもありますが、これも機会をみて他のものを追々追加・修正していきたいと考えています。

NHKのこのすばらしいドラマを思い出しつつ、また原作である司馬遼太郎の歴史小説 『坂の上の雲』 のファンの方々も含めて、楽しんでいただければと思います。

う〜ん、全編のDVDも発売されていますが少々高いので ・・・・ 機会を見てまた再放送してくれませんかねえ、NHKさん (^_^)


posted by 桜と錨 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年06月30日

GFCS Mk56、ですよね ?


米海軍の GFCS Mk56 は大戦後の3インチ及び5インチ砲用の射撃指揮装置の標準装備となったもので、米海軍のみならず英海軍及び海上自衛隊でも使用されました。

もっとも、海上自衛隊にはなかなかリリースしてもらえず、やっと 「つき」 型及び 「くも」 型になってからでしたが。

ところで、米海軍では元々は 「射撃指揮装置」 ( GFCS、Gun Fire Control System ) という一つの装置はありませんで、方位盤や射撃盤などの個々の指揮兵器が発達してそれぞれが緊密に連接するようになりましたので、大戦期にそれらを一つに組み合わせたシステムとしてメインの方位盤の名称をとった、例えば 「 Mk37 Gun Director Sysdtem 」 などと呼んでいました。

これが現在のように一つの射撃指揮装置として呼ばれるようになったのは大戦後のことで、GFCS Mk37 が最初のものです。 以後 GFCS Mk56、Mk57、Mk63 等々全てこれで統一されるようになりました。

さてこの GFCS Mk56 ですが、次のような機器で構成されています。

GFCS_Mk56_components_01_s.JPG

また、これらの機器の配置とその機器間の基本的なデータの流れは次の様になっています。

GFCS_Mk56_illust_01_s.JPG

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これらはネット上の某巨大掲示板でも紹介があった1955年版の 「 NAVPERS-10798 Naval Ordnance and Gunnery Vol.2 Fire Control 」 にあるものと同じものです。

このように、方位盤 ( 射撃用レーダー Mk35 と一体 ) が上部構造物上などに位置する他は、残りの全ての機器は船体内の 「射撃管制室」 ( Fire Control Room ) に装備されています。

( 因みに、上記の NAVPERS-10798 では 「 operation center 」 となっていますが、これは従来の 「射撃盤」 ( Range-keeper ) の時代に 「 plotting room 」 と呼ばれていたものが GFCS となった時の初期の呼称で、すぐに現代に通用する 「射撃管制室」 となりました。 これをわざわざ 「オペレーション・センター」 と直訳すると言うことは ・・・・ (^_^; )

これだけでは私のブログらしくないので、もう少し手持ちの他の資料から違うものをご紹介すると、

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ご来訪の中には 「なぜ Computer は Mk42 と Mk30 の2つもあるの?」 と思われる方もおられるかもしれません。

これは、いわゆる従来の射撃盤 (Range-Keeper) の機能を、水平面内での弾道計算とこれを甲板面での発砲諸元の変換の2つに分けたためです。 即ち、

GFCS_Mk56_SG_01_01_s.JPG

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この2つの射撃盤 (計算機) は、確かに射撃計算については従来どおりのメカニカルな機構を採用しています。 これらの計算はディジタル・コンピューターの出現まではこれが一番便利だったからです。

しかしながら、

コンピューター・マーク42は、ギヤとシャフトとカムなどでできた、人力の機械式アナログ・コンピューターですよ。中に回路なんて、入っていません

すばしっこく動き回る砲射撃指揮装置と、シェイク・ハンズでフィードバックさせるならば、制御するコンソールや機械式コンピューターは、当然、真下に設置しなくてはならないでしょう。

まさか 射撃盤 Mk42 の射撃計算機構がメカニカルだからといって、データの入出力までもがリンケージ機構で方位盤を始めとする他の機器と繋がっているなんて思っておられるわけではないですよね? それに 「人力の機械式」 ?

GFCS Mk56を構成する各機器間の接続は基本的に全て信号ケーブルなんですが ・・・・

したがって方位盤以外の機器を納める 「射撃管制室」 は “方位盤の直下” である必要は全くありません。 艦内スペースと重量などにより船体の中央寄り、下甲板の適当な位置に置かれるのが一般的です。

例えば、海上自衛隊の 「つき」 型と 「くも」 型での方位盤と射撃管制室の関係は次の様になっています。

JDS_Tsuki_Class_draw_01_s.JPG
( 「つき」 型の配置図 )

JDS_Kumo_Class_draw_01_s.JPG
( 「くも」 型の配置図 )

それ以前に、

さすがに、水銀スイッチなどは使っていないでしょうが、当時の配線は、光ケーブルなどではありません。

などは何を言いたいのかさっぱり判りません。 わざわざ言及する必要の全くないことで ・・・・ (^_^;

この GFCS Mk56 は優れた射撃指揮装置ですが、それはこれの射撃用レーダー Mk35 によるところが大です。 回路図を追いかけていくと大変に興味深いものがありますが、これはまた機会を改めてに。

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(7月4日追記):

折角ですからもう少し具体的なものをご紹介を。

砲旋回角及び砲仰角の系統図から計算機 Mk42 についての部分です。

GFCS_Mk56_Comp_Mk42_illust_02_s.jpg

この図中の 「リンケージ・ユニット」 とあるところが、先にお話しした通常の射撃計算に用いられる各種のメカニカル機構で、例えば次の様なもので構成されている部分です。

GFCS_Mk56_Comp_Mk42_illust_03_s.JPG

つまり、計算機 Mk42 は射撃計算のために多くのメカニカル機構が使われていますが、それしか入っていないということではなく、ましてや連接する機器とのデータの入出力までもがメカニカル機構であるわけではないということです。

posted by 桜と錨 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し