2010年04月17日

大連訪問記 (1)− 大連への往復

3泊4日で大連へ行ってきました。

今回の旅行は、さる企業グループが中国企業との事業連繋の為に訪問したもので、私はこれに同行させていただいたものです。

したがって、中2日は昼間は会議や現場視察などがあり、また夕方からは初日を含めた3日とも懇親会 (夕食と飲み会) の連続で、当然ながら単独での観光など自由時間はほとんど無し。

とはいえ、参加企業の方々の希望もあり、僅かな時間ではありますが旅順の203高地見学と大連市内でのお土産買いの時間はなんとか確保できましたので、これを中心に皆さんにご紹介をしたいと思います。

★   ★   ★   ★   ★

まず始めは大連への往復について

参加企業の方々の都合で、出発と帰国は中部国際空港 (セントレア) と福岡空港利用の2グループに分かれて。 したがって、私は往復とも前者のグループと一緒に行動しました。

セントレア ←→ 大連は 「中国南方航空」 の直行便が毎日1往復出ています。 今回はこれを利用することに。

 CZ619便 : 大連 08時05分 (現地時間) 発 → セントレア 11時15分着
 CZ620便 : セントレア 12時15分発 → 大連 13時45分 (現地時間) 着

その他にセントレアからはソウルや上海経由の便も結構ありますが、所要時間が直行便の約2時間半に対して、倍以上の5〜7時間となります。

しかし、直行便の航空機はエアバスA319型 (乗客124人) いや 〜 久々に小さなジェット旅客機に乗りました、しかもこれで国際線ですから (^_^) 

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( 左:往路便、セントレアにて  右:復路便、大連空港にて )

行きは月曜日でしたので、週末を日本で過ごしたらしい (多分) 中国人や商用の日本人の乗客などで一杯でしたが、帰りは木曜日だったためか60%程度の乗客率。

客室乗務員は、エコノミー・クラスは2人で全てをやっていました。 ビジネス・クラスにもあと2人ほどいたのでしょうが、通常のサービスはともかく、何かあった時はこれで大丈夫なのかとちょっと心配。

客室乗務員のサービス態度は、可もなく不可もなくというところ。 欲を言えばもう少し笑顔があれば ・・・・

この中国南方航空で面白かったのは、空港カウンターでのチェックイン受付は出発の1時間半前から30分前までの1時間で、チェックイン締切に続いて直ちに搭乗開始となります。

そして、予定出発時刻前であっても乗客が揃ったならば航空機は早々にゲートを離れて出発してしまうことです。 行きの便では、何と15分も早くセントレアのゲートを離れました。

したがって、いつものつもりでコーヒーを飲んだり土産物屋の散策などをして、出発10分前頃までに搭乗口に行けばいいやなどと思っているとちょっと焦ることになります。 出発予定時刻より遥かに早い時間に 「〇〇様 ・・・・ 」 の呼び出しのアナウンスが空港中に響きますので。

座席は往復とも窓側を確保できたものの、両方とも飛行中はず〜っと下は一面の雲で何も見えず。 ソウル上空なども通過するはずなのに残念。

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(左:往路の外の様子  右:復路の外の様子)

機内では往復の便とも食事のサービスがあります。 メインがチキンかビーフかの二者択一ですが、それ以外の内容は全く同じ、しかも往復とも同じメニューでした。

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( まさに “空弁” そのもの )

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私は、行きはチキン、帰りはビーフを選択しましたが、味はエコノミーとしてはまあまあかと。 ただ、時間が時間ですから飲み物は流石にビールは遠慮してコーヒーを貰いましたが、完璧なインスタントでした (^_^;

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大連空港はご存じの通り正式には 「大連周水子国際空港」 と言います。 この空港は現在連載中の高橋定氏の回想録 『飛翔雲』 にも出てきましたとおり、元々は満州航空会社の定期便が細々と使っていたところを、昭和12年より旧海軍が使い始めたものですが、現在では当時を偲ばせるものは全くありません。


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( 現在の大連周水子国際空港  Google Earth より )

ただ、国際空港とは言っても空港そのものの規模は小さく、しかも回りはすぐ側まで宅地が押し寄せていますのでこれ、将来的にはこれ以上の拡張の余地はありません。 (既に近傍に新空港建設のプランが公表されていますが、まだ着工されていないようです。)

またターミナルビルも小さなものが1つで、しかも国内線用と国際線用とで2つに分けて使っているため、非常に手狭となっています。

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( 国際線出発便の待合室 )

このためか、往路便で大連空港に到着した時はゲートに直接着きませんで、ターミナル横の駐機場で雨の中を屋根の無いタラップを降りてバスまで歩かされた上、預けた荷物もこれまた屋根の無いコンベレーターと運搬車に乗せられて受け取った時にはずぶ濡れに。

日本のどんなローカル空港でも、もう少しマシかと。 ただし、大連市の中心部まで車で約20分ですので、非常に便利と言えば便利です。

また、ここは軍民共用空港で、衛星写真などでは少し前まではミグなどがズラリと並んでいましたが、現在では軍用はほとんどが旅順の北に新しくできた飛行場に移ったようです。

中国南方航空で面白いというか変わっていることのもう一つは、パイロットや客室乗務員なども乗客と一緒に降りてしまうこと。 特に大連空港では、乗客のバスがまだタラップ下を離れない内に、パイロットは専用のマイクロバスに乗ってサッサと行ってしまいました。

空港に着いてしまえば、後は乗客のことは知ったことではない、と言うことなのでしょう。 日本人の感覚からすると、ちょっとね 〜、です。
(続く)

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2010年04月18日

大連訪問記 (2)− 大連市街

大連に着いてまず驚いたのは、予想を遥かに上回る “都会” であり、高層ビルが建ち並ぶ近代的な街に変貌中であることでした。

もちろん貧富の差が日本とは比較にならない国であり、また大連もまだまだ再開発の最中ですから、あちこちに昔のイメージそのもののところも残っています。 しかしながら、この極めてダイナミックな発展中の姿からは、古い中国のイメージを完全に塗り替える日もそう遠くはないのでは、とも想像されます。

その一方では、ロシアや日本統治時代の古い建物で主要なものは今でも数多く残されており、これらは最近になって 「大連市重点保存建築」 として指定され、今後とも整備・保存されていくことになっています。 これは喜ばしいことです。

残念ながら今回の旅行は商用でしたので、昼間に街並みの写真を撮るチャンスがほとんどありませんでしたが、途中の車の中からのものと、皆で土産物を買いに市内に出たときのものをご紹介します。

まずは車の中から撮ったものを。

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( 旧横浜正金銀行大連支店  現在の中国銀行大連分行 )

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( 旧関東逓信局  現在の大連市郵政局 )

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( 旧関東州裁判所  現在の大連市司法局 )

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( 旧関東州庁  現在の大連市人民政府 )

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( 旧大連ヤマト・ホテル  現在の大連ホテル )

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( 大連で有名な海鮮料理店の一つ 「天天漁港」 )

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( ちょっと洒落た建物のケンタッキー・フライド・チキン店 )

続いて買い物時に寄った旧ロシア人街などを。

旧ロシア人街は、大連駅やショッピングの中心である勝利広場から500mほど歩いたところにあります。 ここは大連の観光名所の一つとなっており、それなりに整備されていますが、メインストリート側の建物の多くはレプリカです。

本来の古い建物は通りの裏側に一部残っていますが、ほとんどが放置状態で、今後どんどんと取り壊されていく運命にあるようです。

メインストリート両脇には露店も含めて土産物屋がズラリと並んでおり、中国のお上りさん達も沢山来ています。 したがって完全に “見物小屋化” しており、残念ながら期待したほどの風情はありませんでした。

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( 旧ロシア人街入口にある旧東清鉄道汽船の建物  ただし、現在のものはレプリカ )

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( 旧ロシア人街のメインストリート  建物の多くはレプリカ )

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( 同メインストリートを反対側から )

旧ロシア人街のメインストリートの最奥に位置するロシア時代の大連市役所は、最近まで 「大連市自然博物館」 として使われていましたが、同博物館が新築の別のところへ移ったため、建物も、そしてその前面の広場も放置状態となっており、少々荒れてきています。

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( 旧ロシア人街の最奥にあるロシア時代の市役所 )

満鉄本社 → ヤマトホテル → 満蒙資料館としての歴史もあるだけに、もったいない気がします。 この ↓ 建物ももう使われていないようです。 これらは何とかならないものでしょうかねぇ。

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( 僅かに残る古い建物の一つ )

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( これもレプリカ )

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( 同行の大変可愛いガイドさん  私のお気に入り V(^_^) )

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( 今も残る大連駅 )

買い物が終わってからスターバックスで一休み。 タクシー初乗りが8元 (約120円) の中国にあっては、カフェ・モカのトールが26元 (約390円) ですから、極めて高級な飲物と言えるでしょう (^_^;

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( 勝利広場近くのスターバックスにて )

(続く)

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2010年04月19日

大連訪問記 (3)− 旅順・203高地

これが出てこなければ 『桜と錨の気ままなブログ』 になりません (^_^)

中国側との会議などの合間にちょっとだけ時間が出来ましたので、参加企業の方々からも強い要望があり、旅順の203高地を見に行くことにしました。

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( 旅順港との位置関係   元画像 : Google Earth より )

残念だったのは、片道1時間をかけて車で大連から往復したものの、その日の後の時間の都合で現地での時間はたった30分ほどしか取れず、203高地だけしか見ることができなかったことです。

既に皆さんご存じのとおり、今までほとんど外国人を受け入れなかった軍港都市旅順も、昨年秋には全面開放となったと聞いていましたので、旅順市街をあちこち見てみたかったのですが ・・・・

ただし、同行者の一人が途中トイレに行きたくなったことから旅順駅前で5分ほど一時停車しました。 旅順駅の写真も撮りましたが、駅舎の目の前が警察署。

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この警察署から港方向に向かって旅順駅舎の写真を撮りましたが、別に何も言われませんでした。 このことからも、旅順市内の全面解禁は事実かもしれません。

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軍港施設に沿った道を進みますので、左手奥には岸壁に停泊中の艦艇もチラチラみえます。 ただし小さな古い艦が多かったですが (^_^;

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( 左 : 有名な 「勝利の塔」 も見えます  右 : 軍港ゲートの一つ )

市内の道は大変に綺麗に清掃されていますが、途中からはここも再開発で建築ラッシュ。 工事の車が沢山走っています。

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さて、203高地です。

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( 現在の203高地一帯の状況   元画像 : Google Earth より )

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( 旅順側から見上げた203高地、こんな小山だったんですねぇ )

203高地への一般の車は、途中にある駐車場までしか入れません。 その後は歩いて登るか、一人100元 (約1500円) を払って観光用の専用マイクロバスで行くかです。

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( 203高地の駐車場  左の道が山頂までの歩道、徒歩だと約15分だそうです )

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( 駐車場にある比較的新しい案内の看板 )

100元という中国の物価からしてべらぼうに高い料金には驚きましたが、車で行く道の途中には乃木将軍の次男の戦死場所の碑があるとのことで、結局皆で車にしました。

「乃木保典君戦死之所」 という碑は、林道から少し下に入ったところにありました。 上段の碑は当時のもののようですが、下段は新しいもの ? ともかく、今日までよく壊されずに残されていたものです。

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慰霊塔周辺は公園として綺麗に整備されていますが、早くも日本人をターゲットにした土産物屋も並んでいます (^_^;

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その203高地から見た旅順港です。 まさに明治37年12月に日本軍が見た眺めがこれです。

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( 軍令部編 『明治37、8年海戦史』 より )

余談ですが、日本軍が最終的にこの203高地を占領したのは明治37年12月5日ということになっていますが、その前のまだ取ったり取られたりしている最中の同月2日、第三軍に派遣中の中川海軍少尉がここに登りました。 それを同じく派遣中の岩村参謀が同日午後9時に次のように東郷長官に電報で報告します。

「 中川少尉二〇三南西高地に行き目撃せし処に拠れば同高地は予期せし通り旅順口港内全部残らず瞰制することを得 」

直接視認した中川少尉も、伝える岩村参謀も、そしてこれを聞いた東郷長官以下の連合艦隊諸氏も、その喜びは如何ばかりかと。 ある意味、日本海海戦における旧海軍の勝利はこの時に決まったともいえる瞬間です。

黄金山や老虎尾半島の砲台跡も見えます。 ただし200ミリのレンズではこれが限界 (^_^;

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( 左 : 黄金山砲台と信号所  右 : 老虎尾半島鶏冠山砲台 )

そしてこんなものも (^_^)

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( 老虎尾半島側にある潜水艦基地 )

また、旅順港とは反対側を見渡しますと、付近の要地に建てられた記念碑なども遠望できます。 マイクロバスの運転手さんが写真を撮りまくっていた私に、「この方向、こっちの方向」 と指差しで教えてくれました。

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( 左 : 高崎山  右 : 椅子山 )

 陸軍の重砲観測所跡は全くの公園化されており、当時を思わせるものは全くありませんが、近くにはロシア軍の塹壕跡などが一部残されています。

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( 左 : 置かれている28糎榴弾砲はレプリカ  右 : 露軍塹壕跡 )

重砲観測所跡の手前に3階建てで全面ガラス張りの建物があります。 何のためのものか不明ですが、現在では全く使われていないようです。 近い内に観光用の展望塔に改装されるかも?

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この建物の位置には、本来もう一つの記念碑が有ったはずなんですが ・・・・

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( 古い絵葉書より )

見学を終わってマイクロバスに戻ろうとした時、バスの運転手さんが 「ちょっと待ってて」 と言って脇の林の中に入って行きました。

そして暫くして戻ってくると、「これ日本軍の砲弾の破片、記念にどうぞ」 と言って私に差し出しました。 本物かどうかの真偽はともかく、その好意に謝謝 !

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( 本物かはともかく、203高地訪問の記念として )

それにしても、旅順はキチンとしたツアーを組んでもう一度行ってみたいですねぇ 〜、観光地化して荒れてしまう前に。
(続く)

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2010年04月20日

大連訪問記 (4)− 大連の宿

今回のホテルは、3泊とも大連の5つ星ホテルの中でも1、2を争う高級ホテル 「シャングリ・ラ・ホテル大連」 でした。

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もちろん最も安いグレードの 「スタンダード・ルーム」 でしたが、それでもハイ・シーズンなら相当な値段のところです。 今回は中国側が手配してくれましたし、まだシーズン前でしたので、非常に安く泊まることができました。

( ご存じとは思いますが、中国では全てについて中国人向けと外国人向けの2つの価格設定がなされています。 そこで、中国側に手配をしてもらうと、ホテルにしろレストランにしろ、中国側価格、またはそれに近い値段で利用することが可能になります。)

エントランスやロビーも、大きなホテルの割にはだだっ広くはありませんが、高級感があって大変に良いです。

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( エントランスで出迎えてくれるお嬢さん達のプロポーションに脱帽! )

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隣りに同じく5つ星でニュー・オータニ系列の 「フラマ・ホテル大連」 がありますが、ロビーなどの感じはシャングリ・ラの方がかなり上と感じました。

部屋はダブルベットx1ですがソファなどの家具類も整っており、かつ非常に広いスペースですのでゆったりとすることができます。 それに照明や色調などもなかなかシックで落ち着いています。

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さらに便利なのは、広いバスルームの中は、通常の浴槽、洗面台、トイレの他に、ガラス張りのシャワーブースが付いていることです。

浴槽にカーテンをひいて、と言うのではありませんので、シャワーは心置きなくお湯を出すことができます。 これはいいですね 〜。

 テレビは有線で、映画やNHKを含む外国ニュースなどのチャンネルを楽しめますが、中国語の放送でも最近は字幕がでますので、何となく意味が判ります。

で、私の部屋は北向きの大連港に面したところでしたので、もしかするとこれ ↓ が見えるのではないかと期待したのですが ・・・・ 

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残念ながら滞在中には見えるところにいませんでした。 残念 ! でも、この目の前の造船所で改装工事をしているんですよね。

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( 部屋からの眺め )

食事は昼・夕ともにすべて外でになりますので、ホテルで食べるのは朝食のみ。 1階にある 「i カフェ」 というレストラン。

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( レストラン 「iカフェ」 の入口 )

ここは朝・昼・夕と違ったメニューでのバイキングが楽しめますが、朝食でも非常にメニューが豊富で、その場で手打ち麺のラーメンも作ってもらえるコーナーまであります。 味はもちろんどれを取っても大変に美味しいく、朝からついつい食べ過ぎてしまいます。

ホテルは大通りに面していますので、昼間は車や人通りもかなり多いところですが、流石に夜は静かになります。

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もっとも、今年は異常気象なのか、滞在中は4月中旬にも関わらず連日3月始め頃の気温で、昼でも6〜9度ぐらい、朝夕は0〜3度ぐらいでしたので冬用のジャンパーやコートが必要でした。 夜の人通りがないのも当然だったかも ?

さて次回は大連での食べた料理の数々をご紹介します。
(続く)

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2010年04月21日

大連訪問記 (5)− 大連での夕食

大連訪問記の最後は夕食編です。

今回の大連訪問は商用にお伴したのですが、中国人との仕事上の関係構築には相互の接待はかかせません。 したがって、今回も例に漏れず夕食に始まる懇親会が3日連続でした。

特に中国人の場合は、相手が 「ウップ! もうダメ!」 と言うまで美食・美酒を出すことが良い接待とする習慣がありますので、日本人的にはこれに完全にお付き合いするのはなかなか大変ですが、堪能できることは間違い有りません。

今回は3日とも大連では著名なレストランの個室を借り切ってのもの。 会場の雰囲気も、サービスも、そしてもちろん出てきた料理も、大変に素晴らしいものばかりでした。


1.潮州料理 「潮州城」

初日の夕食は、宿泊場所である 「シャングリ・ラ ホテル」 の隣りにある 「フラマ・ホテル大連」 の3階にある潮州料理 (広東料理の一種) のレストラン 「潮州城」 です。

豪華な廊下をズズッと奥に入った広〜い個室で大きな円卓を囲みます。 まずは例によって双方の代表者の挨拶から。

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そして乾杯のあとに食事に入りますが、予め注文した内容に基づいてコースがセットされています。

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(テーブル上に置かれていた当日のメニュー)

このレストランでは、一般的な中華料理のように大皿から自分で取る方式ではなく、一人一人に一皿ずつ取り分けて出されます。 したがって、盛りつけも大変に凝っています。

ビールと紹興酒が次々に注がれてすぐに酔ってしまいましたので、幾つか撮り忘れてしまって抜けています。

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( まずは前菜の盛り合わせから )

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一皿一皿の量はそれ程でもないのですが、皿数が多いので途中でもうお腹が一杯になってきました。 隣の席の人と 「あと何皿残ってる?」 と確認し合う始末。 それでも大変に美味しいので、最後のデザートまで全て完食したことは言うまでもありません (^_^)


2.火鍋料理 「皇城老媽」

2日目の夕食は火鍋料理で有名な 「皇城老媽」 (フゥァン・チォン・ラオ・マー)  大連港近くの 「港湾広場」 というところにあり、要人接待にも使われる高級店だそうです。

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スープは左の赤黒いのが四川の辛いやつ。 流石に私はこちらのスープでは肉は辛すぎて食べられませんでした (^_^;  しかし、海老団子やイカのつみれはこちらのスープでやるとビールのつまみに最高になります。 これはちょっと病み付きになりそうな味と食感です。

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右の白いスープは3種の野生キノコが入った三菌湯というものだそうで、食前にまずこのスープだけを飲むと胃に優しいそうです。 試してみましたが、大変に美味しかったです。 こちらのスープでのしゃぶしゃぶは日本人の味覚にもピッタリかと。

さて、次々に出てくる食材の写真を撮っていましたら、店側から写真は遠慮して欲しいとのことでしたので、2枚のみ。

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( 写真の左上はアワビのスライス、右はお豆腐 )

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食材そのものの写真が外に出ると、他の店がこの店の食材を調べたり真似をしたりするおそれがあるからだそうです。 残念 !

肉だけでも何種類もの違った味と食感のものが次々と出されますので、三菌湯スープの方でバクバク食べ、時々四川スープの方に浸けたアワビや団子などで冷たいビールをグビッとやる。 う〜ん、最高、大満足。

最後の締めは麺を入れて。 これも大変美味しかったです。


3.海鮮料理 「新東方・漁人碼頭」

3日目の夕食は海鮮料理を中心とした中華料理全般を扱う店として有名な 「新東方・漁人碼頭」  2日目の 「皇城老媽」 の隣りにあります。

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( 同店のパンフレットから )

1階は生け簀で食材を選ぶ方式の一般的な中国の海鮮料理店ですが、2〜3階は豪華な個室がずらりと並び、ここも要人接待に使われる高級店だそうです。

例によって双方の代表者の挨拶と乾杯のあと、次々と料理が出されます。 ここは一般的な様式で大皿でサービスされますので、各自で好きなものの適宜取って行きます。

最も日本人向けなのはカレイの活き作り。

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カレイの右側にあるものは 「海腸」 という軟体動物。 日本では 「ユムシ」 と呼ばれて魚釣りの餌として知られていますが、それの大きいヤツ。 これがなかなか、病み付きになりそうな通向けの味なんです。 コリコリとした食感で、まるでホルモンの 「コブクロ」 を生で食べているような感じ?

ウニは一人に1個ずつ。 これが大きくて、しかも美味いんです。

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それでは写真に撮ったものを幾つか。

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( 左 : アワビ      右 : 北京ダック )

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( 左 : 海老の酒蒸し   右 : 大連の特産、ナマコ )

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( 左 : 豚足   右 : 骨付き鴨 )

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( 左 : ワタリガニ   右 : ヒラメ )

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( 最後の締めは海鮮麺 )

その他、ホタテ、キクラゲとイカの炒め物、麻婆、それに肉まん、胡麻団子、果物類などなど沢山のものが出ましたが、お喋りと紹興酒の酔いとで中盤以降はほとんど写真がありません(^_^;

いや〜、結局3日目も鱈腹食べ、飲んでしまいました。 中華料理を楽しみにしていた私としては、これだけでも満足、大満足の大連への旅でした。

家に帰って、家内や子供達の最初の一言 「お父さん、太った?」 (^_^)

(大連訪問記・終わり)

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2010年04月23日

大連訪問記 (補)− 懐かしの大連・旅順

訪問記は終わりましたが、まだ何となく “桜と錨の気ままなブログ” らしくないので、補足としてお土産物散策のときに入手した大連・旅順の古写真をご紹介することにします。

多くはガイドブックなどの刊行物で紹介され、また絵葉書などでも出回っている有名なものばかりですが、戦前の大連及び旅順の風景を纏めてお楽しみ頂きたいと思います。

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( 左 : 横浜正金銀行大連支店 (現中国銀行大連分行)    
          右 : 東清鉄道汽船本社 (レプリカ現存 ) )

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( 左 : 大連大広場 (現中山広場)   右 : 大連大和ホテル (現大連賓館) )

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( 左 : 大連市政庁 (現大連労働局交通局)   右 : 大連日本橋 (現勝利橋) )

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( 左 : 大連警察署 (現遼寧省外貿局)  右 : 大連港ターミナル入口 (現存せず) )

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( 左 : 大連満鉄本社 (現大連鉄道局)               
       右 : 大連満鉄図書館 (現大連図書館日本文献資料館) )

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( 左 : 大連日本電気公園 (現存?)   右 : 大連神社 (現存せず) )

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( 左 : 大連浪速町 (現天津街) 右 : 満鉄大連病院 (現大連大学附属中山病院) )
 
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( 左 : 老虎灘 (現老虎灘公園一帯)   右 : 星之浦 (現星海公園一帯) )

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( 左 : 旅順赤十字病院 (現存)   右 : 関東軍長官官邸 (現存) )

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( 左 : 旅順民政庁 (現存?)   右 : 旅順駅 (現存) )

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( 左 : 旅順東洋橋、左上は白玉山記念塔 (共に現存) 右 : 旅順関東州庁 (現存) )

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( 左 : 旅順大和ホテル (現桜花城大酒店)   右 : 旅順博物館 (現存) )

★   ★   ★   ★   ★

今回の旅の総括として申し上げたいのは、大連は大変に良いところだという印象です。

それは、かつて多くの日本人が住み、そしてその当時の面影が今尚あちこちに残っているということもあります。

しかしそれよりも何よりも、日系企業もかなり多く進出し日本人が多いこともあるのでしょうが、かつて日本の統治下にあったにも関わらず、少なくとも表面的には反日的な雰囲気はまったく無いことが挙げられます。 これは旅行者や企業の駐在者にとってはありがたいことです。

これがまた日本人として大連を好きになる一因にもなっていると思います。 機会があれば是非また訪れてみたい街の一つですね。

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2010年07月21日

続・大連訪問記 (1)− 大連再訪へ

4月に大連を訪問しましたが、僅か3か月でまたまた訪れることができました。

ただし、今回の3泊4日は前回以上にほぼ完全に仕事関係のみで、3日目に約1時間のお土産買いの時間がとれた程度で、ましてや観光などは全くできませんでした。

まあ、訪問の目的が目的ですから、仕方ないと言えばそうなのですが ・・・・

と言うことで、今回も食べ物を中心にして、前回の訪問記にプラスする形でご紹介をします。

★   ★   ★   ★   ★

1.航空便

日本と大連の往復は、前回はセントレア発着の中国南方航空便でしたが、今回はメンバーの都合に合わせて成田発着の全日空便で。

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( 成田発10時10分、大連着12時15分 (−1h) のNH903便 )

成田 ←→ 大連は、全日空と日航が1日1便、中国航空と中国東方航空が週4便あり、いずれも片道所要時間は3時間です。

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( 往路は窓側が取れましたが、残念ながら途中は地上の景色は何も見えませんでした )

大連空港の大きさとの関係か、この全日空便も往復とも小さなB−767でしたが、常にかなりの乗客率のようです。 特に帰りは3連休前の金曜日であったためか満席でした。

往復とも機内食が出ましたが、メインの選択はないものの、復路が豚肉、往路がチキンで、サイドメニューも異なっており、ビールを飲みながら楽しませていただきました。

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( 往路便 )

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( 復路便 )

機内サービスやCAさん達の対応・笑顔も大変良く、このあたりはさすがは日本の全日空さん、前回の中国南方航空のやや事務的な対応とは1ランクも2ランクも上です。 その上、機内設備のグレードも上ですが、まあ運賃の方も高いので (^_^;


2.大連周水子国際空港

前回ご紹介しましたように、国際空港とは言いながら空港全体はもちろんのこと、ターミナル・ビルも大変に小さいです。

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しかも、この1つのビルを国際線と国内線とで半々に使っていますから、非常に狭く感じます。 もちろんお土産屋さんなどの免税店もほとんど無し。

近郊に代替空港を建設する話しが出ていることを聞いていますが、未だに着工はされていないようです。 旧市街のみならず周辺近郊部もこれ程大規模に再開発が進んでいるのに、ちょっと不思議な気がしますね。

入出国審査は、係官も皆テキパキとしていて、何も聞かれることもなく、あっという間に無事通過。 前回よりもスムースな感じがしました。

空港へは中国側が揃って出迎えてくれましたが、私も前回で皆さん既に顔なじみ。 再訪の挨拶を交わして、用意された車でホテルに向かいます。 朝晩のラッシュ時でなければ約20分位で着きますので、これは都市の空港として便利な点です。


3.ホテル

ホテルは今回も前回と同じ 「シャングリ・ラ」(Shangri-la、香格里)  中国側の手配ですからいつでも非常に安く泊まることができます。 しかも、1階のビュッフェ式レストラン 「アイ・カフェ」 (i・ Cafe) での朝食込みで。

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部屋は前回と同じスタンダードで、部屋のレイアウトも左右反転しただけで全く同一でした。 最も低いランクの部屋ではありますが、一人ですから広さも設備も充分です。

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ただし、前回は北向きで造船所越しに大連湾が見えたのですが、今回は東向きの部屋で、目の前は高いビル。 残念ながら眺めはイマイチでした。

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前回ご紹介しましたように、ここは大連の5つ星ホテルの中でも1、2を争うところで、設備はもちろん、スタッフの対応も非常に良く、気持ちよく宿泊できます。

何よりも、メイドさんを始め、ほとんどのスタッフは日本語は話せなくとも、少なくとも片言の英語は通じます。 そして日本語が話せる、あるいは日本人のスタッフの数もかなりで、かつ部屋の電話には24時間日本語対応専用の回線があるのも嬉しい点です。

ロビー入口にはプロポーション抜群のおね〜さんが常にガイト兼出入者のチェックで出迎えてくれますし、表のドア・ボーイさんもタクシーで乗り付けた時は必ずタクシーの番号を書いて手渡してくれて、何かの時に対応できるようにしてくれます。  この辺の躾けというか、配慮はなかなかです。

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朝食は前回もご紹介した 「アイ・カフェ」 (i・Cafe)  朝・昼・夕の3回、それぞれに違ったメニューでのビュッフェ・スタイルのレストランです。

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もちろん、朝食もメニューは極めて豊富で、かつどれも大変美味しく、飽きることはありません。 特に目の前で作ってくれるラーメンは最高です。 つい朝から食べ過ぎてしまいます。

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( まず軽く一皿目 (^_^) )

そしてホテルのロビーにあるラウンジ。 昼間はまあ普通のところなのですが、夜になるとライブ演奏が入って、なかなか洒落た雰囲気になります。 私達一行は毎日夕食会が終わって酔っぱらってホテルに戻ると、いつもここで深夜までお喋りです。

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( 昼の間のラウンジ )

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( 夜のラウンジ  ゆったりと落ち着いた雰囲気です )

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( 静かな曲のライブ演奏が流れます )

ところで、ここのラウンジのお嬢さんたちは、抜群のスタイルをピチッとしたチャイナ・ドレスで包んでいます。 チャイナ・ドレスといえば皆さんご存じのように両サイドに深いスリットがあるのですが ・・・・ ここのお嬢さん達のはスリットなどというものではなくて、わざと大きく開いているような ・・・・ ?

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あっ、写真の隅に “たまたま” 写っていたものの拡大です。 誤解のなきよう (^_^; 

背の低いソファーなもので、横に来て注文した飲物などをテーブルに置くために前屈みになられると、目のやり場に困ってドキドキしてしまいます。 いや 〜、この歳になってもまだまだ人間が出来ていませんね 〜 反省 ! (^_^;
(続く)

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2010年07月23日

続・大連訪問記 (2)− 中国の近代都市化

1.大連市街とその近郊

大連市内はいまでも建築ラッシュで、至るところで低層の建物を壊して高層ビルの新築中です。

現在では法令によって大連市内では7階建て以下の低層のビルは新築できないそうです。 それにしても、まだあまり古くはなさそうなビルまでもが次々に建て替えられています。

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そして旧市街区域だけではなく、その周辺の郊外でも至るところで建築ラッシュです。

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もしこのまま中国の経済状況が保たれるなら、大連もあと数年すると、今よりは更に近代的な大都市に替わってしまうのでは、と思わされます。

もちろん、ある意味それは外観だけでは、であり、また古い景観を残したままの地区もまだまだ沢山ありますが。

その一方で、貧富の差は一向に改善されてはいないようです。 前回は4月とは言え、今年は朝晩は零度近くまで下がりましたが、今回は20度を下回ることはありませんでした。

そのためなのか、前回は夜の通りは一部の繁華街を除いて人はほとんど歩いていませんでしたが、今回はかなり遅くまで人通りが。

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( 夜のホテル前の道 )

そして、ホテルの近くでは10代から20代前半と思われる若者のグループがあちこちにたむろしていました。 そして私達が歩いてホテルに帰ってくると途中で声をかけて、「お腹が空いたよ〜。 お金を頂戴な。」 (中国語が分かりませんので、多分) と次々に言い寄ってきます。

市街中心部でのたかり。 これが夏の間だけ、この場所だけの現象かどうかは判りませんが ・・・・

私は言葉が分からない振りをして全く無視しましたが、中にはあまりのしつこさに何十元かあげたメンバーもいたようです。

ただし、このことを除けば、今回も一般的な注意さえ怠らなければ、治安そのものには特に不安を感じるようなことはありませんでした。 もちろん、その様な場所に行かなかった (行く暇がなかった) からでもありますが。


2.長輿島新開発区

今回の大連訪問の本来の目的の一つに現場視察がありましたが、中国側が設定してくれたのが 「長輿島開発区」 という所でした。 大連から北に約160km、途中は高速道路を使って片道約2時間半のところです。

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( 元画像 : Google Earth より )

ここは元々は農業以外はゴルフコースがあるくらいの何も変哲もない島でしたし、隣接する遼東半島側も農業と水産業 (養殖) 以外には何もなく、都市らしいところもありません。

が、今ではこの島が新たな開発区に指定され、工場エリアなども伴う近代的な大都市を建設中なのです。

まず何にもないところを大々的に切り開いて整地し、主要な幹線道路を整備します。

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そして、その幹線道路沿いに、高層のアパート・マンション群、学校、公共施設などを一挙に作っていきます。

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当然、都市として必要な官公庁も全て整備され、人の集中に伴って企業・工場などの進出が行われることになります。

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ハッキリ言ってこれは凄いです。 既存の主要都市と隣接しているわけでもない、早い話が陸の孤島 (実際にここは島なんですが) に、全く新たに数十万人が働き、生活する大都市を作ろうとしている訳です。

私など日本人の感覚からすると、大連から遠く離れたこんな辺鄙なところへ何故新たに、と思いますが、経済発展する中国沿海部への人口集中に対する一つの解決策なのかも知れませんし、都市計画上は何もないところに作る方が遥かに容易であることもその理由でしょう。

黒竜江省や内蒙古などの人々から見れば、それこそ経済発展する大都市大連の隣接地と言えるのですから。
(続く)

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2010年07月27日

続・大連訪問記 (3)− 食べ物編 (前編)

結局これが訪問記でのメインになってしまいますが ・・・・ (^_^;

1.湖州料理 「潮州城」

シャングリ・ラ・ホテルの隣にある、これも5つ星の 「フラマ・ホテル」 の西館2階にあります。

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( フラマ・ホテルの西館 (左) と東館 (右) )

ここは前回も初日の歓迎夕食会が行われたところですが、広東料理の一地方料理である潮州料理を謳っているものの、メニューも味もどうも日本人好みにアレンジされているようで、それが逆に日本人向けの接待には最も無難ともされているのでしょう。

お馴染みの「ねぎ坊主」のような照明の西館のロビーの奥のエレベーターで2階へ。

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フロントの先の廊下を進みます。 この内装感覚はやはり中国 ?

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そして更にその先の階段を上ると ・・・・

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宴会用の個室がズラリと並んでいます。

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まずは例によって日中双方代表者の挨拶から。

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今回は、夏らしく涼しげなテーブル装飾がなされていました。

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ビールを早めに切り上げて甘い紹興酒をグビグビやって、顔なじみになった中国側の人達とお喋りをしていたら、料理の写真は出てきた品数の半分ほどしか撮っていませんでした (^_^;

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ここは日本人の味覚からすると大変に美味しいです。 それに一皿一皿の量はそれ程でもないのですが、皿数が多いので、お腹一杯になります。

ところで、食事の最中に日本側の誰かが、今日は私の誕生日だということを言いましたら、中国側がすぐに厨房にバースデー・ケーキを注文してくれました。

で、最後のデザートと一緒に出されたのがこれ ↓ ここのお店の特別製 !

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いや 〜、この歳になって中国で誕生日のお祝いをして貰えるとは。 とても嬉しかったです。


2.焼肉 「天一牧場」

中国側から、たまには中華料理でないものとの提案があり、彼らのご推薦でここへ。 日本人の評価も高いところと聞いています。

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中国産の最上牛肉を使っているとのことが謳い文句のお店です。 ただ、お肉はどれも少々大振りに切りすぎているような ・・・・

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夕食会の開始時刻が早めで、昼食からあまり時間が経っていないこともあって、日中双方ともにバクバクとまでは行きませんでした。 青島ビールをグビグビ飲みながら、ほとんどお喋りだったような (^_^;

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う〜ん、確かに上質のお肉で、美味しいのは美味しいのですが ・・・・ 何か違和感が ・・・・ やっぱりタレかなぁ ?
(後編へ続く)

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2010年07月29日

続・大連訪問記 (4)− 食べ物編 (後編)

3.海鮮料理 「万宝海鮮舫」

大連は海鮮料理が有名で、「天天漁港」 とか 「光彩酒店」 や、前回ご紹介した 「新東方・漁人碼頭」 など名の知れたところが幾つもありますが、中国人が接待や宴会などで好んで使うのがこの 「万宝海鮮舫」 だそうです。

建物の表側からして如何にも中国人が好きそうな構えです。

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そして、入口を入った広いロビーからしてキンキラキンのド派手です。

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今回は4階の個室。 エレベーターで上がった廊下もまた更にド派手。

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個室の中も、フランスの宮殿内を模したかのようなド派手です。 う〜ん、こういうド派手さが中国人に人気のある点なんでしょうか。

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もちろん、料理も大変に美味しいです。 ここでも紹興酒をグビグビやって、お喋りに夢中になっていましたので、またもや料理の半分も写真が残っていません。

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( 一人に一つずつのアワビとホタテ  う〜ん、マイ醤油が欲しい ・・・・ )

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( 日本では獲れない大きなシタビラメ ・・・・ の残骸 (^_^) )


4.郷土料理 「九江飯店」 (長輿島)

郷土料理と言うべきか、田舎料理で良いのかどうか判りませんが、長輿島開発区の視察に行った時に、近くで昼食を済ませてから大連に戻ることになり、開発区域の境界に隣接した一戸建て新興住宅地の中にあるレストランに行きました。 視察現場の監督責任者のお勧めのお店です。

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外観はもちろん、店内も何の飾り気もない、何というか、全くの地方の “食堂” という感じです。

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日本側は始めはどんなものを食べさせられるのか皆ちょっと尻込みをしてしまったのですが ・・・・

これが実に素朴な味で、日本人の口にも合う大変に美味しい料理ばかりでした。 中国側の責任者は 「辺鄙なところなので、こんなつまらない田舎料理で申し訳ない。」 と謝っていましたが、どうしてどうして、こういう素朴な料理も大歓迎です。 それこそ中国に来た甲斐があるというものです。

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既に要件は全て終わり、後は車に揺られて帰るだけでしたので、ドライバーさん以外は中国側の同行者も含め皆で昼からビールでワイワイ。

お陰で、料理の写真は半分ほど。 写真以外にも、大根の酢漬け、海老とタケノコの煮物、大きな蒸し餃子、鯖の様な魚の焼き物、などなど、どれも大変に美味しかったです。

これはこれで大満足でした。


5.おまけ

三日目の夕食会は早めにお開きとなりましたので、ホテルに戻ってからメンバー数名でちょっと飲みに行こうよ、となりました。 で、遠くまでわざわざ出掛けるのも面倒だということで、ホテルの隣りの建物にあるジャズ・バーへ。

「Old Place Jazz Club」 というところなんですが ・・・・

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4人メンバーのバンドが15分の休憩を挟みつつ、何回かの演奏をやるようです。 一説によると4人は家族だとも聞きましたが、余り似ていないような ?

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それにしても、ジャズ・バーとはいいながら曲目はジャズらしいジャズは全くなし。 早い話が音楽喫茶ならぬミュージック・バー。  しかも、残念ながらあまり上手いとは言えませんでした。

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まあ、こういう雰囲気のところで飲むのが好きな人には良いかもしれません。 横に綺麗な小姐でもいてくれたら、なお文句はありませんが ・・・・ (^_^;
(続・大連訪問記 終わり)

posted by 桜と錨 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 大連訪問記(完)

2010年09月12日

続々・大連訪問記 (1) − 3度目の大連へ

お手伝いしている仕事の関係で急遽日程が決まり、未だに連日30度を超える猛暑が続く日本から飛び出しまして、4月と7月に続き、3度目の大連訪問となりました。

今回の大連は、日中の気温は24、5度、半袖シャツでも充分ですが、朝夕は10度台となり、上着があっても暑くはありません。 風に吹かれると涼しく、大変に気持ちが良いのですが、残念ながら天気はほとんどが曇りがちで、夜は小雨という日々でした。

では、3回目の大連訪問記を。


1.成田 〜 大連往復

参加メンバーの都合により、前回に続き成田 〜 大連往復となりましたが、航空便は今回はJALです。

   往路 : JL827便
      成田発 0945 → 大連着 1150 (−1h)
   復路 : JL828便
      大連発 1300 (−1h) → 成田着 1650

我が家と成田の往復は、電車の乗り継ぎが億劫なので、家の近くから出るリムジンバスをいつも利用しています。 今回の成田へは朝4時起きで身支度をして、一番早いバス便で。 成田には7時過ぎには着きましたので、メンバーを待つ間にチェックイン・カウンター近くのスタバで朝食と休憩を。

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チェックイン、保安検査、出国審査と淡々と済ませ、搭乗ゲート前へ。 使用機種は往復とも前回のANAの時と同じB−767型です。 やはりジャンボやエアバスに比べれば小さいですね (^_^;

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往路は対馬海峡東に台風9号がいましたので、通常のルートとは異なり、大きく西に迂回しまして、成田 − 福岡 − 済州島 − ソウルと飛びました。 このためもあってか、飛行中はほとんど揺れませんでした。

ちょっと写りが悪いですが、座席前のモニターの飛行状況表示で。 

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機内食は選択無しで、往路がポーク、復路がチキンでした。 見た目は割と上品な出来なのですが、残念ながらあまり美味しくありませんでした。 特にご飯が往復ともベチャベチャだったのは全くいけません。 ビールで何とか流し込みました。 この点は前回のANAの方が良好です。

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( 左:往路  右:復路  えびすがあったのは良かったですが )

そして、CAさん達の立ち振る舞いや愛想などもANAの方がかなり上です。 JAL、再建中だからなのか、これだからなのか?

私が若かった頃はかつてのパンナムやノースウェストなどと並ぶ世界一流の “洗練されたJAL” で、田舎臭かった (失礼) ANAとは格段の差があったのですが、今や逆に。 最近のANAの良さは、昨年のマルタ出張の時も感じました。

ただし、パイロットの離着陸は、往路・復路共に前回のANAよりは上手かったですね。 たまたま ?

大連周水子空港での入出国手続き関係は今回もスムーズで全く問題ありませんでした。 「ニーハオ !」 と言うこちらの挨拶に係官達も時々は笑顔が見られますので、この面でも段々と良い意味での国際化が少しずつ進んでいるようです。


2.大連の宿

前回までに引き続き 「大連香格里拉大飯店」 です。 ここはいつ泊まっても安心感があります。

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特に今回は繁忙期だったのか、日中は何時でも日本人スタッフがロビー〜フロントにおり、すぐに対応してくれました。 また、ちょっとでもキョロキョロするとすぐにスタッフが声をかけてくれ、この点もグッドです。

部屋はいつものスタンダードですが、レイアウトやベッドなどの調度品はどの部屋でも全く同じです。 広さも一人で使うには充分。 しかも全室ともLAN完備です。

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( 落ち着いた色調で纏められています )

洗面所・トイレはユッタリとしており、使い心地も良いです。

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シャワー・ブースとバスタブとが別になっており、特にガラス張りのシャワーブースは心置きなくザーザーと浴びることができます。 これは大変に良いです。 しかも、タオル類は3組もありますので、タップリと使うことができます。

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ただし、残念ながら今回の部屋はまたも東向きで、しかも低層階でしたので眺めは全くダメでした。

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( 夜になって小雨  路面が濡れています )

(続く)

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2010年09月13日

続々・大連訪問記 (2) − 少しは仕事のことを

仕事上のことをお話ししても、ブログとしては面白いことはほとんどありませんが、短期間で3回もの大連訪問となると中には “?” と思われる方もおられるでしょう。

今回の訪問は特別に重要な案件でのものでしたので、ほんの少しだけご紹介します。

実は、ここのところ続けて大連を訪問することになったのは、私が仕事をお手伝いさせていただいている会社の業界と中国側の同じ業界との間で相互交流の話しが進んでいたことに関係します。

それがいよいよ正式な業務協力・提携へと動き始めることになりまして、今回はそれを文書で交わす調印式が行われることになったためです。

業務協力・提携そのものは、日本側企業の集まりである某協会と中国側の政府系某大企業との間の覚書という形をとり、これを大連市と政府系外商組織が支援するというものです。

調印式は中国側企業の複合施設の中で。

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式は結構ハデに準備してくれました。

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まず最初に4者の代表挨拶。

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そして、チャイナドレスのお嬢さんのアシストで調印。

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最後に、中国側が建物に飾る今回の業務協力・提携を記した金属プレートの披露。

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これで調印式は終わり、引き続いて同じ施設内での記念昼食会となりまして、当日の行事は終了です。 (昼食会のことはこの後の食べ物編でご紹介します。)

これからも日中業界間の相互訪問による交流は続くのでしょうが、これで私の大連訪問も一区切りがついたというところです。

次回の訪問はあるのかなぁ ・・・・ ? 大連なら喜んで何度でも行きたいと思いますが (^_^)
(続く)

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2010年09月14日

続々・大連訪問記 (3) − ホテル周辺散歩

今回は現地でのスケジュールに多少の余裕がありましたので、夕方と夜の2回、ホテルの近くをちょっと散歩してみました。

まずは初日、ホテルチェックイン後の夕方。 ホテル前の大通りである 「人民路」 を渡った先の裏通りへ。 ここは 「職工街」 という通りだそうです。

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( 元画像 : Google Earth より )

ちょっと歩くと、小さな商店や食堂が並び、そしてそれらの前の舗道上には様々な露店が所狭しと。 果物が一番多いですが、魚介類、揚げ物、衣類雑貨、雑誌等々、種々雑多です。

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何となく、綺麗な露店より、小汚いところの方がお客が多いような ・・・・ ?

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歩いている人達も様々で、中にはパジャマ姿のままの人も (^_^;  近代化が急速に進む大連の街も、一歩裏に入るとこういう庶民の生活感がそのまま残っています。

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近寄って気ままに撮っていいものかどうか、ちょっと不安でしたので、写真は少ないです。 ここ ↓ は揚げ物のお店。 かなりの人気店のようです。

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焼き芋と茹でトウモロコシを売っているところもありました。 ちょっと食べて見たかったですね。 後で聞いたら、言葉が分からなくても、横にあるビニール袋に欲しいだけ入れて差し出せば、秤で量って値段を手振りで言ってくれるそうです。 う 〜 ん、惜しいことをしました。

次は夕食会が終わってホテルに一度戻ってからの夜間。 流石に路地裏は心配でしたので、ホテル前の 「人民路」 を東へ 「港湾広場」 までの約500mほどを往復。

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( 元画像 : Google Earth より )

まず、ホテルのすぐ隣りにある前回ご紹介したジャズ・バー 「老地方爵士会所 (Old Place Jazz Club) 」 です。 店内の雰囲気は決して悪くはないので、演奏がもう少し上手くて、しかも本来のジャズのレパートリーが増えるならば、また行ってみたいと思いますが ・・・・

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港湾広場の一角にある大きくハデな建物。 「浪淘沙休閑酒店」 という超豪華サウナだそうです。 中にはレストランや休憩室もあり、中国風歌謡ショーも行われているそうです。 私のガイドブック 『地球の歩き方』 にも載っていました。

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その広場反対側にある綺麗な照明の建物。 「大連航運交易市場」 とありましたが、よく判りません (^_^;

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そしてその両者の間にあるのがこれです。 最初の4月訪問時に夕食会でそれぞれ行ったところで、左側が海鮮料理の 「新東方・漁人碼頭」 で、右側が火鍋料理の 「皇城老媽」 です。

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4月にそれぞれのお店で食べた時の記事についてはこちらを ↓



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( 港湾広場からホテル方向を見たところ )

人民路をホテルの方へ戻ってから、ホテルの裏側へ回ってみました。 これも港湾広場へ通じる 「長江路」 という広い通りがあるのですが、車は沢山走っているものの、歩道は暗くて人影はほとんどありません。

裏側からみたフラマ・ホテル。 このホテル、昼間見ると建物はあまり高級感がないというか、少々安っぽいですが、夜間の照明は裏側もハデですね。

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長江路のこの辺は、ちょっと怪しげな小さなバーがズラリと並んでいます。 中には日本語のネオンも。 もちろんこういうところは、観光客は入らない方が無難というものです (^_^;
(続く)

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2010年09月15日

続々・大連訪問記 (4) − やっと1日自由行動 ・ 前編

前2回の大連訪問では、第1回目の時に4時間で旅順まで往復して二〇三高地だけは見てきましたが、それ以外の自由行動というのはお土産買いの短時間の他はほとんどありませんでした。

今回は幸いにも調印式翌日の3日目は、日中担当者のごく内輪の夕食会まで朝から一日自由行動となりました。 しかも嬉しいことに、調印式後の昼食会で中国側から、私達の市内見学などのためにマイクロバス1台とガイド兼通訳さんを用意するとの申し出がありました。

ところが、です。 ホテルに帰ってから市内観光の希望を確認したところ、既に他に予定が決まっている数名、急遽商談の入ったグループ、その他食べ物が合わなかったのか体調不良の人、ゆっくりホテルでノンビリしたいという人もおりまして ・・・・ 何だかんだで結局市内見物に出たいというのは私だけに。

で、流石に一人でマイクロバスは勿体ないのでキャンセルしましたが、中国語が全く出来ないので通訳さんは甘えてお願いすることにしました。

翌朝はゆっくり起きて、ホテル内のビュッフェ・レストラン 「i・カフェ」 でノンビリと朝食。 そして身支度をしてからロビーに降りて、10時に通訳さんと待ち合わせです。

ここでビックリ、現れたのはいや 〜 何とも可愛い通訳さんです。 このお嬢さんと夕方まで二人でデート ! ヤッター !

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(ご本人にブログ掲載の了承を得なかったので、残念ですがぼかし入りで (^_^; )

ともかくロビー・ラウンジでお茶を飲みながらどこに行くか相談。 ところがやはりそこは地元の若いお嬢さんで、歴史的な遺産などについては興味なし。 私のガイドブックを見せながら、

 私 : 「大連でお薦めのところは?」

 お嬢さん : 「大連は見るところほどんどないよ。 ロシア人街や日本人街は行っても面白くないし、中山広場の古い建物も車でグルリと回って見れば充分だし ・・・・。 冬ならスキーが楽しいよ。」


 私 : 「(確かにロシア人街は一度見れば充分だったし ・・・・ ) う〜ん、貴女ならどこに行きたい ?」


 お嬢さん : 「星海広場、水族館、市内でウィンド・ショッピング ・・・・ かな ?」

 私 : 「OK、それで決まり。」

うんうん、全く問題なし。 こんな可愛いお嬢さんと二人きりでデートですから、場所はどこでもルンルン気分 V(^_^)

で、まずはタクシーで星海広場へ。 ホテルからタクシーで20分ほどです。

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( 元画像 : Google Earth より )

でもまあ何と言いますか、要するに単にだだっ広い公園です。 先月の8月ならここで盛大なビール祭りだったんですが ・・・・

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海岸側に大連市政100周年記念として作られたモニュメントや、まるでローラースケート場かと思わせるような建築物が。 その両脇は一応遊園地のようになっています。

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ところが何故かお嬢さんは大変にはしゃいでしまいまして ・・・・ 安全柵もない急勾配の先端まで走って登ってみたり、モニュメントの真似をしてみたり。 お茶目ですね 〜 (^_^; 

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生憎の曇り空でしたが、30度を超える日本から飛び出してきた身としては、海風が大変気持ちよかったです。 綺麗なお嬢さんも一緒ですから尚更で。

辺りをしばらく散歩してから、タクシーで5分ほどの水族館 「聖亜海洋世界」 (SunAsia Ocean World) へ。

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大連の水族館としては、こちらよりも老虎灘というところの海洋公園内にあるもう一つの水族館 「極地海洋動物園」 の方が有名で規模も大きいらしいのですが、何故かお嬢さんはこちらの方が面白いとのこと。

入場料はテーマ別の3つある建物とアシカのショーの全てを見るチケットで190元 (約2400円) です。 日本でならまあこんなものかと思いますが、中国の物価からするととてつもない高額です。 何しろタクシー初乗りが8元 (約100円) ですから。

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それはともかく、二人で薄暗い館内へ (おじさんはドキドキ)。 展示されている魚介類などはまあどこの水族館にもいるような普通のものですが、通路が潜水艦の艦内風、沈船風、海底洞窟風、等々色々と工夫が凝らされています。

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極地動物の展示館もあり、ペンギンやシロクマなどと共に狐 (?) なども飼育されています。

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最近の水族館ではお馴染み、巨大な水槽の中を通るガラスの通路。 ここの床は回転寿司風の自動歩道になっています。 ここでもお嬢さんは目の前に来るお魚さん達に大はしゃぎ、携帯で写真をパシャパシャ。 う 〜 ん、どっちが連れてきて貰っているのか、と暫し。

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で、お嬢さんも一緒に楽しんでくれましたので、ここまででかなり時間を使ってしまいました。 ここの目玉らしいアシカのショーはパスして、市内に戻っての遅めの昼食へ。
(続く)

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2010年09月16日

続々・大連訪問記 (5) − やっと1日自由行動 ・ 後編

昼食はお嬢さんのお勧め、友好広場近くにある 「野力肥牛火鍋」 です。


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( 元画像 : Google Earth より )

既にお昼の時間帯は過ぎていましたので、ほとんど他のお客さんはおらず、窓側のテーブルで二人でゆっくりと食事を。

注文はもちろんお嬢さんに全てお任せ。 野菜を多めに、牛肉2種、活き海老、パイ生地の様なものを焼いたもの (パイナップル風味の薄焼き?) 等々。 そして何はともあれ青島ビール。

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鍋は一人ずつ用の小さいもので、それぞれの好みの味のスープにできるようになっています。 私は辛くないスープを。 そしてお嬢さんはさすがに地元の人、元々の辛いスープに更に唐辛子や辛味を沢山加えていました。

ちょっと味見をさせて貰いましたが、日本人の私にはとても食べることができない強烈な辛さです。 堪らずビールをゴクゴクと (^_^;  お嬢さんはこれを平気な顔で食べています。

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( これは私の辛くないスープのもの )

そしてこのお嬢さん、よく食べること。 肉や海老を食べつつ、野菜などもバクバク。 お年頃なので人前では遠慮するのかと思いましたが、どうしてどうして、安心しましたね。 二人ともお腹一杯食べました。

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 ここは地元の人はもちろん、駐在の日本人などもよく訪れる大連で有名な火鍋店の一つとかで、実際、大変においしく、それに安かったです。

満腹後の運動にと、天津街を抜けて大連駅前に広がる勝利広場の中をブラブラ。 ここは地下4階までで、各階も大変に広く、しかも迷路のようになっていますから、地元の人の案内がないと迷子になってしまいそうです。

お土産など特段買うものも無かったのですが、見て歩くだけでも面白く、楽しいところです。 まさに庶民のお店が並ぶ大地下街です。 

そして、ホテルに戻る途中で、フラマ・ホテルの横にある高級ブランド店が入居するビルへ。 ルイヴィトン、シャネル、グッチ、プラダ、等々の超有名なお店ばかりです。

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( 元画像 : Google Earth より )

ビルの中を歩いている人達も、一見してそれと判るちょっとお金持ちの中国人があちこちに。

後で聞いた話ですが、大連では老若を問わず女性を連れて一緒に行ってはいけない “禁断のスポット” だそうです。 (大連は、一般の物価に比べると衣類、特に女性用のドレスなどはかなり高いそうで、そうした中にあってここはずば抜けたところとか。)

私のお嬢さんも目がランランと輝いていましたが、さすがに私はおねだりできるようなレベルの人種ではないと見抜いているようで助かりました (^_^;

でも、試着した最新の秋ドレス、とてもよく似合っており、サイズもピッタリでしたねぇ。 値札が付いていないので店員さんにそっと聞いたら、“たったの1万6千元 (約20万円)” だそうです、はい。 ハハハハハ ・・・・

ホテルへは5時半頃に帰着。 これで楽しかったワクワクのデートはお終いです。 一日ありがとうございました。

この後の夕食会がもう少しオープンなものなら一緒に入って貰うところなのに。 う〜ん、残念。
(続く)

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2010年09月17日

続々・大連訪問記 (6) − 食べ物編その1

さて、いつもの食べ物編です。 これが出なければ私のブログではない ? (^_^;


海鮮料理 「万宝海鮮舫」

ここは2回目の7月の時にも夕食会を持ったところです。


今回は6階の個室でした。 廊下の造りはどの階も同じ ?

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ただ、この階のエレベーター・ホールの壁には水槽がありました。 このお魚さん、流石に単なる観賞用でしょうねぇ。 まさか食用では。

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個室は前回とはまた趣きの異なった内装です。 各階毎で異なるのか、全ての部屋毎に異なるのかは判りませんが、何れにしてもド派手です。

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料理は、一部の定番メニュー(茹海老、ピーナッツ、餃子など)を除くと、前回とは異なったものでした。 これは中国側の配慮 ?

ただ、段々と中国側の人達とも顔なじみになってきますと、お喋りとお酒の注ぎ合いに忙しく、ついつい料理の写真を取り忘れてしまいます (^_^;

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( 豚の耳などの燻製  大変に美味しかったです  お酒のつまみに最高 )

1階のエントランス・ホールは相変わらずのド派手です。

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1階のテーブル席はこんな感じです。 奥の生け簀で自分の食べたいものとその調理法をオーダーします。 こちらは少人数の場合は楽しいかも。

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建物の派手さはともかくとして、今回もどの料理も大変に美味しかったです。 大連で現地の人が最も好む海鮮料理店だけのことはあります。 ( まだ有名な 「天天漁港」 には行っていないのですが ・・・・ )
(続く)

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2010年09月18日

続々・大連訪問記 (7) − 食べ物編その2

宿泊した 「シャングリラ・ホテル」 内のものをご紹介します。

このホテルには1階のビュッフェ・タイプの「i・カフェ」、そして2階の広東料理の 「香宮(シャンパレス)」 と日本料理の 「西村」 の3つがあります。 まだ 「香宮」 には行ったことがないのですが ・・・・


1.ビュッフェ・レストラン 「i・カフェ」

まずは、毎回ご紹介するレストランです。 宿泊費はここでの朝食込みですので、毎朝キチンと食べました (^_^)

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朝・昼・夕と異なったメニューでのバイキング方式ですが、昼・夕は食べたことがないので判りません。 しかし朝食でも和・洋・中の大変にバラエティに富んだメニューで、しかもどれも美味しいので飽きることはありません。

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( どちらもまず一皿目 )

お粥は5種類あって色々な味が楽しめます。 ただ、そのままではちょっと味が薄いので、調味料で少し味付けするか、ちょっと辛めのお総菜と一緒に食べると何杯でもいけます。

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( きのことチキンのお粥  大変に美味しかったです )

お粥を食べていたら、何故かウェイトレスさんが “これも試してみて” と持ってきてくれた中華風の汁物。 バイキングなので頼みもしないものをウェイトレスさんが持ってくることは普通はないのですが ・・・・ ?  お豆腐がタップリ入ったもので、あっさりした味でした。

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ここの朝食の目玉は何と言ってもラーメンです。 もちろんラーメンといっても中華式の麺ですが、目の前で打って茹でてくれます。 注文してから出来上がるまで約5分ほど。

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 これもそのままではちょっと薄味なので、トッピングを加えて貰ったり、自分でゴマ油やラー油などを加えると良いです。 何時頼んでもあっさりとして大変に美味しいです。

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そしてフルーツ類も豊富です。 ただ日本のものに比べるとどれも甘さがちょっと足りないかと。 スイカが一番美味しい?

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2.日本料理 「西村」

ホテルの2階にあります。 ここは大連でも日本料理と日本式のステーキで有名なところらしいです。 今回は2日目の日本側グループのみの夕食と、3日目の日中担当者の内輪の夕食会で利用しました。

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私としては、大連に来てまで日本食 ? と思いますが、それぞれで思いがあるようです (^_^;  それに2日目の調印式後の昼食会では皆揃って食べ過ぎましして、夕食は軽いものをとの希望もありましたので。

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( こういうカウンター席もあります )

2日目の夕食時は久保田の千寿を冷やでグビグビやって早々に酔っぱらってしまい、翌3日目の時はほとんどが担当者間の今後の相談とお喋りが中心で ・・・・ 残念ながら料理の写真を撮り忘れてしまいました。 たった一枚のみ (^_^;

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両日とも後からの朧気な (^_^; 記憶では、お刺身を初め、日本料理はやはり日本で食べる方が断然に美味しいということです。 まあ、こういうところは日本企業の駐在員さん達の接待用などには良いかもしれませんが ・・・・


3.シガーバー 「Dannemann」

食べ物ではありませんが、今回発見したところをついでにご紹介。

2階のビジネスセンターやブライダルセンターなどがあるその最奥、なんでこんなところに、という場所にあります。

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小さなバーですが、なかなか落ち着いた雰囲気で、寝酒にちょっと、2〜3人で静かに飲むには良いところです。

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シャングリラ・ホテルには地下1階に立派なメイン・バーがありますが、何故かこの2階の方はホテルの案内にも載っていません。 それに場所的にあまりお客は来ないようで、このホテルのちょっとした隠れた穴場かも。
(続く)

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2010年09月19日

続々・大連訪問記 (8) − 食べ物編その3

最後は、一般レストランでのものではありませんが、2日目の調印式の後の昼食会時のものをご紹介します。

場所は調印式を行った某企業の複合施設内にある食堂付属の会食室です。 早い話が社員食堂の横にある別室のようなものです (^_^;

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料理は定番メニューを除けば市内のレストランなどに比べると庶民的で素朴なものが多かったですが、ところが味はどうしてどうして、日本人の口にもよく合う美味しいものばかりでした。

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( 右 : 数ある料理の中でこれだけは強烈に辛かったです )

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( 中国では餃子と言えば水餃子ですが、珍しい焼き餃子  大変に美味しかったです )

これら写真以外にも、最後のデザートも含めてまだ他に幾つもの料理が次々に出てきて、とても食べきれるものではありません。 随分と残してしまいました。 典型的な中国式のもてなしの仕方です。

 会食が終わってホテルに帰る車の中で、日本側メンバーは皆口を揃えて 「もう今日の夕食はいらないねぇ」 でした (^_^)  このためもあって、先の (7) でご紹介したホテル内で軽く日本食でも、になったのですが。

ともかく、今回の大連訪問も、実によく食べ、よく飲んだことは間違いありません。 存分に堪能しました。

う〜ん、大連、いいところですね。 ますます好きになりました。

( 第3回大連訪問記終わり )

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2010年09月20日

大連訪問記 目次

仕事の関係で今年4月と7月の2回に引き続き、この9月に3回目の大連訪問をしました。 そしてそれぞれの訪問時のことを思い出すままにブログにしてみました。

何故これほど立て続けだったかについては、3回目の訪問記の中で少しご紹介しておりますので、そちらをご覧下さい。

何れも3泊4日で、日程的には昼間は仕事の関係での中国側との会議など、夕方からは懇親夕食会が続き、結局観光などはほとんどありません。

仕事以外では、僅かに1回目の旅順二〇三高地訪問と、3回目の1日市内散歩だけですから、結局は毎回食べたり飲んだりしたことの記事がほとんどになってしまいます。

まあ、こんな訪問記ですが、それこそが私の “気ままなブログ” ということで。

ところで、7月の2回目も今回の時も、車の中からこれ ↓ を目にすることができました。 撮れた写真は未だにこれ1枚だけなんですが、車で走っている最中にビルとビルの間から結構近くに見えました。

逆に言うと大連にいれば何時でも誰でもが見かけるものなのですが ・・・・ 残念ながら近くでゆっくり見るチャンスはなかなかありません (^_^;

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大連、良いところですねぇ。 益々好きになりました。 機会があれば是非また行ってみたいです (^_^)

 大連訪問記  目次
 
 続々・大連訪問記 (1) − 3度目の大連へ
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40661198.html
 続々・大連訪問記 (2) − 少しは仕事のことを
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40682167.html
 続々・大連訪問記 (3) − ホテル周辺散歩
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40702816.html
 続々・大連訪問記 (4) − やっと1日自由行動 ・ 前編
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40732106.html
 続々・大連訪問記 (5) − やっと1日自由行動 ・ 後編
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40745799.html
 続々・大連訪問記 (6) − 食べ物編その1
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40773403.html
 続々・大連訪問記 (7) − 食べ物編その2
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40790491.html
 続々・大連訪問記 (8) − 食べ物編その3
        http://navgunschl.sblo.jp/article/40809833.html
 
 続・大連訪問記 (1)− 大連再訪へ
        http://navgunschl.sblo.jp/article/39745936.html
 続・大連訪問記 (2)− 中国の近代都市化
        http://navgunschl.sblo.jp/article/39782472.html
 続・大連訪問記 (3)− 食べ物編 (前編)
        http://navgunschl.sblo.jp/article/39849794.html
 続・大連訪問記 (4)− 食べ物編 (後編)
        http://navgunschl.sblo.jp/article/39882246.html
 
 大連訪問記 (1) − 大連への往復
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37180102.html
 大連訪問記 (2) − 大連市街
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37199915.html
 大連訪問記 (3) − 旅順・203高地
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37220768.html
 大連訪問記 (4) − 大連の宿
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37270735.html
 大連訪問記 (5) − 大連での夕食
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37280701.html
 大連訪問記 (補) − 懐かしの大連・旅順
        http://navgunschl.sblo.jp/article/37330295.html
 


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