2019年04月04日

海自のシステム艦第1号 (5/終)


とは言っても、その結果として海自はこの 53DDG 「さわかぜ」 に至って始めて、と言うかやっと、本来の “艦艇戦闘指揮システムらしいシステム” を持つことになりました。 全くの他力本願ではありますが。

この 「さわかぜ」 に搭載した OYQ-4 システムは、メインのコンピューターに UYK-7 1台、コンソール OJ-194 9台 + OJ-197 OSC 1台、SPS-52C による目標の自動探知・自動追尾機能、BVP によるIFF Mode-II 信号を利用した自動味方識別、Link-11 機能、そしてソフトウェア (オペレーション・プログラム) は米海軍提案のものに加え、更に海自側から NTDS 最新の Model 4 というプログラムの内容や CGN-38 「バージニア」 級で採り入れられたアルゴリズムなどと同じものの追加を逆提案してその多くのものが採り入れられました。

( この逆提案の内容は、それを聞いた米海軍の担当者が “えっ、何でそんなことを知ってるの?” と驚いていたことがありました。 何でかなあ〜 (^_^) )

これによって目出度し、目出度し ・・・・ だったはずなんですが ・・・・ 結局 WES (OYQ-1/2)や 50・51DDH の 「しらね」 「くらま」 の TDPS (OYQ-3) より大きく進歩したこの新しいシステムが導入されたにもかかわらず、この システムの本来のあり方、考え方が活かされることはありませんでした。

既に建造が始まってしまった 「はつゆき」 とこれに搭載する国産の OYQ-5 に続く、汎用護衛艦とそのシステムには、結局元のまま、海幕担当者達の鉛筆舐め舐めの紙の上での予算説明上の都合・理屈に振り回されることには変わりはなかったのです。

つまり、当初から役に立たないことがハッキリしていた 「はつゆき」 とその OYQ-5 を “失敗作” “安物買いの銭失い” と言われないために、“使用実績と技術の進歩、戦術環境の変化に対応するための改善” を謳い文句にして、それこそ小出しにするが如く次々と手を入れることによってそれを誤魔化し続けてきました。 システムだけを見ても、

OYQ-5、-5-1、-5B-1、-5B-2、-5C-1、-5C-2、OYQ-6、-6-1、-6-2、-6C、OYQ-7、-7B、-7B-1、-7B-2 ・・・・

その結果、ソフトウェア (オペレーション・プログラム) の中身はともかくとして、ようやく DD タイプのシステムでも、見かけだけは まあ何とか CDS らしいといえるもの が装備されたのは、実に 「むらさめ」 の OYQ-9 になってと言えるでしょう。

USS_Blueridge_BPDMS_1974_01_s.jpg

( クリックで拡大表示します)

即ち、内局の役人に対して予算獲得のための (= 自己の業績作りのための) 屁理屈を並べてきた海幕担当者達が、それが嘘であったとは言えないために更なる屁理屈を重ねるだけのために、実に14年、15隻 ( 「たかつき」 「きくづき」 や 「かしま」、それに途中更新艦を合わせると23隻) を無駄にしてきたのです。

“DD はハイ・ロー・ミックスのロー・コンセプト艦だから” というのはいかにも聞こえはいいですが、これの実態は “低性能であっても、低価格で数を多く” ということに過ぎません。

そのために既にお話ししたとおり、本来必要とされる “あるべき能力” の検討がまず先になされなければならないにも関わらず、それを抜きにして予算獲得のための 艦型が先に決まってしまい、後からその性能・能力の屁理屈をこじつける ことになりました。

そして “艦艇戦闘指揮システム” とは言いながら単なる “武器管制装置でしかないもの” を搭載した国産護衛艦をも延々 “システム艦” という美名で呼んできたのです。


最後に今回の纏めとして、

海上自衛隊における “システム艦” は、

デジタル・コンピューターを用いたシステムの導入により 米海軍の NTDS に関する考え方 (フィロソフィー)、システム開発手法、ソフトウェアのアルゴリズムなどをもたらした、という点を評価するなら 「たちかぜ」 型が 第1号艦

同様にシステムそのものはともかくとして、データ・リンク Link-11 を導入した という点を評価すれば 「しらね」 型が 第2号艦

次いで 「さわかぜ」 が 第3号艦

ということになります。

そして、実態として 少なくとも “艦艇戦闘情報処理システム” (CDS、Combat Direction System) といえるものを搭載したことを採るなら 「さわかぜ」 が 第1号艦 ということになります。

(この項 終わり)
-――――――――――――――――――――

前 : 海自のシステム艦第1号 (4)
posted by 桜と錨 at 11:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年04月30日

海自 砕氷艦の運用から撤退検討


つい最近の産経新聞ニュースで、海自が人手不足を理由に砕氷艦 「しらせ」 の運用から撤退することを検討していることが報じられました。


う〜ん、私に言わせれば、これは単に人手不足というよりは、海上自衛隊という “制服を着た能吏” 達が取り仕切る組織の体制 ・体質そのものに問題があるのであって、その能吏たる高級幹部達がそのことを全く自覚もしていないし、ましてや本腰を入れて改善しようとする意図が無かったということに尽きるでしょう。

これは人事全般について顕著で、特に新入隊員の募集と退職者の就職掩護は酷いものといえます。

つまり彼等にとって自己以外のことは所詮 “人事はヒトゴト (他人事)” としてきたという現れです。

その原因について、暫く前に本家サイトの掲示板で書いたことがありますので、ここで再掲いたします。

↓ ここから
================================

1佐以上の自衛官の昇任 ・補職の人事は内局に握られています。 そして海上自衛隊の業務は全て内局に出向いて部員と称する担当の役人が納得のいくように説明しなければ何もできません。

( その自己の業績を上げるためにこねた屁理屈を、部内に対しても平気で通す訳で。 私が関係した「おおすみ」 型の輸送艦や、これに搭載する LCAC などはその最たるものでした。)

したがって内局の不評を買うようなことを彼等がするわけがありません。 要するに内局の下請けと言える、ごく普通の二流・三流官庁たるお役所であり、制服を着た有能な能吏であることが求められるのです。

その様な高級幹部を日々見ている海幕勤務を出入りするような若手エリート幹部がどのように育つのかは言わずもがなでしょう。

操艦が上手い、大砲やミサイルに詳しい、海上での運用作業がスマートにできる ・・・・ などなどは人事評価には影響しません。

このため、艦艇部隊の指揮官以下はその勤務期間を “無事故で大過なく過ごす” ことが重要なのです。 いわゆる経歴を付ければ良いわけですので。

海軍の伝統と言われる 「スマートで、目先が利いて、几帳面、・・・・」 というのは今は昔の話しで、現在では艦艇勤務においては何らの意味もありません。

しかも中級幹部にとって、術科学校の幹部中級射撃課程や水雷課程など、そしてその後に幹部専攻科を出てその道のプロとなるより、幹部中級用兵課程、続いて幹部学校の指揮幕僚課程を経て、統合幕僚学校の一般課程を出ることが重要です。

こういう中級幹部以上がいる艦艇部隊において、初級幹部が船乗りとしてプロになろうとする土壌が育つわけがありません。

そしてこのような幹部達の姿を海曹士も実によく見ています。 “何だそうなのか、その程度でいいのか” “うちの今の艦長はエリートだから、事故などで傷を付けないようにだけ注意しておけばよい” となります。

それに、海曹で部内幹部の受験資格ができると毎年強制的に受けさせられます。 彼等にしてみれば幹部になれるわけですから、喜んで頑張る者も多いのです。

( もし受験しないと、“こいつは向上心がないのか” “指導が悪い” と分隊長や分隊士に人事課からお小言が入ります。)

このため専門技量に優れた腕のある海曹が現場からどんどんいなくなり、しかもその部内幹部になった者達は今度は本来の専門とは関係のない初給幹部としての業務に忙殺されることになります。

そして海曹士の昇任は、毎年の昇任試験 (筆記試験で、専門の技量とはほとんど無関係) の成績が重要、というよりほとんどこれで決まってきます。

加えて少し前から曹候補生制度により入試の筆記試験で合格して海士になった者達は、経験や技量に関係なく、所定の年数が経てばほぼ自動的に3曹になります。

さて、こういう状況で、真のプロとしての艦艇部隊が育つのでしょうか?

そして現在では今まで無かった様々な任務が増えてきて、それの準備や訓練も合わせると極めて多忙になってきています。

じっくり基礎的・基本的な専門技量を身につける暇がありません。 極端な話し、護衛艦でソーナーを担当する水測員の中には、1年間実際の潜水艦と訓練してその生の音を聞いたことが無い、という者まで出てきている始末と聞いています。

それでなくとも、諸外国海軍の常識では考えられない、艦艇 ・航空の用兵幹部 (Line Officer) でない者が海自幹部のトップである海幕長になる。

これでは艦艇部隊の士気が揚がるわけがありません。

何だ、きつい艦艇勤務を選ばなくとも、陸上でデスクワークしかしない職種でいいんだ、と。

================================
↑ ここまで

この様になってしまった海上自衛隊の現状は口コミでもどんどん広がっています。 これが若い人の募集に影響が出ないわけがありません。

船乗りを育ててこなかった海自、船乗りを大切にしてこなかった海自。

平成の30年間は特にそれが顕著であったと思います。 その大きなツケの一つが今 “人手不足”、と言うより入隊希望者の減少と艦艇勤務の敬遠、いえ忌避となって現れています。

( もちろん、艦艇乗員の充足率の悪さは今に始まったことではないのですが ・・・・ )

posted by 桜と錨 at 17:39| Comment(12) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年05月19日

幹部候補生学校スタディ・ガイド 追加公開


本家サイトの今週の更新として、同サイト中の 『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーにて 『幹部候補生学校1課程 (防大卒) 用スタディ・ガイド』 に 「機関 (蒸汽) 上」、「同 下」、「ボイラ汽醸操法」 及び 「機関要務」 の4冊を追加公開しました。


海上自衛隊では既に 「しらね」 を最後に蒸汽機関を使用する艦艇は無くなってしまいましたし、それ以前から第2術科学校などでもボイラや蒸気タービンの教育を止めて久しいのですが、それだけに旧海軍と併せて考えるとこれらの資料は貴重なものであると思います。

舶用を含む一般的な蒸汽機関については、その原理・理論・構造などを解説した出版物もあることはありますが、こういう実際の艦艇機関についてのものは珍しいでしょう。

ただし、海上自衛隊では第2術科学校などに今でもこれらの資料が残されているのかどうかは私は知りません。

また、昔私達が防大の学生時代は、海上防衛学でもこの蒸汽機関を習いましたが、この時のテキストは内容も印刷も今回公開する海自幹部候補生学校のものよりも遙かに良いものでしたが、当時としては大変に高価なものでもあったため講義終了後に返却させられました。

先日防大に確認したところ、これを含む海上防衛学のテキスト類のほとんどは、陸海空の防衛学教室が “統合教育” という謳い文句によって防衛学教育学群に機構変更されて要員別の専門教育は廃止されたことにより、不要となったテキスト類や教育機材などは破棄処分されてしまい、既に存在しないそうです。

お役所仕事とはそう言うものですね (^_^;


なお、リストにある機関関係の他のスタディ・ガイドも一緒に公開したかったのですが、何しろ原紙そのものが紙質と印刷が悪く加工とゴミ取りに手間暇がかかりますので、今回はこの4冊としました。

OSC_SG_Steam_1_cover_s.JPGyajirushi_r_h360_01.gifOSC_SG_Steam_1_cover_mod_s.JPG


この後、機会と時間があれば、残りのものと、そして旧海軍の機関関係の教科書類なども公開していきたいと考えておりますが、いつになりますか ・・・・ ?

IJN_Text_Main-Eng_1_01_s.jpg
( 機関術教科書の例 )

IJN_Kinugasa_Eng_01_cover_s.jpg

IJN_Kinugasa_Eng_02_cover_s.jpg
( 個艦ごとの実例 )

posted by 桜と錨 at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年05月26日

候校1課程用SG 「運用 (重量物取扱法)」


今週は時間が取れなくて、本家サイトの更新は先週に引き続き私の候補生時代のスタディ・ガイドの1つのみの追加公開です。

OSC_SG_Seaman_Derrick_S48_cover_s.JPG


たった14ページのものなのですが ・・・・ これ、ご覧になればお判りいただけるように、元々のSGの印刷が極めて悪く、かなりの部分で文字がかすれており、文字の周りのゴミ取りやコントラストの調整などの加工にいくら手間暇をかけても私の技量ではこれで限界です。

当時、教官に 「これでは読めないので、ちゃんとした印刷のものに換えてくれ」 と要求しました。

ところがその教官の返答は、「これしかないので、今後部隊で実施する機会があって必要になった時には 『運用作業教範』 などに詳しく書かれているので自分でそれらを読んで勉強してくれ。 今は講義を聴いているだけで良いから」 とのことでした。

既に3年前にその 『運用作業教範』 は新しいものに改正されていましたが、おそらくこの教官はそれに沿った新しいものを作るのが面倒くさいのか、一度印刷してしまったSGを棄てるのが勿体ないからだったのでしょう。 それに割り当ての教務時数も少ないし、頻繁に使うものでもないのでこれでいいや、と。

Manual_Seamanship_S45_cover_s.jpg  Manual_Seamanship_S45_p000-01_s.jpg

私には、こんな読めもせず、役にもたたないものを幹部候補生に配って講義をするというこの言い訳には納得できませんでした。

これから幹部になろうかという後輩の育成に対して、当時でもこのような誠意も熱意もない人が候補生学校に教官として配置されているのだと、少々ガッカリした記憶があります。

当の教官も、まさか45年以上も後になってこういうものを晒されるとは思ってもいなかったでしょうね (^_^;

教育というのは、本当に大事なことだと思います。

posted by 桜と錨 at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年08月31日

8月29日付 『朝雲新聞』


『朝雲新聞』 の 「世界の新兵器」 コーナーで艦船シリーズとして4ヶ月毎に掲載していただいてる私の第10回目で 「令和」 最初の記事となります。

今回は汎用フリゲイト (FREMM、Fregata Europi Multi Mission) の1タイプであるイタリア海軍の 「カルロ・ベルガミーニ」 級です。

#10_R010829_m.jpg

現在もこの FREMM 型の艦が建造されつつあるとはいえ、1番艦そのものは2013年の就役ですから既に “最新” とは言い難いものがあります。

が、何故本紙のシリーズとして今回採り上げたのかと言いますと、本級が早ければ来年にも建造計画が始まるとされている米海軍の次期ミサイル・フリゲイト FFG(X) の基本デザイン候補4つの内の一つとなっているからです。

元々の候補は5つだったのですが、早々に単胴 (モノハル) 型の「フリーダム級」LCSを元にしたロッキード・マーチン社案が脱落してしまいました。

残りの4社案の内、本級の元である FREMM 型は既に数々の運用実績があり、かつその汎用性に優れた基本デザインは定評のあるところで、このため FFG(X) の最有力なものと考えられています。

さて、米海軍の政治的判断も含めて、どれが FFG(X) に選定されるのか、その決定が待たれるところですね。

posted by 桜と錨 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年09月08日

SG 『射撃指揮装置T型 方位盤』


本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーにて 『射撃指揮装置T型SG集』 に 『方位盤』 を追加公開 しました。

GFCS_Type1_Dir_SG_cover_m.JPG


他のものはともかくとして、やはり方位盤は外から見えるものですから、中には興味をもっていただける方もおられるかと思いますので、先の 『概要』 に続いてこれをご紹介することとします。

原本に発刊年月日などが記されておりませんが、おそらく先の 『概要』 と同じ昭和57年版のものと考えられます。

ただ残念なことに、私の所有する原本の印刷が大変に悪く、ところどころかすれていたり、また写真などはもうどうしようもありません。

海上自衛隊で学生の教育に使われたテキストやスタディ・ガイドは、昭和57年の当時でもこんな質の悪い藁半紙にガリ版刷りでした。

当時からこんなものをわざわざ教官が手間暇をかけてガリ版で作ったものを学生に配付するくらいならば、なぜ正規の 『取扱説明書』 を教務の間貸し出すか、主要な部分をそのままコピー印刷しないのかと思っておりました。

これに比べると、米海軍などは第2次大戦以前から既に専門技能を教育された特技兵が綺麗なイラストや写真が入った立派なテキストを作成し製本していました。

海上自衛隊が教育についても如何にお金もかけず施策も講じずに現場の一担当教官任せのお役所であったかということを現す一つですね。 これは公開中の幹部候補生学校でのSG集をご覧いただいてもよくお判りいただけるかと。

したがって、どうせ実務に就いた時には 『取扱説明書』 を見ながら実物で勉強すれば良いのだからと、ほとんどの学生はこれらSGを修業時に棄てていたと思います。


ところでこのT型の方位盤ですが、ご承知のとおりスイスのコントラバス社製のものを 「はるかぜ」 に搭載して実験し、その結果を参考に国産のものを開発しようとして、その第1次試作である 「68式」 と呼ばれるものを 「はるさめ」 に搭載して試験を行いました。

この時の方位盤は無人のもので、これに有人操作のTVカメラ付き光学照準器が付属するものでした。

しかしながら、「はるさめ」 での試作試験時に現場の鉄砲屋達から有人方位盤でなければと強い要請が行われ、これを採り入れ、かつ 「はるさめ」 で得られた種々の不具合・要改善事項を盛り込んで新たに製作された改善試作機を 「ながつき」 に搭載して試験を行い、制式作用されたものがこのT型です。

( といっても決して満足なものだったわけではなく、使いながら徐々に改善して行けばよいと施策的に無理に採用したのですが。)

この方位盤の有人化には、技術研究本部や開発に当たった三菱電機の技術者達などの根強い反対論があったようですし、私自身も若い頃は “何故わざわざこのご時世に無人方位盤だったものを有人方位盤に?” と思っていました。

GFCS_Type1_Dir_Ill_01_s.JPG

ところが、実際にこのT型を使うようになって、当時の鉄砲屋が何故有人化に拘ったのかが良く判りました。

要するに、T型が現場で何とか使い物になったのはこの有人方位盤があったればこそ、ということです。

特に、目標の捕捉・追尾能力については、射手による操作が極めて有効に機能し、当時でもそれ程高くは無かったT型そのものの機能・能力を補って余りあるものであったと言っても過言ではありません。

posted by 桜と錨 at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年09月15日

1術校砲術科SG 『射撃指揮装置一般』


本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーにて昭和53年当時の海自1術校砲術科作成の課程教育用SG 『射撃指揮装置一般』 を追加公開しました。

09_FCS_General_SG_cover_s.JPG

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/09_JMSDF_FCS_General_SG_S53.html

元々のSGには発刊年月日などが記されておりませんが、昭和53年度の幹部任務射撃課程において使用されたものです。

当時海上自衛隊で現役であった米海軍制式の Mk-63 や Mk-56 など、及び国産の射撃指揮装置T型に到るまでの各種射撃指揮装置の概要が網羅されておりますが、図や写真などはT型以外ではその多くは米海軍のテキストなどにあるものがそのまま使われております。

このため、元々が質の悪い藁半紙にガリ版刷りであるため鮮明さには欠けるところがありますが、ディジタル化にあたりこれで精一杯とご了承下さい。

なお公開に当たり、それらの図や写真などについては元の米海軍の綺麗なものと置き換えても良かったのですが、それらは今後集録された各射撃指揮装置の個々のところで改めてご紹介していくつもりにしておりますので、ここでは敢えてそのままとしております。

内容的には、各射撃指揮装置などについてのほんの概説ですので、特に取り立てて申し上げることはありませんが、もちろん一般のネットや出版物ではほとんど出てこないものですから、特に初心者の方々には参考になると思われますので、その点は当サイトにて公開する価値はあるものと考えております。

ただし本SGでは、秘密に関する事項は一切含まれていないことはもちろん、「秘」 や 「取扱注意」 「部内限り」 などに指定された文書ではありません。

posted by 桜と錨 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年09月28日

『世界の艦船』 11月号


遅ればせの夏休みを取って戻ってきましたら、海人社さんから届いていました。

『世界の艦船』 の11月号 (通巻911号) の特集は 『現代海軍と島嶼争奪戦』 です。

SoW_No911_cover_s.jpg

私も次の一稿を担当させていただきました。

『島嶼争奪戦の本質とは?』

編集部さんからご依頼いただいたのは島嶼争奪戦について単なる上陸阻止や侵攻後の奪還などではなく、その本質について過去の歴史及び今後についての内容でした。

そのご要望の主旨からは少し外れたところがあるかも知れませんが、防衛省・自衛隊により現在までに公表されている 「島嶼防衛」 は、本来のあり方からすると少し 「?」 ではないのか、というところを強調させていただきました。

もちろん、防衛省や各自衛隊で計画されているものの詳細については触れる立場にありませんが、これまでの経験、特に折に触れ見聞きしてきた米海軍の両用戦などについてに基づいて、忌憚の無い意見を述べさせていただきました。

海上防衛に携わってきた者からする “海上戦” として島嶼防衛 特にその両用戦のあり方について、あくまでも私個人の所見としてお読みいただければ幸いです。

もう書店に並んでいると思います。 店頭で見かけられた時には是非手にとってご覧下さい。

posted by 桜と錨 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

『丸』 11月号


遅ればせの夏休みを取って戻ってきましたら、もう一つ、潮書房さんからも届いていました。

『丸』 の11月号の特集は 『巨大空母伝説』 で、特に 「幻の空母 「信濃」 」 を中心としております。

Maru_R0111_cover_s.jpg

この特集に関連して、私も次の一稿を担当させていただきました。

『米重防御空母 「ミッドウェー」 大解剖』

編集部さんからご依頼いただいたのは “「ミッドウェー」 級の航空艤装を含む兵装とその変遷を” とのことでしたので、同級の計画・建造経緯や搭載航空機の変遷、船体・機関などについては他の方の記事があるものと思っておりましたが ・・・・ 結局私の記事一つのみでしたので、それならもう少し幅広い内容でも良かったのかな、と (^_^;

ただし、NTDS の詳細データを含み、これまであまり語られたことのない事項を入れておりますので、これはこれでこの方面に関心のある方々のご参考になるのではと思っております。

「ミッドウェー」 は海外の基地を母港とする初の米空母でもあり、また退役までの間色々な話題を提供してくれ、私にとっても良き思い出の艦の一つです。


本来の特集記事である 「信濃」 については、その大元である 「大和」 型船体構造の基本的欠陥や、空母改装上の疑問、進水から就役、呉回航、沈没に到るその経緯について、などなど書きたいことは沢山ありますが、これらについては先日のNHKさんのドキュメンタリーと併せて、別の機会にお話ししたいと思います。

肝心なことは、「信濃」 の建造に関わった者達、そして元乗組員だったとする者達の証言ばかりが表に出ておりますが、そのほとんどは一現場で見聞きした年少兵であると言うことです。

彼等が知り得たのはあくまでもその時その時の限られた配置で見聞きしただけの範囲のものであって、決して客観的に 「信濃」 の真実を評価できる立場にはいなかったということです。

そして、最も求められるのは、客観的に評価されたその真実ではないのか、ということなんですですが ・・・・


これももう書店に並んでいると思います。 店頭で見かけられた時には是非手にとってご覧下さい。

posted by 桜と錨 at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年10月21日

「いずも」 型の空母化 ?


昨今、急に浮上してきたのが、空自の F-35B の導入と、海自の 「いずも」 型にそれを搭載できるように改造するという話しです。

これについて 『朝雲新聞』 の10月17日付けの紙面で、私の所見を1ページ (広告枠を除く) で掲載していただきました。

R011017_Izumo_Full_s.jpg


本来は10月17日付けの紙面は観艦式特集になる予定で、私の記事もそれに合わせたものだったのですが、ご存じのとおり台風の影響で観艦式が中止となってしまいましたので、急遽紙面の大幅な差し替えとなったものの、私の記事はそのまま残していただけました。

また、内容的にはちょっと辛口ですので、『朝雲新聞』 さんとしては紙面にし難いところがあったかもしれませんが、こうして掲載いただけたことは嬉しい限りです。

要約すると、

この空自の F-35B 導入とそのための 「いずも」 型改造については、現在のところ公表されている事項は、次の点のみです。

空自 : F-35B を42機導入し、必要に応じてこれの一部を海自の 「いずも」 型に派遣・搭載して運用する。

海自 : 空自の F-35B を搭載できるように 「いずも」 型を31億円をかけて改造する。 これにより 「いずも」 型はより “多機能な護衛艦” として能力強化されたものとなる。

防衛省 : 状況により空自の F-35B を搭載した 「いずも」 型を航空基地の限られた太平洋方面においても、航空優勢の獲得・維持のために運用する。


これをそのまま解釈すれば、空自は F-35B の一部を 「いずも」 型に搭載して “本土防空隊としての要撃戦闘” に使用する。 そして海自はその空自の F-35B に 「いずも」 型の背中を貸すだけの単なる “洋上移動航空基地” “航空機運搬艦” とする。 と言っているだけに過ぎません。

たったこれだけのことで “「いずも」 型を空母化する” などと言うと、世界中の笑いものになってしまうでしょう。

STOVL機とはいえ、艦艇に固定翼機を搭載した “だけ” では海上航空兵力として何の意味も意義もありませんし、それ以前に “必要に応じて” とはいえ艦艇に搭載して運用するためには解決すべき重要な問題が多々あります。

これらについては、防衛省、空自、そして海自からはいまだに何の具体的なことは公表されていません。

ということなんですが ・・・・

私からすれば非常におかしな話しであり、現在の公表内容からすれば 「いずも」 型も、そして搭載する F-35B も、極めて能力が限定された非効率的かつ不経済なものになってしまいます。

本当にこんな使い方のもので、防衛省も空自も、そして海上自衛隊も納得しているのでしょうか ?

そしてそれ以上に情けないことは、当の海上自衛隊がこんなもので良いのかどうかを何も示していないことです。

まさか海上自衛隊自身が “海上航空兵力” というものをこの程度にしか理解していないということは無いですよね ?


なお、『朝雲新聞』 さんのご厚意により今回は10部いただいており、私の関係必要先に配付してもまだ余分がありますので、もしこの当該紙をご要望の方がおられましたら、お申し出いただければ郵送することといたしたいと思います。

posted by 桜と錨 at 10:04| Comment(8) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年11月11日

「J Ships」 12月号


イカロス出版さんの「J Ships」の最新号 12月号は特集が 「護衛艦の生涯」です。

Ikaros_Jships_R0112_cover_01_s.jpg

この中で私も一文を書かせていただきました。

   「護衛艦の一年 その3 点検整備と検査修理」

です。

護衛艦が修理で非稼働になる時以外は、本号記事の「その1」「その2」でも紹介されているように、可動艦として様々な訓練や実任務に携わるわけですが、乗員はこれらのために出航している間の24時間、これらの訓練や実任務の時間以外に艦を航行させるための航海(哨戒)直にも立たなければなりません。

そして艦内で生活するためには、特に若い人を主体として「役員」と呼ばれる様々な、いわゆる雑務が割り当てられます。 例えば、食事のための食卓番や士官室係、各部の清掃の割り当て、などなどです。

これに加えて重要なのが 「整備作業」 です。 常に艦や装備機器の全能が発揮できる状態に維持する必要があります。 これが結構大変な業務になります。

以上の全てを日々こなしていくためには、乗員はゆっくり休む暇はまずありません。

今回の私の一文は、一般の方々にはあまり知られていない、地味ではありますが艦にとっては重要な「整備作業」に光を当てたものです。

もちろん「整備作業」と一言で言っても、細かな規則類に則り、かつ知識と経験を要する大変に煩雑なものなのですが、これらを詳しく述べる紙幅はありませんので、今回はそのほんの概要を掻い摘んで、お話しするものです。


艦船勤務というのは、上は艦長から下は教育隊などでの基礎教育を終えたばかりの若い隊員まで、どの段階をとっても決して楽なものではありません。

この勤務を楽しみながら続けられるかどうかは、乗員個人個人の大変な努力を伴うものでもあります。

そして、この労力に対して、日本は彼等に十分な処遇と待遇を与えているのでしょうか?

posted by 桜と錨 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年11月18日

独り言


まあ、SAM を含むミサイルの実際の性能、能力は一般には公表されたことがありませんから (^_^;

それに、↓ は AIM-7E を使用する初期のBPDMSのデータの一つですが、このようなものの意味が分かる人はまずいないかと。

BPDMS_AIM-7E_01_s.jpg


そもそも、戦術状況について何の前提も無しに “護衛できるか?” と言われても ・・・・

とは言え、あそこはあれで良いんでしょうね。 聞いた人が何ら理解できていないのでしょうから。


(追記) :

目標艦と対艦ミサイルの間に割り込む必要がありましたが、フォークランド紛争の戦訓で改良されました。

文章が誤解をまねきそうなので、明確化を。
シーウルフは湾岸戦争時には、目標とミサイルの間に割り込まなくても、僚艦に向かうミサイルを迎撃できます。

って、何の説明にもなっていないんですが (^_^; 

“されました” “できます” と言い切っておりますが、何をどの様に改良したらそのようになるのでしょう?

そもそも SAM とはどういうものかの初歩が判っていないんでしょうね。 したがって、おそらくこういうこと ↓ が何を意味するのかも理解できていないのでは。


SAM_Crissrange_01_s.jpg
( 残念ですが、数値データの削除など加工してあります )


それ以前に、 SAM の “有効射程” とは何を意味するのかも判らないのでは? と思われますが ・・・・

しかしながらこれに対して、流石はHN 「hush」 さんですね (^_^)


posted by 桜と錨 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2019年12月23日

12月19日付 『朝雲新聞』


『朝雲新聞』 の 「世界の新兵器」 コーナーで艦船シリーズとして4ヶ月毎に掲載していただいてる私の第11回目です。

今回はオーストラリア海軍のイージス艦 「ホバート」 (Hobart) 級を採り上げました。

#11_Hobart_R011219_s.JPG

本級については、過去に本紙でまだ1番艦 「ホバート」 が建造中に私の前任者による記事が掲載されていますが、今回は1・2番艦が就役し3番艦が艤装中ですのでこれを踏まえて再度掲載するものです。

と言いますのも、本当でしたら今年の観艦式で 「ホバート」 が訪日し、その実際の姿見られるはずだったのですが、残念ながら台風のために観艦式が中止となりました。

来日した豪州海軍の部隊は海上自衛隊との共同訓練を行い、横須賀及び佐世保には寄港したようですので、その詳細が公開されるのを楽しみにしていたのですが ・・・・

本級はスペイン海軍が建造したイージス艦の5番艦を元にして豪州海軍独自の仕様を採り入れたものであるとされています。

しかしながら、一般に公表されている限りにおいては、すでに水上・低空目標能力を強化するための AN/SPQ-9B レーダーやCEC能力も有しており、今後はSM−6やトマホークの搭載も予定されており、2番艦及び艤装中の3番艦では更に相応の改善・改良がなされていると考えられます。

これからすると本級は、BMD能力が不詳であることやイージス・システムとしてはフルサイズでないことを除いても、海自が建造中の 「まや」 型にも匹敵するであろう、極めて有力で魅力的な艦であると言えるでしょう。

posted by 桜と錨 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2020年01月19日

『対潜』 と 『電波航法』 のSG公開


本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーで、昭和48年度の 『幹部候補生学校1課程 (防大卒) 用SG集』 に 『対潜』 と 『航海 (電波航法)』 の2つを追加公開しました。


前者は当時の 「取扱注意」 が表紙に印刷されておりますが、秘密に関するものは一切記載されておらず、また現在の行政文書管理の関係規則類に該当するものでもありません。

OCS_SG_ASW_S45_cover_s_mod.JPG

これらSGの管理文書もなければ、配付された候補生がいつどこでどのように処分したのかなど全く関与しないものでした。

例え講義中に担当の教官が秘に関する内容に触れてこれを自分のSGにメモしたとしても、それはメモした候補生の責任で行えというものでした。 そういう時代でしたね。

逆に、当時は私達防大卒の候補生に対してこの程度の内容のSGなのかと感じましたし、ましてや3年も前に作ったものをそのまま使い回しで (^_^;

早い話、候補生学校は防大卒と一般大卒とを一年間一緒に生活させて、揃って練習艦隊に送り込めばそれで十分。 専門的なことはその後実務に就いた時にじっくり学べばそれで良い。 ということだったんだと思います。

とは言っても、この程度の内容であっても出版物やネットには中々無いことも多いので、一般の方々にとっては珍しいものが色々あることはまた確かでしょう。


後者は、まだGPSなど無い時代の話しで、ロラン及びデッカを主体とするものです。 両者共にもう既にありませんのでその意味では珍しいかと。

OCS_SG_Radio-Nav_S48_cover_s_mod.JPG

ただし、大変に印刷が悪いのと質の悪い用紙の変色のため、これをディジタル化しても見苦しいものとなっておりますが、ある程度ゴミ取りをしてもこの程度のものとご了解ください。


それにしても、またまた秘密漏洩事件が起きてしまいましたね。 私達から言わせれば、1等空佐にもなって特定防衛秘密に指定されたデータを資格のない第三者 (業者) に見せたり渡したりするなど、本当にお粗末としか言いようがありません。 日米間の信頼を損なうとんでもない出来事です。

posted by 桜と錨 at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2020年01月26日

『運用(洋上作業)』 のSG公開


本家サイトの今週の更新として、先週に引き続き 『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 コーナーで、昭和48年度の 『幹部候補生学校1課程 (防大卒) 用SG集』 に 『運用 (洋上作業)』 を追加公開 しました。


OSC_SG_Seaman_atSea_S48-S43_cover_s.jpg

昭和48年度の候補生に対して5年も前の昭和43年作成のSGの使い回しですが、前回の 『対潜』 SGと異なり、記載された曳航・被曳航などの運用作業そのものの基本は変わりようがありません。

それに当時の洋上給油は、補給艦(給油艦)はまだ 「はまな」 1隻しか無く、しかも給油用の蛇管は現在のような 「プルーブ方式」 ではなく、まだネジで留める 「カップリング方式」 でしたので、現在に比べればこの項の古めかしいのは致し方ないかと (^_^;

AO411_Hamana_S48_01_s_mod.jpg
( 昭和48年管理人撮影の 「はまな」 )


なお、公開を予定しておりました 『対潜航空機管制』 SG ですが、概説の項など約60ページは 「取扱注意」 ですが、残りの肝心な管制要領や交話例などは 「秘」 となっております。

OCS_SG_ASW_AirCon_p201_s_mod.jpg


これは当時の 『対潜航空機管制教範 (案)』 や 『対潜戦準則 (P2V、S2F、HS) 』 などのものをそのまま持ってきたためで、今では使われていない内容も多いのですが、一応 「秘」 は 「秘」 ですので (^_^;

これらの秘以外の約60ページを公開しても良いのですが、それではちょっと中途半端になりますので、一旦公開予定を保留 いたします。

このSG、私が保有しているものには表紙がありません。 おそらく教務終了後あるいは卒業前に、必要でないと考えた学生はそのまま返却し、それ以外の学生は表紙のみ返したものと思われます。

しかしながら、当時、秘文書の管理簿などにSGの一連番号と貸与者及び貸与・返却日などを記入した記憶はありませんが ・・・・ ?

当時の秘密文書類の管理はそのようなものだったと。

posted by 桜と錨 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

海自大湊基地今昔 補足


折角ですから、少し補足して私のブログらしく (^_^)

Ohminato_S4707_01_s.JPG

昭和46年7月管理人撮影の大湊基地の写真ですが、南東方向から北西方向を見たもので、在泊艦艇は右 (東) 側から

 1突 : 第5駆潜隊 (うみたか、おおたか、わかたか、くまたか) の4隻
 2突 (第1ポンツーン) 及び3突 (第2ポンツーン) : 各種支援船
 4突 : 非自走型の廃油船 「103号」 (YB-103)
 5突右側 (東側) : 根本に非自走型の運貨船 「116号」 (YL-106) (内側) と特務艇 「高速6号」 (ASH-06) (外側)、そして第32護衛隊の 「おおい」 (内側) と 「きたかみ」 (外側)
 5突左側 (西側):根本側が第15輸送隊 (第3舟艇隊 → 第13揚陸隊 → 第15揚陸隊 → 第15輸送隊と改称) の特務船 「ばら」 (YAS-15、旧警備艇 LS-78) (内側) と、同第5艇隊 「2001号」 又は 「2002号」 (LCU-2001 or -2002) (外側)、そして32護隊の反対側がおそらく第2掃海隊群の第39掃海隊 (りしり、れぶん、かつら)
 第3ポンツーン: 第15輸送隊の第15艇隊9隻 (LCM-1001〜1009) 中の6隻
 第4ポンツーン: 各種支援船
 第4ポンツーンと課電桟橋の間 : 低速水上標的 (奥) と高速水上標的 (手前)
 課電桟橋 : 第1魚雷艇隊の 「魚雷艇11号」 (東側) と 「魚雷艇10号」 (西側)

と判断されます。

posted by 桜と錨 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと