2019年03月18日

マーシャル諸島所在の旧海軍航空基地


今週の本家サイトの更新用ページをちょっと欲張って作っていたのですが、持病のギックリ腰のためもあってなかなか思うように進まず、日付が変わってこの時間になってしまいました (^_^;

本家サイトの 『旧海軍の基地』 コーナーで 「ウオッゼ」 と 「ヤルート」 ページを作成し公開しましたので、今週の更新は、折角ですのでこれを機会に残りのマーシャル諸島所在の旧海軍の航空基地を追加することにしました。

「ミレ」 「メジュロ」 「マロエラップ」 「ロンゴラップ」 とケゼリン環礁の 「ケゼリン」 「エビジエ」 「ルオット(ロイ)」 の7基地です。

Marshall_sat_h31_01_mod.jpg


これにてマーシャル諸島は一応全て網羅しました。

ただし、「メジュロ」 と 「ロンゴラップ」 は現在のところ日本側及び米側の史料ともに航空基地データが全く見当たりませんので取り敢えずの “暫定版” です。

その他の基地についてもまだまだ荒削りですので、今後時間を見ては修正していく予定にしています。

なお、併せて既に公開している 「エニウェタック」 について修正を加えております。

これらの航空基地について、特に 「メジュロ」 と 「ロンゴラップ」 について、情報をお持ちの方がおられましたら、是非ともご教示いただけるようお願いいたします m(_ _)m


それにしても不思議なのは、ケゼリン環礁の 「エビジエ」 と 「ルオット」 は戦前に開設されたのですが、何故か旧海軍の航空基地リストにありません。

また、昭和12年及び14年に行われた内南洋の航空基地適地調査でも調査そのものは行われたはずなんですが、この2つの基地についてはその調査結果では採り上げられなかったんです。

う〜ん。

posted by 桜と錨 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年03月10日

ヤルート航空基地


本家サイトの今週の更新として、前回 『旧海軍の基地』 コーナーに 「ウオッゼ航空基地」 を追加公開しましたので、折角の機会ですから、同コーナーのリストで一つ上にあり、かつ地理的にも近い 「ヤルート航空基地」 を追加公開しました。

AB_Jaluit_photo_1943_02_m_mod.JPG

  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/071A_Jaluit.html

ここはヤルート環礁の中のイミエジ島にあった大艇及び水偵用の水上基地で、正式名称は 「ヤルート」 なんですが、ヤルート環礁、ヤルート島との混同を避けるためもあって、海軍部内の文書でも所在地名を採って 通称 「イミエジ」 としているものも多いです。

そして南方諸島の他の島々の基地と同じく、米軍の直接侵攻を受けなかったところは、制空権を奪われ、補給を絶たれた結果、終戦までの状況は似たり寄ったりとなったところの一つです。

posted by 桜と錨 at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年02月24日

ウオッゼ航空基地


本家サイトの更新は暫く空きましたが、Facebook にて FBF さんによるウオッゼ島の遺骨収集を兼ねた慰霊訪問のことが話題に出ましたので、折角の機会ですから 『旧海軍の基地』 コーナーにて 「ウオッゼ航空基地」 のページを追加公開しました。


AB_Wotje_photo_1941_01_m_mod.JPG
(昭和16年概成直後のウオッゼ航空基地全景)

同航空基地は昭和16年に陸上・水上の両用基地として建設されましたが、この時に囚人で編成された 「赤誠隊」 が投入されたことで知られています。

また同島は太平洋戦争における南方戦線の小島守備隊の例に漏れず、米軍の直接侵攻から取り残されたことにより、終戦までに空襲・艦砲射撃による戦死者に加えて多くの餓死者が出たことでも知られ、今なお多数の軍人・軍属の方々の遺骨がそのままとなっているところの一つです。

posted by 桜と錨 at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年02月15日

『世界の艦船』 3月号増刊 『戦艦「扶桑」型/「伊勢」型』


もう店頭に並んでいるところがあるかも知れません。 18日に発売予定となっている3月号増刊は 「 傑作軍艦アーカイブ 7 」 の 『 戦艦「扶桑」型/「伊勢」型 』 です。

SoW_No896_cover_s.jpg

編集部さんの努力によって、素晴らしい84ページもの写真ページや終戦直後のカラー写真などに加え、本文記事も著名な方々が揃い、日本戦艦に興味のある方は是非一冊お手元においておいて損はない出来になっていると思います。

その本文記事中で、私も次の項を担当させていただきました。

   「 扶桑型/伊勢型のメカニズム A 兵装 」

高角砲や機銃などの詳細については、既に出されてきた 「金剛」 型や 「長門」 型などと重複するところがありますので、これらについてはその装備などを簡潔に記述させていただき、後半にこの 「扶桑」 型及び 「伊勢」 型の砲戦能力について述べさせていただきました。

また、「伊勢」 型が航空戦艦に改造された時に搭載された噴進砲についてもこの機会にご紹介させていただきました。


旧海軍は、米英との太平洋戦争の開戦に当たり、その冒頭に空母機動部隊を以て奇襲攻撃を行ない、かつその後も中途半端な作戦を継続するなど、用兵及び戦略を誤るという大失敗をおかしてしまいました。

確かに、海上航空戦力というのは “近い将来においては” 戦艦に替わって海戦の主役になって行くであろう事は、航空機と空母の発達に鑑みれば “想定できる” ことではあります。

しかしながら、今日・明日に行う現実の戦争においては、その “近い将来においての思想” で戦うものではなく、今現在持てるもの全てを最善活用して 戦わなければなりません。

つまり、旧海軍は日本の戦備及び国力のあらゆる点からして、米国とはとても比較にならない、最も不得意とする航空戦力をもって始めてしまいました。

しかも、早期講和を目指すとしながら、何らその見込みも具体策も持たないままに。

結果はご承知のとおりです。 戦力・国力からして初めから勝てる見込みのない戦争をするわけですから、同じ勝てないにしてももう少しやり方があったはずです。

( いえ、山本は近衛に対して 「絶対にやってはダメ」 と強硬に主張するべきでした。 「やれと言われれば半年や一年は暴れてみせましょう」 などは絶対に言ってはならないことだったわけで ・・・・ )

戦後になって、旧海軍の用兵者達がいつまでも大艦巨砲主義にとりつかれて思想・用兵の転換が遅れた、などとおかしな批判をする人がいまだに多く見られます。

それが訳知り顔をした、結果を知った上での後知恵の意見に過ぎないことは明らかでしょう。

今回のテーマである 「扶桑」 型/「伊勢」 型の4隻などは、この太平洋戦争における旧海軍の誤りによって戦力として全く活用されることのないまま終わってしまいました。 大変に惜しいことであり、返す返すも残念なことであったと言えるでしょう。

書店の店頭で見かけられた時には是非手にとってご覧下さい。

posted by 桜と錨 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年02月03日

旧陸軍の苫小牧飛行場


先週お話ししましたように、ここ苫小牧にあった競馬場は戦前から旧陸軍によって演習時などで臨時の飛行場として使用され、次いで不時着陸場となりましたが、昭和18年頃に飛行場として整備されたとされています。

しかしながら、旧陸軍の史料そのものにはここが苫小牧陸軍飛行場となったと記述されたものが出てきません。

また 「苫小牧市史」 などでも飛行場としての整備がなされたとはされていますが、その具体的な概要や終戦までの運用状況などは書かれていないようです。

そして国土地理院が公開している終戦後の米軍撮影写真でも、飛行場跡らしいものはわかりません。

では、不時着陸場のままであったのか? というとそうとも言い切れないようです。

例えば、1945年に作成された米軍情報資料では、ここは1944年の情報に基づく 「Tomakomai Landing Ground」 としてリストアップされ、次のようなレイアウト図も掲載されています。

Army_AB_Tomakomai_layout_1945_01_mod_s.jpg

これを先にご紹介した1945年版及び1946年版の米軍地図と重ねると、大凡次のようになります。

Army_AB_Tomakomai_map_1945_01_mod_s.jpg
( 1945年版に重ね合わせ )


Army_AB_Tomakomai_map_1946_01_mod_s.jpg
( 1946年版に重ね合わせ )


ご覧いただければお判りのように、単純に元競馬場を滑走路に作り替えただけ、というものではなく、もっと大規模なものです。

ただし、当該飛行場に関する旧陸軍の史料そのものが出てこない限り、今のところ不時着陸場のままであったのか、正式な飛行場であったのかは判断しかねるところです。

ご覧いただいた皆さんからの情報に期待する次第です。

posted by 桜と錨 at 08:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2019年01月27日

北海道所在の旧陸軍航空基地データ更新


本家サイトの今週の更新は、更新と言えるほど新しいコンテンツの作成が進みませんでした (^_^;

取り敢えず、『旧海軍の基地』 コーナーで既に公開しました 『北海道所在の旧陸海軍航空基地』 について、1946年版の5万分の一の米軍地図が入手できました 「札幌 (民)」 (旧札幌空港)、「札幌」 (現丘珠空港)、及び 「白老」 の3基地につきましてポップアップ・データを更新しました。



なお、北海道地方での懸案の一つとなっています 「苫小牧」 ですが、1945年及び1946年版の米軍地図でも不時着陸場としても含めて飛行場としての記載はありません。 現在のところ、少なくとも終戦時にどこまで旧陸軍として使用されていたのか、確たるものが出てきませんので、本一覧ではまだ保留のままとしております。

Army_AB_Tomakomai_map_1945_01_s.jpg
(1945年版の米軍地図)

Army_AB_Tomakomai_map_1946_01_s.jpg
(1946年版の米軍地図)

posted by 桜と錨 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年12月30日

九州地方所在の旧陸海軍航空基地一覧


本家サイトの今年最後の更新をしました。

『旧海軍の基地』 コーナーにて 『九州地方所在の旧陸海軍航空基地概観』 の暫定ページ を追加公開です。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_13_Kyushu_AB.html

Kyushu_AB_List_sat_h30_01_mod_s.JPG

一覧図のポップアップは全て設定済みですが、各基地の概説欄はまだ途中です。

旧陸軍のポップアップ・データの内、写真については全て戦時中のものを選んでおりますが、良いものがなかなか揃いません (^_^;

同コーナーでは後は南西諸島と台湾が残っておりますが、これらは年が変わってからボチボチとコンテンツを作ることにしております。

その前に本家サイトはご来訪60万名達成の記念感謝企画をまず新年早々からやらなければ (^_^)

posted by 桜と錨 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年12月23日

12月20日付 『朝雲新聞』


『朝雲新聞』 の 「世界の新兵器」 コーナーで艦船シリーズとして4ヶ月毎に掲載していただいてる私の第8回目の記事です。

今回はシンガポール海軍最新鋭の沿岸任務艦 (LMV、Littoral Mission Vessel) 「インディペンデンス」 級です。

#8_h301220_LMV__m.jpg

本級は8隻が計画され、現在までに5隻が就役、残りの3隻が建造中で、既存の 「フィアレス」 級哨戒艇12隻と順次交代することになっています。

満載排水量僅か1300トンですが、沿岸域での多用途任務遂行を企図した設計で、しかも小型の割には装備もなかなか充実しています。

まさに “山椒は小粒で” と言えるでしょう。

そしてシンガポールの置かれた地勢的、政治的な環境からするならば、小国海軍としてよく考えられた艦型、艦種であると思います。


機会があれば (何せ、業界紙なもので (^_^; ) 是非紙面をお読み下さい。 

posted by 桜と錨 at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年12月14日

『丸』 1月号別冊 『 日本の戦艦 大百科 』


そろそろ書店に並ぶことと思います。 月刊誌 『丸』 の1月号別冊は 『 日本の戦艦 大百科 』 です。

Maru_h3101a_cover_s.jpg

この中で私も次の2つを書かせていただきました。

  『 帝国海軍戦艦建造史 』
  『 主砲メカニズム解説 』

前者は近代戦艦の誕生に始まって、日本海軍で建造された戦艦のうち、「金剛」 型以降について概観したもので、当該稿の後に続く各艦型の記事をお読みいただくための序論としての位置づけですが、これまで技術者視点で語られてきたものとは少し異なり、用兵者としての視点を入れてみました。

例えば、かの有名な 「ドレッドノート」 は就役時点ではそれほど高く評価する程のものでは無かったことや、「扶桑」 型及び 「伊勢」 型はこのド級型艦、即ち単一口径の大口径砲主義としての完成形であったこと、あるいは 「大和」 型は船体設計においてこれまで言われてきた以上に大きな問題があったことなど、その理由とするところを述べております。

また後者は14インチ砲、41センチ砲及び46センチ砲の3種について、その砲身、砲塔、弾火薬について解説しております。

特に、「九一式徹甲弾」 というのは太平洋戦争開戦前後の時期には既に存在しなかったことなどについては留意していただければと。

どちらもこれまでには無かった内容と自負しております。 書店で見かけられた時には是非手にとってご覧いただきたいと思います。

posted by 桜と錨 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年12月10日

中国・四国地方所在の旧陸海軍航空基地一覧


昨日の本家サイトの更新は日付が回ってしまいましたので、遅くなりましたが改めてこちらで。

年末のバタバタで本家サイトの更新が滞っておりますが、かつ先の記事でもご紹介したとおり今週末は一泊二日で三机での九軍神慰霊祭に行っておりました。

何とか昨晩更新をしまして、これまでに続き『旧海軍の基地』コーナーに 『中国四国地方所在の旧陸海軍航空基地一覧』 ページを追加しました。

Chugoku_Shikoku_AB_list_sat_h30_mod_s.jpg

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_12_Chugoku_Shikoku_AB.html

この地方は旧陸軍関係は6飛行場しかありませんで、ポップアップ・データの作成はその分楽です (^_^;

なお、前回同様に戦後も航空基地や空港として残っている (いた) 旧陸軍の3個所については概説の欄で 『航空路図誌』 からのものをご紹介しています。

特に旧高松空港は移転直前のものですので、今となっては珍しいのではと思います。

このコーナー、次は順番で九州地方を予定していますが、ここはちょっと面倒くさいですね、特に旧陸軍関係は (^_^)

posted by 桜と錨 at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年11月23日

『世界の艦船』 12月号増刊 『日本海軍特務艦船史』


既に発売になっております 『世界の艦船』 の12月号増刊は平成9年に増刊号として出された 『日本海軍特務艦船史』 の改定新版です。

SoW_No890_cover_s.jpg

同タイトルでの21年振りの更新となりますので編集部さんも力を入れてくれたようで、写真頁はもともとあまり残された良い写真がない艦種ですが、それでもかなり新しいものに替わっています。

SoW_No522_cover_s.jpg
( 旧 版 )

記事ページは、旧版の各艦種の概要的な内容から、テーマ別の項立てとなりました。 これも新しいものです。

これらを併せて、この方面に興味のある方で旧版をまだお持ちでなければ、新旧とも揃えておかれることをお勧めします。

なお、記事ページでは全11項目の内、次の4つを担当させていただきました。

  B 日本海軍の洋上補給法
  G 工作艦「明石」の能力
  H 標的艦の実務
  J 電纜敷設艇の具体的な用途は?


いずれも艦艇建造という技術的な面ではなく、使う側の用兵者としての視点を入れております。

書店の店頭で見かけられましたら、是非手にとってご覧下さい。


posted by 桜と錨 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年11月11日

近畿地方所在の旧陸海軍航空基地一覧


本家サイトの更新は 『旧海軍の基地』 コーナーが続いていますが ・・・・ 今週は 『近畿地方所在の旧陸海軍航空基地一覧』 ページを追加公開しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_11_Kinki_AB.html

Kinki_AB_List_sat_h30_s.JPG

今回はちょっと遊び心を入れて、旧陸軍の明野、伊丹 (大阪国際)、大正 (八尾) の3飛行場については、それぞれの概説の欄でちょっと古いですが平成8年版の 『航空路図誌』 からそれぞれの図をご紹介してみました。

この 『航空路図誌』 は旧海軍の航空基地についてはそれぞれのページの中でご紹介してきておりますが、旧陸軍のページは作る予定がありませんので、折角ですからこんなものもということで。


本家サイトの更新は何か本来の砲術関係のものをと思うのですが、毎年年末のこれからの時期、なかなか落ち着いてコンテンツを作る余裕がありません。

航空基地一覧のページなら既にデータもありますので、今のところ何とかなるかなと (^_^;

posted by 桜と錨 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年10月28日

中部地方所在の旧陸海軍航空基地一覧


本家サイトの更新はこのところ 『旧海軍の基地』 コーナーが続いていますが、今週も 『中部地方所在の旧陸海軍航空基地一覧』 ページを追加公開しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_09_Chubu_AB.html

Hokuriku-Chubu_AB_List_sat_h30_s.JPG

これもやり始めますと面白いものですが、それでも旧陸軍の各航空基地のポップアップ・データは結構手間暇がかかりますので、なかなか思うようには進みません。

当該コーナーは、元々は旧海軍の各基地の概要を紹介するつもりで、取り敢えず航空基地から始めたものですが、これを進めていくうちにやはり旧陸軍の航空基地との関連が一目で判るようにした方がと考えたものです。


ネット上には民間空港などを含めた現在の飛行場、あるいは各地の戦跡・遺構を紹介するものとしてのものが数多くありますが、やはり今次大戦期を中心とする旧陸海軍の航空基地を纏めたものがなかなかありません。

この方面に関心のある方々のご参考になればと思っております。

一覧ページは内地のみではなく、太平洋の各方面までの全て網羅したいと考えてはいるのですが ・・・・

まずはこの後は近畿地方、中国地方 ・・・・ と順次進めていく予定ですが、もしこの地域を先にというご要望をお聞かせ下されば考慮いたします。

posted by 桜と錨 at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年10月21日

南方諸島所在の旧陸海軍航空基地一覧


本家サイトで順次ご紹介しております地域別の旧陸海軍航空基地所在一覧での次の予定は北陸・中部地方で作業を進めておりますが、ちょっと基地数がありますので、先に南方諸島の頁を作ってしまいました。

ここで言います 「南方諸島」 の範囲は、伊豆・小笠原諸島と南鳥島で、こちらは旧陸軍のもの2つに旧海軍が4つですので (^_^;

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_10_Nanpo_AB.html

Nanpo_AB_List_sat_h30_mod_sJPG.JPG

北陸・中部地方は作業が終わりましたら次に公開したいと思います。


それにしても、旧陸海軍の航空基地、特に旧陸軍のものに関しては残された史料が少ないため、良く判らないところが沢山あります。

それに各地の市史などの郷土史資料は、ご存じのとおり内容的にバイアスのかかっているものが多く、参考にはなりますがそのままでは根拠にはなり得ませんので ・・・・

posted by 桜と錨 at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年10月14日

『 東北地方所在の旧陸海軍航空基地 』


本家サイトの更新が滞っていますが ・・・・

『旧海軍の基地』 コーナーに 『 東北地方所在の旧陸海軍航空基地 』 の概要一覧ページを追加公開しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_08_Touhoku_AB.html

Touhoku_AB_List_sat_h30_01_mod_s.JPG

日米の史料を付き合わせて、基地の位置と概要の整合が取れるところをピックアップしております。

東北地方は基地数が多くありませんので、暫定ページではなく、一応この形で完了とします。 今後は残った旧海軍基地個々の詳細ページを追加していく予定にしています。

例によって、一覧図の基地名にカーソルを当てていただくと当該基地のデータがポップアップするようにしております。


それにしても不思議なのは旧陸軍の 「淋代飛行場」 です。 ここは米軍史料では地図や写真も含めたデータがあるのですが、肝心な旧陸軍側のものが全く出てきません。

もちろんここは 「ミス・ビードル号」 の太平洋無着陸横断飛行の出発地として知られる淋代海岸に設けられた臨時滑走路とは全くの別のものです。

情報をお持ちの方がおられましたら是非ご教示をお待ちしております。


次は北陸・中部地方に手が付けられるか ・・・・ ?

posted by 桜と錨 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年09月23日

旧海軍の釧路不時着陸場


本家サイトの 『旧海軍の基地』 コーナーで 『北海道所在の旧陸海軍航空基地一覧』(暫定ページ) を公開したところですが1つ抜けていましたので、一覧図をこれを追加したものに更新しました。


Hokkaido_AB_sat_h30_01_mod2_s.JPG

旧海軍の釧路不時着陸場です。 昭和7年に根室不時着陸場と共に北海道庁より移管を受け、本土から千島方面への飛行ルート上に樺山、広尾、釧路、根室と連なるものとして計画されたものですが、その後の状況については不詳です。

AB_Kushiro_map_1932_01_s.JPG
( 昭和7年に作成された移管候補地の位置図 )

ただし、大戦中には米軍史料でも Emergency Landing Ground とされており、終戦時の地図などでも記載されているところです。

AB_Kushiro_map_1945_01_s.JPG

また旧陸軍及び米軍の撮影写真でも確かに写されたものがあることから、大戦時にも何らかの形で使用されたものと思われますが ・・・・

Army_AB_Kushiro_photo_1944_01_s.JPG
( 昭和19年に旧陸軍が撮影したとされる写真より )

終戦時に作成された連合軍に対する旧海軍関係の引渡し史料にも出てきません。

旧陸軍のものなら省略しても良かったのですが、旧海軍のものですので一応データとして追加することにしました。

Army_AB_Kushiro_sat_h30_01_mod_s.JPG
( Google Earth より現在の衛星写真 )

なお、当該不時着陸場については後日改めて解説ページとして纏めて 『旧海軍の基地』 コーナーでご紹介するつもりにしております。


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2018年09月17日

北海道所在旧陸海軍航空基地一覧の暫定ページ


暫く間が開きまして、かつ一日遅れの本家サイトの定期更新ですが、『旧海軍の基地』 コーナーに 『北海道所在の旧陸海軍航空基地一覧』 の暫定ページをUPしました。

  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_07_Hokkaido_AB.html

Hokkaido_AB_sat_h30_02_mod_s.jpg

日米の史料を付き合わせて、基地の位置と概要の整合が取れるところをピックアップしております。

例によって、一覧図の基地名にカーソルを当てていただくと当該基地のデータがポップアップするようにしていきますが、取り敢えず旧陸軍の浅茅野第一、同第二、旭川及び沼ノ端の4つを設定しております。

各航空基地の概要説明なども含め、今後順次追加していく予定ですが、当面は旧陸軍のもののポップアップ・データから進めていきます。

できれば東北〜台湾までの暫定ページを作り、その後に外地の地域別が出来ればと思っていますが ・・・・

posted by 桜と錨 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年09月02日

「大和」 型の船体強度の問題 (1)


先日、「大和ミュージアム」 館長の戸高氏と雑談をしていた時のことです。

私 : 「大和」 と 「武蔵」 の潜水調査の映像を見て、その船体の折れ方が驚くほどよく似ているんですよね。

戸高氏 : それは私も感じたところです。

私 : 被害や沈没の状況が異なり、かつ主砲塔や主砲火薬庫の爆発もなかったのに、両艦とも同じように船体が3つに折れている。 やはり船体構造に問題があったということでは?

戸高氏 : それはあり得ることかもしれません。


さて、私は常々 「大和」 型の船体構造については大きな疑問を持っていたのですが、今回の両艦の潜水調査の映像を見てそれを確信した次第です。


前回の 「主砲塔バーバットの疑問」 でもお話ししましたように、潜水調査から判明した事実は “主砲塔内の徹甲弾も主砲火薬庫の装薬も爆発 (完爆) していない” ということです。

これは両艦の主砲塔バーベット、そしてその内側にある円形支基 (リング・サポート) が綺麗に残っていること、そして分断された砲塔各部の映像からは爆発・火災の跡は見られないことなどが明らかな証拠です。


では、なぜ 「大和」 も 「武蔵」 も同じように3つに折れているのでしょうか? しかも爆発説さえない後部でも。

そうです、これは 「大和」 型の船体構造の問題に帰結されると言えます。

この問題点についてこれから少しお話しをしたいと思います。


( このことは、昨年放映されたNHKさんの 「ドキュメント 戦艦武蔵の最後」 の制作の時にプロデューサーさんには強く申し入れたのですがこれは採用されず、結局 “主砲塔爆発” という一般視聴者に見栄えの良い形に纏められていることはご存じのとおりです。)

(続く)

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2018年09月01日

8月30日付 『朝雲新聞』


『朝雲新聞』 の 「世界の新兵器」 コーナーで艦船シリーズとして4ヶ月毎に掲載していただいてる私の第7回目の記事です。

今回はさる5月に進水した韓国海軍の強襲揚陸艦 「馬羅島」 です。

Asagumo_h300830_Marado_m.jpg

ご承知のとおり、本艦は 「独島」 型の2番艦に当たりますが、その 「独島」 は搭載するHSの選定・調達の遅れは勿論のこと、艦そのものも信じられないトラブル続きで現在もなお実戦配備にはほど遠いと言われています。

これもあって、この 「馬羅島」 は 「独島」 から実に13年目、2番艦とは言いながらシステムなどは一新されており、実質的に改独島型となっています。

しかも、当初言われていた2番艦は 「独島」 より大型となり、かつ航空運用能力も強化されたものとなるのではとの観測がありましたが、結局新型艦建造によるリスクを冒さずに手堅く 「独島」 を改良・改善した形となったことは、この 「独島」 の就役後の状況を反映したものと言えるでしょう。

2020年中に就役するとされていますが、さて、本来なら 「独島」 で実現するはずだった性能・能力を発揮できるのでしょうか。

この意味からも今後が注目されるところです。

posted by 桜と錨 at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2018年08月31日

旧陸軍の木浦飛行場


先日本家サイトの 『旧海軍の基地』 コーナーにて 『朝鮮半島の旧陸海軍航空基地』 の一覧をUPし、これについては本ブログでもご紹介したところです。

  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/Nav_Air_Base_list.html
  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_06_Korea_AB.html

この中で最後まで入れるか入れないか迷ったのが、旧陸軍の木浦飛行場です。

ここは、旧陸軍の史料では南北に走る滑走路が約3km隔てて長さ1800mの第1滑走路と1500mの第2滑走路の2本あったとされています。

これについては手書きのラフな位置図が残されています。

Army_AB_Moppo_IJA_location_01_m.jpg

ただ、これを元に現在の衛星写真と重ねてみると ・・・・

Army_AB_Moppo_sat_h30_02_mod_m.jpg

第1滑走路の推定位置にはそれらしい地形は全く見当たりません。 本当にこれであっているのか ・・・・ ?

第2滑走路は現在の木浦飛行場から北へ800mほどずれた位置までそれらしいところ (進入誘導灯が置かれています) が見られます。 とすると現在の飛行場は元の第2滑走路跡というよりは、ほぼ新しいものとして建設されたと言うことになります。

また、これら飛行場については米軍の史料及び戦後の米軍地図などでも正確な位置及び飛行場のレイアウトなどは全く出てきません。

そして何故か現在の木浦飛行場でさえ1962年(1999年改訂)版のTPCや1972年(2000年改訂)版のOCNでは飛行場としての表示はありません。

これらのことから、結局UPした一覧からは外しました。

あったのは間違いありませんが、もう少し確たる情報が出て来た時に改めて付け加えたいと思っているところです。

posted by 桜と錨 at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと