2017年05月24日

JMU呉事業所史料室見学


今日はJMUさんのご厚意をいただきまして呉事業所内にある史料室を見学させていただきました。

ご存じのとおり、戦後の造船業界の変遷を経て 「石川島播磨重工呉造船所」 として大型タンカーを始めとする日本の造船業を背負ってきたところですが、昨今の更なる業界の統廃合により現在では 「JMU (ジャパン・マリン・ユナイテッド) 呉事業所」 となっております。

そして更にその前身は戦艦 「大和」、「長門」 などを建造したことで知られ、旧海軍の工廠中で最大規模を誇った 「呉海軍工廠」 で、現在でもあちこちに当時の面影を色濃く残しているところでもあります。

この構内の現在では 「別館」 と呼ばれている、元々の海軍工廠時代は造船部庁舎・製図工場であった赤煉瓦2階建ての建物を改修して、この中に海軍工廠からの歴史資料を集めた 「史料室」 が展示されています。

私も初めて拝見いたしましたが、思っていた以上に綺麗に整備されており、その歴史をよく理解することが出来るようになっています。

今日は顧問の山中氏が私のためにわざわざご案内をいただきました。 氏は顧問になられて5年目だそうですが、大変よく調べておられ、かつその判り易い説明には感心いたしました。

史料室内は展示資料の著作権・版権などの問題もあって、残念ながら撮影はできません。 これは致し方ないでしょう。 折角ですから玄関で一枚。

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この史料室は元々が造船所職員の教育参考とすることを目的として整備されているため、現在のところいわゆる一般開放の形にはなっておりませんので、部外者の見学には事前の申請が必要になります。

ただ、大変に立派なものですのでもう少し一般にも何とかと思いますが、山中氏とのお話の中では JMU さんでも今後のあり方についても色々検討されているものの、なかなか難しい問題もあるようです。

一案として、いっそのこと全部を市の大和ミュージアムに移しては、というのもあったそうですが、この史料室はこの旧海軍工廠の跡地の中にあってこそ意味があるでしょう。

その一方で、一般開放するには現に稼働している造船所の構内ですから、単なる市の集客のための観光地になってしまっては、企業側としても負担が大きすぎるでしょう。

折角の施設ですので、何か良い方法を考えていただけることを期待する次第です。

私も機会が得られればまた拝見したいものと思います。

なお、以前古い倉庫で纏まって発見されたことでニュースにもなった 「大和」 の建造用現図を始めとする図面類の一式は、全てを既に大和ミュージアムに移管してしまっており、残念ながらこちらにはありません。

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2017年05月21日

「弾道弾の飛翔技術の基礎」


以前当ブログで連載しました 『弾道弾の飛翔技術の基礎』 を、本家サイトの今週の更新として先週新設した 『現代戦講堂』 中の 『対空戦・TMD』 コーナーに纏め直して掲載いたしました。

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昨今話題になっている北朝鮮が実験した弾道ミサイルの 「ロフテッド弾道」 について、単に飛翔距離が長いとか大気圏再突入時の速度が速いということだけでなく、それに伴う技術的に解決を要する問題も多いことをご理解いただければと思います。

むしろ通常の ICBM よりは技術的 (精度的) に難しいものであり、いまだまともに実用に足る IRBM さえ完成していない北朝鮮において、おいそれとできるような話しではなく、今回の実験においてもその目的は不明とされるところです。

そもそも、北朝鮮にこのような弾道ミサイルの実験をまともに観測・測定できる態勢があるのかと。

それがなければ単に “大気圏再突入時に燃え尽きることなく” 一応は弾着まで飛翔した (らしい) としか言えませんが ・・・・

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2017年05月19日

複数魚雷搭載機の魚雷発射法


複数魚雷を搭載可能な航空機におけるその複数魚雷の発射法については、以前本ブログ及びそれを纏め直したものを本家サイトで説明したとおりです。

「魚雷は真っ直ぐには走りません」 :

「(補) 航空魚雷の複数本搭載時の投下法」 :

要は、航空機というハードウェアとしても、そして用兵者の 「用法」 というソフトウェアとしても、単発のみ、あるいは一斉投下のみ、“だけ” というのはあり得ないこということです。

ところが、最近になって米海軍の試作機であったダグラス社の XTB2D Sky Pirate について、同機が搭載する最大4発の魚雷について “一斉投下” であると言いだし、その理由として何の根拠も示されていない “一斉投下が原則” “マニュアルにある” という ウソ をいまだに信じておられる人がおられました。

しかも、この XTB2D の魚雷搭載位置は両翼下の2個所ずつの汎用ハードポイントです。 当然必要に応じて魚雷以外のものも搭載します。 これらも一斉投下? それともわざわざ魚雷搭載時のみ一斉投下 (しかできない) ? そんなバカなことはどこの海軍でもしません。

この XTB2D は試作2機のみで、しかも大した試験・実験も行われなかったようですので、いまだに資料はほとんど無いようで、その前の AM-1/1-Q の例です。

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( 米海軍公式写真より )

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これが軍事における常識ですね。

結局、“とりあえずできるということでいいのでしょうか?” という追加の問に対しては明確な答えが得られていないようです。

う〜ん、もう少し魚雷というものがどういうものなのか、戦術状況とはどういうものなのか、そして用兵の常識というものがどういうものかについて学ばれたらよろしいのではないかと思いますが ・・・・

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2017年05月17日

今夕の呉市内


今日は月一回の軍歌を歌う会 「三水会」 でした。 前回より多い25名の参加で、しかも女性陣 (綺麗どころというべきか) の割合が高いのにビックリしました。

ところが、ママさん手作りのおつまみを食べ、グビグビ飲みながらお喋りに夢中になっていましたら、気が付いたら最後の〆の「同期の桜」まで1曲も歌わず、しかも写真も一枚も無しのままお開きになってしまいました (^_^;

皆さん楽しい一時をありがとうございました。 そしてママさん、いつも美味しいおつまみとお酒をありがとうございます。

で、酔い覚ましを兼ねて繁華街からJR呉駅前まで歩いてみましたが ・・・・ 平日とはいえまだ夜の8時過ぎですが、人通りはほとんど無し。 地方都市というのはどこもこんなものなのでしょうか。

メインの通りは近郊へ帰るのでしょうか、車の交通量はそれなりにあるんですがねえ。

最近は元の繁華街よりは駅周辺が多少賑やかになってきたと言われていますが、これは昼間だけのようで、この時間は駅前でもこのとおりでした。

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う〜ん、何とかもう少し活気が欲しいですね。

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2017年05月10日

オコゼのお刺身


新鮮さとお店の人の人柄に惹かれて、時々お魚が食べたくなった時に覗いてみる近くの小さな鮮魚店です。

GWが開けましたので、漁師さんも漁に出かけ、トラック便も通常どおりに走るようになり、そして市場も普段どおりになりましたので、今日は何か良い物が入っていないかとちょっと寄り道を。

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もう昼前でしたが思惑どおりに色々店頭にも残っていました。 そして、今日は型の良いオコゼが数匹並んでいまして、しかもまだ活きて動いていました。

もうこれは買うしかないと (^_^)

ご存じのとおりオコゼはお刺身にすると大きさの割には取れるところはそれほど多くはありません。 まあ折角の機会だからと奮発して2匹。

そしてシマアジの半身と、私のお酒の肴用に店頭に残っていたバイ貝を全部 (と言っても500gです)。

このお店はお刺身用にと言うと食べる時に切ればよいように柵切りにしてくれ、しかもアラも付けてくれます。

で、今日の夕御飯。 ちょっと包丁の切れ (と腕) が良くありませんので、見かけは悪いですが ・・・・

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いつもどおり大変に美味しかったですし、特にオコゼはもう (^_^)

そして大粒サイズのバイ貝と、シマアジのアラ汁。 これも申し分ありません。

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一応健康的な夕食、ということでした。 明日はオコゼのアラでお味噌汁の予定。

でも、ここのお魚を食べていると、もうちょっと他のところのものは食べられなくなりそうです。
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2017年05月07日

藤田昌雄氏著 『写真で見る 大正の軍装』


お付き合いいただいている藤田昌雄氏が潮書房光人社から新刊を出されまして、私も早速一冊お送りいただきました。

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う〜ん、タイトルからすると今流行の普通のムック本のように思われるかもしれませんが、どうしてどうして、全370頁にわたり大正期の陸軍の軍装について、各兵種の制服はもちろんのこと、階級章や旗章類、装備品などが詳細に解説されています。

そしてタイトルどおり、未発表のものも含めた多数の写真によってこれらを着用した陸軍将兵の姿はもちろん、併せて当時の陸軍内の様子もよく判ります。

まさに大正期における 「陸軍軍装史事典」 というに相応しいものでしょう。 これはちょっと凄い内容です。

当時の陸軍についてはもちろん、近現代史に興味のある方々も手元に一冊置いておいて損はないものと思います。

・・・・ でも、あれっ? 最後の方の 「大泊」 「中華丸」 のページでどこかで見たことのある名前が (^_^;

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2017年05月03日

親の死に目に (後)


2.帰れるだけでもありがたいと思え!

もう40年も前のことです。 任務課程入校のため江田島の1術校に着校したその日、入院療養中であった母の逝去の連絡が入りまして、担当科長からすぐ家に帰れとのこと。

そこで特別休暇申請のため学生隊長のところへ出頭しました。 海自の規則では親の場合には1週間+往返日数が基準ですが、もちろん私も授業の関係でそこまではとは考えていませんでした。

ところがです、その学生隊長は往返日数を合わせて3日の休暇、つまり実質で中1日の許可でした。 そして最後に吐き捨てるように付け加えて、

「 自衛官たるもの親の死に目に会えないなどは当たり前のことだ。 (葬儀に) 帰れるだけでもありがたいと思え!」

一瞬自分の耳を疑いました。 葬儀から戻って来た時に 「死に目に会えただけでも」 と言うならばまだ判らないでもありませんが、これから帰ろうという者に対してこの言葉です。

このことで、この学生隊長に対しては上級者という立場はともかくとして 「人」 としての信用・信頼が無くなりました。

そしてこの日以来私の方から二度と口を利くことはありませんでしたし、将来にわたっていかに補職人事であろうとも同じところで一緒に勤務しようとは決して思いませんでした。 ( 幸いその機会はありませんでしたが )

海上自衛隊といえども中にはこういう幹部もいる、しかも学生隊長という職に就く者でも、と痛感した次第です。 そして私のその後の海自勤務において、よい教訓の一つとなりました。


余談ですが、母の葬儀だけは何とか終えて1術校に戻ってきたその晩、クラスメートが翌日に不在中に終了した科目の試験があることを教えてくれました。

テキスト (海自では 「スタディ・ガイド」 と言います) は貰ってきてくれていましたので、クラスメートに授業の要点を聞いてから、学生舎の空いている部屋で徹夜の一夜漬け。

翌日の試験の結果は、一度もその科目の授業に出ていなかった私一人だけが満点でした。 これには担当教官もビックリ。

学生隊長に対するささやかな当てつけと言えば当てつけでした (^_^;


・・・・ ところがです。 この時の私の帰省のことがそれから20年後に我が家のお家騒動の原因の一つになろうとは、当時は夢にも思っていませんでした。

身内の者でさえこの時のことを20年後でも怨みに感じていたくらいですから、ましてや世間一般の人達に理解してもらうのは無理な話しと思います。

まさに海自部内で良く言われる “海自の常識は世間の非常識、世間の常識は海自の非常識” です。

(本件終わり)

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親の死に目に (前) :

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2017年05月02日

親の死に目に (前)


海上自衛官、特に艦艇勤務の場合、任務行動中に家族などに何かあっても洋上からそう簡単に帰るわけには行きません。

ましてやいざと言う時には親の死に目に会えないこともあるということはよく判っていますし、その覚悟は出来ているところでもあります。

しかしです。 世間一般の普通の人達にとって、有事でもない災害派遣でもない、平時における訓練中などで、親 (や家族) が危篤の場合や死去した時に、海自はその息子 (今では、娘も、ですが) を返さないなどということがスンナリ理解してもらえるでしょうか?

私はそれを求めることは無理だと考えますし、逆にそれは世間の人達から海自に対して悪い印象しか持って貰えないことに繋がると思っています。

先に 「人事はヒトゴト」 と書きましたが、その意味において補職・補任などに限らず、どうも海自は人事全般について普段からの配慮が十分ではないように思います。

私の経験例から2つご紹介します。


1.海演中は親の死に目にも会わせない?

ご存じのとおり、海上自衛隊は年に1回有事を想定した大規模な演習、即ち海上自衛隊演習 (略して 「海演」 ) を実施します。 この期間中は余程のことが無い限り個人的な理由による休暇などは許可されません。

もちろん通常の訓練中などでしたら、予定を変更して近くの港に入って当該隊員を降ろすとか、機会があればヘリコプターで陸上基地まで運ぶなどのことはありますが。


ある年の海演のことです。 上級司令部から演習期間中は何があっても隊員の個人的理由では帰すことは許可しない旨の事前の “念押し” の指示が出ました。 つまり、親の死に目にも会わせない、ということです。

もしそのような可能性がある隊員がいるなら出港する前に降ろしておけ、と。 しかしながら、全てが事前に判るような事柄でないことは改めて申し上げるまでもないことです。

・・・・ で案の定、海演中に四国沖の太平洋を行動している時に私の分隊員のところへ父親からの電報が転電されてきました。

 「ハハキトク、スグカエレ」

本人は長崎・五島列島の中のある島の出身で一人っ子でした。 本人を呼んで確認したところ、実家には両親二人で住んでおり近くに親戚などはなく、もし母親が亡くなった場合には父親一人で葬儀など全てをやらなければならない、とのことでした。

もちろん事前に本人を含め分隊の総員には上記の指示が出ていることは説明してあり、また海演中は行動海域のこともあってまず無理であると納得してもらっています。

・・・・ が、私は今ここで彼を帰さなければ、長い目で見ると決して将来の海上自衛隊のためにならないと考えたわけです。

そこで、飛行長のところへ行って 「何か陸上にヘリを飛ばす用事はありませんか?」 と聞いたところ、「急ぎではないので何時とは決めていないが、機会があれば物品の受領などの連絡便を出したいと思っている」 とのことです。

で、これを上手く利用しない手はない、と (^_^)

艦長のところへ行って事情を説明し、要務飛行は作戦の一貫として禁じられているわけではないのでこれに彼を乗せて帰したい、それなら上級司令部には特に説明する必要は無いのでは、と説得しました。

ついでに、今回彼を帰さなかったら、今後おそらく彼の島からは海上自衛隊への入隊希望者は出なくなるし、息子を海上自衛隊に入れたいと思う親はいなくなりますよ、と (^_^;

艦長も快く了承してくれましたので、飛行長と相談してその日のフライト便追加を決めました。

そして本人には、「大村まで送ってやれなくて申し訳ない。 ただし海演中はもう艦に戻ってくる機会はないので、海演が終わって艦が佐世保に帰港した時に戻ってくればいいから、その間にお父さんとよく話をして、今後のことも含めて実家のことをキチンとしてきなさい」 と言いました。

結局は残念ながら彼が帰り着いた時には既に亡くなっておられたのですが、それでも彼が艦に戻ってきた時には少しは落ち着いたというか、母親の死を受け入れるまでにはなっていたように感じられました。 そして父親から海自を辞めずに一生懸命やれと言われたと。

後日になって父親からも手紙が届き、息子を母親の死に目に会わせるために帰してくれたこと、それも洋上からわざわざ息子のためにヘリコプターを飛ばしてまでしてくれたことに対して海自に感謝し、かつ息子を海自に入れたことを誇らしく思う旨が書かれていました。

海演終了後に艦長が本件を上に話したかどうかは知りませんが、上級司令部の指示に反したことに対してその後何らのお咎めもお叱りもありませんでした。 もしかしたら艦長が自分の責任でやったことと、一人で収めてくれたのかもしれません。

もし仮にこのことで何らかの処分を受けたとしても、本件での艦長以下の対応はこれで良かったと今でも思っています。

人を育てることとはどういことか、そして海自は一隊員といえども大切にしていると世間の人に見て貰えるとはどういうことかと。

海演中に乗員一人を休暇で出したことやヘリを余分に飛ばしたことなどは、海自の中だけのホンの小さなことです。

しかしながら海上自衛隊の将来を考えるならば、こういう小さな積み重ねが大事なことなのでは無いでしょうか?

「人」 を大切にする。 それも隊員本人に対してのみでなく、その家族を含めて。 私はそう考えています。

(本件続く)

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親の死に目に (後) :

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2017年05月01日

「人事」 と書いて “ヒトゴト” と読む


私のFBFである某君の今回の事案を見るにつけ、つくづく海上自衛隊という組織は人を大切にしないところだと思いました。

いつも書いていますように、海自の現場は本当に良いところです。 隊員達も皆一人一人本当に一生懸命やってくれています。 仲間として一緒に仕事をするには最高であると思っています。

どんな任務でも彼等と一緒ならば大丈夫という自信と信頼があります。

しかしながら、そういう現場の隊員一人一人の思いを逆なでするようなことを平気でするのが、海自という “組織” であり “人事” です。 在職中まさにタイトルどおりと思うことが度々でした。

個々の隊員それぞれは別に大したことを求めているわけではありません。 人事上一寸した配慮がなされれば、どれだけ現場の励みになることかと。 そう言うことなんです。

今回の某君の事案もそう言うことの一つではないでしょうか。

何故チョットだけ転勤の時期を遅らせないのか? あるいは何故補職先を本人の都合の良いところに替えてやらないのか?

たったそれだけのことであり、それによって本人の今後の勤務上、意識的にもいかに海自にとってプラスになることか。

もちろん当の人事担当者の答えは聞かなくても判ります。

  一人一人の都合を一々聞いていては人事業務が進まない。
  本人のローテーションの時期だから。
  本人の経歴管理上のことだから。

・・・・ 云々。 単なる小役人の事務的な言い訳だけです。

余人を持って替え難い? そんな補職が海上自衛隊に一体どれだけあるというのか。 海上幕僚長職でさえそのような配置ではないのに。

かの有名な 『武田節』 にある

  人は石垣、人は城
  情けは味方、仇は敵

平時における軍事組織のあり方で、最も大切なことの一つだと思いますね。

今回のことに限らず、具体的な例はそれこそ沢山ありますが ・・・・

二言目には “精強” を謳い文句にする海上自衛隊。 どうも口先の綺麗事のみで、やっていることは実態が伴わず、現場の隊員達の真摯な努力の上に胡座をかいているような気がします。

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2017年04月29日

港祭り


今日は港祭りで、知人の出展を拝見するため市役所まで出かけました。

その出展関係はちょっとややこしいので、機会があればまた別にお話しすることにしますが ・・・・

私はこの港祭りを見るのは、実は今日が始めてです。 家内に港祭りのメイン会場となる市役所前の大通り近くまで送ってもらったのですが、何というか普段はあまり活気がなく閑散としている市街、一体どからこれだけ集まったのかと言うくらい凄い人出でした (^_^;

もちろん近郊からの来訪者も多いのでしょうが、今日一日で約25万〜30万だそうです。 20万都市にしては凄いですね。

ただ私はどうも人混みが苦手なもので、お祭りそのものはほとんど見学しなかったのですが ・・・・

パレードする諸団体がスタート地点の市役所前に集まって次々に出発していきます。 もちろん別にパレードする内容に統一されたものなどはなく、希望するところなら誰でも参加できるようです。

したがって、参加する団体毎に年齢構成も、服装も、そしてパフォーマンスなども様々です。

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そしてこれを見学する一般市民とズラリと並ぶ屋台や出店の数々。

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後から家内に聞いたところ、これが港祭りのメインだそうです。 なるほど〜、知りませんでした (^_^;


残念ながら人混みの中で楽しむ余裕はありませんでしたので、用事を済ませて早々に引き揚げました。 もちろん、送り迎えをしてくれた家内へのお土産は忘れずに。

旧海軍の呉海軍工廠に勤務した工員さん達の当時のお弁当を模したものだそうです。 そぼくな味で、なかなか美味しかったですね。

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もう一つは巡洋艦 「青葉」 のレシピにあったコロッケだそうです。 う〜ん、これは少々好みの別れるところかと。

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それにしても海軍カレーや肉じゃがを始めとして、食べ物でも旧海軍のものの色々なアイデアが出てくるものですね。

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2017年04月24日

練習艦隊艦上レセプション


今日は本年度の遠洋練習艦隊に出発する前の練習艦隊の母港での艦上レセプションでした。 私もお誘いをいただきましたので、若い後輩達と話しが出来るのを楽しみにして出かけてきました。

練習艦 「かしま」 後部の飛行甲板に天幕を張っての会場ですが、広い甲板も招待者と実習幹部も併せたホスト役の海自側とで一杯でした。

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流石は練習艦隊だけ合って、料理などは豪華かつ手が込んだものばかりで大変に美味しく、かつ大量に用意されていました。

私も若い実習幹部の皆さんとお話しをしていると、43年前の自分のことを思い出して、ついお喋りに夢中になってしまい、料理にはほとんど手を付ける余裕がありませんでした。 これはちょっと惜しかったかも。

今回もそうですが、日本でのレセプションの時は招待者は比較的年配者が多いので、ほとんどの場合多くが残ってしまうのが常ですが、これが海外での場合は現地邦人や若い招待者が多いので、もの珍しさもあってあっという間に無くなってしまいます。

それにしても、候補生学校の時の赤鬼・青鬼の幹事付二人が 「かしま」 の副長付として一緒に乗り組んでおり、彼等から事前に 「実習幹部は、絶対に飲むな!食べるな!」 と厳しく言い渡されているようで、ひたすら我慢しながらホスト役に徹している様子は今も昔も同じですね。 ( ねっ、そうでしたよね、V一尉、H一尉 )

今日は料理が沢山残りましたので、あとで 「残飯処理」 で堪能できたかも (^_^;

そして私のかつての経験から遠洋航海の楽しみ方のコツを伝授してきました。 海上自衛隊の実習幹部ならではの、他では得られない経験ですので、存分に楽しみ、大きく成長して帰ってきて貰いたいものです。

・・・・ と言うわけで、お喋りに夢中になっていて写真もすっかり撮り忘れていました。

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練習艦隊司令官の眞鍋君始め練習艦隊の乗員の皆さん、実習幹部の皆さん、楽しい一時をありがとうございました。 そして、遠洋航海の御安航と実り多き成果を挙げてのご帰国をお祈りします。


これは家内へのお土産の戦利品。 最近はこういうものもあるんですね (^_^)

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今宵は私も楽しかった43年前のことを思い出しながら眠ることにします。

当時の記念アルバム :


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2017年04月23日

自衛隊による韓国在留邦人の救出


その後のネットでの状況などを見ておりましたが、読売新聞などが伝えた 「在韓邦人退避、自衛隊使えず?…韓国が消極姿勢」 ということについて、ほとんど反応がありません。


マスコミも政治屋さん達も 「ふ〜ん、そうなんだ。韓国がイエスと言わないから自衛隊は使えないんだ、それじゃあしかたないね。」 で終わりなんでしょうか?


私は、米国の場合は在外米市民の生命保護と救出に軍を投入することには全く躊躇しない、と言っております。

これは MOOTW (Military Operations Other Than War) の NEO (Non-combatant Evacuation Operation) として SP-MAGTF (Special Purpose - Marine Air-Ground Task Force) によって行うものです。

もちろん、これにはその目的達成のために必要があれば武器の使用も含みます。 当然、交戦状態にない他国の領土上であっても、です。

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( 米海兵隊の公式公開資料より )


しかしながらちょっと待って下さい。 米国だってどの様な場合であっても、何がなんでも軍を投入するわけではないことは申し上げるまでもありません。

平時における何もない状況では、どの国においても国内の治安維持と旅行者を含む在留外国人の安全確保は、自国の国民と同じように行われなければなりません。 これが国際社会における一員である主権国家としての当然の義務です。

しかしながら、その国内において何か事態が生起して外国人の安全のために国外退去の必要が生じた時には、関係各国と協議・協力して民間航空や船舶を利用した方法を講じなければなりません。 これも相互に主権国家として当然の行為です。

( 残念ながら、日本はかつてのイラン・イラク紛争時にこのよな状況になっても自国の民間航空機を派出せず、取り残された在留邦人はトルコ政府派遣の民間航空機によって救出されるという恥を晒したわけですが。)

ところが、状況が更に悪化して治安維持や国民の安全確保さえままならなくなった場合、即ち国家としての主権行為が機能しなくなった状況に陥った時には、在留外国人の保護は不可能になるでしょうし、あるいはその意思さえ持たない (特に韓国のような場合) こともあり得ます。

このような状況になって始めて各国は軍を投入して自国民の保護・救出に当たることになります。 これは米国の場合でも同じです。

そのような場合、既に当該国は国内の情勢をコントロールできず、国家としての治安維持の機能を失っていますので、諸外国が軍を派遣して自国民を保護・救出することに当該国のイエスもノーもありません。 国際社会の一員としての責務を果たせなくなっているのですから。


韓国に何かあった場合に自衛隊を派遣する場合というのは、当然ながらこういう状況においてです。

(まさか、何でもかんでも自衛隊で在韓邦人全てを救出するなどと思っておられる方はおられないと思いますが ・・・・ ?)

このようなことは主権国家であるならば、その国益の頂点にある自国民の生命保護のための救出は当たり前といえば当たり前すぎることでしょう。


さて、現在の半島情勢から、もし万一韓国情勢に何か重大な事態が生じた場合、いざという時に今の日本に自衛隊を派遣して国民を保護・救出する決意はあるのでしょうか? それも韓国の承諾の有無に関わらず、です。

それとも自衛隊派遣に既に国内のコントロール機能と能力を失った韓国の了承が得られないことを理由に、自国民を見放してみすみす見殺しにさえするのでしょうか?

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2017年04月21日

とびしま海道 ドライブ


お昼になって家内が 「どこか食べに行く?」 と言いますので、「じゃあ蒲刈でもドライブがてら行ってみるか、何か食べるところくらいあるじゃろ」 となりました。

ご存じのとおり、「(安芸灘) とびしま海道」 というのは下蒲刈島、蒲刈島、豊島、大崎下島と順に橋で結ばれ、更にその先の平羅島、中ノ島、そして岡村島へと続いている道路のことです。

2000年の安芸灘大橋の開通によってこれらの島々が本州と繋がりましたので、大変に便利になると共に、協議会なども立ち上げて観光にも力を入れているようです。

「安芸灘とびしま海道」 公式サイト :

今回は初めてのこともあり、またもうお昼を過ぎてしまいましたので、取り敢えず大崎下島の御手洗という港町まで寄り道をせずに往復してみることに。

平日ですし行楽シーズンでもありませんので、それほど観光客も多くはないだろう、と考えていたのですが ・・・・

ところが、全く観光客の姿が見えないどころか、車の交通量もほとんど無く、また住民の姿もほとんどありません。 おかげでノンビリとはできたことは確かです (^_^;

下蒲刈島一番の観光地である 「松濤園」 の周りも誰一人おらず。

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( 「松濤園」 海岸側から見た蒲刈大橋 )

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( 「松濤園」 前  あっ、右端の人物は無視して下さい (^_^; )

蒲刈大橋を渡ったすぐにある 「であいの館」 からの眺め。 波穏やかな瀬戸内の風景です。

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しかしながら、食堂、レストランの類はどこも開いておらず。 えいやっ! で入った蒲刈島の海岸沿いの道路脇にある屋台のようなうどんのお店。

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ところが、自家製の野菜を使った天麩羅うどんは素朴な味で、しかもその辺の街中の専門店で食べるより美味しかったですね。 ここは当たりでした (^_^)

後は真っ直ぐ大崎下島の御手洗へ。 ここは昔、瀬戸内航路の風待ちの港として大変に賑わったところで、当時の街並みの面影が残っているところです。

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ところが、ここも全く人がいませんでした。 歩いているのは私達老夫婦二人くらいで ・・・・

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( 満舟寺 )

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( 住吉神社 )

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( 若胡子屋跡 )

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( 天満宮 )

おまけに飲食店、土産物屋、その他どこも開いておらず。

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ただ一件だけまともに (?) やっていたのが私達の若い頃にあった駄菓子屋さんのグッズを集めて展示している 「御手洗昭和館」 というところでした。

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う〜ん、ここは好きな人にはたまらないかも (^_^)

街並みは景観保存地区としてそれなりに整備されてきてはいるようです。

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それにしても、平日とはいえ金曜日の午後、観光客は全くおらず、お店も全く開いておらず。 客が来ないからお店を開けない、お店も何も開いていないので客が来ない、の悪循環 ?

瀬戸内の景色と街の風情は確かに良いのですが、それだけでは ・・・・

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( 中ノ島瀬戸大橋 )

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( 帰りの蒲刈大橋 )

で、今日の戦利品。 例によっていつも通り何とも他愛ないものばかりです (^_^;

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2017年04月20日

軍歌を歌う集い


昨日は先月に引き続いて毎月開催される軍歌を歌う集いの 「呉三水会」 に行ってきました。

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この会はいつも6時に参加者全員で 「三水会の歌」 を歌って開始となり、2時間後の8時にこれまた全員で 「同期の桜」 を歌ってお開きとなります。 そして皆さんサッと解散。

この2時間の間に各自が好きな軍歌を選んで歌いますが、それこそカラオケが途切れることがありません。

歌の合間にはお店のママさんが用意してくれた様々なおつまみを食べ、飲み、お喋りをし、和気あいあい大変に楽しい時間です。

今回は前回より参加者は少なかったのですが、新たな女性会員も加わり、面白い集まりではあります。

そして私が前回から顔を出す切っ掛けとなった最長老の梶本氏も、横浜の娘さんご夫婦のところへ遊びに行かれて昼に新幹線で戻られたばかりにも関わらず出席されました。 お元気なものと感心。


ところで、開始の6時前にビルのところまで来ましたら、ビルの前は大勢の人集り。 何かと思いましたら、同じビルの上の階で役所広司氏が出演する映画 「孤狼の血」 のロケ中だったそうです。

ビルの入口でも撮影があるのでしょう、赤いカーペットやお花など色々飾り付けがなされており、その脇をすり抜けるようにしてお店へ。

そして軍歌の集まりが終わって表に出てきたところ、相変わらず周りの道路は人集り。 まだ中でロケは進行中のようでした。

もう2時間以上キャラリーさん達は表の道路でず〜っと待ってたんですね (^_^)
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2017年04月14日

北朝鮮情勢と中露の動静


一昨日、米国の安全保障具現化の方策について述べました。

そして、マスコミも評論家も、やれ MOAB をアフガンで使って誇示して見せたとか、日本に化学弾頭を打ち込まれたらとか、北朝鮮が核実験の徴候を見せたら先制攻撃するとか、こちら側のことばかりで賑やかです。

もちろん米国の現在の対応振りは北朝鮮に対する強力な “抑止力” として作用することは間違いありません。

また、米国が本当に軍事力を行使することも可能性としては十分にあり得ることです。

しかし、もう一つ肝心なことが出て来ないのは何故でしょう?

確かにトランプ大統領のコメントの中で “中国は適切な措置を採ってくれる (はず)” とありました。

では、それは具体的にどういうことでしょう?

米国の先制攻撃を容認し静観する? 経済制裁を強化する?


でもちょっと待って下さい。 中国及びロシアにとって一番困ることは何でしょう?

そうです。 北朝鮮という地勢的な “バッファ” が無くなってしまうことです。

米国による金正恩を標的とした先制攻撃であろうと、内部からの政権転覆であろうと、あるいは他の手段であろうと、それによって北朝鮮という国が崩壊した場合、2千万という飢えた乞食集団が豊かな南へ大移動を始め、半島は大混乱となるでしょう。

そしてその後に半島に誕生するものは、少なくとも親露、親中の国であるとは考えられません。

これを中露、少なくとも今の中国が黙って見過ごすでしょうか? 特に中国は、かつての朝鮮動乱に介入したまま今日まで連合国と休戦状態にある国なのですから。

とすると、可能性のある選択肢として、切っ掛けは米国の先制攻撃であろうと何であろうと、政権が倒れた時、あるいは倒れる直前に、裏から入って北朝鮮を暫定統治する可能性もあり得るわけです。

しかもマスコミを始めとしてこれだけ米国を主体とするこちら側について騒ぎ立て、世界の目がこちらに向いている今、裏側が静か過ぎるのも気になるところです。

もちろん、国際政治の裏の世界は私達には知りようがありませんので、米中、米露がどのように繋がっているのか、あるいは繋がっていないのかは判りません。

しかしながら、可能性の大小はともかくとして、中国 (あるいはロシア) 介入による暫定統治もその “一つのシナリオとして” 皆無とは言えないのではないでしょうか。

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2017年04月12日

半島情勢と米国の安全保障


ニュースでも報じられているとおり、最近韓国も含めた半島情勢がだんだんきな臭くなってきまして、ネットでも色々な意見がUPされています。

米国が北朝鮮の金正恩の首を狙っているだの、あるいは弾道ミサイルを日本に撃ち込まれたら、云々

しかしながら、私からすると最も肝心なことを誰も言わないのが不思議です。

それが “米国の安全保障” とは? と言うことです。 そしてこれが日本の安全保障にとっても極めて大切なことなのですが ・・・・


米国の安全保障のトップにあるのは極めて単純で明確です。 それは米国の国益、即ち 「領土」 「市民」 「財産」 を守ることです。

国家として当たり前のことと言えばそうなのですが、情けないことに、政治屋やマスコミを始めとして、これを誰も口にしない。 いや、口にすることさえ憚られるような国情が作られているのが今の日本です。

そして米軍がその “米国の” 国益を軍事面で支えていることは言わずもがなです。 ですからもし国益が損なわれるようなことがあれば、必要なら軍事力を行使することには何等の躊躇もしません。 それが国家、国民に対する軍の義務だからです。

もちろんそれが “他国の領土上” であったとしても。 そのことについてはこれまでの数々の紛争などでも示されてきたことです。

そしてこれは何も直接上記の3つの国益を守るためではなく、それに大いなる脅威を及ぼすおそれがある場合でも、です。

例えば、大きなところではアフガニスタン紛争、イラク紛争、最近ではシリアへの巡航ミサイル攻撃などなど、それこそ大小枚挙のいとまがないくらいと言えるでしょう。


そこで今回の半島情勢です。

北朝鮮は米軍の動きに対抗して弾道ミサイル攻撃など様々なブラフをしかけていますが、もし本当にそれを実行したらどうなるか?

もし在日米軍基地や在日公館などが通常弾頭で攻撃された、あるいはされる徴候を得た場合には、米国は何の躊躇も無く北朝鮮の軍事施設を徹底的に叩くでしょう。 場合によっては政権中枢もです。

そしてこれは基地や公館などに限るわけではありません。 東京を始めとして日本各地に多くの米国市民が居住し、あるいは旅行をしているからです。 これら守ることは米国の 「国益」 に繋がるからです。

もし万一見殺しにでもする結果になれば、国中を挙げての批判によって政権は失脚することになるでしょう。

そして、もし万が一核弾頭でも使用されようものなら、米軍の反撃によってそれこそ北朝鮮という国が “地球上から消滅する” ことも十分あり得ることです。

このことは普通の政権保持者であるならば十分に認識していることですが、北朝鮮の場合は ・・・・ ?

もう一つは、韓国の状況です。 北朝鮮による、あるいは内紛によるとに関わらず、在韓の米市民を避難させる必要が生じた場合、事前の航空便などが間に合わなかった時には米軍による救援が行われます。

その場合、米海兵隊の SP-MAGTF (Special Purpose - Marine Air-Ground Task Force)が主体となって残された米市民の保護に当たることになります。

“当然ですが” 軍を投入することについて、米国は韓国政府の了承の有無などに関係なく実施するでしょう。 それが米国の国益を守るために必要ならば。

混乱の状況によっては米国市民を保護するために武器を使用する必要が出てくる場合もあり得ますが、もちろんその時に米軍は躊躇しないでしょう。 例え戦争状態にない韓国国内であっても。

これが米国の安全保障の実現方法なのです。


では、今日本は何をすべきなのか?

BMDに力を入れることも必要でしょう、弾道ミサイルで攻撃された場合に備えての避難訓練も必要でしょう。

しかし、その前に最も力を入れるべきことがあるのではないでしょうか?

そうです、今こそ日米同盟をしっかり保持し、米国の安全保障実現の方策の中で日本も守って貰うことなのです。

そして日本も一緒に守ることが米国の安全保障に繋がるということを米政権が確実に認識できるように行動することです。

これによって日米同盟という “抑止力” が十分に機能するのです。

沖縄を始めとして、日本に米軍基地があるから攻撃を受ける、などということを声高々に言う人達がいます。

何を寝ぼけたことを、と。 在日米軍がいるからこそ、それによる “抑止力” によって今の日本を守れるのです。 そして守って貰えるようにするためにも、日米同盟の保持に努力することが、現在の日本にとっての最高の安全保障政策なのです。

posted by 桜と錨 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年04月09日

近くの桜


今年は桜の開花が全国的に遅かったようですが、我が家の方でも一週間遅れでやっと咲いたかと思ったら一挙に満開です。

週末で、しかも天気もあまり良くありません。 まあ花曇りと言えばそうなのでしょうが ・・・・

今朝は月一回の自治会の清掃日で、近所の小さな公園に集まりましたが、ここは満開。

綺麗な桜の花の写真は今ネットでも溢れていますが、折角ですので私も毎年一回の記念として (^_^)

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( あっ、樹の下にいる人物は無視して下さい (^_^; )

ついでに車で少し走って、小高い山の頂上にある公園へ。 ここはまだ4分咲き程度でした。

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晴れていれば見晴らしは大変に良い穴場なのですが、残念ながら今日は景色もイマイチでした。

う〜ん、昨年花見をした水源地の桜は今日は人で一杯だったのでしょうねえ。 平日だったら訪れてみてもよかったでしょうが ・・・・

posted by 桜と錨 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年04月03日

「かが」 呉初入港


先月22日に就役したヘリコプター護衛艦 「かが」 が定係港の呉に初入港しました。 私の良き友人でもある 「かが」 私設応援団長から “艦長も行きましょうよ” とお誘いがありましたので一緒に入港を歓迎してきました。

入港歓迎行事そのものなどはマスコミでも採り上げられるでしょうし、またネット上でも色々な人の投稿もあるでしょうから省略します。

歓迎行事の後は公式の艦内公開がありましたが、これではあまり面白くありませんので応援団長のツテで全くの別枠で (^_^;

なにはともあれ、私が撮ったものの中からご覧いただきたいと思います。 もちろんこの他に出せない写真も沢山ありますが ・・・・

( こういうものをネットで公開するとすぐに一人歩きしますので、ロゴを入れておりますことをご了承下さい。)

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( もうこの段階で大きさが実感できます )

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( サイドランプ 通常の舷梯は指揮官専用で、乗員用としてこちらが使われています。 )

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( 格納庫内 艦首方向 )

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( 格納庫内 艦尾方向 奥が整備区画 )

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( 飛行甲板サイドの待機所 )

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( 前端から見た広々とした飛行甲板 )

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( 飛行甲板前端から海面を覗いたところ )

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( 飛行甲板から前部エレベーター開口部を覗いたところ )

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( 艦橋内から前部を覗いたところ )

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( コンパクトな艦橋内 )

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( 航空管制室 右の青カバーがエア・ボス席 )

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( 「かが」 のシンボルマークの刺繍 良いデザインですね )

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( 「おおすみ」 艦橋から見た 「かが」 の左舷 右端の 「いせ」 が小さく見えます )

それにしてもデカイですねえ。 呉の艦隊桟橋地区が狭く見えます。


格別なご配慮をいただきました遠藤艦長以下幹部の皆さん、先任伍長始めCPOの皆さん、ありがとうございました。 これから就役訓練で大変でしょうが頑張って下さい。

そして応援団長、貴重な機会をいただき感謝です。
posted by 桜と錨 at 16:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 気ままに

2017年04月01日

江田島地区観桜会


昨日の呉地隊に続き今日は江田島地区の観桜会。 いつも懇意にしていただいているN氏のお誘いをいただきましたので、懐かしいフェリーに乗って江田島へ。

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昨日とうって変わって今日は良い天気になりました。

先日就役した 「かが」 が呉配属になりますので 「いせ」 が交代で佐世保へ転籍になる予定ですが、まだ艦隊桟橋で最後の姿を見せていました。

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そして懐かしい小用桟橋。 ここも一昔前からすると随分拡張されて綺麗になりました。

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・・・・ で、江田島の桜ですが、ここもまだ全く咲いていません。 赤煉瓦両脇の桜もまだまだです。

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1術校長の中畑君によると、今朝当初の会場予定であった水交館の庭にある江田島の標準木が1輪咲いたそうです。 まあ開花と言えば開花です (^_^;

そして昨日の雨でまだ芝生が乾いていないことと、今日も気温があまり上がらない予想であったため会場は1術校の食堂となりました。

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昨日の呉監の観桜会と比べるとスペース的にも参加者は半数少々くらいでしょうか。 それでも昨日見かけた顔ぶれがかなりいましたが ・・・・ その分和気あいあいで、顔見知りの人達とペチャクチャお喋りをし、食べて、飲んで、大変に楽しい一時でした。

そして1術校長以下各科長クラスまでホスト役に総動員で来訪者に大変に気を使っていただき、皆さん各テーブルを順に回って色々な話題を提供してくれました。

また、各科教官室の海曹教官達が飲物などのサービスに務めてくれまして、格段の手際の良さとピリッとした立ち振る舞いを見せてくれました。 各術科のオーソリティである教官達にサービスしていただき恐縮なことですが、流石は1術校と誇らしく感じました。

そして例によって海自カレーを。 ここのカレーも大変に美味しかったです。 ただし今日は1皿だけで我慢しましたが (^_^;

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中畑学校長始め1術校の現役の皆さん、ありがとうございました。 ご馳走になりました。 そしてお疲れ様でした。


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2017年03月31日

呉地隊観桜会


今日は呉地隊の観桜会。 私もお誘いをいただきましたので顔を出してきました。

とは言っても、今年は呉の桜はまだ全く咲いていません。 もっとも、呉地隊の観桜会は毎年17時半からですのであまり影響が無いと言えば無いのですが (^_^;

しかも今日は朝から冷たい雨。 昨日のうちに会場はいつもの総監部裏庭から教育隊の体育館に変更になりました。

ところがです、家を出る頃にはみぞれどころか本格的な雪模様。 しかも風があって大変に寒くなりました。

そこで慌ててジャンバーを着込んだのですが ・・・・ 街に降りてみると、あれ? 雨は小降りで風もありません。 しかも私のような厚着をしている人はほとんどおりませんでした (^_^;


17時ちょっと過ぎには会場に着きましたが、既に7〜8割の入り。 昨年よりは大勢の参加者でした。

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顔見知りを見つけてはペチャクチャお喋り、そして飲んで、食べて、楽しい2時間でした。

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しかも今回はカレーライスを2皿も食べてしまいました。 艦で食べるものには負けますが、やはり海自のカレーは美味しいです。


それにしても春の観桜会と夏の呉湾花火大会の2回、毎年の恒例行事とはいえ裏方の皆さん達はいつも大変ですね。 お疲れ様です。 ありがとうございました、そしてご馳走になりました。

posted by 桜と錨 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 気ままに