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現在第5巻の 「金剛」 までが出ており、引き続き全80巻が予定されています。
そして私も一応これに 「モデル・アドバイザー」 の一人として途中から参画させていただいております。
今回イーグルモス社から正式な承諾をいただきましたので、同社の純粋な広告・宣伝の一部としてではなく、関係者の一人として当該シリーズについてのある意味正しい情報の提供と、シリーズについての私の想いを発信していきたいと思います。
もちろん内容は イーグルモス社としての公式見解ではなく、あくまでも私個人としてのものに過ぎない ことを予めお断りしておきます。
それではまず連載の開始にあたり、その私の立場をご理解いただくことから始めましょう。
◎ 本シリーズでの私の立場
イーグルモス社の宣伝でも、また商品内でも私は 『モデル監修者』 ということになっています。 確かに日本語にするとそうなるのでしょうが、「監修者」 を英語にすると 「Superviser」 になります。 つまりモデルの製作・製造について私が監督責任を負っている意味になってします。
実際は、私は 『モデル・アドバイザー』 の一人です。 即ち、日本海軍の艦艇について (日本艦以外は担当しておりません)、イーグルモス社が製造する1/1100スケールのフルハル・モデルの造形について、ここが違う、あそこはこうしたら良い、というアドバイスをすると共に、それに関連した必要な資料を提供することです。
したがいまして、商品化されるモデルの考証的形状及び部品製造・組立・塗装についても、イーグルモス社にアドバイスはしますが、最終的な結果については私の所掌範囲外と言えます。
もちろん、アドバイザーの一人ですので、本シリーズ参画についての正式な請負契約書などを交わした訳ではありませんで、ある意味ボランティアとも言えます (^_^)
また、このシリーズは書店での流通ですので、各巻ごと組立・塗装済みのフルハル完成品と、 「ブック」 という当該艦艇の解説パンフレットとがセットになっておりますが、この 「ブック」 については大久保義信氏が全てを担当しておられると聞いておりますので、私は全くのノータッチです。
既に発売分のモデルの組立・塗装について、多くの方々から厳しいご指摘をいただいているようですが ・・・・ (^_^;
◎ 参画の経緯
私が本シリーズに関わり始めたのは、既に静岡でのテスト販売が始まってからでした。 切っ掛けは大変に個人的な縁でしたが、ともかく英国の出版社であるので日本海軍艦艇についてのアドバイスを、ということでした。
したがって、全国販売に先だって静岡限定でテスト販売したものについて、特にその前半のものについては私はタッチできませんでした。
そして全国販売が決まった時に、そのテスト販売版の修正・改善についてイーグルモス社からアドバイスを求められましたが、残念ながら既に原型が出来上がっていることから、時間的、コスト的にほとんど間に合わない状態でした。
それでも、テスト販売版と全国版を比べていただけば、イーグルモス社なりの改善努力の跡がお判りいただけるのではと思います (^_^)
と言うことを前提にして、これからあれこれ “気まま” に書いていきたいと思います。