2014年04月03日

海自苦心の足跡第5巻 『船務・航海』 (前)

予定より遅れに遅れていた水交会編 「海上自衛隊 苦心の足跡」 シリーズの第5巻 『船務・航海 (C4ISR を含む)』 がこの度やっと刊行されました。

suikou_kushin_05-1_s.jpg     suikou_kushin_05-2_s.jpg

私も依頼されて一文を投稿しましたので、原稿代替わりとしていただき、面白そうなところの拾い読みを始めたところです。

このシリーズは各術科ごとに分けて、これまでに第1巻 『射撃』 を筆頭に、『回転翼』 『掃海』 『水雷』 の4巻が出ておりますが、今回はそれら各巻の倍以上の分量で、このため箱入り2分冊となっております。

この第5巻の大項目は以下のとおりです。

   第1分冊 : 「船務」 編、「指揮統制」 編
   第2分冊 : 「電子戦」 編、「通信」 編、「情報」 編、「航海」 編

更にこの内の 「航海」 編は全頁がPDF版としてDVDに収録され、第2分冊に添付されています。

内容の形式はこれまでのものと同じで、細分された項目毎に関係者の当時の回想が収録されています。

しかし今回はカバー範囲が広いだけに、全部で約260編、執筆者約180名という膨大なものとなり、このため頁数も実に第1分冊670頁、第2分冊約630頁の合計約1300頁となっています。

しかも、厚い表紙カバーによる豪華製本であるため、非常に重厚なものとなっており、ちょっと気軽に手にとってペラペラというわけにはいきません。 ベットで寝ころんで読むにも (^_^;

収録されている回想集は、一部旧海軍時代のものも含み、海自創設期からの50年間を中心にしており、それぞれが当時の直接の当事者達の手になるだけに貴重であり、今まで一般どころか海自部内でもあまり知られていなかったような内容が数多く含まれています。

( もちろん秘密にわたる事項や、いまだに話せないことなどには触れられていないことは申し上げるまでもないことです。)

細部の項目分けも体系的に解りやすい形でなされており、大変に立派な回想集に仕上がっています。

編纂に当たった人達は皆海自OBであり、元々がこの種の作業には不慣れであることをも考えると、まさに水交会が水交会たる面目躍如、というところでしょう。

この点は素直に評価して良いと思います。 良くできた回想集です。

また海自の術科に関してこれに類するもので、市販のものも含めて刊行された例は他にありませんので、この方面に興味のある方は入手されて決して損のないものです。

・・・・ で、これで終わっては私のブログにはなりませんので、少々辛口の所見を次に (^_^)
(続く)

★   ★   ★   ★   ★   ★   ★

ご来訪の皆さんの中で本回想集の入手を希望される方がおられましたら、水交会に連絡を入れてみてください。 まだ刊行されたばかりですから、十分に購入可能なはずです。 多分、会員又は海自関係者の紹介を求められるかもしれませんが (^_^;

    連作先 : 東京都渋谷区神宮前1−5−3
            公益財団法人 水交会
            電話 03−3403−1491 (代)
            HP http://suikoukai-jp.com/

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海自苦心の足跡第5巻 『船務・航海』 (中) :

海自苦心の足跡第5巻 『船務・航海』 (後) :

posted by 桜と錨 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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