2013年08月08日

Jane 『 IJN 』 邦訳版

F. T. Jane が日露戦争開戦直後に出版した 『The Imperial Japanese Navy』 (1904) につきましては、氏の 『The Imperial Russian Navy』 と共に本家サイトの 『史料展示室』 コーナーで原本全文を公開しているところです。

この度このブログでも何度かご紹介していますサイト 『軍艦三笠 考証の記録』 の主催者であるHN 「八坂八郎」 氏がこの本全文の邦訳を終えられ、印刷・製本された同人誌として来週開催されるコミックマーケットで頒布されることになりました。

Yasaka_Jane_IJN_cover_02_s.jpg
( 八坂氏の邦訳版第1分冊表紙より )


原本は大変に分厚いものですので、邦訳版は4分冊となっています。 前回出された R. C. Oldknow の邦訳版 『軍艦のしくみ』 と同じく、大変丁寧な判りやすい訳で、しかも初心者の方々向けに専門用語などの注釈が沢山入れられています。

英文のままではちょっと、という人にもこれは嬉しいものと思います。

惜しむらくは、折角綺麗な写真に少しモアレが生じていることですが、ただこれは印刷の関係で致し方ないものと思いますし、本文の内容にはほとんど影響しませんので、問題はありません。

八坂氏の 「三笠」 についての考証は既に定評のあるところですが、加えて単にそのテーマである 「三笠」 そのものについてだけでなく、そのバックグラウンドにある海軍や艦船についてもしっかりとした知識を身に着ける努力をされ、地に足がついた信頼ある研究を継続されていることは大変素晴らしいことと思います。

コミケの会場だけではなく、希望する方には直接頒布もされるようですので、この方面に関心のある方は当該サイトから氏に連絡を取ってみて下さい。

なお、今回のこの氏の邦訳版出版に併せ、本家サイトで公開しておりました当該原本のPDF版の写真ページを綺麗なものと入れ替えました。 このためサイズが今までの約15MBから約25MBと大きくなっております。

Jane_IJN_1904_cover_s.jpg
( 本家サイトで公開中の原本内表紙より )


是非、原文と邦訳とを付き合わせつつ、じっくりとこの名著をお楽しみいただきたいと思います。

posted by 桜と錨 at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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