シリーズ第7巻 「霧島」 の続きで、HN 「ジョージ某」 氏のディティール・アップ作品をご紹介します。

この作品は、中国メーカーでの組み立てと塗装の拙さ(と検品体制の不備)についてイーグルモス社に改善のアドバイスをするために、氏にお願いして静岡版の時に手を入れて貰ったものです。
ディティール・アップとは言いましても、基本は原則として一度分解しての 「再組立」 と 「再塗装」 です。 後は氏の時間と好みにお任せ、ということで。
まずは分解と塗装落とし。 この作業で細かな部品が幾つか欠損してしまったようですので、これは後で自作をしていただくことに (^_^;

製造上の問題の一つ、ダイキャスト製の船体と甲板との隙間はパテなどで埋めていただき、再塗装。 木甲板は少しずつ色調の異なる数種類で木目のモールドに沿って。 もちろん、全国版でも直っていなかった前檣楼下の02甲板も、木甲板のモールドを入れて塗装。

1/1100スケールでここまでこの木目表現の塗装をするかどうかは意見・好みの別れるところでしょうが、これを施すとモデル全体がグッと引き締まってみえることも確かです。
そして甲板上の部品の再塗装と再組立。

前檣楼背面は氏の好みにより少し追加工作をしていただきました。 また後部マスト上部は分解の際に折損してしまったそうで、真鍮線で作り直しです。

再塗装では、鋼板と木甲板部分のきめ細かな塗り分けのほか、艦橋窓、前檣楼各層のリノリューム、探照燈前面のガラスなどなど、細部の塗り分けをしていただきました。 最後に、氏の好みにより軽く汚しを。

これで完成。 見栄えが全く変わって、実に良くなりました。

( 元々の静岡版 )

( 氏の再組立・再塗装による作品 )
もう少し細部をご覧いただきます。



( 飛行作業甲板と艦載機にはかなり手が入っていることがお判りかと )
そして、運搬のために百均で売っている200円 (?) のコレクションケ ースに台座を固定してくれました。 クッション材で包めばかなりの衝撃に堪えられるでしょう。

( このケース、本シリーズのモデルにピッタリのサイズです )
ご覧いただいたように、ジョージ某氏の腕もなかなかのものです。 しかしながらその一方で、この 「軍艦コレ」 シリーズ、組み立てと塗装さえ良くなれば、モデル自体は1/1100スケールとして決して悪いものでないことはご納得いただけると思います。 問題はそこなんですが ・・・・
この氏の作品は、以前イーグルモス社の担当者が来日した時に 「やるつもりなら、ここまで良くなるはず」 といって渡しました。 関係者に回覧した上で、現在では中国メーカーの工場出入り口に展示されていると聞いています。
う〜ん、このレベルならば購読者の皆さんにも諸手を挙げて喜んでいただけるのでしょうが、そうなると一体コストはどれ程上がるのか ・・・・ ? (^_^;
ジョージ某氏、立派な作品をありがとうございました。
ものは悪く無いと主張しておられた訳ですね(^ ^;)
確かにこのレベルで出すとなれば、月2回刊をやめて月1にして、4000円を切ってもらえれば、私は納得して購入させてもらいます。
月2回出さないと赤字なんですかね?
要は中国メーカーの技術と生産能力の問題と聞いています。 UCCなどの単発ものと異なり、シリーズ全80巻を次々と製造していくことの出来るところはそうそう無いようで、他のメーカーにとも、今のメーカーでレベルを上げるとも簡単にはいかないようですね。
某氏のレベル、日本のメーカーでも難しい話しで、とても4000円程度では無理ではないでしょうか?
私はコストや採算などの面については全く知りませんし、関与もしていませんので、事情はよく判りませんが。