シリーズ第6巻は 「伊勢」 です。 航空戦艦としての改造後の1944年の姿。

既に書きましたとおり、この 「伊勢」 は静岡版では第4巻でしたが、全国版ではこの第4巻には竣工時姿の 「武蔵」 が入り、「伊勢」 が第6巻となりました。

モニターをしていただいているHN 「おまみ」 氏による評価記事は、氏のブログ 『模型の花道』 の次のURLです。
私としてもおまみ氏の評価についてはほぼ同意できるところです。
ただ、静岡版を購入された方はお判りいただけると思いますが、全国版のこの状態でも静岡版からはかなり手が入りました。 この点はイーグルモス社としての改善努力は評価していただいてよろしいかと思います。 次のものなどはその例です。


( いずれも左が静岡版、右が全国版 )
前檣楼下両舷の02甲板が鉄甲板となっており、リサーチミスとのご指摘をおまみ氏からいただいておりますが、実はここ、静岡版から改正された部分です。

( 左が静岡版、右が全国版 )
前檣楼両脇にあった短艇及びそのダビットを撤去しましたが、この改正の際、当該甲板が当初の鉄甲板状態であることが非常に目立つようになりましたので、全国版用の改正テストモデルが出来た時に是非修正するように指摘をしましたが、モールド追加や塗り分けなどの関係があって、結局間に合わず (^_^;
この 「伊勢」 についても、私が関わりだしたのは静岡版完成の後でしたので、この他に色々と修正・改善についてアドバイスはしましたが、残念ながらスケジュールとコストの関係で大きなところは無理でした。
その最大の点がバルジの断面形状です。 このバルジが修正されていたならば、1/1100スケールのモデルとしてはかなりの出来栄えになったと考えます。

ところで、おまみ氏の指摘があり、購入された方々からも多くの声をいただいているとおり、製品の出来上がりの個体差が非常に大きいことは本シリーズ当初からの問題点です。 そして、残念ながらこれは程度の差はあれ、現在も続いている問題です。
イーグルモス社の担当者に対しては静岡版の時から再三声を大にして言ってきているところですが ・・・・ これが全国版においては静岡版として既にラインが出来上がっている初期シリーズでの問題なのか、今後改善されるものなのかは私にも判りません。
この問題だけでも改善されて良くなると、本シリーズの見栄えは全くと言ってよいくらいに違ってくるのですが ・・・・
そして、今回この問題に更に拍車をかけてしまったのが、パッケージ方式の変更です。 当初のパッケージ・カバーを開くと中のモデルの状態を見ることが出来、書店で個々の出来を確認してから購入することができましたが、今回の変更により全くのブラインド状態となりました。
実はこのパッケージの変更についても静岡でのテスト販売時から予定されていましたので、イーグルモス社には “絶対に不可” とアドバイスしてありましたが、結局全国販売でもこの第6巻から変更になってしまいました。
最大の理由が 「コスト」 で、当初方式を継続するのは採算が取れなくなるとのことですが、今回の第6巻の完成見本が送られてきた時にアドバイザーとして再度警告に近い形で申し入れました。
この点についてはイーグルモス社も理解してくれたようで、
「 当初のパッケージ方式に戻すことは困難であるが、何らかの方法で中が見える形ものに変更することで検討する 」
との回答を得ております。
既に生産ラインが進んでいるものについては元に戻すことは難しく、急には変更できないでしょうが、何れ近い内に改善されるものと思っています。
そして、イーグルモス社からこの問題について早急に正式なコメントが出されることを期待しているのですが ・・・・