さて、本シリーズの現在のところの問題点ですが、それは多くの方々から厳しいご指摘を戴いているとおり、何と言ってもその組立と塗装の酷さです。
これは創刊号の 「大和」 はもちろんのこと、その後少しずつ改善はされてきていますが、今尚完全には解決していなものの一つで、本シリーズにおける最大の課題と認識しています。
同じモデルでも個々のものによってそれぞれバラツキがあって一概には言えないようですが、何れにしても多かれ少なかれ生じています。
しかもその多くは、手作業による製品として必然的に発生する、単なるバラツキとして許容されるレベルを超えている内容です。
直接の製造ラインにおける問題は勿論ですが、製品としての最終的な検査、検収体制は一体どの様になっているのかと、ちょっと不思議です。
部品が折れ曲がっていたり、整合不良で傾いていたり、あるいはあらぬ方向を向いて取り付けられていたり、などなど、一目見てすぐ解るような出来上がりのものが何故そのままパッキングされ、製品として発送されてしまうのか?
イーグルモス社の担当者には、同じことを毎回毎回、口を酸っぱくして言ってはいるのですが、これがなかなかです (^_^;
ご承知のとおり、本シリーズの完成済みモデルの部品製造、組立、塗装は中国メーカーの請け負いです。
実は、購入された方々には申し訳ないのですが、静岡でテスト販売された時のもの (今後このスレッドでは単に “静岡版” と言います) は現在の全国版のものよりもっと酷かったのです。
私も本シリーズに関わり始めた当初、その静岡版のサンプルを貰った時にはビックリしました。 これではダメだよ、と。
そして私のモデル・アドバイザーとしての最初の仕事は、その事を口を酸っぱくして担当者に認識してもらうことでした。 少なくとも日本のモデラーさんやコレクターさんには絶対に受け入れられないよ、今の日本のスケールモデル界は決してそんなに甘くないのだから、と。
もちろん、現在ではイーグルモス社の担当者も十分認識しており、かつ努力はしてくれているのですが ・・・・
度々訪中して指摘していると聞いていますが、何しろ英国の企業ですから、中国に自社の責任者を常駐させて、とはなかなか行かないようです。
誰か常駐させて常に目を光らせていないとダメなことは、先のタカラトミーの件やその他のことでも度々聞かされています。 また私も、中国のメーカーとはそういう所だとよく認識しています。
したがって、ここは是非とも、もっともっとイーグルモス社に頑張ってもらいたいところですね。
とはいえ、現在の全国版は静岡版より少しずつ改善されつつあることは確かです。 それは、例えば本シリーズのモニターを引き受けていただいているHN 「おまみ」 氏のブログ 『模型の花道』 の記事でも、そのように評価して戴いているところです。
第1巻 「大和」 :

第3巻 「長門」 :

( 画像の転載引用については同氏より許可をいただいています )
これらは、実際に連続して購入されおられる方々にも実感していただけるのではないでしょうか?
今後については ・・・・ 単なるモデル・アドバイザーの一人でしかない私としては、イーグルモス社の改善・改良努力が継続することを期待するとともに、購入者の皆さんには長い目で見ていただけるようにお願いするしかないのですが (^_^;