2012年11月21日

大空への追想 (39)

著 : 日辻常雄 (兵64期)

第2章 支那事変の巻 (承前)

    第7話 想い出 (承前)

        その3 「神川丸」 の地味な戦果

 太平洋戦争 (第4章に予定) のようなものとは、戦闘内容そのものが違っており、極めて地味な作戦であり、華々しい場面がなかった。

 零戦隊のように、出現した敵戦闘機全機撃墜とか、重慶強行爆撃等に比較すると、戦果そのものも地味なものであるが、封鎖作戦というものから見れば、これら小さい戦果の積み上げが大きな効果をもたらすものであることに注目して欲しい。


 昭和14年11月から昭和15年11月までの1年間の 「神川丸」 総合戦果 (戦闘詳報より)

       攻撃した敵兵    : 1万7400名 (内5300名を致死)
       戦車          : 6両爆砕
       部落(大小)     : 533ヶ村爆撃炎上
       自動車        : 113両破壊
       ジャンク等      : 852隻攻撃 (内216隻撃沈)
       倉庫          : 357棟破壊又は炎上
       橋梁(大小)     : 39大破
       牛車荷車       : 725両損傷
       敵機          : 6機と空戦 (効果不明)

       我が方の損害    : 九五式水偵4機 (8名) 自爆


039_01_s.jpg
( 原著より  戦友の胸に抱かれて故郷へ )

(第2章終わり)

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