2011年09月09日

久しぶりの神保町散策

 今日は神田まで出掛けましたが、肝心な会議は予定より早くアッサリと終わってしまいましたので、久しぶりに近くの古書店街をブラブラとしてみました。

 マイミクの某氏風に言うと 「斥候ヲ派遣シ人民古書露天市地区ヲ威力偵察スルモノナリ」 というところでしょうか (^_^)

 古書店の店舗数は昔に比べるとかなり少なくなったとはいえ、改装や改築によってそれなりにオシャレなところが増えてきたこともまた確かです。

 初めて気が付きましたが、横浜にあった 「軍学堂」 が昨年暮れにこっちに移転してきているんですね。 大変に小さな店舗 (失礼) ですので、まあ品揃えはそこそこかと。

 ミリタリー関係を始めとしてあちこち覗いてみましたが、たまに行くぐらいではなかなか良い物には出会いません。

 しかもこれはと思うものは非常に、というか異常に高いですね。 昔のように自分の勉強のためというよりは、コレクションとして、あるいは将来の投機対象として、という方向になってきているんでしょうか。 本来の古書のあり方からするとちょっと違う、と私は思うのですが ・・・・

 本日の戦果は結局これ1冊。 福井静夫が呉海軍工廠造船部在任中の昭和19年に取り纏めた 『軍艦ノ発達』 です。

fukui_hattatu_S19_cover_s.jpg

 『福井静夫著作集第8巻 世界巡洋艦物語』 の中に本資料の巡洋艦関係だけを抽出して再編纂の上掲載されていますが、全容はまだ世に出たことがないと思います。

 原本のブループリントのものを電子コピー (のコピー?) したものですが、一応キチンとハードカバーで製本されていますので、どこかの学校なり機関なりが所有していたものかと思いますが、表示や印などがありませんので不明です。

 元々の原本の劣化もあってちょっと読みにくいところもありますが、中身が判れば私的にはこれで十分です。 これもその内ディジタル化?

fukui_hattatu_S19_01_s.jpg   fukui_hattatu_S19_02_s.jpg

 しかしちょっと迷うのは、こういう類の著作権の取扱いの話しですね。 もし福井静夫が公務上作成した公文書であったならば、著作権は福井静夫には無いことになります。

 本資料は 「造船部部員 福井技術少佐編」 とは言いながら発刊は呉海軍工廠造船部であり、かつ公的なものを使用して編纂されています。 しかも、福井静夫自身の言によれば、“命による” 造船科技術学生・生徒講義用の資料とされています。 さて?

 何れにしても、棚の横に同じ福井静夫のブループリント 『帝国海軍艦艇一覧表』 が1万6千円で並んでいたのに比べれば遥かに安価で、レジの店主に 「ホントにこの値段?」 と聞いたくらいです (^_^)  よい掘り出し物でした。


posted by 桜と錨 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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