2011年04月03日

災害派遣自衛隊員への支援金

 先日、クラス会より今回の東日本大震災への義援金募集の案内が回ってきました。 クラス会として一括して日本赤十字社へ寄付するとのことでしたが、既に他のところでの募金を済ませていましたので、これについては申し訳ないながらも更なるものは遠慮させていただいたところです。

 ところで、この案内にはクラス会として行うものと併せて 「(財) 水交会」 のものの紹介もありました。

 水交会のHP上での案内 ↓ と同じものです。


 被災者支援はまあ順当なものですからこれは良いのですが、問題はもう一つ “海上自衛隊災害派遣部隊の激励” の方です。

 激励、って一体どの様なことをどの様に行うつもりなのでしょうか? 皆さんはどの様に思われますか?

 先にも書きましたが、私は阪神大震災の時に48日間現地におりました。 海自派遣部隊司令部の幕僚として勤務しましたが、この時にも水交会が派遣部隊に対する激励を行ったとの “声だけ” は聞こえてきました。

 しかし、現地司令部にいた私でさえ一体何を激励して貰ったのか判りませんでしたし、派遣部隊それぞれからも聞いたことはありませんでした。

 当時、著名な芸能人の方々や諸団体などから様々な激励・慰問をいただきましたが、その反面、このような身近な団体からは “激励した” との声だけはしても具体的には何も見えてこず、司令部としても現場部隊の隊員諸官に対して恥ずかしい思いをしました。

 現場にいる隊員に具体的に何も見えない激励、その様な激励に何か意義があるのでしょうか?

 皆さんご存じのように、「(財)水交会」 というのは元海自幹部のOB会ではありませんで、全くの民間団体に過ぎません。 (会員には多くの海自OBがおりますが)

 ですから、別に水交会がどの様なことをやろうと、海自OBの一人に過ぎない私がどうのこうの言うつもりは全くありません。

 が、阪神大震災の災害派遣を実際に経験した立場からするならば、今回の同会の募金についても、現場で苦労している隊員諸官に対して本当に激励になることが行われる保証は何もありませんので、クラス会の担当者にはその旨を付して辞退することを伝えました。

 少なくとも関係団体を名乗り会員や一般から募金を募る以上は、具体的にどの様な激励をどの様な方法で行うのか、趣意書の中なりで事前に明らかにする必要があるでしょう。 でないと、また同会の名目上の実績造り、あるいは単なるポーズでは、と取られかねません。

 もちろん以上のことは私個人の独り言に過ぎませんで、同会の募金趣意に賛同される方々を慰留するなどの意図は全くありません。 念のため。
posted by 桜と錨 at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに
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