先の 「周遊バス」 利用なら14番 「香林坊」、15番 「香林坊 (日銀前) 」、16番 「香林坊 (東急イン前) 」、そして17番 「南町」 の何れからでもOKです。

( 元画像 : Google Earth より )
私的には香林坊交差点から 「109」 の中に入ってブラリと見たあと、裏口から出て、そこの用水路沿いの小さなお店を眺めつつ向かうのがお勧めです。 もちろん帰りがけに気の向いた喫茶店で一休みでも。

( なかなか洒落たお店もチラホラ )
武家屋敷跡の回り方は色々ありますが、例えばホテルに置いてある無料のこんなポケット・カードを利用するのも一つの手ですし、参考にもなります。


このカードは各見所ごとに沢山の種類がありまして、お店のPRも兼ねたものになっていますが、適当なものを選んで持っておけば手軽な良い記念品にもなります (^_^)
それでは散策に出発!
「109」 方向から真っ直ぐ大野庄用水路に向かうとしますと、最初に目に付くのがこれ、「老舗記念館」 です。

時間の都合もあり、ここは取り敢えずパスして、先に進みます。 (入館料は確か100円です。) そのはす向かいに 「前田土佐守家資料館」 もありますが、ここも同じくパス。 (入館料は300円。)
ここから大野庄用水路沿いに歩きます。 水路と土壁の組合せがなかなかの風情を醸し出しています。


暫く行ったところの石橋を渡った先の路地がメインの長町武家屋敷跡になります。


武家屋敷跡の散策はやはり雨の日の方が似合っています。 現在では全て石畳になっていますので足下を気にする必要はありませんが、この石畳は本来の形からすると意見の分かれるところですね。


奥の曲がり角のところに 「金沢九谷ミュウジアム」 があります。 武家屋敷跡の一つを利用したものですが、見学無料とありましたので、取り敢えず立ち寄ってみることに。


“ミュウジアム” と銘打ってはいますが、要は 「鏑木商舗」 というお店で、九谷焼販売と喫茶をやっています。 もちろん確かにコレクションも一部あるようですが ・・・・




( 右の写真は人間国宝の作品だそうです。 値札の額が ・・・・ )
商品棚の写真を撮っていいかと聞きましたら、店員さん達に怪訝な顔をされました。 だけど “ミュウジアム” なんでしょ? (^_^;
引き続いて、メインの路地の散策。





また、大野庄用水路沿いに更に先に進むと 「野村家」 があります。 門から見える玄関の奥には立派な鎧が飾られていますが、中を見るには拝観料 (500円) がかかりますので、当然外からのみ (^_^;


もっとも、ここの建物は本来の武家屋敷ではなく、明治期に豪商が他の館を移築したものだそうですから ・・・・
その先には 「高田家跡」 があります。 ここは門とその奥の庭園の一部、及び下男の間ぐらいしか残されていません。

更に用水路沿いに進みますと 「足軽資料館」 があります。 昔の足軽の住居が2軒残され、一般に公開されています。 ここは見学無料です (^_^)

(資料館の入口)

( 高西家 赤い提灯は6月4日からの百万石祭りのためのもの )




足軽の家というと、一般的には長屋を想像しますが、ここ加賀藩城下では足軽でも一戸建てが多かったそうです。 う〜ん、さすがは百万石、リッチです。

(清水家)
足軽資料館のすぐ近くにはこんな大きなお屋敷が。 個人の住居らしいですが、未だにこんな大邸宅を維持している人がいるのですねぇ。

( 大きすぎて両端はレンズに入りきれません (^_^; )
金沢は戦災に遭わなかったお陰で、市の中心部にこういう風景が残りました。 これを保存し維持していくことは素晴らしく、また大変なこととは思います。
が、その反面、現在の姿はちょっと観光向けになり過ぎているような、というのが私の感想です。 昔の武家屋敷跡はもっと古めかしく、寂れたような感じでしたが、それ故に逆にもっと本来の風情があったような ・・・・
なお、大野庄用水路沿いの 「野村家」 と 「高田家跡」 との中間あたりに 「長町武家屋敷跡休憩館」 というのがあります。 ここで、休憩やトイレ、パンフレットの入手などができます。 更にボランティアのガイドさんが待機していて、無料の同行ガイドをしてくれます。 時間に余裕のある方や、武家屋敷に興味のある方はお願いしてみるのも手でしょう。
水雷艇「雁」の福山 強の孫にあたります。
別の記事にコメント致しましたが、祖父は戦争の事について
まるで話さないまま他界致しました。たまに当時の事を知り
たいと思い検索しており、ここを見つけました。
父はまだ健在で、祖父はやたら厳しかったという話だけ聞いて
おりますが、自分にとって口数は少ないものの、嬉しそうな
顔で自分をたしなめてくれる祖父でした。
今は金沢にお住まいですか?
できる事ならば、当時の話などお聞きしたいです。
私の家系には軍人はおりませんので、羨ましい限りです。 森栄氏の 「聖市夜話」、一人でも多くの方にお楽しみいただければ、当ブログで掲載した価値があるというものです。 ましてや関係者の家系の方ならなおさらですね。
なお、連載中の金沢散策の話しは、先に仕事で3週間滞在した時のものです。
複数の著作の方がおられたのですね。
>複数の著作の方が
私が本ブログで森栄氏の「聖市夜話」を連載した理由などは、当該連載の冒頭及び最後 ↓ に記述してありますので、どうかご参照下さい。
http://navgunschl.sblo.jp/article/21747330.html
http://navgunschl.sblo.jp/article/31227325.html