2009年10月27日

マルタあれこれ(18) ハーバー・クルーズ (前編)

 さて、マルタ滞在中の大物中の大物がこのハーバー・クルーズです。

 この連載の最初の方でも述べましたが、私にとってマルタ滞在は何と言ってもグランド・ハーバーを存分に眺めることです。

 そしてそれは、アッパー・バラッカ・ガーデンやスリー・シティなどからの眺めは勿論ですが、それよりも何よりも、元船乗りにとっては実際に海上から回って見ることが一番です。

 実は、マルタ滞在中に何と3回もこれを堪能してしまいました V(^_^)

 最初は事前偵察で、次が仕事仲間で軍艦好きの人達とマルタ海軍の基地・艦艇探索を兼ねて、そして最後の3回目が本番の家内とのデートです。

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( クルーズ会社のパンフレットから )

 ハーバー・クルーズは、「Captain Morgan Cruises」 や 「Luzzu Cruises」 など何社かがやっています。 どの会社、どの船に乗っても、バレッタ北側のマルサイムシェット・ハーバーと南側のグランド・ハーバーの両方を、ほとんど同じコース、同じ約1時間半程で回ります。

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( 同   上 )

 ハーバー・クルーズ船の発着は、何れも観光客で賑わう繁華街のあるスリーマのフェリー乗り場からです。

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( 元画像 : google Earth より )

 このフェリー乗り場からはハーバー・クルーズの他に、青の洞門 (Brue Grotto) やコミノ島周遊など色々な観光船が出ています。

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( コミノ島回りの帆船風の観光船 )

 また、ここからは湾を横断するバレッタへのフェリーも15分間隔ぐらいで出ています。

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 ところで、ハーバー・クルーズとは言っても、その船の大きさには各社とも大中小色々あります。 最も大きいのが200トンぐらいで、最も小さいのはそれこそモーター・ボートです。 私は3回でこの大中小のそれぞれに乗ってみました。

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 大きいのが良いのか小さいのが良いのかは、その時の天候次第で、後は乗る人の好みの問題でしょう。 大きいのは揺れませんし、船上もユッタリとしていますが、各クリークの奥深くまでは入れません。

 それに対して小さいのは各クリーク奥の狭いところまで入ってくれますが、その分入る時はユックリでも帰りはかなりのスピードですし、何よりも波風がある時は揺れと飛沫の覚悟が要ります。 中サイズはその中間ですね。

 因みに、最も小さいクルーズ船の船内はこんな具合です。

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 (あっ、これは別に右のご婦人を狙ったショットではありません。 念のため。)

 この時は私も入れて乗客は6人。 後4〜5人も乗れば一杯の感じです。 もちろん、これはこれで充分楽しいです。

 料金はどれに乗ってもほとんど同じで15ユーロ (約2050円) くらいです。

 さてそれではどうやって乗るのが良いか? ホテルのカウンター等からの事前予約もありますが、それではダメです。 何がダメって、なかなか良い席が確保出来ないからです。

 ハーバー・クルーズを堪能しようと思ったら、船の前部の天井や日除けなどのないオープン・デッキ、それも右側の席を確保するのがベストです。 (クルーズは通常左回り(反時計回り)ですから、岸に近いのは右側なんです。)

 まあ、彼女・彼氏とのデートなら日陰やキャビンの中の席でも良いのでしょうが・・・・

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(そうです、この場所が最高なんです。)

 スリーマのバス・ターミナルでバスを降りると、もうそこがフェリー乗り場です。 海岸沿いの道に出た途端に 「今すぐハーバー・クルーズの船が出るよ、こっちこっち!」 と日本の飲み屋街のポン引きさん顔負けの呼び込みが次々にかかります。

 で、これに乗ってはダメ。 出港前に一人でも多く詰め込もうという魂胆で、こんなのに乗ったらロクな席は残っていません。 (このため、どの会社のどの便も大体定刻より5〜10分遅く出港します。)

 ポン引きさん達を無視して、海岸沿いに点々と並ぶチケット売場で次の便の出発時刻を確かめ、すぐ近くに繋留されているその船を見てまだお客がほとんど乗っていないものを捜します。 毎正時と半の30分間隔で何隻づつも出ますので、気に入った船を捜せば良いのです。

 そして空いている次の便に早めに乗り込んで席を確保します。 これでOK

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( 待ち時間は、回りの風景や海の中を覗いていれば飽きることはありません )

 では出港!

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( フェリー乗り場の対岸の景色  中央がマヌエル島 )

 ガイドは船長自らか補佐の人がやります。 最も小さいボートでは英語だけ、あと大きくなるにつれてイタリア語、ドイツ語、フランス語なども入ります。 もっとも、その英語にしても例によって酷いマルタ訛りですので、私にはほとんど解りませんでしたが (^_^;

 先ずはフェリー乗り場のすぐ右手にある「スリーマ・クリーク」から。 陸沿いはマルタの比較的新しい住宅街です。

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 海岸沿いでは、家族やグループがあちこちで思い思いに海水浴を楽しんでいます。

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( 左手前の立っている二人は・・・・見なかったことに )

 そしてマヌエル島を回ります。 先のバレッタ散策編でも書きましたが、この島の先端の 「マヌエル砦」 (Fort Manoel) は長い間放置されて荒れ放題になっていましたが、現在ではホテルとする計画が進んでいるようで、多少の工事の手も入っているのが見えました。

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 次に、高級住宅街でもある街並みの綺麗なイムシーダ・クリークへ入ります。

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 写真からも高級感が解るでしょうか? またこの当たりはEU各国の大使館も多いところです。

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( 英国大使館 )                  ( ギリシャ大使館 )

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(イタリア大使館)

 帆船の形をした陸上のレストラン。 その名も 「ブラック・パール号」 とか。

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 奥から出てきたヨットとすれ違い。 おっと、これはお嬢様? マダム?

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 バレッタ半島の付け根、「フロリアーナ」(Floroana)沿いに進むと、マルタ海軍の基地があり、艦艇が並んでいます。 もちろんここでは3回とも写真は撮りまくり。

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 続いて、バレッタの北側の砦壁沿いに進みます。

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 堡塁の壁にある紋章。 この堡塁の造築を受け持った騎士のものでしょうか。

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 バレッタの聖パウロ教会 (手前の尖塔) とカーマライト教会 (奥のドーム屋根)

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 そして聖エルモ砦。

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 岩だらけの小高い半島を削って、その削った石を高く積み上げた堡塁

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 ご満足いただけていますでしょうか? 奥様

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 では一旦港外に出て、いよいよグランド・ハーバーへ向かいます。

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( 左手の船の奥がマルサイムシェット・ハーバーの湾口
  正面が聖エルモ砦で続く右手にかけてがバレッタ市街 )
posted by 桜と錨 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | マルタあれこれ(完)
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