2009年10月13日

マルタあれこれ(15) イムディーナ (前編)

 今回は、マルタ島内陸の古都 「イムディーナ」 (Mdina) を2回に分けてご紹介します。

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( 元図 : Google Earth より )

 イムディーナは、元々がフェニキア人が身を守るために、丘の上の要地に砦を築いたのが始まりとされ、その後ローマ人、アラブ人によって発展してきたとされています。

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 そしてそのうち同じ丘の上でも、この城壁に囲まれたところを 「イムディーナ」 (“壁に囲まれた町” の意)、これに隣接する一般庶民の地区を 「ラバト」 (Rabat) (単に “町” の意)と、2つに区別して呼ぶようになりました。

 こちらイムディーナの方は13世紀以降 「優美な町」 と呼ばれ、聖ヨハネ騎士団来島まではマルタの首都として繁栄してきたところです。

 もっとも、首都とは言っても、城壁で囲まれた僅か300m四方の城塞都市に過ぎないんですが。

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 そして、オスマントルコによる大包囲戦を勝利した後、騎士団によって現在の首都であるバレッタが築かれると、貴族や商人達が次々にそちらに移ってしまい、イムディーナはやがて 「静寂の都市」 (サイレント・シティ) と呼ばれるようになったとのこと。

 このサイレント・シティの姿が、今のイムディーナにそのまま残されています。 毎日訪れる多くの観光客を除いては。

 ただし、現在のイムディーナは、17世紀末の大地震によりほとんどの建物は崩壊したため、全てその後再建されたものです。

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( メインゲート付近の城壁 )


 メインゲートとそれへ通じる石橋です。 街へ入るには、ここの他はあと2ヶ所に小さなゲートがあるだけです。 当然ながら古都の形態をそのまま保つ以外には、近代的な発展の要素は全くありません。

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 まあともかく、記念の一枚を。 ゲート上のレリーフが大変綺麗です。

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 それでは、この前編では街中の散策の前に、先にイムディーナの見所をいくつかご紹介しましょう。


1.「大聖堂」 (Cathedral)

 ここはイムディーナに来たら絶対に外せないところでしょう。

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( 大聖堂の正面 )

 隣接する 「大聖堂博物館」 との共通チケットになっています。 が、ここだけチケットが残っていない・・・・(^_^;

 バレッタの 「聖ヨハネ大聖堂」 に比べると規模も小さく内装なども質素ですが、やはりこちらの方が格式が高いだけあって非常に威厳のある厳粛なたたずまいです。

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( 正面の主祭壇とドームの装飾 )

 両脇の礼拝堂も非常に繊細な作りになっています。

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 綺麗なステンドグラス。 しかし昔の色ガラスはこんなに鮮やかでしたっけ?

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 マルタの教会の例にもれず、ここも床は騎士達の墓標で埋められています。 これが一つ一つ大変に凝ったできですので、これらを眺めて歩くのもまた面白いです。

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 当然ながら記念写真を。

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2.「大聖堂博物館」

 大聖堂前の広場横の隣接した建物に開設されており、教会が収集した美術品や、かつて教会で使用されていたものなどが多数展示されています。

 ただ残念ながら、この方面にはあまり素養がありませんので、まさに 「猫に小判」 状態 (^_^;

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( 法衣などは宝石が埋め込まれた金糸銀糸の大変豪華なものがズラリ )

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( 貴重なパイプオルガンの楽譜も多数 )    ( 判らないなりに熱心に覗き込む人 )


3.「イムディーナ体験館」 (Mdina Experience)

 ちょっと判りにくい場所にあり、かつ判りにくい入口です。 が、途中の道々に客引きの綺麗なおね〜さん達がいて親切に教えてくれます。

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 入場料5ユーロ (約680円) はまあ妥当なところか。

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 映画館風のオーディオビジュアルなもので、古代から近代までのイムディーナの歴史を解説しています。

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 座席の袖にあるイヤホーンの切替で日本語を含む12ヵ国語から選択できます。 ただし聞こえてくる音声がちょっと単調なので、最後の方はウトウトと(^_^;


4.「イムディーナ・ダンジョン」 (Mdina Dungeon)

 メインゲートを入ったすぐ右脇にあります。

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 たしか入場料はここも5ユーロ (約680円) くらいだったかと (?)

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 実際にあった中世の地下牢を利用したもので、蝋人形をつかった様々なシーンが展示されています。

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 まあ、面白いと言えば面白いですが、あまり気持ちの良いところではありません。

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 当然、家内はこのようなところは入りたがりませんので、表で記念撮影のみです。

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5.「国立自然史博物館」 (National Museum of Natural History)

 なんでこのようなものがこんなところに? と思いますが、何故かあるのです。

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 メインゲートを入った先の右にある、騎士団長ウィルヘーナの別荘兼裁判所だった館を利用したものです。

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 こういうところ、私はついフラフラと入ってしまうんですよね。 入場料はたったの2.33ユーロ (約320円)。 この中途半端な金額がなんとも (^_^)

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 で、中は別にどうと言うことはありませんで、極くふつ〜の自然史博物館です。 しかし、中にはマルタ固有の生物の標本などがありますので、じっくり見て回ると面白いと思いますが・・・・

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 平日でしたので、丁度小学生の校外学習の団体と一緒になりまして、先生と児童約200名程、まあそれは賑やかで、館内中に可愛い声が響き渡っていました。

 次回はイムディーナの後半で、街の中をブラリブラリの散策です。
posted by 桜と錨 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | マルタあれこれ(完)
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