2009年09月22日

マルタあれこれ(14) マルタ航空博物館

 「マルタの飛行場」 「国立戦争博物館」 「海事博物館」 に続く、桜と錨のブログならではのマルタ記事の4つ目は、ターリ飛行場跡にある 「マルタ航空博物館」 (Malta Aviation Museum) です。

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 まあ、こんなところはとても家内を連れてくるようなところではありませんので、もちろん訪れたのは事前偵察時を利用してです。

 航空博物館は近代的な国立競技場の脇にあり、ターリ工房村からすぐ近く、歩いて3分ほどのところですが・・・・工房村からは丁度曲がり角の先になっていますので、一般道に出ると “あれっ、こっちでいいの?” と思うようなところにあります。

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 曲がり角を曲がると金網のフェンス越しに “ああ、ここか” と判るのですが・・・・金網のゲートの正面には突然としてこんなものが置かれておりまして、いきなり “おいおい、まともなところなのか、大丈夫かい?” と思わされますが・・・・

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( BAC 1-11 のコックピット部分 )

 ゲートを入った右側の建物の入口奥が受付です。

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 チケットは5ユーロ (約680円) 少々高めです。 日本人、というか東洋系の入場者などは全く無いとのことで、館員さんが “一体何を好きこのんで” というような不思議そ〜うな顔で受付をしてくれました。

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 受付の先からはいきなり展示スペースです。 というよりこの建物は元々の整備ハンガーをそのまま利用したもので、そこに現在まで入手したものを単に並べてあるという感じです。

 もちろん例によって見学者は私以外誰〜れもおらず、まさに “貸し切り” 状態。 館員さん達もシエスタ (お昼寝) の最中なのか、受付の一人だけ。 お陰で気兼ねなく写真を撮りながら見て回れます。

 先頭は、「シーホーク」 (Hawker Seahawk Mk6) がお出迎え。 50年代にマルタに駐留した 「804海軍航空隊」 の塗装とか。

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 以下、順に回って行きますので、主要なものをご紹介。

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( 左 : Le Pou de Ciel、 右 : Armstrong Whitworth Meter N.F.14 )

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( 左 : Rolls-Royce Derwent Mk9、 右 : Link Trainer )

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( 左 : Cessna L-19E Bird Dog、 右 : Gloster Meter T.7 と思う (^_^; )

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( 左 : De Havilland D.H.122 Sea Venom、 右 : Fairey Swordfish )

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( 左 : Bristol Siddeley Sapphire、 右 : Napier Lion )

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( 左 : Douglas DC-3 Dakota、 右 : Beechcraft 18 )

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( 左 : Aeritalia(Fiat) G.91R、 右 :De Havilland D.H.115 Vampire T.Mk11 )

と言うことで、ほとんどの機体はまだレストア最中又は入手時のまま保管中の状態です。 もっともスペース的には復元状態では飾れないと言った方が適当かとも。

 一角に、大戦中にマルタに駐留した英連邦軍の62個航空隊のクレスト (エンブレム) が飾られていました。 凄い数ですねぇ。 これを見ても如何にマルタを巡る航空戦が熾烈であったかが判ります。

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 で、次に広場を横切った敷地の反対側にある別のハンガーに向かいます。 ここは、4年前に部外財団の資金を得て新たに作られたもので、「マルタ航空戦記念格納庫」 ( The Air Battle of Malta Memorial Hanger) と名付けられています。

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 本博物館の目玉とも言うべき、「スピットファイアー」 (Supermarine Spitfire Mk IX) が復元状態で置かれています。

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 そしてもう一つが、「ハリケーン」 (Hawker Hurricane Mk IIA)

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 両機とも実際に大戦中のマルタの空を飛んだことのある機体だそうです。

 このハンガーはまだまだスペースがあり、これから逐次レストアされた機体が追加されるのかもしれませんが、現在は航空機以外の色々なものが置かれています。

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( 左 : David Brown Tractor、 右 : Bofors 40-mm AA Gun )

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( 左 : Fiat 500A Topolino、 右 : Willies Jeep )

 2ヶ所の展示場を一回りして中央の広場に出ると、翼が外されたDC−3が置かれています。 7年前にオークションにかけられたものを入手したもので、翼は別に保管されていおり、手を入れれば飛行可能なものとのこと。

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 広場の片隅にはカマボコ兵舎利用のカフェも併設されていましたが、人ごとながら経営は成り立つのかどうか・・・・?

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 チョット見、今後のこの博物館の行く末が気になるところですが、それでも細々とレストアも続けているようで、それはそこ、マルタ風の “ノンビリ行こうや” なのかもしれません。 1994年創設以来既に15年続いていますし、新しい機体も入ってきていますので。

 次は、このターリからすぐ先の丘の上に広がる古都 「イムディーナ」 (Mdina) へ向かいます。

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posted by 桜と錨 at 13:46| Comment(2) | TrackBack(0) | マルタあれこれ(完)
この記事へのコメント
 シーホークはスエズバンドを描いた「スエズ動乱」塗装ですね。このタイガーストライプの機体、いずれ何とかしたい所(^◇^;)

 で、ハリケーンですが・・・・上のスピットと同じ機体の様ですが(爆)もしかして画像間違えました?
Posted by みほり at 2009年09月24日 02:45
みほりさん

あれっ? どこで間違えたんでしょう (^_^;
こっちです、こっち ↑

>「スエズ動乱」塗装

「アーク・ロイヤル」搭載の804SQのO−161号機塗装だそうです。 もっとも、その後で「ブルワーク」に搭載されてスエズに参戦したようですが。
Posted by 桜と錨 at 2009年09月24日 12:24
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