2009年08月06日

着色弾について(2)

 先の記事を書いた後、本家掲示板の方でHN「hito」さんから、英海軍にこんな弾があるよ、とご教示いただきました。 こちらです ↓


(注) : 旧URLは現在は新サイトへ移転しております。 お知らせいただきましたHN 「たまや」 さんにお礼申し上げます。 (平成25年10月13日追記)


 確かに着色弾でその着色剤拡散用に弾頭信管を装着した “一つの例” ではあります。

 当該サイトは、第1次大戦関係をネットで追って行くと必ずと言っていいくらい出てくる、ある意味で有名なところです。

 しかしながら、当該サイトは砲弾について系統的に網羅されたものではなく、またそれぞれについて解説も付されていません。 したがって詳細は判りません。

 その一方で、着色剤拡散用信管を装着したものは当該サイトでもこれ一つであり、かつ他国海軍と同じように信管が付いていない普通のものもUPされています。

 そして当該着色弾を見る限り、これは先の記事で書いたような “着水時” の為とは言い難いものがあります。

 その理由は、風帽は着水時の衝撃で離脱 (又は飛散) するようになっているのが普通であり、この中に着色剤を封入した場合でも、着水時には水中を着色させることが可能です。 わざわざその為の信管を装着する必要はありません。

 いや風帽が強固なものである場合には必要でしょう、ですか? では逆にそもそも何故風帽にそんな強度が必要なのでしょうか? そして、信管と炸薬という “危ない” ものを弾体内ならいざ知らず、風帽などに取り付けること自体が余程の理由が無い限り尋常ではありません。

 したがって当該着色弾の弾頭信管は、“着水時” ではなく “弾着時” に着色剤を拡散させるためのものと判断されます。

 徹甲弾又は半徹甲弾では “遅延信管” を使用するのが普通ですから、“先に” 着発信管により弾着時に目標表面で着色剤を拡散させるため。 そう考えるのが妥当でしょう。

 では、このような着色弾が目標に命中した時に、その着色剤拡散による着色煙は見えるのでしょうか? 私には判りません。 そのようなものは見たことが無いので (^_^;

 これを要するに、当然ながら、この一例を以て着色弾の作動の “一般論” として説明することは、明らかに無理であることはお判りいただけると思います。

( hito さん、ご紹介ありがとうございました。)

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前 : 着色弾について

posted by 桜と錨 at 17:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 砲術の話し
この記事へのコメント
HN「たまや」さん

ありがとうございました。 画像のリンクは既にサイトが移転していましたね。 早速新しい URL に修正させていただきました。

Posted by 桜と錨 at 2013年10月13日 23:27
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