「 着色剤入りの砲弾の風帽部には、海面落下時に作動する小型の信管が取り付けられています。 着水時にその信管が風防内に少量収められた炸薬を破裂させることにより、風帽内に袋入りで収められた着色剤を散布します。」
?????
一体どこの国の海軍の話?
日本? なら違いますね。 一式徹甲弾は風帽内に着色剤を封入しましたが、小型信管など付いていません。
そんなものを炸薬と共に風帽に取り付けたとしたら危なくて仕方ない。 それに風帽は着水時に離脱するようになっていますので、そんなものは必要ありません。
そもそも、もし着水時に風帽が外れないようなら、水中弾道を期待する一式弾 (九一式弾) の意味がありませんので (^_^;
付いていたと主張されるなら、一体どんな信管で、どんな風に取り付けられていたんでしょうねぇ。
もしそんなものがあったのなら、その為の小型信管の開発や、それを装着した弾の発射実験などが行われていたはずです。 旧海軍の史料では見たことも聞いたこともありませんが。
実際、呉工廠砲熕実験部部長であった磯恵少将が残された史料でも、一式弾への改良に当たり、風帽に着色剤を詰めたことと、風帽の弾体への取付方法の改善について記述されていますが、着色剤散布のための小型信管取付などについては一言もありません。 当然でしょう。
米国? 日本と同じで、そんなものは付いていません。 私も5インチ砲で着色弾を撃ったことがありますが、付いていませんでしたね。 えっ、大口径砲の話し? では何インチ砲以上なら付いているのと言われるのでしょうか?
英国? ドイツ? ソ連? もしそんなものがあったなら、是非ご教示願いたいところです。
-------------------------------------------------------------
次 : 着色弾について (2)