2009年07月29日

マルタあれこれ(9) グランドハーバー沿いの散歩道

 仕事のことを除くと、私的にマルタに関心があるのは、先にも書きましたようにグランドハーバーをじっくり見ることです。

 そこで、「国立戦争博物館」 を見た後は、来島予定の家内を案内するための “事前偵察” を兼ねて、このグランドハーバーをノンビリ見るための 「散歩道」 を探すことにしました。

 戦争博物館から一旦聖エルモ砦前に戻り、ここから海岸沿いの道を歩いてみることに。

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 聖エルモ砦前から 「リパブリック通り」 を反対方向に見たところですが、首都バレッタのメイン・ストリートと言いながら、ここまで来ると観光客どころか人の姿がほとんどありません。 静かなものです。

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 そして坂道を降りて行くと二階建ての、チョット見は倉庫のような大きな建物があります。 現在は 「地中海会議センター」 (Mediterranean Conference Center) として使われている元「施療院」 (Sacra Intermeria) (1) です。 即ち聖ヨハネ騎士団の病棟で、一般市民も療養させたとのこと。 ここも一般に公開されており、蝋人形などの当時についての展示物などがあるそうですが、残念ながら “パス”。

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 「施療院」 の左手はマルタ警察の 「警察学校」 (Police Academy) (2) です。 ここを入って左手に行くとそのまま聖エルモ砦の中に行けます。

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 少し先に行った道端から見たところ。 正面が 「戦勝記念塔」 (4)、その右が 「ロワー・バラッカ・ガーデン」 (Lower Barrakka Gardens) (3) です。 下には漁師村が。 首都とはいえ、こんなノンビリとした風景のあるところがマルタらしくて良いですね〜。

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 「戦勝記念塔」 です。 一応ゲートがありますが、誰でも入れます。 観光客は誰もおらず、小さな女の子がお母さんと一緒に遊んでいるだけ。

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 戦勝記念ベル (Siege Bell) 1940〜43年の枢軸軍による大包囲戦の戦勝記念として作られたとか。 鳴らしてみようかと思ったのですが、引き綱がどこにあるのか判りませんでした (^_^;

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 戦勝記念塔から聖エルモ砦を振り返ってみたところ。 まさに “黄色い岩だらけの島” そのものです。

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 その右手側の対岸、グランドハーバー入口の 「リカゾーリ砦」 (Fort Ricasoli) ここも非常に大きな砦ですが、非公開となっています。 この中で映画 「トロイ」 の、例の木馬を城内に引き入れるシーンが撮られたとか。

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 リカゾーリ砦の右手がビーギの元英軍病院跡。 大変大きな施設ですが、現在は一部が職業訓練学校として使われているだけとのこと。

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 戦勝記念塔から、隣接するロワー・バラッカ・ガーデン越しに見たグランドハーバーの湾奥、マルサ・クリーク (Marsa Creek)

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( ロワー・バラッカ・ガーデンは先にご紹介したアッパー・バラッカ・ガーデンと似たようなものですが、標高が低いのと、戦勝記念塔の方が海側にありますので、ここも “パス” 戦勝記念塔の方が眺めは良いです。)

 戦勝記念塔とロワー・バラッカ・ガーデンに両脇を挟まれた坂道を下っていくと、正面に対岸ビットリオーザの先端にある 「聖アンジェロ砦」 が見えます。

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 聖アンジェロ砦は、マルタ共和国がマルタ騎士団から借りていたものを2年程前に同騎士団に返却したそうです。

 未だに同騎士団が存在すると言うこと自体が驚きですが、それよりもマルタ共和国政府が借りていたこんな大きな砦を返したというのも驚きですね。

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 ここは現在平日の午前中のみ一般に公開されていると聞きましたが、訪れるチャンスはありませんでした。 ( この聖アンジェロ砦も含めた古都ビットリオーザについては、また後ほどに。)

 そのままグランドハーバーを眺めながら海岸沿いに歩いていきますと、結構所々でノンビリ釣りをしている人達を見かけます。 余り釣れてはいないようでしたので声を掛けるのは止めましたが (^_^;

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 そしてアッパー・バラッカ・ガーデンの下まで歩きます。 ここの感じもやっぱり “黄色い岩だらけの島” そのものです。

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( 右側中腹に並んで建つのが 「ブリティッシュ・ホテル」 と 「グランドハーバー・ホテル」 こぢんまりとした二つ星のホテルですが、ここもそれなりに良いところだと聞きました。 なによりも、部屋の窓からグランドハーバーが一望できます。)

 1863年の撮影とされるグランドハーバーに停泊する英海軍艦船とアッパー・バラッカ・ガーデン。 帆船の群れを除けば、この雰囲気そのままが今に残っています。 

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( 無断流用防止のため透かしを入れましたので少々見難い点はご容赦を )

 対岸は、左の聖アンジェロ砦と右の古都セングレア(Senglea) に挟まれたドックヤード・クリーク (Dockyard Creek) ヨット・ハーバーになっていて沢山のボートやヨットが係留されています。 中には超豪華な大型クルーザーもチラホラ。

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 ここまでの海岸沿いの道は、両脇に歩道がある幅10m近い広い道路ですが、人はおろか車さえもほとんど通りません。 と言っても、日曜日で、しかもシエスタ(昼寝)の時間帯でもあったんですが・・・・

 海岸沿いの道路を右手に折れて、ダラダラした坂道を登っていくと旧城門の一つ 「ビクトリア・ゲート」 (Victoria Gate) (5) です。

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 この門をくぐって左手の狭い坂道を登っていくと、先程の2つのホテルの前を通り、アッパー・バラッカ・ガーデンのところに出てきます。

 坂道の途中に続く木陰のある城壁沿いの道。 ここもノンビリ散歩には良さそうです。

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 細い坂道の後半は急な階段です。 その途中でこんな看板が出ている倉庫のような雰囲気の入口がありました。 う〜ん、ちょっと覗いてみたかったですねぇ (^_^)

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 もちろんバレッタの反対側にも同じように海岸沿いに散策できる道があります。 こちらは観光客でいつも大変賑わっているスリーマ (Slima) などを望みながらで、オープンカフェなども結構並んでいてそれなりに人通りも多い様です。

 私的にはノンビリ散歩を楽しむには観光客も滅多に通らないこのグランドハーバー側の海岸通りの方が好みです。 それに観光名所を回るのも良いですが、こういう散歩の方が本当にマルタらしさを味わえると思います。

 余談ですが、折角家内の来島に備えて仕事の合間に “事前偵察” までしたのですが、バレッタ散策での時間の余裕が無かったのと、それよりもなりよりも家内は坂道が大の苦手ですので、“幻のデートde散歩” となってしまいました (^_^;

 ところで、この “事前偵察” の日は 「シッコロ」 と呼ばれるアフリカからの南風が吹いており、朝方は雨、午前中はドンヨリとした曇り空で、午後からは晴れてきたもののモヤがかかっていました。

 お陰で、ご覧いただいたとおりどうも写真の発色がイマイチで、本当にマルタらしいカラッとした明るい雰囲気を十分に写せなかったのが残念です。

 なお、グランドハーバーについては、この後でもう一つの “目玉” をご紹介するつもりですので、お楽しみに。
posted by 桜と錨 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マルタあれこれ(完)
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