
( Google Earth より )

( Google Map より )
1565年のオスマントルコによるグレートシージ (大包囲戦) を勝ち抜いたマルタ騎士団が、来るべき次の戦い備えて新たな城塞都市作りをして、来島以来の本拠地であったスリーシティから移り住んだのがこのバレッタです。
それまでここは、先端に悲劇の砦 「聖エルモ砦」(Fort St. Elmo) を有するだけの、文字通り岩だらけの荒涼たる半島に過ぎなかったと言われています。
現在でも16世紀後半〜18世紀にかけて順次造営されてきた当時の姿をそのまま残し、市全体がユネスコの 「世界文化遺産」 に指定されています。
このバレッタの散策は、普通はシティー・ゲート前のバスターミナルから始まります。 と言いますのも、バレッタ市内のホテル (三つ星以下しかない) にでも泊まらない限り、それぞれのところからバスで来て、ここで降りるからです。

( 元画像 : Google Earthより )

マルタでの移動は、観光でもこのバスを利用するのが一般的で、かつ安くて便利です。 と言うより、車社会のマルタでは、バスを利用するのはほとんどがマイカーを持たない貧乏人か観光客なんですが ・・・・
黄色い車体が目印のこのバス、宮崎駿の 『となりのトトロ』 の 「ネコバス」 のモデルになったと言われています。 このバスについては、また後の別項でお話しします。
このバスターミナル横の広場では、毎週日曜日にサンデー・マーケットが開かれます。 土産物、古本、衣類、家具、道具類、骨董品などや、それこそ家で要らなくなったガラクタまで、ありとあらゆるものが並んでいます。

( サンデー・マーケット この時は雨上がりの直後であまり活気はありませんでした )
石橋を渡った先にあるのが要塞都市バレッタの表玄関、「シティー・ゲート」 です。 現在は極めてシンプルですが、元来はもっと装飾があったとのこと。 ここは車は通れません。 人と馬車のみです。

( シティー・ゲート正面 )

( シティー・ゲート(左側)への石橋 )
シティー・ゲートや市内の要所、あるいは古都イムディーナ (Mdina) などの観光地では、この観光用の馬車 「カロッチン」 が客待ちをしています。 2〜4人乗りで、結構欧米人の観光客が乗っているのを見かけましたが、私は乗る機会がありませんでした。 今回のように本当に駆け足で回らなくてはならない時ではなく、もっとゆっくりノンビリと時間が持てる時にでもないと、勿体ないですから。


シティー・ゲートを入るとちょっとした広場になっています。 最初に訪れた時にはここでクラシック・カーの展示をやっていました。

( 広場の正面奥がバレッタのメイン・ストリート 「リパブリック通り」 )


このゲート裏広場の正面が、バレッタのメイン・ストリートである 「リパブリック通り」 で、真っ直ぐ先端の聖エルモ砦まで続いています。 平日でも土日でもそこそこ観光客などで賑やかです。


しかしマルタ観光の中心地バレッタでも、人通りが多いのはこのメイン・ストリートだけで、一つ横道に入るとどこもかしこもガランとしています。


本来ですと、メイン・ストリートよりは、こういった通りをノンビリ歩いて散策する方が古都バレッタ巡りらしくていい、と私は思うのですが ・・・・ 何しろ時間が ・・・・
さて、シティー・ゲートを入ったところで、次回からは幾つかバレッタ市内の有名箇所をご紹介したいと思いますが、何しろ見るべき所は多く、かつたった3〜4時間での駆け足でしたので、それはそこ、私の好みで選んで見てきたところを。