2009年03月20日

第2回訪台記 2日目(3月13日) ・ 続

 「長栄海事博物館」 の建物は元々は国民党の党本部だったところですが、陳水扁政権に総統選挙で敗れて以降段々お金が無くなってきた国民党から2年前に長栄が買い取ったものです。

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 「長栄」 というのは英語で言えば 「Evergreen」 のことで、私達日本人にはこちらの方が馴染みがありますね。

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 長栄はこのビルの1〜5階を海事博物館にして昨年から一般公開をしています。 開館当初は当然ながら参観者が少なかったそうですが、今回訪れた時には丁度小学校の校外学習だったようで、沢山の子供達が先生に引率されて見学していました。

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 今回は同行したHN「おじさん」や台湾メンバーの “顔” で、館長に挨拶した後 「撮影許可」 の腕章を貰って館内を好きなだけ撮影できることに。 嬉しいですねぇ。

 見学は5階から順に下に降りてくるようになっていますが、各階ごと次のテーマで纏められており、大変にバラエティーに富んだ内容になっています。

 5階 : 『船の歴史』
   古代、西洋帆船、蒸気船、中国・台湾の船の各コーナー
 4階 : 『近代の艦船』
   オーシャンライナー、商船、軍艦の各コーナー
 3階 : 『海洋絵画』と『海洋と台湾』
   特に後者は台湾と海洋の関わりや、台湾独特の船々について工夫を凝らして紹介
   しています。
 2階 : 『航海と冒険』
   造船、港湾、商船の艦橋・機関・各種の設備・機器、そして操船シミュレーターなど
   見て触って楽しめるようになっています。
 1階 : ロビー&売店

 これらテーマに沿って、模型や絵画、ディスプレイ・セットなどが豊富に展示されており、グループ総裁の張氏が長年にわたりコレクションしてきたものと言われています。

 しかしながら、個々のものをよく見ると、当面は集められるだけ手当たり次第に集めたように思われ、特に模型や絵画はまさに玉石混交、まだまだこれからという感じがしないでもありません。

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 が、現在の状態だけでも日本の「船の科学館」よりは遙かに充実しており、私達船好きの者からすると羨ましい限りです。

 船の模型の中には、日本で最近大型スケールモデルの販売で有名になった 「ウィング・クラブ」 (Wing Club) の「大和」や「高雄」なども展示されていました。

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 しかし残念ながら、一緒に展示されている他のものと比べると、何れも出来はイマイチの感は否めませんねぇ。 まあ、元々がウィング・クラブの艦船モデルを博物館収蔵仕様と考えることに無理があるのかもしれませんが。

 なお、この長栄海事博物館で撮影した艦船モデルなどについては、何れHPの方で纏めてご覧いただけるようにしたいと思います。

 また、絵画だけは本来が撮影不可なものですので流石に遠慮しましたが、展示絵画の中に 「富士山前出港的日本艦隊」 と題する、富士山をバックにした駿河湾における明治期の連合艦隊を画いたものがありました。

 本物は旧海軍によって大正天皇の成人祝いとして皇室に献上されたようですが、その元のデッサン画に後で彩色したもので、それでも大変素晴らしいものです。 羨ましいですねぇ。
(続く)

posted by 桜と錨 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2回訪台記(完)
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