NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の2月16日(日)はその第23回目で、第12話 「敵艦見ゆ」 の前編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_20.html
前回の第11話で陸軍関係のクライマックスである203高地の争奪戦でこれを制し、この高地からの観測によって旅順港に立て籠るロシア艦隊を全滅させましたので、いよいよ第12話と第13話が海軍関係の出番です。
とはいっても、今回の第23回でも奉天戦という陸軍関係の出番が続くのですが、 ・・・・
いや〜、それにしても好古役の阿部寛氏、実に良いですね〜 (^_^)
( 阿部氏とは 「坂の上の雲」 の打ち上げの時の2次会で同じテーブルだったのですが、こういう撮影・演技を離れたお酒の場所でも全く偉ぶるようなことのない、性格的にも良い役者さんでした。)
今回の第23回、第12話前編では、旅順のロシア艦隊の壊滅を確認して連合艦隊主力は内地の母港に帰還し修理を行いますが、連合艦隊旗艦たる「三笠」は後部主砲の換装などがあるため母港の舞鶴ではなく呉に入ります。


この各シーンは、司令長官室が成城、「三笠」艦上は加賀日本劇場でのロケのものですが、それ以外の艦の全容を示すようなところや艦外はすべてCGです。
この後にマダガスカルのノシべに停泊するバルチック艦隊のCGがあり、私の制作参画所感にあるように、マルタロケにおける物売りのシーンが。


日本に帰還した東郷以下が上京して陛下に拝謁したり、真之は家に戻るシーンはいつもどおり私達にはお呼びがかかりません。 こういう場面に限って小さなところでいつも通り色々あるんですが、まあそれらに気が付かれた方がある時は目をつぶって下さい (^_^;
次いで、修理を終わった連合艦隊の各艦は佐世保に集結、鎮海湾に向け出港していきます。 この出港シーンは熊本・三角で撮った時の人々の見送りシーンにCGを組み合わせたもの。
( 因みに、この 「三笠」 の呉での修理中に、連合艦隊参謀長が島村速雄 (役:舘ひろし氏)(→ 第2艦隊司令官) から加藤友三郎 (役:草刈正雄氏)(第2艦隊参謀長 →)に、「三笠」 砲術長が加藤寛治から安保清種などに替わっています。)
佐世保出港時に 「三笠」 の艦上で軍楽隊が軍艦行進曲 (正しくは行進曲 「軍艦」) を吹奏するシーンは加賀元気劇場のセットで。 地元の小松工業高校ブラスバンド部の皆さん達のボランティア出演なのですが、皆さん現代っ子らしく後ろ頭の髪が少々長いのをまさかここで坊主にしてくれとは言えないので、スタッフさん達が色々細工をしてくれましたがそれでもこれが限度と言うことで ・・・・ (^_^)
