何とか生きています (^_^;
NHK総合で始まっている44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の12月22日(日)はその第15回目で、第8話 「日露開戦」 の前編 が放送されます。
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_13.html
この第8話前編では、真之と季子との結婚に至るまでで始まります。 この一連のシーンには私はお呼びいただいておりませんので、結構細かいところでは色々と問題ありで。 編集段階で指摘させていただいても、もう間に合いませんでした (^_^)
その後に、ロシアでのことや乃木邸でのこと、好古のことなどが続きますが、海軍関係では後半に海軍大臣の山本権兵衛(役:石坂浩二氏)が舞鶴鎮守府司令長官であった東郷平八郎に会いに行くところになります。
この一連のシーンは平成21年の舞鶴 → 江田島 → 呉のロケの最初に同年の6月15日〜18日に舞鶴の各地で行われましたが、このロケでは第8話〜第13話での様々なシーン、カットの撮影が行われました。
監督さん、俳優さん達、そして何よりも多数のスタッフの皆さんの頭がよくこれだけのシーンやカットが切り分けられているものと感心させられた次第です。
舞鶴ロケの最初はまず旧長官邸での撮影になりますが、本来ならば海軍大臣の訪問ですから鎮守府庁舎でのことになりますが、これも監督の佐藤幹夫さんがここをいたく気に入られて選ばれました。
旧長官邸の洋室部分を鎮守府長官公室に見立ててのロケですが、和室部分もかなり写っていました。
( 建物の壁が白色のところが洋室部分 )
( 右が長官公室に見立てた洋室 左がその廊下 )
( 和室側から玄関を望む )
( 和室側の外観 )
しかしながら、ロケではこの旧長官邸の室内での撮影も色々あったのですが、残念ながら編集の段階で放映時間の都合で全て省かれてしまい、玄関前でのカットだけになってしまいました。
そして順序が逆ですが、山本権兵衛扮する石坂浩二氏が長官邸に向かうために人力車に乗るシーン。これは東舞鶴の赤レンガパークでのロケです。 まあ、これも海軍大臣がお忍びの背広姿で人力車というのも、ですが “ドラマ” ですから (^_^)
次が本命の漁船での鯛釣りを楽しむ東郷と山本の語らいのシーンですが、東舞鶴の蛇島と烏島の間の海面でのロケです。
山本が漁船を改造したものを長官艇に見立てて東郷の乗る釣り船に向かいますが、この漁船改造の短艇は以後も様々なシーンでも使われます。 ドラマ撮影終了後に加賀の 「日本元気劇場」 の三笠セットの横に飾られていましたのでご覧になられた方も多いのではと。
第8話前編の最後は海軍省で山本が日高壮之丞 (役:中尾彬氏) に常備艦隊司令長官の交代を告げるシーンで、これのロケは平成20年12月の横浜緑山スタジオですが、前にもお話ししたようにこの時の写真が全てどこかに行ってしまっており、ご紹介できませんのが残念です。