2024年12月08日

射撃指揮装置 Mk56 スタディ・ガイド集


早いもので、今年ももう師走に入ってしまいました。

絶不調が続いておりますが、先々週に何とか 「現代講堂」 の 「資料戦示室」 コーナーに私が保有する 「50口径3インチ速射砲」 のスタディ・ガイドの全てを公開しましたので、今週は予定通り 「射撃指揮装置 Mk56」 のスタディ・ガイドの公開に進みました。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/29_GFCS_Mk-56_SG.html
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html

SGは全部で7つですが、今週はその内の4つです。 「付図」 以外はスキャナーでディジタル化したままで、整形もゴミ取りもしていないままの (暫定版) ですが、これでも結構手間暇を要していることはご了承ください。

この Mk56 は米海軍がリリースしたもので、極めて安定した性能の大変に優れたものでしたが、平成15年に搭載艦が全て無くなり、以前江田島の第1術科学校の第1砲術講堂横に用途廃止となった1基が置かれて展示されていたのですが、これもいつの間にか無くなってしまっておりますね。

GFCS_Mk-56_01_1972_s.jpg
( 昭和47年の防大4学年乗艦実習時撮影 )

また、正規の取扱説明書などは既に海上自衛隊には存在しないというのが防衛省・海上自衛隊の “公式見解” ですので、名実ともにこの射撃指揮装置はもう存在しないことになります。

教育で使用したかつてのSG類はまだどこかに残されているのかもしれませんが ・・・・ 例え残されていたとしても、防衛省・海上自衛隊から公開されることはまずあり得ないことと考えられますので、この私の本家サイトで皆さん方にお目にかけるのが刊行物やネットを通して初めてのことと自負しております。


防衛省・海上自衛隊というところ、術科については全く関心がありませんで、古い史料・資料を保存、管理し、それらを公開して活用していこうという気は全く感じられません。

それどころか、昨今の航空機や艦艇の事故なども見ていくと、この術科技能の低下がかなりすすんでおり、防衛省・海上自衛隊が外向けのことばかり取り繕う “お役所” になってきているような気がしますね。

posted by 桜と錨 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 海自のこと
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