2024年11月22日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第6話 「日英同盟」 前編 再々放送


NHK総合で始まっている44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の11月124日(日)はその第11回目で、元々の平成22年の89分版第2部の最初のもので、第6話 「日英同盟」 の前編 が放送されます。

Saka_Script_No06_cover_s.jpg

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_09.html

この第6話前編は、海軍関係では米国留学から英国駐在武官となった真之とそれに合わせてロシアから真之に遭うために訪英する広瀬の話からになります。

まずはポーツマスに在泊する英国で建造した 「朝日」 を見学するシーンですが、交通艇で 「朝日」 に向かう場面は英国でのロケ、そして 「朝日」 に近接してから艦上でのシーンは加賀にあった元気劇場さんの駐車場に作られた 「三笠」 のセットで平成21年の第1回でのロケです。

この 「三笠」 セットのUPを撮影に使用するために、ポーツマスでの遠景もこの 「三笠」 になっていますが、これは費用対効果を考えても致し方無いことでしょうし、多くの視聴者の方々にとってはこの短い場面で両艦の違いが気になる人はまずおられないのではと。

NHK_Saka_No11_Asahi_Bridge_1_s.jpg
( 「朝日」 前部艦橋の実艦写真 )

この元気劇場さんの 「三笠」 セットについては、次の所でお話ししておりますのでご参考にしてください。 それにしても、海上自衛隊及び 「三笠保存会」 の非協力的な態度には呆れるばかりでしたね、一体何のための 「記念艦三笠」 なのかと。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_22.html

ちなみに、この元気劇場さんは平成25年に閉鎖となっておりそのまま施設などは放棄されたままとなっており、現在の Google Earth (令和5年の画像)では元駐車場にあった「三笠」セットは上構などは撤去されて主たる船体部分のみの哀れな姿となっているようです。

NHK_Saka_No11_Kaga_Mikasa_set_1_s.jpg

その後にグリニッジの元英海軍大学校でのロケ (昭和49年に私達が遠洋練習航海で英海軍大学を研修に行った時には当時で今回出てくる会食シーンで出てくる Painted Hall などは時間の関係もありとてもでは見ることができませんでした)。

続く真之と広瀬との欧州旅行シーンは渋谷のNHK本局での撮影に背景を合成したもの。

そして広瀬とアリアズナの湖畔での語らいのシーンですが、こういうロケには私はお呼びがかかりませんので ・・・・

第6話前編 (44分版第11回) の最後は、特命全権大使の小村寿太郎 (竹中直人氏) が北進事変後に 「千歳」 で帰国シーンですが、「千歳」 に乗艦する場面は川口の 「浪速」 セットで。

もちろん 「千歳」 と 「浪速」 では全然異なりますのでかなり無理をして撮影しておりますが、それはそこ “ドラマですから” (^_^;

続いて小村が真之を呼び寄せて公室でカレーライスを食べるシーンは成城の東宝スタジオでの一連のロケで。

実はこのシーン、2つの異なる日にちのものを繋いでいるのですが、記録係の野田女史が前回はスプーンをこうしたところまででこういう表情で、など大変に細かいところまで覚えていてその続きとなるよう助言があり、2つの繋ぎがほとんど判らない一連のシーンになっていますね。

posted by 桜と錨 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに
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