2022年10月02日

十二糎三十連装噴進砲参考書


今週の本家サイトの更新として、遅くなりましたがご来訪75万名達成記念企画の第3弾として、「史料展示室」コーナーにおいて 旧海軍の横須賀海軍砲術学校防空部が昭和20年2月に教育用として作成した 『十二糎三十連装噴進砲参考書』 の全文をPDF版にして追加公開 しました。

  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/tenji_main.html
  http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/66_12cm_30-tube_Rocket_Launcher_S20.html

12cm_30-tube_cover_s.jpg

本史料は 「海鷹」 型空母に搭載されるものを基準として作られていますが、ご覧いただいてお判りのように、その元となった二十八連装噴進砲と構造、機能、作動などの詳細な比較が記載されており、二十八連装及び三十連装の両方について今に残る貴重な史料となっています。

とはいっても、本史料は現在2ヶ所にそれぞれ保管されていることが確認できていますが、元が手書きのガリ版を質の悪い藁半紙に印刷したもので大変に見難いものであり、かつ経年劣化もあって、どちらもそのままではとでもではありませんが公開できるようなものではありません。

そこで、2つの良い方を選んで1つに纏めたものをディジタル化し、コントラストを高めた上で何とか文字を判読できるように整形・ゴミ取りの加工をしました。 ゴミ取りは手間暇がかかりますので少々手抜きをしておりますが (^_^;

12cm_30-tube_p06_orig_s.jpg

12cm_30-tube_p06_s.jpg

あとは後日にこれを基に文字起こしが可能かなと思っておりますが、それでも判読不可能な文字列があり、これらは前後の文により推定して補完するしかなく、また図についてはもうどうしようも無いものが含まれています。

公開しますのは、サイズを小さくしたPDF版で印刷・加工は不可能な設定としており、かつ各ページには当サイトのロゴを入れておりますが、お読みいただく分には十分なレベルになっていると考えております。

本史料の全文が公開されるのは出版物やネット上においても初めてのことと思います。 どうかこの今に残る大変に貴重なものをお楽しみください。

なおもし研究者の方々で印刷可能、あるいは元の大きなサイズでのものをご要望の方がおられましたらお知らせください。 事情を拝見して考慮させていただきます。

それにしても、原本を保有する2ヶ所ですが、いまだに経年劣化防止やディジタル化などの措置を講ずる様子は無く、ただ単に “保管・管理している” というだけの状況のようです。 このままですともう暫くしたら全く読めない状態になるのではと思うのですが ・・・・

posted by 桜と錨 at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し
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