海上自衛隊の古い史料から、“かつては、こんなものもあったよ” という21回目です。
今回は前回の射撃指揮装置 GFCS Mk 56 に関連して、そのFCレーダーである Mk 35 についてです。

前回の Mk56 でお話ししましたように、私達は幹部中級射撃課程においてこの Mk56 は詳細な講義を受けましたが、その時にこのFCレーダー Mk35 についても一緒に受講しました。

ご参考までに、この射撃指揮装置 GFCS Mk 56 についての米海軍のマニュアルとしては次の OP-1600 シリーズが出されております。
OP-1600 Gun Fire Control System Mk 56
OP-1600A Radar Equipment Mk 35
OP-1600C Gun Fire Control System, Director Maintenance
OP-1600D Gun Fire Control System, Control Room Maintenance
海上自衛隊が米海軍から Mk56 を導入した時に、メーカーの説明書一式とともに、この OP-1600 シリーズもリリースされたものと思われます。
実際、上記の Mk35 のSGは、この OP-1600A シリーズに基づくものとされており、回路図はその第4巻のコピーそのままです。 これもあってこのSGは 320ページ もあります。
ただし、残念ながら私はこの OP-1600 シリーズはもちろん、米国メーカーによる説明書も見たことがありません。
海上自衛隊において装備艦が全て退役し、1術校における課程教育も終了した時点で全て破棄されたのかもしれません。
そしてこのFCレーダー Mk35 のSGも、Mk56 のSGと一緒で、防衛省・海上自衛隊には既に残されていないというのがその公式スタンス のようです。
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