月刊誌 「丸」 の最新刊、10月号の特集は 『 「扶桑」 型戦艦 』 です。

この中で私も1本書かせていただきました。
『 “「扶桑」 型 VS 米戦艦” 砲撃戦能力比較 』
スリガオ海峡夜戦を念頭に置いたもので、史実的には 「扶桑」 「山城」 の2隻は駆逐艦による雷撃によってあっさり沈んでしまいましたが、この時の日米戦艦の砲戦力はどの様なものであったのか、と言うことがメインになります。
そしていまだにそれを言い、またそれを信じている人達がいる、オルデンドルフの戦艦6隻による、いわゆる “レーダー射撃” によって一方的に叩きのめされたとすることが 「大嘘」 であることをお話しするものです。
当時の米海軍の射撃用レーダー “だけ” (それも Mk-8 や Mk-3) をもってしてはまともな射撃はできませんし、ましてやちょっと射撃理論をかじっていただければ、戦艦部隊のあの時の運動の中での射撃では当たる訳がありません。
まあこれは “歴史上のif” になりますが、もし日本側 (連合艦隊司令部や栗田艦隊司令部) がまともな作戦計画と作戦指導ができていれば、そしてもし夜間にあの様な狭い海峡ではなく、昼間に広い海面で対峙したならば、そして更には志摩艦隊と1つに合わせた砲雷撃戦ができていたならば、結果的には勢力的にも勝てないまでも、相当な打撃を米戦艦部隊側に与えることができたであろうことは容易に予想できるでしょう。
ただし、その36センチ砲も含めてこのテーマに関連することは、本誌2013年の8月号の拙稿で詳しくお話ししておりますので、これと合わせてお読みいただけるとより宜しいかと思います。
とはいっても、そもそもが山本五十六による真珠湾奇襲攻撃による開戦に始まる旧海軍の戦争指導、戦略・作戦の誤りはどうしようも無いことだったのですが ・・・・
なお、本号には別冊付録として 『第二次大戦海戦大辞典』 がついております。

これはなかなかの出来ですので、この方面に関心のある方、特に初心者や入門者の方々は入手されておかれると宜しいでしょう。
素人には難しい箇所もありますが、いつもおもしろく読ませていただいております。
ただ、頻繁に本が出てくると小遣いが乏しくなるのが少し・・・(^_^;)
ありがとうございます。 マイペースでお願いしますね。 生ものでも、逃げるものでもありませんので (^_^)