2021年08月03日

海上自衛隊の古い史料 −3


海上自衛隊の古い史料から、“かつては、こんなものもあったよ” という3回目です。

といっても海上自衛隊が作成したものでは無く、その前身である警備隊時代のもので、警備隊術科学校の甲種特修科学生砲術班に対する研究課題の一つ 『現用指揮武器を研究しその精度を検討せよ』 に対する答申 で、昭和28〜29年頃のものと思われます。

JMSDF_FCS_seido_cover_s.jpg

ただし、「現用指揮武器」 とは言いながら、答申の内容は 当時の米海軍の戦艦から駆逐艦に至る射撃指揮装置を中心とする指揮武器について であり、警備隊が入手し得た資料に基づくもので、今では大戦期後半 〜 大戦直後における米海軍の状況を知る上でも大変貴重なものとなっています。

私の手許にある複製では秘密区分や作成期日などは記されておりませんが、研究課題の 「第一」 に対する答申ですので、当初は他の課題と合わせて1つになっていたのかもしれませんが、これ単独でしかありませんでしたのでわかりません。

いずれにしても、米海軍においてさえとうの昔に無くなった過去の古いものに関するものですので、現在においては秘密でも何でも無い内容です。

とは言っても当時の学生の課題答申ですので、この類の資料は先にご紹介した2つ以上にその使用が限られますので、今となっては海上自衛隊に残っているのかどうか ・・・・ ?


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posted by 桜と錨 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 海上自衛隊の古い史料
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