2020年06月02日

我が師 伊藤茂氏


現役時代に残念ながら直接の御面識の機会はありませんでしたが、私が初級幹部の頃から勝手に自分の師だと思っているお一人に 伊藤茂 氏がおられます。

氏は、海兵71期出身で太平洋戦争において現場の若手将校として戦い抜き、戦後は海上自衛隊に入隊されて何隻もの艦長を経験され、海将補で退職されました。

氏の著作である 「操艦三部作」 は、若年幹部時代にほとんど操艦する機会がなかった私にとって、艦長となった時に “良いコツ”、特に出入港でのアイデアを求めて貪るように読んだものです。

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その操艦三部作に加えて、他にも氏の著作はいくつかありますが、これらも大変おもしろく、かつ船乗りにとっては有意義なものが揃っています。

例えばこのようなものです。

Itou_JO_01_cover_s.jpg

しかしながら、これらのものは現在では、というより私が現役の時でさえ既に、ほとんど海自の部隊などには残っておらず、この貴重な著作を知らない若い後輩達も多いようです。

「操艦三部作」 については、いずれ本家サイトで公開して残していくつもりにしていますが、それ以外についても、やはりキチンと残していきたいと思っているのですが ・・・・

ところが問題は、氏がまだご存命かどうかが判らないことなのです。

そこで、先日海幕総務課で退職幹部自衛官の名簿を管理する担当に問い合わせたのですが、

「 お答えする立場にありません 」

という、海自OBに対してさえ “予想通りの” つれない回答が返ってきました。

(毎年名簿を整理し直して印刷・製本の上、部内関係部署に配布しているのですけどね。)

ご存命ならば百歳近いですが、もし既にご逝去されていれば同期生や水交会などによって海幕へ叙位・叙勲の申請がなされていると思われますが ・・・・ ?

で、氏の著作類はすべて部内資料であり利潤に影響する一般出版物ではありませんので、私の責任において勝手に公開を進めていきたいと思っています。

これは、氏の元々の著作意志を継ぐものと考えるからです。

しかしながら、このようなものを部内向けにディジタル化して海自に提供したとしても、目先の業務にしか頭が回らない海自にとっては、またまた無駄になるだけです。

もし海自若手幹部で、私の本家サイトやこのブログをご覧いただいている方々がおられるとすれば、その方がはるかに良いと思いますし、またこういうことに興味のある一般の方々にとっても参考となると考えます。

もちろん、氏から、あるいは直接の著作権をお持ちの方からご指摘をいただいた場合には、直ちに削除することが前提であることは申し上げるまでもありませんが。

posted by 桜と錨 at 13:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 海軍のこと
この記事へのコメント
伊藤茂さんに関してお知らせしたいことが有ります。メールアドレスなど連絡先をお知らせください。
Posted by 寺部眞人 at 2020年07月01日 17:52
寺部眞人さん、ありがとうございます。

当方のメルアドは本家サイトのトップページ最下段に掲示してございます。

また、本ブログのコメント欄でお知らせいただきましても、管理人の表示確認ステップを入れておりますので、個人情報などの場合は表示しないことも可能です。

よろしくお願いいたします。

Posted by 桜と錨 at 2020年07月01日 19:18
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