2020年05月26日

月刊誌 『丸』 7月号


月刊誌 『丸』 の最新刊 7月号の特集は 『 日本海軍の誇り 軍艦 「長門」 』 です。

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この中で私も次の一稿を書かせてもらいました。

『 栄光の戦艦 「長門」 バトル・リポート 』

ご承知の通り、「長門」 の “艦歴” というのは太平洋戦争におけるものよりも、建造時から 「陸奥」 と並び 「世界の七大戦艦」 として数えられ、また連合艦隊旗艦としても長く努めて、その姿が国民に愛着を持たれてきたごとく、平時におけるその “存在感” にあったといえます。

これに対して、太平洋戦争においては山本五十六を中心とする連合艦隊司令部と軍令部による誤った用兵及び戦争・作戦指導により、他の戦艦群とともに “遊兵化” させてしまい、手の打ちようがなくなった段階に至って無駄に次々と消耗させてしまいました。

これに加えてなんと言っても、「長門」 も 「大和」 などとともにレイテ沖海戦においては第一遊撃部隊司令部の右往左往振りの作戦指揮により折角の機会を無駄にしてしまったといえます。

そしてその最後は横須賀である意味放置されて中破のまま米軍に接収され、ビキニ環礁における 「クロスロード作戦」 で沈んだ訳ですが、これらを振り返ると、「長門」の生涯は戦前の “栄光” と戦時の “悲劇” であったと総括できるかもしれません。

もう書店に並ぶころと思います。 是非店頭で手にとってご覧ください。

posted by 桜と錨 at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 海軍のこと
この記事へのコメント
これは是非読ませていただきます。
前にも申し上げたかと思いますが、「長門」は私の子供時代から好きな艦でした。阿川弘之の「軍艦長門の生涯」など長門の名前が出ていそうな本は読み漁ったものです。
それにしても互角に戦えそうな米戦艦を真珠湾で沈めてしまって、自国の戦艦の活躍の場をなくしてしまうとは、戦艦大好き人間としては返す返すも残念です(>_<)
Posted by キャプ専クック at 2020年05月28日 21:51
キャプ専クックさん、こん**は。

旧本海軍は、海軍としても、そして日本という小国としても、最も不得手な方法で戦争を始めてしまいました。

航空機の発達により、海上航空兵力がいずれは海戦での主力の座につくことになることは間違いなかったのでしょうが、それは1941年の12月のあの段階では決してなかったのです。

そして、真珠湾攻撃はもとより、その後のミッドウェーでの敗戦までの中途半端かつお粗末とさえいえる用兵と作戦指導の結果はご承知のとおりです。

もうその後はいわずもがなで (^_^;

ミッドウェー作戦などは米海軍の現在のドクトリン書の中で、最も不味い例として採り上げられているほどですから。

「長門」 型や 「金剛」 型、そして 「大和」 型を始めとする、連綿として育ててきた戦艦・重巡洋艦という主力艦勢力の有効・有意義な使い方はいくらでもあったはずなのに、ですね。

戦争とは、その時に持てるもの全てを活用するべきものです。 山本五十六による“博打打ち”の感覚での奇をてらう作戦・用兵ではダメだったことは明らかですね。

Posted by 桜と錨 at 2020年05月30日 11:40
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