2019年11月10日

旧海軍の九三式探信儀


本家サイトの今週の更新として、先週の 「八九式探信儀」 に続いて 「九三式探信儀」 についてその旧海軍が作成した公式史料に基づいた詳細データのページを追加公開しました。


前回の 「八九式」 と同様に 「九三式」 についても、ここまでの詳細なものを必要とされる方はそう多くはないと思いますが、これまで一般出版物やネットなどでは出たことがないものであり、また図などは珍しいものですので、これもキチンと残す必要があると思います。

Type93_sonar_model1_01_s.jpg
( 九三式探信儀一型の初期モデルの大要図 )

それに、この 「九三式」 についても 『海軍水雷史』 などの記述では異なるところがあります。

特に 『海軍水雷史』 ではこの 「九三式」 に、送波器の形式をそれまでの 「水晶式 (ランジュバン式)」 から 「磁歪式」 とした 「五型」 があったとされていますが、残された旧海軍の公式史料にはありません。

逆に、例えば昭和18年に記述された『水測関係要録』では次のとおりで、磁歪式の送波器は 「九七式探信儀」 用として開発されたとされています。 また、今回の公開データに使用した旧海軍の公式史料でもそのようになっています。

Suisoku_p34_mod_m.jpg

そして、この磁歪式の送波器を使用した 「三式探信儀」 の開発が昭和18年、制式採用が翌19年であることを考えると、この 「九三式探信儀五型」 というのはかなり疑問が残りますが ・・・・ ?

是非ともその記述根拠を知りたいところです。

posted by 桜と錨 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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