2019年09月18日

『世界の艦船』 10月号増刊


『世界の艦船』 の最新刊は10月号増刊 (通巻910号) は 『アメリカ護衛艦史』 です。

SoW_No910_cover_s.jpg

私も次の一稿を担当させていただきました。

『米護衛艦対潜能力の発達 そのハードとソフト』

ただ、本増刊号で取り扱う米護衛艦の範囲が第2次大戦中から戦後の 「O.H. Perry」 級までと大変に広いものですので、残念ながら紙幅の関係でその全てについてのハードを網羅することが出来ませんでした。

したがって、第2次大戦中のものを中心にして、戦後の代表的なもののサワリをご紹介するので一杯で、さらにソフトについてはほとんど省略せざるを得ませんでした。

大戦中及び戦後の各ソーナーの詳細や、戦後米海軍が開発した唯一の前投兵器である Mk-108 Weapon Alpha や各短魚雷の詳細、それに SFCS と呼ばれる対潜指揮装置の詳細などについては、今後機会があればご紹介していきたいと思います。

また、対潜戦を論ずるには水中音響についての知識が必要になりますし、ソーナーでの探知・識別・追尾についても重要な項目になりますが、これもホンのサワリだけとなってしまいましたことをご了承下さい。

ただし、第2次大戦中の連合国側からする対潜戦については、1946年に米海軍の OEG (Operational Evaluation Group) による素晴らしい研究成果である 『OEG Report No.51 Antisubmarine Warfare in World War II』 と言うのが出ています。

これは既に本家サイトの 『史料展示室』 コーナーにてその原書と邦訳版の全頁を公開しておりますので、是非一度ご覧下さい。

OEG_No51_cover_E_s.JPG


これは現在に至るもこの分野の研究上必須のものの一つで、これをお読みになれば改めて更に付け加える必要は無いほどのものです。

そして、戦後の対潜戦の変遷・発達については、大変に面白い事項も多いのですが、これらについても省かざるを得なかったことは残念です。

また、ソーナーについては、何故実際の潜水艦を目標とするソーナー員の訓練が大切であり、何故ソーナー員の “耳” “音感” が重要なのかもお話ししたいところですが、これだけで一項目が十分に成り立つほどのものですので ・・・・

もう書店に並んでいると思います。 店頭で見かけられた時には是非手にとってご覧下さい。

posted by 桜と錨 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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