2019年08月21日

『世界の艦船』 9月号増刊


『世界の艦船』 の最新刊は9月号増刊 (通巻908号) は 『傑作軍艦アーカイブ G 』 で、『米空母 「ヨークタウン」 級』 です。

SoW_No908_cover_s.jpg

そしていつもどおり、私も 『 メカニズム A 兵 装 』 を担当させていただきました。

更に今回は、これに加えて編集部さんからのご依頼により、次のものも書かせていただきました。

  『 エンタープライズも装備 / VT信管の開発と運用 』

VT信管についてはその名称は有名なものの、案外その実態については知られていないものの一つではないでしょうか?

ただ残念なことに、元の原稿では米海軍のVT信管について第2次大戦直後までの各タイプの写真やデータ、そして基本的な原理などについて図解でその詳細を用意したのですが、残念ながら紙幅の関係で省略せざるを得ませんでした。

これらの取り残し分については、機会を見て本ブログ又は本家サイトの方でご紹介して行きたいと思っています。

ただし、今回の記事の中で、VT信管各タイプの受信感度パターンの一覧図は初出のものと思います。 これを示したものはネットや出版物でも海外のものを含め他に見たことがありませんので。

ちょっと手書きで見難いものですが、米海軍ではVT信管ごとに弾片効果が最大となるようにこの受信感度パターンの試行錯誤を行ってきたことがお判りいただけるでしょう。

また、VT信管も最初の頃の作動の信頼性が低かったことと、まだ部隊配付数が限られていたこともあって、対空射撃においては時限信管との併用であり、かつ当初はその比率は10発に1発程度の使用であったことにも注目していただきたい点であると思います。

対空射撃において、5インチ及び3インチ砲が100%VT信管付となったのは、大戦後、それも暫くしてからのことなのです。

もう書店の店頭には並んでいると思います。 見かけられましたら、是非手にとってご覧ください。

posted by 桜と錨 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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