2019年02月11日

USS Blue Ridge 艦令48年!


横須賀を母港とし、第7艦隊の旗艦を努める揚陸指揮艦 「ブルー・リッジ」 が冬の小樽に寄港したと報じられていました。

https://www.c7f.navy.mil/Media/News/Display/Article/1750788/seventh-fleet-command-ship-uss-blue-ridge-visits-otaru-japan/

考えてみればこの艦、すでに艦令48年を超えていますが、まだまだ元気です。 もちろん常に改修・改造を受けて機器・システムは最新のものを装備する世界最強の指揮・通信能力を保持しています。

そして船体・機関も定評のある横須賀のSRFで整備を受けていますので、まだ当分は現役に留まるのかな、と。

また、司令長官や参謀長、艦長などの居室・公室などは超一流の豪華ホテルも顔負けの広い立派な設備であり、かつドアの外では24時間海兵隊の衛兵が実弾を込めた銃を持って立哨しています。


ところで、ご存じの方もおられるかと思いますが、1967年の 「エイラート」 事件の時、この 「ブルー・リッジ」 は初期の個艦防御システムである BPDMS (Basic Point Defence Missile System) を装備しており、当該事件を受けて IPDMS (Improved PDMS、NSSMS)の開発・装備が始まるまでの間、当面出来る限りの改修が行われ、NTDS プログラムを始めとする ASMD (対艦ミサイル防御) の能力UPが図られました。

その1974年現在での 「Blue Ridge」 の BPDMS の装備状況を示すのが次の図です。


USS_Blueridge_BPDMS_1974_01_s.jpg

(左クリックで拡大表示します)

このシステムの構成、機能、性能と、その米海軍自身の手になる能力評価については、機会があればまた別に詳しくお話しすることとします。


海上自衛隊は当時この状況はもちろん次の NSSMS の情報を入手してこれらを比較検討し、PDMS における ASMD のあるべき姿を追求するべきでしたが、残念ながら全く関心がなく、このため 「はつゆき」 型などは就役時点で既に ASMD の “考え方” において米海軍に大きく水を開けられていました。


posted by 桜と錨 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと
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