2018年09月02日

「大和」 型の船体強度の問題 (1)


先日、「大和ミュージアム」 館長の戸高氏と雑談をしていた時のことです。

私 : 「大和」 と 「武蔵」 の潜水調査の映像を見て、その船体の折れ方が驚くほどよく似ているんですよね。

戸高氏 : それは私も感じたところです。

私 : 被害や沈没の状況が異なり、かつ主砲塔や主砲火薬庫の爆発もなかったのに、両艦とも同じように船体が3つに折れている。 やはり船体構造に問題があったということでは?

戸高氏 : それはあり得ることかもしれません。


さて、私は常々 「大和」 型の船体構造については大きな疑問を持っていたのですが、今回の両艦の潜水調査の映像を見てそれを確信した次第です。


前回の 「主砲塔バーバットの疑問」 でもお話ししましたように、潜水調査から判明した事実は “主砲塔内の徹甲弾も主砲火薬庫の装薬も爆発 (完爆) していない” ということです。

これは両艦の主砲塔バーベット、そしてその内側にある円形支基 (リング・サポート) が綺麗に残っていること、そして分断された砲塔各部の映像からは爆発・火災の跡は見られないことなどが明らかな証拠です。


では、なぜ 「大和」 も 「武蔵」 も同じように3つに折れているのでしょうか? しかも爆発説さえない後部でも。

そうです、これは 「大和」 型の船体構造の問題に帰結されると言えます。

この問題点についてこれから少しお話しをしたいと思います。


( このことは、昨年放映されたNHKさんの 「ドキュメント 戦艦武蔵の最後」 の制作の時にプロデューサーさんには強く申し入れたのですがこれは採用されず、結局 “主砲塔爆発” という一般視聴者に見栄えの良い形に纏められていることはご存じのとおりです。)

(続く)

posted by 桜と錨 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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