2018年08月09日

月刊誌 「丸」 9月号別冊


「丸」 の最新号は9月号の別冊で 『日本の空母 大事典』 です。

Maru_h3009a_cover_s.jpg

私も記事を一つ書かせて貰いました。 題して、

  『 搭載ウェポンのすべて 』

「鳳翔」 に始まる日本の空母に搭載された砲熕兵装を中心として、これに関連する射撃指揮装置や電探 (レーダー) についてもその概要をごく簡単にご紹介しました。

ただ割り当ての紙幅が6頁でしたので、やはり当初の原稿よりはかなり縮小せざるを得ませんでした。 特に各砲熕武器については全てについてその外観図及び代表的な弾種での弾道図、そして主要性能要目表を用意しましたが、ごく一部のもの以外は省略です

例えば弾道図は、旧海軍史料によるものと戦後に米海軍が旧海軍史料に基づいてトレースし直したものの両方を用意しました。

Type98_10cm_HA_comm_01_s.JPG
( 旧海軍資料による例 )

25mm_MG_traj_01_s.JPG
( 戦後米海軍がトレースし直したものの例 )


空母の特集ですから、まあ私の記事のこれがメインにはなりませんので、致し方ないかと (^_^;

ただ、対空火器の最後で述べた射程の話しにはこれを入れた方が判りやすかったと思います。

AA_Weps_Effect_Range_01.JPG

↓ ↓ ↓

AA_Weps_Effect_Range_02.JPG

これをご覧いただけば、欧米の40ミリ機銃などのような25ミリ機銃と127ミリ高角砲の間を埋めるものが日本海軍にはなかったことが良く分かります。 つまり、攻撃態勢に入った雷爆撃機に対して一番美味しいところが抜けていたと。


その他に省略したものの一つに、大戦末期に装備された12糎噴進砲の28連装と同30連装の性能要目表があります。 これについては珍しいかと思いますので、原稿案には入れてあったものをご紹介します。 また後者の30連装が 「海鷹」 に装備されたというのは初めてではないかと。

12cm_rocket_launcher_table_s.JPG

なお、この噴進砲のうち28連装の発射機構について、世間の一部では2弾ずつ14斉射したとされるものがありますが、これは誤りで、記事のとおり手動操作での切り替えによって14発ずつ2回発射するようになっています。 これも細かいことですが、初めて出てくることでしょう。

posted by 桜と錨 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 砲術の話し
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