本家サイトの今週の更新として、先ほど先週に引き続き 『桜と錨の海軍砲戦術史』 中の 『明治40年年代』 のコーナーで 『軍艦の速力』 と 『砲火指揮法』 の2つの項を追加公開しました。
特に後者の 『砲火指揮法』 は元海軍関係者が戦後ものしたものや一般の刊行物ではまず無かったものではないでしょうか?
また 『戦艦及一等巡洋艦砲火指揮通信装置制式』 については明治45年の内令兵第2号で制定されたものは知られていますが、その元となった海軍砲術学校が起案した草案は初出のものと思います。

この 『桜と錨の海軍砲術史』 は旧海軍の砲術家たる用兵者達がどのように考えていたのかをご紹介するものですが、これがあって初めて旧海軍史の全容が充たされるものと考えております。
まだ始まったばかりですが、引き続きお楽しみいただければと思います。