先日江田島の能美にある 「軍艦利根資料館」 の事をお話ししたところです。
その時に当該資料館の維持管理のためのボランティアに若い人達が名乗りを上げてくれているということが出ましたが、この活動が本格的に始まったと言うことで様子を見に行ってきました。
今日は5名くらいの人が参加してくれて、展示されている衣服などの虫干しや展示品の整理などを実施していました。
当該資料館には 「利根」 とは直接関係のない寄贈品なども数多くありますので、できるだけ 「利根」 に絞った本来あるべき姿の展示にしたいと張り切っています。
そして隣接する 「軍艦利根戦没者慰霊碑」 も一緒にしてやっていくと言う話しになったようで、先日周りの草刈りや木々の枝の剪定などを行ったということでした。
私も今日始めて知ったことですが、この慰霊碑は現在では 「利根」 とは全く縁もゆかりもない近くにお住まいの藤本さん (お名前は出しても差し支えないと思います) という方が毎日お花を供えるなど面倒をみていただいているそうです。
ただ、今ではお歳もお歳ですので、今後は若い人に草刈りなどのボランティアで協力してもらえればということで、今回の話しになったとのこと。
保存会の方々も皆さんご高齢でありかつ各地に散らばっておられますので、ここの資料館と慰霊碑は両者とも現在では元々 「利根」 とはこの様な無縁の方々のボランティアに依存しているのが現状です。
その一方で、今日も私がいた僅かの時間でも、結構グループや家族で訪れる人がおられました。
資料館と慰霊碑の維持管理のために今回のようにこの様な若い人達が集まっていただけるのは大変嬉しく、またありがたいことだと思う次第です。
で、その江田島に向かう途中で、秋月にある知る人ぞ知る 「古沢鋼材」 に退役した 「しらね」 が係留されているのが見えましたので、帰りがげにちょっと寄り道してみました。
先日舞鶴沖で空自の標的艦となったようですが、ここに係留されていると言うことはこの後もう一度使うための一時保管なのか、それとも順番待ちでこのままスクラップなのか ・・・・ ?
いずれにしても、退役して人が乗らなくなった船の姿というのは何となく淋しいものがありますね。