2017年07月09日

小論 「加藤友三郎と海軍兵学校」


昨年発足した 「加藤友三郎元帥研究会」 に私も賛同人の一人として加えていただいているところです。

そして同会では最近は時局研究会を開いたり、また facebook の他にHPも開設し、少しずつですが動き始めております。

同会HP : https://katotomosaburo.jimdo.com/
同会facebookページ : https://www.facebook.com/tomosaburo.kato/

私も折角ですからこれを機会に青年将校時代の “鉄砲屋” 友三郎について少し纏めてみたいと思っているところです。

この時代の友三郎については、彼の伝記などでもほとんど触れられたことがありませんので、私の旧海軍の砲術研究の中の明治期に関するものを利用して行くことで考えています。

そこでその本題にかかる前には、やはり友三郎の兵学校 (当初は兵学寮) 入校から海軍少尉に任官して兵学校砲術教授心得になるまでを押さえておくことが必要ですので、この度手始めとしてちょっと纏めてみました。 題して、

「(加藤友三郎と海軍 その1) 加藤友三郎と海軍兵学校」

Tomosaburou_01_p1_s.JPG

A4で僅か10ページのものですが、それでも今まで語られたことのない内容も含んでおります。 というより、これまで兵学校時代の友三郎について書かれたことがありませんので。

一応大先輩の平間洋一氏や、加藤健太郎氏、そして会を主催される大之木小兵衛氏にも既に目を通していただきましたが、概ね好意的な評価をいただいております (^_^)

つきましては、いずれはこれも何らかの形で公表したいと思っておりますが、まだ研究会では会誌を出すところまでいっておりませんし、「水交」 や 「東郷」 などと言ったところとは今のところお付き合いがありませんので ・・・・ ちょっと思案中です (^_^;

そして次の本命の 「友三郎と砲術」 はちょっと長くなりそうですので、完成はいつになりますか。

ただ明治初期から日清戦争のころまでの旧海軍の砲術については黛氏の著作や 「海軍砲術史」 (同刊行会編) でもほとんど触れられておりませんので、その意味においては珍しい内容になるかと思っています。

posted by 桜と錨 at 22:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 海軍のこと
この記事へのコメント
謹啓
 加藤友三郎元帥は日清戦争において防護巡洋艦「吉野」の砲術長を務められましたが、同艦は日清戦争における最有力艦でしたから、太平洋戦争に置き換えれば「大和」砲術長と同じ立場でしょうか。
 「吉野」退艦後は軍政と艦隊幕僚がその履歴の主なところとなりましたので、砲術家としての元帥の功績は「吉野」時代がその殆どを占めるかと思いますが、同時代の資料は少なく、その活躍の足跡は中々見え難いものがあります。
 砲術の専門家であります堤先生のご研究により、その一端が少しでも明らかになります事を、心より期待申上げます。
                                     謹白

追伸:
私、加藤友三郎元帥に私淑し、その研究を生涯の課題としている一私人でございます。



Posted by 岡田俊雄 at 2017年07月11日 19:42
岡田俊雄さん、初めまして。 コメントありがとうございます。

普通は兵学校や青年将校時代などで逸話の一つや二つはあるものですが、友三郎は私の知る限りでは全く出てきません。 後の例の大砲発射事件くらいでしょうか。

よほど真面目で黙々と精を出す気性だったのでしょうね。

明治期の海軍の砲術を担う鉄砲屋としての友三郎を明らかに出来ればと思っています。

貴兄の研究も頑張ってください。

Posted by 桜と錨 at 2017年07月13日 00:55
堤先生
丁寧な返信、恐縮です。
私、加藤友三郎元帥研究会に入会させて頂いてはいるのですが、
関西(兵庫県西宮市)在住の為、中々参会出来ず残念な想いです。
先生の「海軍砲術学校」を拝読しながら学ばせて頂いておりますが、
素人には難解な専門技術を大変解り易く解説頂き、感謝の限りです。
今後共、ご指導の程何卒宜しくお願い申し上げます。

Posted by 岡田俊雄 at 2017年07月16日 06:17
岡田俊雄さん、こん*は。

鉄砲屋の世界に永く浸かっていますとそれが当たり前の感覚になりますので、判り易くお話しするというのはなかなか難しいものですね (^_^; それでも何とか関心のある方々に残していかなければと思って、少しずつですがコツコツとやっています。

気長にお付き合いをお願いいたします。

Posted by 桜と錨 at 2017年07月16日 16:46
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