2017年04月14日

北朝鮮情勢と中露の動静


一昨日、米国の安全保障具現化の方策について述べました。

そして、マスコミも評論家も、やれ MOAB をアフガンで使って誇示して見せたとか、日本に化学弾頭を打ち込まれたらとか、北朝鮮が核実験の徴候を見せたら先制攻撃するとか、こちら側のことばかりで賑やかです。

もちろん米国の現在の対応振りは北朝鮮に対する強力な “抑止力” として作用することは間違いありません。

また、米国が本当に軍事力を行使することも可能性としては十分にあり得ることです。

しかし、もう一つ肝心なことが出て来ないのは何故でしょう?

確かにトランプ大統領のコメントの中で “中国は適切な措置を採ってくれる (はず)” とありました。

では、それは具体的にどういうことでしょう?

米国の先制攻撃を容認し静観する? 経済制裁を強化する?


でもちょっと待って下さい。 中国及びロシアにとって一番困ることは何でしょう?

そうです。 北朝鮮という地勢的な “バッファ” が無くなってしまうことです。

米国による金正恩を標的とした先制攻撃であろうと、内部からの政権転覆であろうと、あるいは他の手段であろうと、それによって北朝鮮という国が崩壊した場合、2千万という飢えた乞食集団が豊かな南へ大移動を始め、半島は大混乱となるでしょう。

そしてその後に半島に誕生するものは、少なくとも親露、親中の国であるとは考えられません。

これを中露、少なくとも今の中国が黙って見過ごすでしょうか? 特に中国は、かつての朝鮮動乱に介入したまま今日まで連合国と休戦状態にある国なのですから。

とすると、可能性のある選択肢として、切っ掛けは米国の先制攻撃であろうと何であろうと、政権が倒れた時、あるいは倒れる直前に、裏から入って北朝鮮を暫定統治する可能性もあり得るわけです。

しかもマスコミを始めとしてこれだけ米国を主体とするこちら側について騒ぎ立て、世界の目がこちらに向いている今、裏側が静か過ぎるのも気になるところです。

もちろん、国際政治の裏の世界は私達には知りようがありませんので、米中、米露がどのように繋がっているのか、あるいは繋がっていないのかは判りません。

しかしながら、可能性の大小はともかくとして、中国 (あるいはロシア) 介入による暫定統治もその “一つのシナリオとして” 皆無とは言えないのではないでしょうか。

posted by 桜と錨 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/179433740
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック