2017年01月19日

邦訳版 ライト著 『With TOGO、東郷とともに』


本ブログでも度々ご紹介しているサイト 『軍艦三笠 考証の記録』 の管理人であるHN 「八坂 八郎」 氏の最新私家本です。

今回は日露戦争に日本側艦船に乗艦して従軍した英国人記者セッピングス・ライト (Seppings Write) がものした 『 With TOGO, the story of seven months' active service under his command 』 の邦訳版で、第1巻として原著の第1章から7章までが収録されています。

内容としては、英国出発から始まって、日本到着時は丁度旅順港閉塞作戦で戦死した広瀬武夫の葬儀の時で、その後連合艦隊の根拠地に向かい、蔚山沖海戦、そしてその後の旅順口封鎖作戦の始まりまでになります。

With_Togo_Yasaka_cover_s.jpg

いつもどおり丁寧な訳出で、大変に読みやすいものとなっております。 そしてなりよりも、著者の記憶違いなどによる地名、艦艇名などの誤りを丹念に調べて訂正が加えられています。

当該書の邦訳版が出版されたことは今までなく、かつ原著も日本ではあまり広く知られているとは言い難いものがあります。

しかしながら、外国人の目で見た日露海戦記であることはもちろん、旅順口封鎖作戦についての見聞であり、また日本海軍の日常を記したものとしても大変に興味のあるものとなっています。

これが今回八坂氏の手によって日本語で読めるようになったのは嬉しいことです。

もちろん原著の方は既に著作権が切れており、インターネットのいくつかのところで公開されていますので、両者を対比しながら読まれるのも面白いと思います。 (古本では8千円〜1万円くらいするようです。 (^_^; )

With_Togo_Wright_orig_cover_s.jpg

八坂氏のサイトでの紹介頁は次のところです。


この邦訳書は昨年11月の 「文学フリマ 東京」 に出品されましたが、まだ余分があるようですので、興味のある方は入手方法など氏のサイトから直接コンタクトをとってみて下さい。 (プロフィール欄からメッセージが送れます。)


posted by 桜と錨 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと
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