2016年05月25日

戦後艦艇の戦闘システム


先日 『世界の艦船』 6月号特集の 『現代の艦隊防空』 記事の所感で “各ハードウェーアの内容について少々物足りない” と書きました。

もちろん、特集そのものが非常に広汎なものであり、かつ月刊誌として他の記事との関係も併せると、紙幅的にこの要求には無理があることは承知の上です。

それはそれで致し方ないことであり、また当該誌で採り上げられたそれぞれの記事も限られた紙幅の中で良く纏められたものであると思います。

しかしながら、これらのハードウェーアの詳細について書かれたものはあまり見当たらないのもまた事実です。

本誌についても、例えば艦載対空ミサイルについてはかつて岩狭源晴氏が24回にわたり連載 (通刊47号〜98号) された 『艦載用対空誘導弾について』 などは一般読者向けとして秀逸の記事であったと思っていますが、その後の続きの話しについては、残念ながらこの連載に匹敵するものは他の執筆者からもいまだに出てきていないといって過言ではないでしょう。

また、本誌の性格からしてあくまでも 「艦船」 が主体であって、例え連載の形を採ったとしても、搭載武器などについて多くの紙幅を割くことには色々な制約があるかもしれません。


で、ではそれならば、と言うことで、本ブログとしてこの戦後艦艇の戦闘システムについてもう少しその詳細を紹介していくのも一つのテーマになるかと。

当然ながら、個々のハードウェーアといっても、それに関係する他のシステムやその運用法、そして戦術思想などの変遷も含めなければ、個々及び全体の意味・意義は見えてこないでしょう。

いつ、どれだけのものを紹介できることになるのか判りませんが、それこそ “気ままに” UPしていければと。

・・・・ こういう ↓ 古い資料をディジタル化しながら、ふと考えた今日この頃 (^_^)

DDG-2_JPTDS_ss.jpg


因みにこのブロック・ダイアグラムにある DDG−TDS (JPTDS) ってご存じでしょうか?

かつて米海軍が初めてミサイル駆逐艦として建造した 「DDG-2 Charls F. Adams」 型のシステムが古くなってきた時、その近代化の一つとしてそれまでのミサイル指揮システム 「WDS」 の換装用として新たに開発したものです。

実はこれ、海上自衛隊が 「あまつかぜ」 の後継艦として建造した 「たちかぜ」 型に 「WES」 という初のディジタル・コンピューターを使った武器指揮システムを導入しましたが、逆に米海軍がこのアイデアを元にして、これにNTDSの機能も含めた形に纏め上げたものなんです。

対空ミサイルについても、それだけでは意味はないのであって、個艦として、部隊としてこういうシステムと組み合わされて初めてその機能・能力が十分かつ有効に発揮できることになります。

こういう話しも含めて紹介していければと思っていますが ・・・・

posted by 桜と錨 at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと
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