2022年01月30日

開戦直後の 『艦艇、特務艦本籍別一覧表』 公開 !


本家サイトで既に昭和20年2月28日現在の 『艦艇、特務艦本籍別一覧表』 を 『海軍法規類集』 コーナーにて公開しておりますが、折角の機会ですのでご参考として、本家サイトの今週の更新として、昭和16年12月31日現在の 『艦艇、特務艦本籍別一覧表』 を追加公開しました。

   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/PDF/S161231_IJN_Ships_Home_mod.pdf
   http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/IJN_houki_main.html

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12月31日現在ですから、ほぼ12月8日開戦時における旧海軍艦艇の本籍別一覧になります。

当然ながら、三菱長崎で建造された 「武蔵」 は昭和17年8月5日に竣工し引き渡されて艦籍に入りましたので、本表にはまだありません。

同じく、昨日話題にしました記事で出ました 「秋津洲」 は昭和17年4月29日ですので、同じく本表にはまだありません。

また、この昭和16年12月31日から昭和20年2月28日までの間の、個々の艦艇の追加、削除については、その全てについて根拠を示してご紹介するのは大変に手間暇のかかることとなりますので、あとはご覧いただく皆さん方でそれぞれの内令をお調いただくことになります。

と言いますのも、太平洋戦争開戦時から終戦時までの旧海軍艦艇の類別等級及び本籍を、その内令を示しつつ一覧としたものは、おそらく存在しないと考えられるからです。 (私はそのようなものを見たことはありませんので)


なお、この昭和16年12月31日現在の当該一覧表は、『内令提要第10版』 の 「追録第10号」 のものですが、アジ歴では 「追録第11号」 の原稿として、この追録第10号の本表の上に修正が加えられたもの、また追録第10号の原稿では同第9号のものの上に修正が加えられたものが公開されており、この追録第10号の正規版は防衛研究所でも保有していないようです。

その意味では、本表は本邦初公開となるものであり、価値があるものと思っています。

posted by 桜と錨 at 13:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2022年01月29日

艦艇等本籍一覧表 補足


武漢コロナで巣ごもり中のところ、逆に週初めにノロウイルスにやられましてダウン中ですが ・・・・


先日、昭和20年2月28日現在の艦艇等の類別等級、本籍別一覧表を本家サイトの 『海軍法規類集』 コーナーでご紹介したところです。

    http://navgunschl.sblo.jp/article/189244193.html

しかしながら、ご覧いただいた方の中には、どうも旧海軍の艦籍、類別等級、本籍について誤解、というか良く理解されていない方がおられるようです。

中には、“その表の選択基準がよく分からない” などと言われる方もおられるようで (^_^;

旧海軍の艦艇の建造、取得時における海軍の艦籍、類別等級、本籍の関係については、本家サイトの 『海軍法規類集』 コーナーにて 『新造軍艦水雷艇ノ帝国艦艇籍ニ入ル時期等ノ件』 として公開しております。

    http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/PDF/T031130_kansensekihennyu.pdf
    http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/IJN_houki_main.html

要するに、

海軍工廠で建造する場合は、艦艇名が決定された時に類別等級表に加えられ、進水日をもって本籍が確定されます。 これら両者は 「内令」 をもって告示されます。 そして、本籍確定をもって帝国軍艦籍に入ったこととなります。

一方で民間造船所での建造や外国での建造、既成艦の購入の場合は、本籍の確定はその授受決了の日、即ち就役日となります。 もちろんこの場合も 「内令」 をもって告示されます。

したがって、例えば、長崎三菱で建造された 「武蔵」 は、昭和17年8月5日付の 「内令第1456号」 により類別等級表に加えられ、同日付の 「内令第1457号」 により本籍が定められております。

つまり、「武蔵」 が旧海軍の艦籍に入った (= 公式に旧海軍の軍艦となった) のがこの日ということです。

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では、戦没したり解役されて日本海軍の艦籍を離れる場合はどうでしょうか ?

これも 「内令」 による類別等級表からの削除と艦籍からの除去をもって告示されます。

例えば、先の昭和20年2月28日現在での類別等級表及び本籍一覧表に 「秋津洲」 などが漏れている、などと言わる方がおられます。

しかしながら、「秋津洲」 は、昭和19年9月23日にコロン湾で米海軍機の空襲により沈没しており、同年11月10日付の 「内令第1247号」 により類別等級表から削除され、「内令第1254号」 により艦籍から除かれております。

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したがって、当然ながら、昭和20年2月28日付の両表には掲載されているわけはありません。

逆に例えば、ミッドウェー海戦で沈んだ 「赤城」 「加賀」 「蒼龍」 「飛龍」 や、捷一号作戦で沈んだ 「武蔵」 などは当該表に載っております。

即ちこれは、この昭和20年2月28日の時点でも、これらの艦艇については類別等級表や艦籍から 「内令」 をもって削除されていなということなのです。

つまり、実際の戦没や解役とは別で、「内令」 をもって告示されて初めて旧海軍における公式なものとなる、ということです。

この点は、旧海軍史について、その艦艇の艦籍、類別等級、本籍などを扱う場合には注意が必要です。

posted by 桜と錨 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2022年01月23日

46/48DDG 『WESの概要』 公開 !


先週に続き、『現代戦講堂』 中の 『資料展示室』 コーナーに、『ミサイル護衛艦 「たちかぜ」 型武器システム』 の第2弾として 『WESの概要』 を公開 しました。

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/17_02_46DDG_WES_Brief.html
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html

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「WES」 (Weapon Entry System) (後に呼称統一のために OYQ−1/2 と改称) とは、初代のミサイル護衛艦 「あまつかぜ」 に装備した古いアナログ計算機を使用したミサイル・システムの指揮管制用である米海軍の WDS (Weapon Direction System) Mk-4 に代わり、46/48DDGに搭載するために、米海軍 (実際にはシステム・デザインのRCA社) の企画・提案によるディジタル計算機を主体とする NTDS (Naval Tactical Data System) の技術を応用した新しい WDS のことです。

( 因みに、本家サイトでもお話ししてありますように、WES は米海軍が DDG−2 クラスの WDS Mk-4 の近代化用に開発した JPTDS を真似たものではなく、順序が逆で、海自の WES の成功を見て米海軍が刺激されてこれを参考として開発したのが JPTDS で、更にその JPTDS の成果を取り入れたものが 「しまかぜ」 と 「はたかぜ」 型2隻の OYQ−4 です。 誤解の無いよう、念のため。)

WES を含むターター・システムは 「特定防衛秘密」 (当時) に指定されており、機器も関係文書類も限られた者 (適確証保有者) のみが取り扱うことができました。

本資料は、まだシステムが開発途中の段階にあった昭和50年に、当時のプログラム業務隊 (PGC) がその関係者の教育用としてRCA社が作成した各種ドキュメント類を基に入門用としてその概要を纏めたもので、具体的な秘密事項に関することは含まれておらず、システムの構成、構造、連接要領、そしてコンソールなどの基本的な簡単な操作方法が記述されたものです。

したがって、本資料そのものは秘密文書に指定されたものではありませんが、システムについては部内一般の隊員は知り得なかったものですので、結果的にその複製の配布は関係者のみに限られたと考えられます。

(と言うより、おそらく取扱い関係者以外が読んでも何のことかは多分理解できなかったでしょう。)

「たちかぜ」 型2隻の 「たちかぜ」 は平成19年に、2番艦の 「あさかぜ」 は翌20年に除籍となっており、これに伴ってこのWESを含むミサイル・システムを搭載する護衛艦は既に無く、搭載したシステムも破棄されてしまっております。

とは言っても、この種のものが海上自衛隊から公開されることはまずありませんし、それに本資料に関することがこれまでネットや出版物などに出たことはありませんので、本邦初公開のものとなるでしょう。

しかも、かつ海上自衛隊の体質からして、本資料が現在ではどこにどれだけ、どの様な形で残されているのかは判りません。 おそらく既に存在しないのではないかと危惧しております。

その意味では、本資料の公開は意味があり、かつ貴重なものであると思っております。

もちろん、一般の方々が本資料だけをお読みになってもほとんど理解できないのではと思います。

今後、機会を見て、先週公開のシステムのブロック図と合わせ、その内容についての具体的なところをお話していきたいと思っていますが ・・・・

posted by 桜と錨 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2022年01月17日

阪神淡路大震災 発災日


今年もあの日が巡ってきました。

あれからもう27年になります。 しかし、あの日からのことは、私にとっても一生忘れることの出来ないものです。


私達現地に進出した海自災害派遣部隊司令部は、半分壊れかかった阪神基地隊庁舎で、僅かな人数で一人何役もこなしつつ、椅子に座ったまま2〜3時間の仮眠がとれるかどうかの日々が続きました。

そして、集まってきた海自派遣部隊の隊員一同と一緒になって、出来る限りのことを一生懸命やったつもりです。

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それでも、いつも、もっと一人でも多くの人を助けられたのではないか? もっと多くの事ができたのではないか? と思い続けています。

あの大震災で、お亡くなりになられた方々、当時被害に遭われた沢山の方々のことを思うと、現地に進出して46日間災害派遣に携わった者として、そう思わずにはいられません。

今では見事に復興した神戸を中心とする阪神地区ですが、今後も益々発展し、市民の皆さん方がご多幸であられますことを祈念して止みません。

posted by 桜と錨 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2022年01月16日

「たちかぜ」 型の武器システム


本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 の 『資料展示室』 に 『ミサイル護衛艦 「たちかぜ」 型武器システム』 のページを追加し、その第1弾としてRCA社が作成した 『46DDG Total Weapon System Diagram』 を公開しました。

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/17_01_46DDG_Wep-Sys_Block.html
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html

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今は無き 「たちかぜ」「あさかぜ」 の武器システムについては、そのミサイル射撃指揮システムである WES(Weapon Entry System、OYQ−1/2) も含めて、今後機会を見てお話ししていくつもりにしております。

今回はその第1弾で、ちょっとこのブロック図だけでは一般の方々にはその具体的なところはお判りいただけないとは思いますが、これまでネットでも一般出版物でも出たことのないものです。

「たちかぜ」 型の武器システム中のミサイル・システムについては、「特定防衛秘密」 (特防) に指定され、その内容については、実機はもちろん関連する図書・文書類の管理も資格認定を受けた特定の者のみが扱ってきました。

しかしながら、ここで公開しますのは 「たちかぜ」 型武器システムのシステム・デザインを担当した米国 RCA 社が作成した解説・教育用資料にあるもので、元々が 「Unclassified」 のものであり、海上自衛隊でもこの複製図は秘密や指定前秘密のものではありませんでした。

とは言っても、システム全体が特防であったことから、本図もその関係者以外に出ることはまず無かったと思います。

「たちかぜ」 型の 「たちかぜ」「あさかぜ」 は除籍になって久しく、そのシステムに関するものも全て破棄されてしまっております。

この種のものが、今後とも海上自衛隊から公表されることはまず考えられませんし、それよりも何よりも、本ブロック図でさえ現在の海上自衛隊に残されているのか、大いに疑問とするところです。

ここに、私のサイトで一般の方々も含めた後世に残していくことに価値があるものと思っております。 永遠の闇に葬られることなど、とんでもないことで。

今後は、機会がありましたら 「たちかぜ」 型の武器システムの詳細についてお話ししていきたいと考えておりますが ・・・・


なお、日本語版 Wikipedia などでは、「さわかぜ」 をこの 「たちかぜ」 型の3番艦としているものが見られますが、ミサイル指揮システム (後に CDS、OYQ−4 と呼ばれるようになる) は、既に本家サイトでお話ししましたように、この 「たちかぜ」 型とは全くの別物で、「はたかぜ」「しまかぜ」 に準ずるものですのでご注意ください。

もちろん、現在では練習艦に種別変更されている 「はたかぜ」「しまかぜ」 もそのうち除籍になるでしょうから、そうなればターター・システムを装備する艦は皆無となりますので、「あまつかぜ」 から続くその詳細についてお話しできるようになるでしょう。

posted by 桜と錨 at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2022年01月14日

巣ごもり継続中!


こちらでは、年明けから武漢コロナの新たな感染者数は1日あたり40〜50名と急増していましたが、一昨日は95名、昨日は何と121名となりました。

もちろん市の公表数など誰も信用しておりませんで、実数はこれの数倍、濃厚接触者になるともうとんでもない数、ということになろうかと。

しかもこれまでもそうでしたが、市は市民の生活に重要な情報である、どの地区で、どのような状況で、というのを全く公表してきておりません。 個人情報を楯にむしろ隠しているのかと。

保育園、学校などの休校状況は別に出していますが、これによれば我が家の直ぐ近くの市立中学などは既に3回目の休校となっています。

当然、校区内に居住するその家族のことを考えると ・・・・

流行りのオミクロン株は比較的年齢層が若く、かつ軽症者又は無症状者が多い、ということが言われておりますが、感染はオミクロン株だけではありませんので、旧市街の人口約8万のところにあってこの状況では、もう街中どこを歩いても、ということになります。

これではとてもではありませんが、街中はもちろん、近くでも外に気軽に出るなどは危な過ぎますので、車で直接乗り付けて用事が終わったらサッと引揚げられ、かつ他の市民とはほとんど近づかなくて済むところ、以外はまずダメです。

ましてや会合・会議などへの参加などとんでもありません。

・・・・ で、仕方がありませんので、相変わらず我が家でニャンコと一緒に巣ごもり継続中です。

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posted by 桜と錨 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2022年01月13日

加藤友三郎元帥 講話パンフレット


「加藤友三郎顕彰会」 を主宰されている小橋秀雄氏から、明日広島の 「広島龍人会」 で講演される際に使用される予定のパンフレットをいただきました。

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友三郎元帥の生涯について20ページに簡潔に纏められたものです。 同講演に参加されない方々でも、友三郎元帥に興味をお持ちの方は入手しておかれても損はないでしょう。


この 「加藤友三郎顕彰会」、小橋氏の努力により地道ながら確実な活動を続けておられます。

呉鎮守府長官時代の中将の制服姿 (細部の考証は少々 “?” ですが) の銅像を建立したから目的を達した、といって 「研究会」 を名乗りながら1年以上放置状態 (というより、未だに会員募集や寄付受付などはそのまま) のところとはかなり違いますね。


なお、友三郎元帥については、私のサイトの次の所で以前の講話でのパワーポイントなどを公開しております。


友三郎の砲術家としての若き日について纏めたものですが、これをお読みいただければ、日露戦争でバルチック艦隊を迎え撃つにあたり、友三郎を連合艦隊司令長官の東郷平八郎の片腕たる参謀長に、そして島村速雄を第2艦隊司令官に据えた適材適所の人事が納得いかれるのではと思います。

posted by 桜と錨 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2022年01月12日

独り言

「ケップガン」 て、ゲップが出る人のこと? (^_^)(^_^)(^_^)

posted by 桜と錨 at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2022年01月09日

米海軍の軍用コンピューターの系譜


Facebook の方で “P−3C のコンピューターもまだコアメモリを使っていたよ” という話題が出ましたので ・・・・

本家サイトの今週の更新として、『現代戦講堂』 中の 『資料展示室』 コーナーに、UNIVAC 社が開発した1956年から74年までの専用の軍用コンピューターの系譜である 『UNIVAC Military Computer Genealogy』 のページを追加公開しました。

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/16_Univac_Military_Computer.html
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/tenji_main.html

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米海軍ではこの後に AN/UYK-43 や AN/UYK-44 に進んだ後、汎用コンピューター(COTS)使用の方向に進んでいます。

これは、システム・プログラムの開発が容易なことと、コンピューターの価格、機能・性能、そしてなによりも演算処理能力の高さの故です。

しかしながら、当時の NTDS (CDS) についてはこの専用の軍用コンピューターについての知識が必要になり、また現在の汎用コンピューターを利用したシステムにおいても、その専用の軍用コンピューターで開発された技術、特徴はシステム・デザインとして維持されてきております。

今回ご紹介する系譜図は、少々古く、かつマイナーなものではありますが、現在までのネットや一般出版物ではまず見られないものですので、この方面に興味のある方々には面白く、かつ有益なものと思います。


まあ、私のサイトは、本当に関心と興味がある方々がご来訪いただければそれで良いので ・・・・

posted by 桜と錨 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2022年01月07日

島根海自OB会会報誌 『海上しまね』 第61号


島根の海自OB有志によるOB会の会報誌 『海上しまね』 の最新号である第61号をいただきました。

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同会は昨年創立30周年を迎えましたが、海上自衛隊の基地の無い島根県において有志OBによる地道ながらも積極的な活動を続けておられます。

海自OBによる全国組織であったはずの 『海上桜美会』 が、現在の 『水交会』 に一方的に合同して消滅してしまったことを思うと、羨ましい限りです。

小さいながらも、いかにも海自OBらしい、大変に好感が持てる組織で、こういう形で島根という地方において勢力的に活動を続けておられるのは素晴らしいことと思います。


なお、今回の第61号においては、一昨年ご逝去された加藤武彦元海将の追悼記事が掲載されていますが、私にとっては、その話の中心である阪神淡路大震災において、当時呉地方総監であられた加藤氏を海上自衛隊災害派遣部隊現地指揮官として、その司令部幕僚としてお仕えしたことは忘れることのできない思い出です。

実に尊敬すべき、良き指揮官でした。

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(現地司令部撤収前夜の慰労会にて)

posted by 桜と錨 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2022年01月06日

「ゆき」 型DD搭載のTDS−3 (OYQ−5)


先にお話ししたとおり、練習艦に種別変更されていた 「せとゆき」 が昨年末の12月24日付で除籍となり、これにて全12隻が建造された 「はつゆき」 (52DD) 型の全てが除籍となりました。

    http://navgunschl.sblo.jp/article/189227287.html

つきましては、これからこの52DD型及び本型が搭載した国産の OYQ−5 (TDS−3) の実態について、あまり、というかほとんど表に出てこなかった種々のことを今後お話ししていきたいと思ってるところです。

その取っ掛かりですが、既にこれまで度々お話ししてきましたように、52DD型というのは、海自の1個群8艦8機体制の構想でその大きな部分を占める汎用護衛艦として計画されたものです。

が、しかしながら、これは海幕の制服を着た能吏と防衛庁の官僚、財務省の小役人達によって、見かけの姿と予算の都合によってその艦型が決まってしまい、この汎用護衛艦に求められるべき本来の姿の検討は真剣になされませんでした。

そして、その52DDの予算要求の段階になって、この先に決まった艦型・システムがさもその本来の検討結果に基づくようなものであるかの屁理屈のペーパーを後付けで作ったのです。

例えば、その搭載する目玉のシステムである TDS−3 (後に、海自艦艇のシステム呼称統一のために OYQ−5 と改称) の保有する機能・能力は、本来あるべき戦術状況に対応するために要求されるものではなく、先に決まってしまった艦型、システムでは “ここまではできる” という屁理屈を、さも本来のあるべき姿のように見せかけるものでした。

その根拠の一例が次の 『52DD型 TDS−3 運用要求書(案)作成上の背景』 という当時海幕のシンクタンク的役割を果たしていたプログラム業務隊によってメイキングされたもので、日付は実に昭和51年11月8日です。

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要するに、海幕が内局や財務省に予算要求する説明資料として、“システムの専門組織であるプログラム業務隊がこう判断・評価したものです” という謳い文句に利用するためのものでした。

この52DDの建造が決まった直ぐ後になって、私はこのシステムに関与してきたのですが、その時から “何でこんな中途半端な艦やシステムを作るのか” と散々騒いだのですが ・・・・ 後の祭りと言うか ・・・・

posted by 桜と錨 at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代戦のこと

2022年01月03日

ノンビリ ・ ダラダラのお正月


老夫婦二人 (と一匹) のお正月、朝はゆっくり起きて、家内お手製の雑煮を食べます。

そして後は、外に出歩かず、我が家でそれぞれダラダラと過ごします。

年越し用に仕入れた 「千福」 をチビチビ飲みながら、ツマミはこれも私の大好物の一つ、タコトンビの燻製です。

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トンビはイカもタコも、白くて柔らかいものが好きなのですが、こちらではなかなか良いのが手に入りませんので、少々硬いですがこの茶色いもので我慢、我慢です。

そしてこれも好物のカニ。

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今年はこのカニが大好きな娘が帰って来ませんでしたので、家内と二人用に冷凍もので我慢、我慢です。

ノンビリ、ダラダラ、で (^_^)

posted by 桜と錨 at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

2022年01月02日

旧海軍の艦艇等の本籍別一覧表


昨年末に本ブログでご紹介しましたとおり、旧海軍の艦艇等の本籍、所管、所属の一覧表については公式資料に法る必要をお話ししました。

    http://navgunschl.sblo.jp/article/189235245.html

新年が明けたばかりですが、本家サイトの更新として、取り敢えず 『海軍法規類集』 に昭和20年2月28日現在の 『艦艇類別等級』、『特務艦類別等級』、そして 『艦艇、特務艦本籍別一覧表』 を追加公開しました。

    http://navgunschl2.sakura.ne.jp/IJN_houki/IJN_houki_main.html

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太平洋戦争開戦時からのものについては、これでほぼ十分かと思います。

これらの史料については、既に防衛研究所からも公開されている内容ですが、今回ご紹介するのはこの防研にあるものとは別のもので、海軍航空本部が所蔵しておりました 『内令提要』 に収録されている、昭和20年2月28日付の同追録第24号により補正・改訂されたものです。

従いまして、アジ歴からネットで公開されている同史料よりは綺麗で解像度も高いものですが、一応独り歩き防止の措置を講じておりますので、どちらでもお好みの方をご覧いただけばよろしいかと思います。

とは言っても、今回公開するものでは、同日以降終戦までに新たに建造された艦艇については当然ながら掲載されておりませんので、今後手が空きましたらこれについて公式史料を纏めてみたいと思っていますが ・・・・

posted by 桜と錨 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 海軍のこと

2022年01月01日

我が家の元旦


我が家では昔から毎年元旦はゆっくり寝ていて、お昼前にやおら起き出すのが習慣です。

で、まずはお茶と干し柿、ミカンで。

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そして、我が家恒例の七福神のお猪口で今年の運勢占いを。

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今年は娘達がオンライン参加で先に開けてしまいましたが、私はダイコクさまでした。

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そして家内との老夫婦二人 (と一匹) のお正月ですので、取り寄せのお節は飾りを兼ねての小さなものにしました。

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このお節とお雑煮、数の子、黒豆をつまみながら千福をチビチビ (グビグビ ?)。

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家内手作りのお雑煮は、味は絶品 (と私は思っていますが) で、これが毎年の楽しみの一つです。

娘達もこのお雑煮が大好きで、今年は帰れないのを残念がっておりました。

posted by 桜と錨 at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに

謹賀新年


明けましておめでとうございます。

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今年こそは何とか武漢コロナが収束して平常の日々が送れるようになり、そして皆様にとって良き一年となりますよう祈念いたします。

今年も本家ブログ共々、よろしくお願いします。


posted by 桜と錨 at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 気ままに