NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、
明後日の2月2日(日)はその第21回目で、第11話 「二〇三高地」 の前編 が放送されます。
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_19.htmlしかしながら、前回の第10話前・後編と同じく、第11話前編としては引き続き海軍関係としては大きな出番はありませんので、上の制作参画所感にもありますように、第10話と同様に44分版のお話では前・後編の2つには区分しておりません。
とはいっても、今回の第21回でもチョコチョコと海軍関係の出番が結構ありますが ・・・・ 残念ながら今回もご紹介できるような良い写真がありません m(_ _)m
ただし、これはご紹介しておくべきでしょう。 本ドラマの中でも出てくるものですね。
私は平成22年 (2010年) に大連を訪れた時に一緒に行った一行で旅順の二〇三高地を見に行きました。 当時は軍事秘密の理由で閉鎖されていた旅順がやっと一般に公開されたとの話が伝わってきましたので、それなら行ってみよう、ということで。

( 現在の Google Earth より )
それでも日程の都合で大連からマイクロバスで往復しても二〇三高地には30分ほどしか滞在する余裕が無かったのですが ・・・・
旅順市街から二〇三高地に向かいますが、旅順市街側から見てもこんな小山だったんですねえ。

(
○ が爾霊山慰霊塔 )
そして一般車両は途中の駐車場まで。 ここから道が2つに分かれていまして、一方は有名な二〇三の慰霊碑までは徒歩で行くか、もう一つは一人100元の指定のマイクロバスで行くか、ということでした。

( 現在の Google Earth より 右上が駐車場 )

( 左が徒歩で行く道で、約15分ほどとのことでした )
一人100元と言うのは当時の中国にしてもべらぼうに高い値段ですが、途中で乃木大将の次男乃木保典少尉が戦死した地にその碑があるとのことで、皆で指定のマイクロバスに乗って見に行くことに。
道の途中に案内板が出ておりまして、そこから徒歩で脇道を少し下ります。
「乃木保典君戦死之所」と言うものですが、碑の下段は後からのもので上段よりは新しいものに見えます。 そして付近一帯は今ではこんな林の中になっています。
まあニ〇三高地を訪れるならここを見ないと、と言うのもですね。
( この碑は元々ここには無かった、あるいは上段の碑の文字が当初のものと異なるので後から新たに作られた?なもの、なので見る価値は無しと言う人もいますが、ではその確たる根拠は? キチンとしたものに基づいたものを見たことが全くありません。)
中国の領土で、しかも旅順の地にあって、今日まで綺麗に保存されて来たことに感心させられます。
さて、今回の第21回はどこまででしたっけ? 実は私はこの第11話の44分版は見ておりません。 元の89分版やその作業CDで十分でしたので (^_^)
『見えま〜す。・・・・』 の超有名なセリフは今回の前編だったですか次週の後編だったでしょうか。
それにしても、児玉源太郎役の高橋英樹さん、良い味出してますねえ。
まさにこの 「坂の上の雲」 における陸軍側のクライマックスであり、後世に残る名ドラマになってます。
プロデューサーや監督、そして出演の役者さん達のみならず、大勢のスタッフさん達の努力の賜物ですね。