2025年05月05日

我が家のニャンコの誕生日 6歳!


我が家のニャンコの小春の誕生日です。 6歳になりました。

保護センターから貰ってきた時に “生後約5ヶ月くらい” と言われましたが、元々が野良猫ですから正確な誕生日は判りませんので、我が家で勝手に今日にしております (^_^)

これまでは毎年家内の手作りのケーキだったのですが、今年はこのGW中に末娘が返ってきてくれて家事などを手伝ってくれており、“私が買いに行ってくる” と近くの洋菓子店へ。

しかしながら、今日は子供の日でもあり、当該洋菓子店では誕生日用までは手が回らないようで、普通の小さなケーキをいくつも。

ついでに、プレートは小春と誕生日祝いが無かった自分用の連名で作ってもらったようです。 ちゃっかりしています。 もちろん当然ながら代金は全て帰ってから私の懐から +α で。

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小春はいまだに成猫用のカリカリのご飯はほとんど食べず、毎日ほぼチュールばかりです。 お腹が空くと餌係の私のところへやって来て催促します。

特に夜は2時半頃、5時頃、そして夜が明けて明るくなった7時半頃、寝ている私の顔をナメナメして起こしてくれます。

とはいっても、6歳、大変に元気で、性格は愛想が少々少ない反面、家中をガリガリやることもなく、オシッコやウンチは必ずキチンと決まった砂箱でやり、大人しくて良いニャンコです。

普段はヨレヨレの老夫婦二人だけですので、まあ手のかからない立派な家族の一員になってくれていますね (^_^

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2025年03月07日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第13話(最終回) 「日本海海戦」 後編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の3月9日(日)はその第26回目で、第13話(最終回) 「日本海海戦」 の後編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_25.html

この第26回は、いよいよこのNHKスペシャルドラマ 「坂の上の雲」 の完結編です。

前回の第25回でのように、明治38年5月27日に敵前大回頭による丁字戦法に持ち込み連合艦隊参謀長加藤友三郎主導による鎮海湾での内筒砲射撃などの猛訓練の成果を遺憾無く発揮してロシアの第2太平洋艦隊をほぼ殲滅させ、翌28日には第3太平洋艦隊の大分を捕獲するなど、連合艦隊は日本海海戦において完勝を成し遂げます。

そして本第26回は、上の私の制作参画所見にあるように、その後の真之と好古の二人を中心とした本ドラマの総纏めとなります。

ただし、連合艦隊は残敵警戒もあって一旦佐世保に寄港しますが、この佐世保で待機中に連合艦隊旗艦たる 「三笠」 が事故により (正確な原因については現在に至るも不詳です) 佐世保港内で爆沈すると言う大事件が生起するのですが、これについてはドラマでは出てきません。

そして10月23日横浜沖で行われた凱旋観艦式についても画面上は出てきません。 恐らく余りにも大規模過ぎて流石のVFXさん達でも描き切れなかったのではと。

そして何と言っても問題なのは 「連合艦隊解散式」 です。

史実としては、明治38年12月20日に戦時編成である連合艦隊が解散となり、ドラマに出てくる解散式はその翌日で、この21日の行事は解散式であると同時に連合艦隊司令長官たる東郷がその職を辞しての退隊式でもありました。

何度も申し上げますが、もしこの解散式関連のシーンだけでも 「記念艦三笠」でロケが出来ていれば (特に加賀元気劇場の 「三笠セット」 には無い後部艦橋構造物から艦尾にかけて) 素晴らしいものになっていたはずですが、残念ながら海上幕僚監部や 「(財)三笠保存会」 は全面協力とは全く言い難い姿勢でしたので ・・・・

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( 記念艦三笠の広い後甲板 )

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( 日本海海戦当時の 「三笠」 の高甲板 )

このため、連合艦隊元首席参謀だった有馬良橘がこの解散式を 「朝日」 の後部艦橋ウィングから見守るシーンは、加賀元気劇場 「三笠セット」 でのロケで、第19回で出てきた現地陸海軍合同作戦会議で陸軍側が 「三笠」 の舷梯を上がってくるシーンの撮影前の段階で撮り終わっており、そして有馬役の加藤雅也氏はこの時 (平成22年5月16日) 早々に撮了でした。

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そして最後の場面で、真之は僅か満49歳の生涯でしたがドラマ上は臨終時ではなく、海軍省の廊下を歩く後ろ姿で、これは江田島の旧海軍兵学校赤レンガの2階でのロケです。 好古が71歳で病床で家族に見守られながらの最期のシーンからするとちょっと寂しかったかと。


ということで、44分版のNHKドラマ 「坂の上の雲」 の全13話、26回の再々放送の完了です。

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2025年02月28日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第13話(最終回) 「日本海海戦」 前編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の3月2日(日)はその第25回目で、第13話(最終回) 「日本海海戦」 の前編 が放送されます。

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日本側 :
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_23.html
ロシア側 :
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_24.html


今回の第25回は、いよいよNHKスペシャルドラマ 『坂の上の雲』 の海軍関係のクライマックスである日本海海戦です。

「信濃丸」 が発見したバルチック艦隊に対して直ちに鎮海湾を出撃した連合艦隊は、対馬海峡沖においてこれを視認、反航態勢で近接しつつ、距離約8千メートルを確認して有名な “敵前大回頭” (俗に言う 「東郷ターン」) を開始して秋山真之が考案して東郷により連合艦隊の基本戦術として採用された 「丁字戦法」 に持ち込もうとするところから始まります。

この第25回の撮影については、上記の日本側とロシア側の2つの私の制作参画所見をご参照いただくこととしますが、申し上げて置かなければならないことは、この東郷の指示による “敵前大回頭” によって、日本海海戦劈頭の第1会戦は実に見事な “丁字戦法の実現” であったということです。

艦に乗ったことの無い、また艦砲射撃を経験したことの無い世の物書きさん達は、この第1会戦の双方の航跡図を見て 「だらだらした並航戦」 であり、“丁字戦法は実現しなかった” とするものがありますが、これは全くの誤りであることを理解していただきたいと思います。

この丁字戦法については、もう少し簡単なものは次のところをご参照いただければと。

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この中の第2部 「日本海海戦」 で一文を書かせていただき、この “敵前大回頭” と “丁字戦法” について解説しております。

http://navgunschl.sblo.jp/article/189542473.html

ただ、司馬氏の原作ではこの丁字戦法の実現については明確に述べられておりませんので、プロデューサーや監督、そしてスタッフの皆さん一同にご説明して、これを頭においていただいてかなり良いところまで作り上げていただきました。

そして、この日本海海戦の場面では、主砲の連装砲は左右両砲の斉射ではなく交互打方であったこと、右舷前部副砲4門による試射 (「試し打方」) を行ったことなど、映画やドラマなどでは始めて明らかになるところを取り入れて貰えました。

これらについては、次の制作参画所見の後書きのところで触れておりますのでご参照ください。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_26.html

また、敵前回頭中の砲撃開始前に、まだ射程には入らない右舷補助砲 (3インチや47ミリ砲) の砲員などを一旦避退させるシーンを映像化したのも初めてのことと思います。

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2025年02月21日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第12話 「敵艦見ゆ」 後編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の2月23日(日)はその第24回目で、第12話 「敵艦見ゆ」 の後編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_21.html

前回の第23回、第12話前編では、旅順のロシア艦隊の壊滅を確認して連合艦隊主力は内地の母港等に帰還し修理や補給を行い、これを終わって各艦ごと佐世保に集結、そして連合艦隊旗艦は一斉に鎮海湾に向かって出港するところまででした。

今回の第24回は、鎮海湾に集結した連合艦隊が参謀長加藤友三郎の主導の下、有名な内筒砲を使用した猛訓練に励むなか、真之を始めとする面々がバルチック艦隊が対馬に来るのか津軽海峡を回るのかの判断で悶々とするところです。

そして明治38年5月27日未明、遂に哨戒中の 「信濃丸」 がこれを発見、緊急信を発信し、「厳島」 経由でこれを 「三笠」 が受信し連合艦隊は鎮海湾を一斉に出港、対馬海峡に向かいます。

ついで、バルチック艦隊を視認した 「三笠」 以下はこれに接近し、有名な “敵前大回頭” を東郷が指示するところまでです。


鎮海湾での内筒砲訓練は、加賀元気劇場の 「三笠セット」 では尾栓など動かすことができるのは副砲と3インチの補助砲が1門ずつであとは固定のものでしたので、役者さん達がそれらしく演技をしてくれ、あとはカメラさんの腕です。

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そして、標的は加賀元気劇場の 「三笠セット」 の脇の駐車場で的の赤旗だけのものに特効さんが命中弾があるように撮ってくれ、あとはCGさんなどが上手くそれらしく作ってくれました。

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シンガポール沖でロジェストヴェンスキーが奉天会戦の報を受けるところは、マルタロケでのロシア艦セットの艦橋内です。

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哨戒中の 「信濃丸」 がバルチック艦隊を発見するシーンは、マルタロケで 「報国丸セット」 を利用したものですが、当該セットには船橋部分がありませんので、サイドなどでの撮影ですが、まあこれだけの雰囲気が出ていれば十分かと。

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そして、バルチック艦隊発見の報を得て連合艦隊は直ちに鎮海湾を出航し対馬海峡での迎撃に向かいます。 この時の連合艦隊司令長官から軍令部長に対する電報に真之が 「天気晴朗なれども波高し」 の一文を付け加えるシーンが出てきます。

この一文の意味するところについて、今日色々なことがネット上や刊行物などで言われていますが、この電報が起案され発信された時刻を考えればその意味するところは明らかでしょう。

   http://navgunschl.sblo.jp/article/36844138.html

旗艦 「三笠」 を含む連合艦隊は直ちに出港準備、合戦準備を行いますが、この場面で特筆すべきは、「三笠」 では余剰の搭載石炭を海中投棄するところと、来るべき決戦に備えて乗員が体を清めて新しい服に着替えるところでしょう。

余剰石炭の投棄では、この ↓ のシーンに続き

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投棄した石炭が海に投げ込まれるシーンはこれだけマルタロケで撮ったものです。

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そして、甲板上の仮設の入浴場のシーンは、私の提案によりスタッフさんも気に入って急遽加賀元気劇場の「三笠セット」で撮影されたものですが、5月とは言えお湯では無く大変に冷たい水で、役者さん達、遂には自棄気味にお互いにバシャバシャ。 でもなかなか雰囲気は出ていると思います (^_^)

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第24回 (第12話後編) の最後は、東郷が右手で取舵回頭を指示するシーンですが、最初渡氏は左に半円を書くようにグルっと手を回してしまったのですが、これは私が右手を左肩くらいの高さで停めるようにお願いしました。

ただ、加賀元気劇場の 「三笠セット」 でも露天艦橋は高くて狭いので、カメラさんは後ろからクレーンに乗って撮ったのですが ・・・・ 確か7回くらいやり直したかと (^_^)

これですね。

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2025年02月14日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第12話 「敵艦見ゆ」 前編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の2月16日(日)はその第23回目で、第12話 「敵艦見ゆ」 の前編 が放送されます。

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https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_20.html

前回の第11話で陸軍関係のクライマックスである203高地の争奪戦でこれを制し、この高地からの観測によって旅順港に立て籠るロシア艦隊を全滅させましたので、いよいよ第12話と第13話が海軍関係の出番です。

とはいっても、今回の第23回でも奉天戦という陸軍関係の出番が続くのですが、 ・・・・

いや〜、それにしても好古役の阿部寛氏、実に良いですね〜 (^_^)

( 阿部氏とは 「坂の上の雲」 の打ち上げの時の2次会で同じテーブルだったのですが、こういう撮影・演技を離れたお酒の場所でも全く偉ぶるようなことのない、性格的にも良い役者さんでした。)

今回の第23回、第12話前編では、旅順のロシア艦隊の壊滅を確認して連合艦隊主力は内地の母港に帰還し修理を行いますが、連合艦隊旗艦たる「三笠」は後部主砲の換装などがあるため母港の舞鶴ではなく呉に入ります。

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この各シーンは、司令長官室が成城、「三笠」艦上は加賀日本劇場でのロケのものですが、それ以外の艦の全容を示すようなところや艦外はすべてCGです。

この後にマダガスカルのノシべに停泊するバルチック艦隊のCGがあり、私の制作参画所感にあるように、マルタロケにおける物売りのシーンが。

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日本に帰還した東郷以下が上京して陛下に拝謁したり、真之は家に戻るシーンはいつもどおり私達にはお呼びがかかりません。 こういう場面に限って小さなところでいつも通り色々あるんですが、まあそれらに気が付かれた方がある時は目をつぶって下さい (^_^;


次いで、修理を終わった連合艦隊の各艦は佐世保に集結、鎮海湾に向け出港していきます。 この出港シーンは熊本・三角で撮った時の人々の見送りシーンにCGを組み合わせたもの。

( 因みに、この 「三笠」 の呉での修理中に、連合艦隊参謀長が島村速雄 (役:舘ひろし氏)(→ 第2艦隊司令官) から加藤友三郎 (役:草刈正雄氏)(第2艦隊参謀長 →)に、「三笠」 砲術長が加藤寛治から安保清種などに替わっています。)

佐世保出港時に 「三笠」 の艦上で軍楽隊が軍艦行進曲 (正しくは行進曲 「軍艦」) を吹奏するシーンは加賀元気劇場のセットで。 地元の小松工業高校ブラスバンド部の皆さん達のボランティア出演なのですが、皆さん現代っ子らしく後ろ頭の髪が少々長いのをまさかここで坊主にしてくれとは言えないので、スタッフさん達が色々細工をしてくれましたがそれでもこれが限度と言うことで ・・・・ (^_^)

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2025年02月07日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第11話 「二〇三高地」 後編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の2月9日(日)はその第22回目で、第11話 「二〇三高地」 の後編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_19.html

同じく、第11話後編としては前編に引き続き海軍関係としては大きな出番はありませんので、上の制作参画所感にもありますように、第10話と同様に44分版のお話では前・後編の2つには区分しておりません。

とはいっても、今回の第22回でもチョコチョコと海軍関係の出番が結構ありますが ・・・・ 残念ながら今回もやはりご紹介できるような良い写真がありません m(_ _)m


今回の第22回、第11話後編では、児玉の指示 (命令) により28センチ榴弾砲の陣地を変換し203高地及び付近のロシア軍堡塁を目標として砲撃、これに呼応して第7師団の残余が12月5日に同高地を占領するシーンです。

これにより、同高地上に上がった者による有名なセリフが出てきます。

「 見えま〜す。 丸見えでありま〜す。 各艦一望の下に収めることができま〜す。」

このシーンは本ドラマでのクライマックスでの名場面になります。 そしてこの俳優さん、実に良い役を貰いましたね。


しかしながら、上の私の制作参画所感でもお話ししたように、公式記録ではこの203高地占領時ではなく、その前の同月2日に第三軍に派遣中の中川海軍少尉がここに登って旅順港内を見下ろし、これを同じく第三軍に派遣中の岩村参謀が同日の午後9時に東郷司令長官に電報で報告しております。

「 中川少尉二〇三南西高地に行き目撃せし処に拠れば同高地は予期せし通り旅順口港内全部残らず瞰制すること得 」

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( 連隊告示第201号(12月2日)の一部 赤線:筆者 )


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( 軍令部編 『明治37、8年海戦史』 より )

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( 平成22年4月の旅順203高地からの眺め )


とは言え、記録上は海軍のものであっても、やはりこのシーンは陸軍のクライマックスとしてこのドラマのようにしておくのが良いでしょうね (^_^)


この203高地からの旅順港の眺めは、やはり何とも言えない感動があります。 この明治37年12月5日 (実際には12月2日) のシーンはまさに歴史上の重大な一コマと言えるでしょう。

そして、付近にはロシア軍の塹壕跡なども残されており、慰霊碑のみならず、203高地は日本人なら是非一度は訪れて散策してみたいところですね。 有名な高崎山も直ぐ近くに見えるには驚きです。

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( ロシア軍の塹壕跡 )

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( 高崎山 )


さて、次回の第12話前編からはいよいよ海軍関係の出番です。

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2025年01月31日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第11話 「二〇三高地」 前編 再々放送


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の2月2日(日)はその第21回目で、第11話 「二〇三高地」 の前編 が放送されます。

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https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_19.html

しかしながら、前回の第10話前・後編と同じく、第11話前編としては引き続き海軍関係としては大きな出番はありませんので、上の制作参画所感にもありますように、第10話と同様に44分版のお話では前・後編の2つには区分しておりません。

とはいっても、今回の第21回でもチョコチョコと海軍関係の出番が結構ありますが ・・・・ 残念ながら今回もご紹介できるような良い写真がありません m(_ _)m

ただし、これはご紹介しておくべきでしょう。 本ドラマの中でも出てくるものですね。

私は平成22年 (2010年) に大連を訪れた時に一緒に行った一行で旅順の二〇三高地を見に行きました。 当時は軍事秘密の理由で閉鎖されていた旅順がやっと一般に公開されたとの話が伝わってきましたので、それなら行ってみよう、ということで。

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( 現在の Google Earth より )

それでも日程の都合で大連からマイクロバスで往復しても二〇三高地には30分ほどしか滞在する余裕が無かったのですが ・・・・

旅順市街から二〇三高地に向かいますが、旅順市街側から見てもこんな小山だったんですねえ。

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が爾霊山慰霊塔 )

そして一般車両は途中の駐車場まで。 ここから道が2つに分かれていまして、一方は有名な二〇三の慰霊碑までは徒歩で行くか、もう一つは一人100元の指定のマイクロバスで行くか、ということでした。

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( 現在の Google Earth より  右上が駐車場 )


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( 左が徒歩で行く道で、約15分ほどとのことでした )

一人100元と言うのは当時の中国にしてもべらぼうに高い値段ですが、途中で乃木大将の次男乃木保典少尉が戦死した地にその碑があるとのことで、皆で指定のマイクロバスに乗って見に行くことに。

道の途中に案内板が出ておりまして、そこから徒歩で脇道を少し下ります。

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「乃木保典君戦死之所」と言うものですが、碑の下段は後からのもので上段よりは新しいものに見えます。 そして付近一帯は今ではこんな林の中になっています。

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まあニ〇三高地を訪れるならここを見ないと、と言うのもですね。

( この碑は元々ここには無かった、あるいは上段の碑の文字が当初のものと異なるので後から新たに作られた?なもの、なので見る価値は無しと言う人もいますが、ではその確たる根拠は? キチンとしたものに基づいたものを見たことが全くありません。)

中国の領土で、しかも旅順の地にあって、今日まで綺麗に保存されて来たことに感心させられます。


さて、今回の第21回はどこまででしたっけ? 実は私はこの第11話の44分版は見ておりません。 元の89分版やその作業CDで十分でしたので (^_^)

『見えま〜す。・・・・』 の超有名なセリフは今回の前編だったですか次週の後編だったでしょうか。

それにしても、児玉源太郎役の高橋英樹さん、良い味出してますねえ。

まさにこの 「坂の上の雲」 における陸軍側のクライマックスであり、後世に残る名ドラマになってます。 

プロデューサーや監督、そして出演の役者さん達のみならず、大勢のスタッフさん達の努力の賜物ですね。

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2025年01月24日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第10話 「旅順総攻撃」 後編 再々放送


残念ながら心身共に絶不調が続いておりますが ・・・・ (^_^;


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、明後日の1月26日(日)はその第20回目で、第10話 「旅順総撃」 の後編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_18.html

しかしながら、前回の第19回の第10話前編と同じく、第10話後編としては引き続き海軍関係としては大きな出番はありませんので、上の制作参画所感にもありますように、44分版のお話では前・後編の2つには区分しておりません。

とはいっても、今回の第20回でもチョコチョコと海軍関係の出番が結構ありますが、残念ながらご紹介できるような良い写真がありません m(_ _)m

また後半の方で、バルチック艦隊がいよいよレーヴェリ軍港を出港するシーンがありますが、バルト海を進撃する場面は全てCGです。 ただし、各艦がたてる海面の波などはVFXさんによる実際のものとの合成です。 この辺はVFXさんはなかなか良い仕事をしていますね。

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今回の第20回の第10話後編は乃木の第三軍による第三次旅順総攻撃、世に有名な白襷隊が出てくるまでですが、いや〜、次の第11話と併せてNHKの「坂の上の雲」では素晴らしい陸戦ドラマになっていますね。

そして乃木 (役 : 柄本明氏) と児玉源太郎 (役 : 高橋英樹氏) の二人をはじめとして陸軍役の皆さん方も良い味を出しておられます。

これを見せられては後の残りの第12話と第13話、特に日本海海戦のシーンも余程頑張らねば、と奮い立たされました次第です。

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2025年01月17日

明後日 NHK 「坂の上の雲」 第10話 「旅順総攻撃」 前編 再々放送


相変わらずしんどいですね (^_^;


NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、いよいよ元々のドラマの第3部で、明後日の1月19日(日)はその第19回目で、第10話 「旅順総攻撃」 の前編 が放送されます。

https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_18.html

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しかしながら、第10話としては海軍関係としては大きな出番はありませんので、上の制作参画所感にもありますように、44分版のお話では前・後編の2つには区分しておりません。

とはいっても、チョコチョコと海軍関係が結構ありますし、これらのロケ時には立ち会っておりますが、残念ながらご紹介できるような良い写真がありません m(_ _)m

ただ、何と言っても今回では 「三笠」 での現地陸海軍合同作戦会議のシーンがありますが、何度も申し上げているとおり、なぜこういう場面で 「記念艦三笠」 の甲板で撮影出来なかったのかと。

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このシーンは加賀・元気劇場の 「三笠セット」 での舷門付近での場面とそれに続く成城・東宝スタジオの 「長官公室セット」 での場面とを繋いだものですが、本 「坂の上の雲」 に出演する陸海軍将官役の錚錚たる男性俳優陣が揃いました。 これはちょっとすごかったですね。

そして今回の第10話前半 (再放送第19回) の海軍関係の最後は、無理矢理内火艇を出して陸軍の説得に行こうとする真之を参謀長の島村 (役 : 舘ひろし氏) が制するシーンですが、島村が真之を投げ飛ばす場面はリハーサルも含めてなかなか面白かったです。 ( 残念ながら写真がありません )


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あれから30年 阪神淡路大震災


今年もこの日が巡ってきました。 そして今年は平成7年の阪神淡路大震災発災の日から30年になります。

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その後東日本大震災や昨年の能登半島沖大震災などが生起し、防衛省も三自衛隊挙げての災害派遣が実施されました。

しかしながら、この30年前の阪神淡路大震災においては、海上自衛隊としての災害派遣の全容さえいまだに海上自衛隊からは一般に公開・公表されることはありません。 おかしなものですね。

犠牲になられた方6千4百名以上、負傷者約4万4千名、住宅の全半壊など30万戸以上、インフラなどの甚大な損壊、それにピーク時には30万名を超える避難者、などなど ・・・・ そしてその数値に現れる以上に、現地で直接見るその惨状は実に目を覆わんばかりでした。 そして満足な暖も無い避難所で不自由な生活を強いられる多くの避難者の方々の姿があったにも関わらず、です。

そこで、昨年、この阪神淡路大震災における海上自衛隊の災害派遣について、現地司令部の作戦幕僚としてこれに当たった者として、この海自災害派遣部隊の派遣詳報の全文を公開しました。

   https://navgunschl2.sakura.ne.jp/Modern_Warfare/Shiryo/22_Hanshin-Awaji_JMSDF_Detail-Rep_H07.html

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そして、当時の私の所感を次のところで公開しております。

   https://navgunschl.sakura.ne.jp/omoi/omoi_015-2.html
   https://navgunschl.sakura.ne.jp/omoi/omoi_015-3.html

また、私の当時の思い出を12回にわたり当ブログにて連載しております。

   http://navgunschl.sblo.jp/article/190118840.html

私は発災の日から48日間、神戸に進出して46日間、海上自衛隊災害派遣部隊司令部作戦幕僚として、集まってきた海自派遣部隊の隊員一同と一緒になって、出来る限りのことを一生懸命やったつもりです。

それでも、今でもいつも、もっと一人でも多くの人を助けられたのではないか? もっと多くの事ができたのではないか? と思い続けています。

あの大震災で、お亡くなりになられた方々、当時被害に遭われた沢山の方々のことを思うと、現地に進出して災害派遣に携わり、その惨状を目のあたりにした者としてそう思わずにはいられません。

神戸は確かに見かけの姿だけは立派に復興してきました。 しかしながら、この時の経験・教訓は決して忘れてはならないものです。

posted by 桜と錨 at 13:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 気ままに