相変わらずしんどいですね (^_^;
NHK総合の44分版の 「坂の上の雲」 ですが、新年開けての2回目は 明後日の1月12日(日)はその第18回目で、第9話 「広瀬、死す」 の後編 が放送されます。
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_16.html
この第9話後編でも、実に様々な場所、時期のロケでのカットが巧みに組み合わされていますが、広瀬の第1次旅順港口閉塞作戦の 「報国丸」 と戦死する第2次閉塞作戦の 「福井丸」 のシーンは元々の本ドラマ第2部の最後でも大きな見せ場の一つとなります。
「報国丸」 と 「福井丸」 のシーンは共に平成21年5月のマルタ・ロケでのものです。
撮影所の浅プールの 「福井丸セット」 を使用したもので、マルタ・ロケ約4週間の前半での撮影でした。
( この様に傾けることができます )
( 因みに、このマルタ・ロケについては、次のところでお話ししておりますので、まだご覧いただいていない方々は是非。 )
https://navgunschl2.sakura.ne.jp/tokusetu/NHK_Sakanouenokumo/NHK_saka_17.html
( 以前 (2011年頃) Google Earth にこのロケセットが写っているものが掲載されていました。 ロケの後半でのもので、中央が 「福井丸セット」 のある浅プール、その左上の陸上に 「スワロフ艦橋セット」 が見えます。)
第1次の 「報国丸」 のシーンはやはりこれでしょう。 広瀬が機関長の栗田大尉に側幕のロシア語を説明するところです。
この側幕は翌朝に旅順港から出てきたボリスが波間に浮かぶこれを見つけるカットですが、ロシア艦は川口のセットですが、この波間に漂うところはこの時のマルタ・ロケでの浅プールでのものです。
そして第2次の 「福井丸」 のシーンは、杉野兵曹を3度にわたり探し回った後、脱出用のカッターに乗艇して戦死する有名な場面でしょう。
船内を捜索するシーンは、平成21年4月の 「記念艦三笠」 でのロケですが、夜間に下甲板で照明を工夫して撮影したものです。
「記念艦三笠」 でのロケは上甲板は一切行われなかった(行えなかった)のですが、逆に通常は非公開になっているこの下甲板をご覧になった一般の方々はほとんどおられないのではと思います。
マルタでのロケではカッターを降ろすところのシーンがありますが、これがなかなか簡単にはいきませんでした (^_^)
そして杉野兵曹の船内捜索を諦めた広瀬がカッターに乗り移り離れた後に敵弾に当たり戦死するところは、このマルタ・ロケでのメインの一つです。
もちろん、この撮影の後に焔や弾着の水柱などCGさん達の手が色々入っています。
広瀬戦死の場面の撮影後に、ロケ後半の主としてロシア側で出演するボリス役のアルチョム・グリゴリエフ氏と記念撮影を。
そしてマルタ・ロケで前半の日本側で出演した皆さんと監督さんで、撮影が終わったところで市内のレストランで打ち上げ。